高齢出産して良かった!出産・子育てで若返るアンチエイジング効果
「アンチエイジング」とは、アンチ=反対・逆行、エイジング=年齢なので、「若返り」とか「-10歳」などという言葉を連想しがちですが、本来は「老化現象をゆっくり進行させる」という意味があります。
老化は自然の摂理ですから、若返りはおろか進行を止める事もできません。しかしスローエイジング(ゆっくり年を取る)の女性は多くいらっしゃいます。
同じ世代なのに若々しい…元気がよくハツラツとしてる…なんて感じた事はありませんか?
高齢出産にはアンチエイジング効果があると大変注目されています。今回は、なぜ高齢出産にはアンチエイジング効果があるのか詳しくご紹介したいと思います。
「高齢出産」 がアンチエイジングになる理由
なぜ高齢出産がアンチエイジングになるのでしょうか。その理由をご説明します。
女性ホルモンが多く分泌されるから
女性の若さを保つ秘密は女性ホルモンにあります。女性ホルモンは主に2種類ありエストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(卵黄ホルモン)があります。
これらの女性ホルモンは、様々な体内機能に関わりますが一番重要な働きが「妊娠・出産」です。
この女性ホルモン、実は妊娠・出産を助けるだけでなく、肌ツヤを良くしたり新陳代謝を良くする働きもあり、自律神経・脳・皮膚・感情にも大きく作用します。
【女性ホルモンの働き】
- 女性らしい体をつくる
- 肌の新陳代謝を高める
- 自律神経を整える
- 精神を安定させる
- 妊娠・出産を助ける など
ただ、この女性ホルモンは年齢と共に減少します。50代くらいになると現れる更年期障害は女性ホルモンの減少が主な原因です。
女性ホルモンが減少すると閉経が起こり、感情の起伏が激しくなったり体調不良に悩まされます。
そのため、同世代の女性が若さを失いつつある年頃に輝きを保つ事ができるのです。
子供に元気をもらえるから
高齢出産は体力が持たない…という意見も確かにあります。しかし、なんだかんだで乗り切れてしまうのが母親というもの。
睡眠不足と慣れない子育てに振り回されつつも、可愛い子供のためならどこからともなく力が湧いてきて頑張れてしまう女性も多いはず。
しかも、子供がいなかった生活よりもメリハリが出ますし、愛しい赤ちゃんを見ていると生きる気力とパワーを貰えますよね。
さらに、子供がいるからこそキレイでいられるというこんな意見も。
子供はママが大好きなので、「ママ、可愛い♡」「ママ大好き!」と歳を重ねるとなかなか言われなくなる言葉を素直に言ってくれるので、気持ち的にも若返るようです。
若さを保つ習慣が身に付くから
妊娠する前はタバコやお酒が当たり前だった女性も、妊娠をきっかけに一切止めたという方も多いでしょう。
そのため、老化が加速する年代にも自然と若さを保つ事ができます。
意識的に若くいたいと思うから
高齢出産をしたお母さんは、子供のためにもずっと若くいたい…と思う方も多いはずです。
子供の友達のお母さんが20代くらいの年下であるとさらにその思いは強くなり、周囲の若いお母さんと歩調を合わせるため、その環境自体が若さが保てるきっかけにもなります。
また子供が将来、学校の参観日で「○○くんのおばあちゃん来てるよ~」なんて言われないように、念入りにエイジングケアをするお母さんも少なくありません。
ストレスを溜め込まない精神力があるから
高齢出産をした30代・40代のお母さんは、20代のお母さんよりも精神的に安定している傾向があります。
仕事や人間関係の中で様々な経験をして思考に柔軟性を持っていたり、充分に自分の自由な時間を過ごしてきた末の出産なので、悔いや迷いなく子育てに集中できるお母さんが多いようです。
そのため、イライラしがちな子育てにもあまりストレスを溜め込むことなく、子供と楽しく生きようとするポジティブシンキングも強いのだと思われます。
