後悔しない産婦人科の選び方!施設の特徴・立地など選ぶ際のポイント

コメントを見る0
2017/03/15

加工後 shutterstock_187318718
妊娠が判明!喜ぶと同時に、すぐに始めなくてはいけなくなるのが産婦人科選びです。でも、はじめての妊娠の場合、どんなポイントで選べばいいのか分からない方も多いですよね。

ここでは、産婦人科の選び方や、チェックしておきたいポイントをご紹介します!

初めてだから分からない産婦人科探し…「妊娠がわかったらすぐ」取り掛かろう

チェックポイントをご紹介する前に、産婦人科探しの時期について知っておきましょう。一体いつ、産婦人科を決めるべきなのでしょうか。その答えは、「妊娠が分かってすぐ」です。

というのも、人気の産院の場合、妊娠6週や7週で分娩予約が埋まってしまうこともあるからです。自分の考えに合った産婦人科が見つかったのに、予約ができなかった、となってしまうと悲しいですよね。

このページを見ている方は、ちょうど「産婦人科を探したい」と思って調べ始めたタイミングの方が多いのではないでしょうか。

産婦人科を探して決めるタイミングは「今」です!後回しにせず、しっかりリサーチして「今」探して決めてみてくださいね。

自分達のバースプラン(出産計画)を立ててみて紙に書き出し、その内容に沿って考えていくといいですよ。

バースプランの内容の例

  • 出産は自宅近くか里帰り出産かについて
  • 計画分娩が必要かについて
  • 分娩方法
  • 立ち会い出産について
  • カンガルーケアについて
  • 入院する部屋の希望
  • 授乳指導について
  • 入院する部屋の希望(個室か相部屋か)
  • 授乳指導について

そして、何を優先されたいのかの順位付けをしていきましょう。

まずは施設の特徴・対応している分娩方法をチェック!

加工後 shutterstock_272970104
産院の設備や、対応している分娩方法、そして雰囲気は千差万別。まずは、希望するお産ができるように、その施設の特徴をチェックしましょう。

母子同室か母子別室か?

母子同室とは、産後の入院期間中赤ちゃんと同じ部屋で過ごすこと。別室は、赤ちゃんは新生児室などで過ごし、授乳や沐浴指導のときだけママが赤ちゃんのところに行くというスタイルです。

これらの方針は産院で統一されていることが多いため、母子同室を推奨している産院を選ぶと、基本的に産後の生活は赤ちゃんと一緒になります。

同室の場合は早く赤ちゃんのお世話に慣れることができますが、別室の方が入院中にゆっくり休んで体力回復させやすいというメリットも。

それぞれメリット・デメリットがありますので、それを踏まえたうえで、自分の考えに合った産院を選びたいですね。

総合病院か個人病院か?それとも、助産院か?

出産をする場所としては総合病院の産婦人科、産婦人科専門の個人病院、助産院などいくつかのチョイスがありますが、それぞれ特徴があります。特徴を知った上で、どこに通うかを決めたいですね。

総合病院の産婦人科
小児科をはじめとした他の診療科がありますので、赤ちゃんに何かあった場合にすぐ見てもらえることや、NICUがある場合が多い、ママに持病がある場合でも安心できるところが大きなメリットです。
個人病院
さまざまな診療科に対応することは難しいですが、病院ごとに特色を出していることが多いです。入院中の食事が豪華だったり、エステやマッサージが受けられたりすることも。
助産院
少数派ではありますが、なるべく自然に近い形で産みたい、信頼できる人と思い出に残るお産をしたい、という理由でを選ぶ人も少しずつ増えています。
自宅出産

助産師さんが自宅に出向いてくれ、その指導のもとで普段生活している自分のお家で出産するスタイルで 家族でとっておきの時間を共有できます。

いまから70年前まで、日本ではほとんどの出産がこの形で行われていました。陣痛がきてから慌てて移動するという手間がなく、リラックスして出産に臨めます。
 
自宅出産は自己管理がかなり重要になりますし、家族の協力なしには成し遂げることができません。

旦那さんや上の子、一緒に暮らす家族たちと一致団結してみんなで出産したいんだという方には、これほど理想的な場所はないでしょう。

各施設のメリットデメリットなどより詳しい内容はこちらの記事でチェックしてみてくださいね。

▼出産施設別の特徴についてはコチラも参考にしてみて!

