ベビーサインとは?実践する際のやり方とメリットデメリット
まだ言葉が理解できず、話す事も出来ず、気に入らないことがあると泣いてばかりの赤ちゃん。そんな赤ちゃんのお世話をしていると、ママもストレスが溜まります。
どうして泣いているの?何がしたいの?赤ちゃんの要求が分かれば育児はぐんとらくになりますよね。
ベビーサインは、言葉の話せない赤ちゃんとコミュニケーションを取るための、画期的な方法です。
この記事の目次
ジェスチャーを使って赤ちゃんとコミュニケーションを取ります
ベビーサインとは、赤ちゃんと意思の疎通を図るために考案されたジェスチャーやハンドサインの総称です。
現在日本では、日本ベビーサイン協会の登録商標になっています。その起源は1990年代のアメリカにあり、育児の新しい形としてブームを呼びました。
日本に登場したのは2000年代に入ってからです。育児のイライラを抱えていたママたちに、赤ちゃんとコミュニケーションを取る方法として歓迎されました。
現在では多くの保育園や教室、書籍やDVDなどでその存在が知られるようになっています。
手の動きを使って赤ちゃんと「会話」します
子供が言葉を覚えて、自由に使えるようになるには時間がかかります。自分の思っていることを口に出せるようになるのはもっと難しいです。
ですが、手指の運動の発達はそれに比べてずっと早くから起こります。生後数か月ごろから、両手を開いたり閉じたりして遊んでいる子もいるでしょう。
ベビーサインは、この初期的な運動を会話に利用しようとしたことから始まりました。簡単な手の動きと、ママやパパの話掛けによって、「意味」を伝えます。
手の動きに意味があることを赤ちゃんが覚えると、赤ちゃんはママやパパが伝えたいこと、そして自分が伝えたいことに気付くのです。
▼ベビーサインを実際にしているママの体験談についてはコチラも参考にしてみて!
ベビーサインを使うことのメリット4つ
ベビーサインを子育てに取り入れる事には、様々なメリットがあります。親子にはたくさんコミュニケーションがあった方がいいのです。
ですが赤ちゃんとでは難しいですよね。ベビーサインは、小さくて無理!と思っていたママと赤ちゃんの心を繋ぐツールになってくれます。
育児ストレスが軽減される効果も!
ベビーサインが最も効果を発揮するのは、子供が何を望んでいるのか表現してくれることにあります。
それまで、ただ泣いているだけで、ミルクが欲しいのか、おやつが欲しいのかおむつが気持ち悪いのか、全く分からないかった子供が、ベビーサインを覚えると変わります。
例えばおむつのベビーサインを覚えてくれると、自分から「おむつが気持ち悪い」と表現してくれるようになりますから。
サインを共有し合うことで、子供がなにをしてほしがって泣いているのかが分かります。子供も、自分の要求が通るようになると次第にぐずらなくなります。
ママのイライラ、赤ちゃんのイライラ両方が軽減すること間違いなしです!
赤ちゃんの世界観を感じることができる!
赤ちゃんとママがいつも同じように感じるとは限りません。
ある形を見た時に、赤ちゃんには○○に見えるけれど、ママには△△に見えるという世界観の違いをベビーサインを通じて垣間見ることができます。
思わず『えーあなたにはそんな風に見えるんだ!』と感心したり笑えたり。
毎日に発見があり、楽しく過ごすことができるようになりますよ。
パパも育児参加しやすくなります
男性であるパパは、出産してすぐ母性に目覚めるママと違って、なかなか父親としての自覚を持てないと言います。
そんなパパがベビーサインを覚えることによって、育児に参加するのが簡単になります。単にあやす事と違って、ベビーサインはコミュニケーションですから。
ママだけでなく、パパと赤ちゃんの心の絆も深まります。パパとしても、自分の送ったサインに対して赤ちゃんが返事のサインを返してくれたら、嬉しいですよね。
こんな風に、サインを送り、赤ちゃんからの返事を受け取ることによって、親子の心が交流するのです。
まだまだ男性の育児参加は問題が多いと言われています。そんな中、ベビーサインを用いることによって、パパでも育児の主役になれるかもしれません。
言語の発達が早くなります
ベビーサインを覚えた赤ちゃんは、言語発達が早くなるというメリットがあります。サインにはそれを交わし合うことで、お互いの思いを相手に伝える目的がありますね。
そのため、ベビーサインを覚えた赤ちゃんには、「自分はこう思っている」「相手に自分のことをこう伝える」というイメージが育っていきます。
これは、後に言語を習得するための重要な下地になります。コミュニケーションの中心は言語ですから、ベビーサインは赤ちゃんに言葉の概念の基礎を作るのです。
いわば、ベビーサインは簡単な手話のような物なのです。手話は手を用いた言語です。手でを使って「会話」をします。
そのため、ベビーサインを習慣にしてすごした赤ちゃんは、早くから言語を覚えやすいのだと言われているのです。
言葉を話さなくなるのでは…?などベビーサインのデメリットについて
サインで会話ができるので、おしゃべりするのが遅くなったり言葉が出なくなるのでは?という部分がデメリットと見られがちです。
この考えは本当なのでしょうか?
むしろおしゃべりな子供になる!?
ベビーサインで人とお話ししている赤ちゃんはサインでずっと人と関わるわけではありません。
成長していくにつれ、もっともっと人とお話ししたいと思った際、サインでなく「話す」という手段の方が便利だと感じ、意欲的に取り組むようになります。
サインをうまく覚えられないことも…焦らず取り組んで!
ベビーサインにもデメリットがあります。それはサインの数が多く、覚えるのが大変だと言うことです。
ママ自身も、たくさんあるサインを全部覚えるのは面倒ですよね。しかも覚えたそれを赤ちゃんも使えるようにしなくてはなりません。
ママが必死になってサインを覚えたのに、赤ちゃんがなかなか使ってくれないと言うこともよくあります。
ベビーサインは、すべての赤ちゃんがマスターできるものではない様です。スムーズに身に着ける子もいれば、どうしても反応してくれない子だっています。
もし、赤ちゃんがなかなかサインを覚えてくれなかったら、けして無理やり教え込もうとしないでください。
赤ちゃんにストレスになるだけですし、ママも余計ストレスが溜まります。サインに頼り過ぎにならないようにするのが、上手な活用のポイントです。
▼ベビーサイン育児のコツについてはコチラも参考にしてみて!
思いを伝えあって、ストレスを解消しましょう
ベビーサインは子育ての新しい形です。言葉以外の方法で、赤ちゃんとコミュニケーションをはかるのですね。
お互いの思いを伝え合うことで、ママも赤ちゃんも日々のストレスを減らせます。意思の疎通は本当に大切なのです。
そのために、ベビーサインを上手に使っていきましょう。簡単な物から覚えて、少しずつ慣れていけるといいですね。
▼ベビーサインの資格取得についてはコチラも参考にしてみて!
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