保育士や幼稚園教諭はピアノ技能は必要!苦手な人向きの上達法

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2018/10/18

保育士や幼稚園教諭を目指しているけれど、ピアノが弾けなくて悩んでいる…という人は少なくありません。

ピアノが苦手でも保育士や幼稚園教諭になれるのか?日常の業務に求められるレベルはどのくらいなのか?ピアノがうまくなるためのコツはどんなものがあるのか?などについて、気になっているのではないでしょうか。

これらについて、お話をしたいと思います。ピアノが苦手な人は、ぜひ読んでいただきたいです。

保育士試験でピアノは必須でないためか、ピアノが苦手な保育士は意外と多い!

ピアノが得意な人ももちろんいますが、ピアノが苦手という人も意外と多いです。苦手だからといって資格が取れないということはありません!

後述しますが、保育士試験ではピアノが必須ではありません。そのため、資格取得のためだけなら、ピアノの必要性をそこまで感じない人もいるでしょう。

しかし、現場では童謡を弾いたり、弾き歌いしたりとピアノを使う場面があります。

そういった日常の業務に対応するため、ある程度ピアノが弾けた方が良いといえます。一日二日ですぐに上達するものでもないので、早いうちからピアノを練習しておくことをおすすめします。

保育士資格を取得する方法には次のふたつがあります。それぞれどの程度ピアノが必要なのでしょうか?順に説明します。

養成学校を卒業して資格を取得する場合

短期大学、専門学校、大学といった養成学校では、ピアノが必須科目としてカリキュラムに組まれていることでしょう。
避けては通れません。

しかし、入学するまでピアノを触ったことがなかったという初心者も多いので、そこまで苦手意識を持たなくて大丈夫です。

学校の音楽室にはピアノがあり、いつでも練習ができる環境にあります。休み時間や、放課後の時間など授業以外にもピアノを練習する時間を作りましょう。

ピアノが苦手な友達同士で一緒に励まし合いながら練習したり、ピアノが得意な友達に教えてもらったり…学校に通っているからこそできることがあります。この環境を最大限活かしましょう!

保育士試験で保育士資格を取得する場合

保育士資格は、養成学校を卒業する方法以外に、保育士試験を突破することでも取得できます。

先ほどお話したとおり、保育士試験を受験する場合は、ピアノを弾かずとも資格を取得することが可能です。

実技試験は、「音楽表現に関する技術」「造形表現に関する技術」「言語表現に関する技術」の中から2分野を選択します。

「造形表現に関する技術」「言語表現に関する技術」の2分野を選択すれば、ピアノを弾く必要はありません。

また、「音楽表現に関する技術」を選択した場合でも、ピアノではなくアコースティックギター、アコーディオンでの実技試験を受けることができます。

「音楽表現に関する技術」でピアノを選択した場合は、課題曲2曲について、弾き歌いを行います。

弾くだけなら問題なくできたとしても、歌いながら弾くとなると急に難しく感じます。全くの初心者なら、譜面選びの時間も含めてかなり前もって準備しておく必要があります。

教室に通うべき?自宅で練習すべき?生活リズムに合わせて選ぼう

教室に通うべきか、自宅での練習のみにするか迷っている人もいるでしょう。それぞれメリットデメリットがあります。自分の生活スタイルによって決めましょう。

ピアノ教室に通う場合

費用はかかりますが、基礎から学ぶことができるので、早く上達できると言っていいでしょう。

保育学生や現役保育士、現役幼稚園教諭などは勉強や仕事を抱えながら習いに行くことになって大変ですが、早く上達したいなら教室に通うのが一番です。

レッスンに通う場合、教室選びはかなり重要になります。ひとくちにピアノ教室といっても、個人レッスンのところもあれば、グループレッスンのところもあり形態もさまざまですし、先生のレベルもさまざまです。