それぞれ挙げましたが、地域によっては助産院がない…総合病院が遠い…といった悩みがつきまとう場合もあります。

赤ちゃんの安全を考慮し、自分たちの今の状況を見据えた上でベストな場所を選びましょう。

希望する分娩方法は選べる?無痛分娩は特に選べる所が少ないので注意!

最近で多いのは、無痛分娩を希望する人。ただ、無痛分娩はどこの産婦人科でも扱っているというものではありません。まず、無痛分娩が可能な産婦人科を選ばなくてはなりませんので、気をつけて。

さらに、無痛分娩の費用も場所によって変わってきます。かなり高額になる場合もありますので、産婦人科選びの段階でチェックしておきたいですね。

会い出産ができるかできないかも産院によって違うので、希望する場合は必ず確認を。また、立会い出産ができる施設でも、父親のみの場合と、父親以外も立会いできる場合とあります。

雰囲気・費用は千差万別。自分の理想と近いかチェックしよう

「安全なお産をする」ことを主眼に置いたシンプルな入院期間を過ごせる産婦人科もあれば、入院期間はエステやマッサージ、豪華なお祝い膳が用意されているような高級ホテル並みの産婦人科も。

また、マタニティヨガやベビーマッサージのクラスを提供しているような場所もあります。

基本的には、サービスの多さと料金は比例。どのレベルが心地よく負担がないのか、費用はどれくらいまで許容するか、ご自身に合ったバランスを考えてくださいね。

母乳育児にこだわる?こだわらない?

授乳をはじめる時期なども、産院によって違います。

産後仕事に復帰する場合や、ママの諸事情により、母乳育児でなく混合にするかなど希望によって変わってきますよね。

産院には、母乳の悩みを相談できる「母乳外来」があるところもあります。出産後の経過とともに相談できるので、母乳育児の人には強い味方になります。

自分の希望に合わせて探してみてください。

定期的に通わないといけないから…通いやすさ、立地をチェック!

産婦人科選びをするとき、外せないのが立地を考慮すること。体調の不安定な妊娠中でも定期的に通わなくてはいけませんし、なんといっても陣痛が来たら、すぐに行ける立地であることが求められます。

健診は通いやすいか?立地や混雑状況を見よう

定期的に健診に通うわけですから、「通いやすさ」は重要。たとえば働いている方なら、夜の遅い時間や土曜日でも健診に行ける場所が便利。そして、自宅からの行きやすさと共に、会社からの行きやすさも考えておくと、何かあった場合に便利です。

また、一回の健診で2時間も3時間もかかるような待ち時間の長いところは大変かもしれません。

予約システムの有無や混雑具合などもリサーチしておくと良いですね。

陣痛が来たらすぐに行けるか?目安は30分以内

前述のとおり、会社からの行きやすさも考えておくと良いですが、立地はやはりどちらかというと「自宅に近い」ほうがベスト。

一番考慮したいのは「陣痛が起きたときにどう行くか」。事前にシミュレーションしておきましょう。一般的には、「自宅(もしくは里帰り先)から30分以内で行ける場所」が基本です。

里帰り出産の方は特に注意!検診場所だけでなく、「産む場所」リサーチも

里帰り出産を考えている人は、健診に通う場所とともに、産む場所を探すことも忘れないでくださいね。

人気の産院のなかには、妊娠6~7週の段階で、出産予定日付近の分娩予約がいっぱいになってしまうところもあります。

里帰り先での産む場所リサーチも早めに済ませておきましょう。

お金とサービスについてもチェック!結構変わってくる料金

入院時などのサービスによってお金は本当に変わってきます。

サービスが充実すればするほど高くなります。食事内容やマッサージつきなど、違いや料金を知った上で検討して下さいね。

「出産育児一時金の直接支払制度」に対応しているか?

「出産育児金の直接支払制度」は健保組合が出産した医療機関に直接出産育児一時金を支払う制度です。

この「直接支払制度」に対応していない場合は、退院時に自分で入院、分娩でかかった医療費を支払わなくてはいけません。

入院、分娩費は高額なので急に用意するのは大変です。直接支払制度に対応しているかどうかを確認しておくと安心です。

入院費用は見合っているかどうか?

