「保育士になりたい理由は？」志望動機に使える回答例の紹介

保育士の職域は広いですが、最も多い就職先といえば保育園です。そして、就職活動をする上で、必ず考えなくてはいけないのが志望動機です。

今回はその「なぜ保育士になりたいのか」ということにスポットをあてたいと思います。

就職活動をするといっても、新卒の人もいれば、異業種から転職したい人、ブランクのある人など背景はさまざまですよね。それぞれによって、アピールポイントが違います。

回答例を参考に、志望動機の作成に役立ててください！

共通の注意事項！「子どもが好き」だけではダメ

どんな背景の人も「子どもが好き」という気持ちから保育士を目指したはず。しかし、これだけが理由だと物足りない印象を与えてしまいますし、他の人と差をつけることもできません。

一歩リードするためには＋αが必要

なぜ子どもが好きなのか？好きになった経緯を具体的に話すと熱意が伝わります。保育士になりたいと思ったきっかけはみんなそれぞれ違いますよね。

新卒の保育士向け「保育士になりたい理由」回答例4つ

新卒ならではの、フレッシュで意欲的なところをアピールしましょう。新卒の場合は、他に比べる施設がなくクリーンな気持ちで保育業務に全うしてくれる人材なので、採用側も欲しがっています。

昔から子どもに慕われていたから

小さいころから、近所の子どもたちになぜか慕われていて、いつも一緒に遊んでいました。男の子も女の子もどちらもよく慕ってくれました。自分より小さい子どもたちと関わることが楽しくて仕方なかった記憶がずっとあり、その頃から将来は保育士になりたいとずっと思っていました。

憧れだった先生のようになりたいから

自分の通っていた保育園の先生が、優しくて笑顔が素敵で大好きでした。先生が毎日ニコニコし「おはよう」と言ってくれたことが嬉しくて、よく覚えています。大きくなったら私もこんな先生になりたいと思うようになり、憧れだけだった気持ちが年を重ねるうちに本格的な目標になりました。

自分の得意分野を活かせるから

小さいころから、絵をかいたり、工作したりすることが得意でした。友達と外で遊ぶことも好きで、将来は人と関わる仕事に就きたいと思っていました。その中でも、毎日元気で明るい子どもと過ごすことができて、子どもたちに「先生」と呼ばれる保育士に憧れるようになりました。

母親が保育士だから

私の母が保育士をしています。母と一緒に歩いていると、ときどき保護者や子どもと会うことがあってそのときにはいつも誇らしい気分になっていました。忙しいながらも、保育士としてイキイキと働いている母の姿を見て育ってきた私は、気が付けば自然に母親の背中を追いかけ、保育士を志すようになっていました。

異業種からの転職の保育士向け「保育士になりたい理由」回答例2つ

一度別の業界で経験を積んでから、やっぱり保育士になりたい！という異業種からの転職は増えています。

未経験だと、年齢も若くない自分は採用側も躊躇するのでは…と考える必要はありません。 今、保育士不足が懸念されていますよね。保育士業界は売り手市場です！

もっと子どもと密に関わりたいから

もともと子ども服の販売員をしていました。お客様として来てくれる子どもたちに日々癒されていました。次第に子どもたちともっと時間をかけて関わりたいと思うようになり、独学で資格を取得しました。接客業で培ったコミュニケーション力は保育の現場で活かせると自負しています。

資格を活かしたいから

もともと大学で資格を取っていましたが、希望地に保育施設がなかったため、事務員の仕事をしていました。やがて、やっぱりもっと人と関わる仕事がしたいと思い、資格を活かせる保育士になりたいと思いました。パソコンの作業は得意なので、書類作成に役立つと思います。

ブランクのある保育士向け「保育士になりたい理由」回答例2つ

結婚、出産などで一度保育士業界から離れ、子育てが落ち着いたタイミングでまた復帰を考えている場合。

長年保育士をやっていなかったから…と不安にならなくて大丈夫です。筆者の働いていた保育園でも、ブランクがあって久しぶりに保育士業務に就いた先生がたくさんいました。

そして、どの先生も入職直後から活躍されていました！

育児が落ち着いたから

もともと保育士を10年していました。結婚を機に離職し、その後は子育てに専念していましたが、子どもたちも小学生になり落ち着いたので、保育士の仕事に復帰したいと思いました。自分も母親になり、以前保育士をしていた頃よりも保護者の気持ちも理解できるようになっています。子どもだけでなく、保護者の気持ちも大切にする保育をしたいです。

小さい子どもの成長過程に関わりたい

妊娠がきっかけで一度退職しましたが、自分の子どもも大きくなり、また小さい子どもと接したい気持ちが溢れてきました。小さい子どもの成長を見届けられる保育士の仕事が大好きなので、また働きたいと思い、志望しました。

自分の言葉で志望動機を考えよう

いかがでしたか。どこの園を受ける場合でも必ず聞かれる質問なので、事前に自分自身で整理しておく必要があります。アピールポイントを押さえて、オリジナルの文章を考えておきましょう！