ひとつだけではなくいくつかの教室を体験してみて、自分に合った教室を選ぶことをおすすめします。

自宅で練習する場合

やはり、ピアノ教室に通うのは、時間や費用の面から考えて、ハードルが高いという人もいるでしょう。そういう人は自宅で練習しましょう。

電子ピアノやキーボードでじゅうぶん練習できます。キーボードは値段も安いですし、場所も取らないのでおすすめです。

できれば、88鍵盤のものを選んでください。あまりに鍵盤の数が少ないと、演奏の幅がどうしても狭まってしまいます。

独学の人向け!ピアノが効率よくうまくなる秘訣

ピアノを練習するうえで、効率よく上達するためのコツがあります。自宅で練習する人向けにこれから紹介したいと思います。どれも簡単にできることなので、試してほしいです!

とにかく毎日ピアノに触れる

ピアノに触れる期間が開けば開くほど、手の動きが鈍くなってしまいます。5分でも10分でも、ピアノに触れて指を動かすことようにしましょう。

指番号を無視しない

指番号とは、音符の下に書いている数字のことをいいます。これは、どの指でどの音を弾けばよいかを示したものになります。

1~5は、親指、人差し指、中指、薬指、小指をそれぞれ意味します。

指番号を無視して、自分の思い通りの指使いにしたくなりがちです。しかし、指番号というのは演奏するうえで指運びがスムーズにできるように考えられています。

途切れることなく流れるように演奏するためには、指示どおりに弾くことが大切です。

音符にルビをつける

譜面を読むのが苦手な人は音符にルビを振りましょう。「ド」「レ」「ミ」と譜面に記していくことで、すぐに弾き始めることができますね。

保育士や幼稚園教諭向けのピアノ伴奏本の中にはルビ付きの楽譜も売っているので、そちらを活用するのもおすすめです。

小節ごと練習する

いきなり最後まで弾こうしても、うまく弾けないものです。小節ごとに繰り返し練習します。弾けるようになったら、次の小節にうつる、という具合に少しずつ進めるのがコツです。

片手ずつ弾く

いきなり両手で弾くのは難しいです。まずは右手だけを練習し、そのあと左手だけを練習する、といった感じで進めるのがおすすめです。

片手ずつがスムーズに惹けるようになったら、初めて両手で弾いてみましょう。

片手ずつなら楽に弾けたのに、両手で合わせると難しい!と感じることもよくあります。弾けるようになるまで何回も繰り返しましょう。

自分の演奏を録音してみる

筆者は子どものころ、ピアノ教室に通っていました。そのときの先生からよく言われていたことがこの方法です。

録音して、改めて自分の演奏を確認することで、その人の演奏のクセが見えてきます。

そして、どういったことを改善すればよいのかの見直しが簡単にでき、結果上達につながります。

この方法で練習し、先生に演奏を聴いてもらうと「録音して練習したでしょう」と気づかれたほどです。とても効率の良い練習法です。

今は携帯電話で簡単に録音できますし、ぜひ試してください!

求められるピアノのレベルは施設によって違う

施設によって、求めるレベルはさまざまです。小規模保育園だと、ピアノを設置していないところもあります。その場合だと、ピアノのスキルは関係ありません。

しかし、歌に力を入れている施設もあるので、その場合は弾けた方が良いです。

一概にこのレベルまでという明確な基準はありませんが、行事の歌や童謡などが弾ければ問題ないといえるでしょう。

やっぱり弾けた方が保育の仕事が楽しくなる!

ピアノが弾けることで、保育の仕事がより楽しくなります。

筆者自身の経験として、外遊びをする予定が急な雨でできない…ということになり、急遽室内遊びに変更することがありました。そのときは、ピアノを弾いてリズム遊びをしたり、みんなで歌を歌って過ごしました。

子どもは音楽に合わせて歌ったり踊ったりが大好きです。

このように、保育の幅がだんぜん広がります!

保育者はプロレベルを求められているわけではないので、気負わなくて大丈夫です!

努力すればするほど必ず上達するので、コツコツ練習を続けてくださいね。

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