赤ちゃんが泣き止まない時の対処法!原因一つ一つを改善していこう

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2017/09/13

泣いている赤ちゃんとママ

まだ言葉を話せない赤ちゃん。赤ちゃんにとっては、お話すること=泣くことです。だから泣くのは当たり前。

でも、泣き続ける赤ちゃんの相手をするのは、本当に大変ですよね。

何をしてあげたらいいのか分からなくなることもあります。怒れてしまう時もあるし、どこか痛いのかと不安になったりもします。

赤ちゃんが泣く理由は多岐に渡るため、対処法も様々です。たくさんの方法を頭の片隅にいれておけば、役に立つときがきっときます。ぜひ参考にしてくださいね。

お腹をしっかり満たしてあげましょう

  • さっきおっぱいをあげたから。
  • 離乳食を食べたばかりだから。

こんな先入観から赤ちゃんの空腹に気付かずに、泣き続けてしまうことがあります。もしかしてもっと飲みたいのかな…と、なんとなく感じても、あげすぎも良くないかも。

お腹が空いているという選択肢を「なかったこと」にしてしまう場合もあります。

その日の体調や運動量でもお腹の空き具合は変わりますし、特に赤ちゃんは日々急激に成長していくので、飲む量・食べる量も日々増えていきます。

その時々の赤ちゃんの具合に合わせて、食事の量を考えてあげるといいですね。

おっぱいは多めにあげても大丈夫!ただしミルクの場合はあげすぎ注意

母乳は赤ちゃんの飲んだ量を確認するのが難しいです。

ママの体調や食べたものによって、母乳の量も質も変わってきます。また母乳が出なくなっていることに気付いていない場合もあります。

あまり堅苦しく考えずに、欲しそうだからあげてみよう。と臨機応変に対応しましょう。

しかし、ミルクの場合はあげすぎに注意してください。ミルクは与える回数と量から栄養分もバランスよく配合されています。

飲ませすぎは栄養過多になってしまいます。

喉がかわいていそうなら白湯をあげてみたり、口さみしいだけかもしれないので、お口に入れても大丈夫なオモチャやおしゃぶりなどで対応しましょう。

お腹いっぱいで泣き止まないことも…飲ませず別の原因がないか探って!

生後3~4か月までの赤ちゃんは、満腹中枢が発達していません。満腹が分からないのです。

それに、口に触れるものは何でも吸おうとします(吸啜反射)。おっぱいや哺乳瓶が口に触れたら、たとえお腹がいっぱいでも飲んでしまうのです。

お腹がパンパンだったり、飲ませてもすぐ吐いてしまう時は、飲ませないようにしましょう。

泣いたらとりあえず授乳、ではなく、他に泣いている原因はないか探してみましょう。

▼母乳過多の対策についてはコチラも参考にしてみて!

衣服のチェックで泣いている原因を探ろう

赤ちゃんのお肌は大人よりも薄く、敏感です。身に着けているものが汚れていたり、乱れていたりすると、赤ちゃんは不快感から泣いてしまいます。

泣き止まない時は、衣服のチェックを念入りにしてみましょう。

まずはオムツのチェックをしましょう。

赤ちゃんのお肌のために、頻繁にしてあげたいオムツの交換。何度もしていると、細かいチェックがおろそかになりがちです。

おしっこが漏れていて、洋服が濡れているかもしれません。お尻まわりだけでなく背中も確認しましょう。

うんちは背中まで回り込んだり、股の部分にはみ出る事が多いです。うつ伏せにしてあげて、細かくチェックしてあげてください。

おむつかぶれで痛いという可能性もあります。

▼赤ちゃんのおむつかぶれの対策についてはコチラも参考にしてみて!