長生きしたいと意識するから
また、高齢出産を経験した女性は「長生きしたい」と思う事も多いと言います。
健康への意識が高い事が伺えるデータとして、高齢出産の母親は20代の母親よりも健康診断を受ける頻度が高いと言われています。
さらに、ハーバード大学医学部が行った研究で、高齢出産した女性はそうではない女性に比べて長生きする傾向にある事がわかりました。
理由として考えられるのは、高齢出産をした女性のほうが長生きしようと意識する傾向が強く、意欲的に若さを維持できたからではないかと言われています。
女性ホルモンによる具体的なアンチエイジング効果
では、女性ホルモンが多く分泌する事で起こると言われるアンチエイジング効果とは具体的にどんな変化が現れるのでしょうか。気になるその症状をまとめました。
美肌・美容効果がある
妊娠してから「肌がツヤツヤになった」「シミがなくなった」という高齢出産の妊婦さんもいます。
20代の出産では気づきにくいですが、高齢出産の年齢に入るとその違いが顕著に現れるケースが多いようです。
【エストロゲンの働き】
- 肌の新陳代謝を高めて、正常なターンオーバーを促す
- 角質の水分を保持して肌の潤いを保つ働きがある
- コラーゲン生成を促してシワやたるみを防ぐ働きがある
- 髪のツヤやコシを維持する働きがある など
このような女性ホルモンの働きもありますが、加えて妊娠中は葉酸やビタミン・鉄などの栄養素を積極的に摂る女性が多いと思います。
胎児への影響も考慮し、産婦人科でも葉酸のサプリを勧められるはず。
食事の栄養バランスが良いため美肌効果はさらにアップし、妊娠前よりも肌がツヤツヤでシミやたるみも改善できるケースが多いようです。
【期待できる具体的な美肌効果】
- 乾燥肌が改善して潤いがでる
- 肌のきめが細かくなりツヤがでる
- しみ・そばかすを予防する
- たるみやくすみが改善する
- 髪につややコシがでてくる など
※症状には個人差があります。
健康な体をつくる
女性ホルモンは、自律神経を整え新陳代謝を活発にさせる働きがあります。
自律神経が整うと内臓機能が活発化して便秘の予防に繋がったり、血の巡りが良くなるため冷え性の改善・むくみ予防やデトックス効果も期待できます。
そのため、高齢出産を経験した女性の中には「疲れにくくなって元気が出た」「冷え性が治った」などと体の変化を感じる方も少なくないようです。
【自律神経が整うと現れる効果】
- 新陳代謝が活発化する
- 内臓機能が向上する
- 疲労がたまりにくい
- 血流が良くなる
- 体温が上昇して冷え症が改善しやすい
- 水分代謝が良くなりデトックス効果がある など
反対に、女性ホルモンが減少した場合「骨粗しょう症」に悩む女性が多いようです。
また、女性ホルモンは女性らしさを維持する効果もあるため、セクシーでハリのある体型を保ちやすくもなります。
おばさん体型になりづらく、若々しい姿を維持しやすいのです。
生理との関係は?閉経が遅くなるのかどうかについて
高齢出産をすると、生理が終わる(閉経)が遅くなるということはあるのでしょうか。
実は、「高齢出産により閉経が遅くなる」という説はあくまでも「説」で、科学的に証明されているデータはありません。
また不妊治療を受けていた方は、”排卵誘発剤”の影響で、むしろ閉経が早まる事があるそう。
妊娠をきっかけに若さを取り戻そう!
高齢出産はデメリットも多く乗り越えるにも困難が生じますが、一方で女性にはとっても嬉しいアンチエイジング効果もあります。
さらに、子供は母親に未知のパワーをくれて、幸せや元気を生み出してくれるのも若さの秘訣かもしれません。
高齢出産のアンチエイジング力を使って、ハツラツとした若さを保ちましょう。



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