出産後に入院・分娩でかかった費用から出産育児一時金の42万円を差し引いた金額が、産院に支払う料金になります。

豪華な食事、マッサージなどサービスが充実していればしているほど費用が高くなります。

「個室か大部屋か」でも料金の差額が発生します。自分の希望と金額が見合っているかどうかを良く考えて検討して下さい。

人気度と待ち時間

人気が高い施設や、総合病院などは待つ時間が予約をしていても長くなることが多いです。

妊娠中は通うだけでも大変になります。待ち時間が許容範囲かどうかも考えながら決めてくださいね。

入院中のサービス

ここは産院によって大きく違う点です!

エステがあったり、産後の体のケアの為のはり・灸治療があるところもあります。また、食事はお祝い膳が用意されるところや、豪華な食事内容のところもあります。

このサービスの内容によって料金も大きく変わってきます。

自分がどこまでどのようなことを望むかを考えて選べるといいですね!

里帰り出産の場合の「健診費用の助成」は?

里帰り出産の場合、里帰り先での健診費用を一旦自分で支払ったあと、健診費用の一部が戻ってくる自治体が多いようです。

各自治体によって対応が異なってくるので、必ず自分の住んでいる自治体の窓口で確認をして下さいね。

生の声を知りたいから…口コミや評判をチェック!

立地や分娩方法などである程度産院の絞り込みができたら、口コミや評判もしっかりチェックしておきましょう。やはり、そこで産んだ人、通った人の「生の声」は参考になります。

インターネットで簡単に口コミ検索。ただし、真偽には気を付けて

便利なのはインターネットで、口コミサイトや個人のブログなどをチェックすれば、簡単に生の声を見ることができます。

病院内の設備・雰囲気・費用などをざっくりと知るには便利でしょう。

ただし、インターネットは匿名の場合がほとんどですし、真偽のほどは確実とはいえません。参考程度の利用にとどめるのが大切です。

こちらについては、妊娠前からチェックできるので時間がある時にしておくといいですね。

近くのママさんに聞くのが一番確かな情報を得られる

可能であれば、その地域で小さなお子さんがいるママさんから直接評判を聞くのが一番確かな方法です。ご自身がその地域で出産されていなくても、ママ同士で話される妊娠・出産・育児の情報は何よりも実情に近いからです。

もしも、友人や近所の人で出産経験がある人がいたら、気軽に産婦人科事情を聞いてみましょう。きっと力になってくれるはずです。

とりあえずコンタクトをとってみて、自分との相性をチェック!

加工後 shutterstock_261991445
基本情報を整理して、口コミもチェックしたなら、あとは実際に電話してみたり診察を受けてみたりと、コンタクトを取ってみることが大切です。

事前にホームページなどをチェックしたうえで、聞きたいことを整理しておくと聞きモレがなく質問できます。例えば、下記の項目はとりあえず質問しておくと良いですね。

  • 希望する分娩方法が可能か
  • 母子別室か母子同室か
  • 何人部屋か
  • 実際に出産費用はどのくらいかかるのか
  • 分娩予約はいつごろ埋まるか(まだ予約可能?)

そして、そのときの対応によって、聞きたいことを聞きやすい雰囲気の産院かどうかも分かるはず。

はじめての妊娠なら、やはりコミュニケーションの取りやすい雰囲気の産院の方が、小さな不安も解消しやすく、安心してお産にのぞむことができるためオススメ。聞きにくいこともあれこれ質問してみた方が、自分に合った産院選びができますよ。

すぐ動こう!自分に合った産婦人科を早めに見つけられますように

以上、初めての産婦人科探しのチェックポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。出産は、人生の一大イベント。母子ともに安全に、後悔のないお産をしたいなら、しっかりとリサーチして選ぶのが大切です。

絞り切れないなら、実際に妊娠初期に候補の産院をいくつか受診して先生と会ってみてみても良いかもしれませんね。

自分に合った産院を後悔なく選びたいならオススメの方法です。

しかし、なかなか完璧な産院を探すというのはかなり難しいのかもしれません。もしもパーフェクトなところに出合えなくても「ここならば妥協でOK」というところを探すことも大切です。

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ


マーチについて

MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