オムツや洋服は丁寧に着せてあげましょう。

特に慌ててお着替えさせたときは、上手く着れていない事があります。そのせいで動きづらかったり、痛かったりして泣いているときがあります。

オムツがちゃんと上がっていなかったり、前後が逆になっていることが原因で泣くこともありますよ。

肌ざわりも大切です。大人が大丈夫でも、繊細な赤ちゃんのお肌には合わないときがあります。汗や吐き戻したもので気付かない間に汚れてしまっているときもあります。

一度裸にしてあげて、着せる服に汚れはないか、何か付いていないか、素材は大丈夫か、確認しながら丁寧に着せてあげましょう。

お着替えやお風呂のタイミングで、全身のお肌チェックも忘れずに。隠れている部分に虫刺されや汗疹などの肌荒れがあるかもしれません。

それが原因で泣くこともあります。お薬を塗ってあげるなどして対応しましょう。

赤ちゃんのいるお部屋の環境を快適にしてあげましょう。

大人とは感じ方が違う赤ちゃん。赤ちゃんに寄り添った環境づくりが大切です。大人目線でなく、赤ちゃん目線で考えてあげましょう。

洋服を着せすぎているかもしれません。

体温調節が上手くできない赤ちゃんは、暑かったり寒かったりすることで泣いてしまいます。

特に冬は、風邪をひかないようにと厚着をさせがちです。泣いている時は、一枚脱がせてあげましょう。

少し寒いかなと思っても、泣くと体温もあがりますし、涼しくなることで気分が変わり泣き止むときもあります。

基本的に子供は体温が高く、大人のマイナス1枚で良いと言われます。寒くさせてはいけませんが、あまり着せすぎないように注意しましょう。

「まぶしい」「うるさい」を解消してあげましょう。

目や耳も敏感な赤ちゃんは光や音にも敏感です。強い刺激は赤ちゃんを不安にさせます。

お外で眩しそうなら帽子を被らせてあげたり、日傘の中に入れてあげたりしましょう。

室内の場合は、レースのカーテンを閉めてあげたり、部屋の奥の方に赤ちゃんスぺ―スを設けるなどして対応しましょう。

テレビのボリュームが赤ちゃんにとって大きすぎる場合があります。ボリュームを抑えたり、音源から離れた場所に赤ちゃんを移動させましょう。

打ち上げ花火なども赤ちゃんにとっては大きすぎる音のひとつです。近くから見ていて泣き出してしまったときは、抱っこして安心させてあげたり、少し離れたところから鑑賞するといいですね。

また生活音でも、スーパーのビニール袋のシャカシャカ音や物を落としてしまったときの音、つまみ食いの音やスマホの操作音、爪切りの音なんかに反応する赤ちゃんも…。

人と人とが会話している声でも起きちゃったりもしますよ。

寝る姿勢を変えてあげましょう。

まだ寝返りできない赤ちゃんの場合、体勢を変えてあげると泣き止むことがあります。うつ伏せや横向きにしてあげましょう。

そのときに赤ちゃんから目を離さないように注意してください。うつ伏せ寝は危険です。まだ自分で思うように動けない赤ちゃんは、口や鼻が塞がれてしまう事があります。

眠れるように協力してあげましょう。

眠いのに眠れない、と言った感じで泣き続けることがあります。眠いなら寝たらいいのに…と思ってしまいますね。

赤ちゃんは眠りに就くこともまだ上手くできないのです。大人が上手くサポートしてあげましょう。

抱っこせずに見守る時間も必要です。

赤ちゃんが泣きだすと、すぐ抱っこしてあげたくなるのが親心。でも、眠い赤ちゃんにとっては抱っこが刺激となって寝られずに、泣き続けてしまうことがあります。

泣いたらすぐに抱っこするのではなく、見守ってあげる時間を作ってみましょう。

そのとき部屋を少し暗くしてあげたり、静かにしてあげるなどして、寝やすい環境を作ってあげるといいでしょう。

放置をするわけではありません。30分ほど様子を見ても眠れないようなら、抱っこしてあげてくださいね。

赤ちゃんが良い睡眠をとれるようにしましょう。

生活リズムが出来ていると、精神が安定して泣き続けることが減ります。

一日の流れが決まっていると、赤ちゃんのストレス軽減にもつながって、良く寝られるようになります。

睡眠不足は情緒不安定を引き起こし、そうなるとよく泣くようになってしまいます。
  • 絵本を読む
  • 子守歌を歌ってあげる
  • お茶を飲む
  • 歯を磨く
なんでもいいので、寝る前にはコレをする。という決まったものがあると、眠りに入りやすくなります。寝具やぬいぐるみなど、その子専用の睡眠グッズを用意すると、落ち着いて寝られることがあるようです。

自我の芽生える生後4か月から4歳くらいまでの子とは、昼間にたくさんスキンシップを取りましょう。

ゲームやテレビに育児を任せっきりにしてしまうと、脳の我慢を司る部分(前頭葉)の発達が遅れて、不安や不満をおさえられず、夜泣きをするようになります。

▼子守歌におすすめの童謡についてはコチラも参考にしてみて!

お腹の中の環境に近づけてあげましょう。

生まれてすぐの赤ちゃんは、お腹の中から外へ出て、環境がガラリと変わったことを不安に感じています。

胎内環境に近い状態を作ってあげて、赤ちゃんを落ち着かせてあげましょう。

優しく揺らしてあげましょう。

羊水の中でゆらゆら揺れていたときを再現するには、バウンサーがいいでしょう。揺れるラックもいいですね。

ただし、絶対に強く揺すってはいけません。あくまで優しく、ゆらゆらしてあげてください。

もちろん抱っこでゆらゆらもいいですが、通常の抱き方でなく、横向きやうつ伏せなどいつもとちがう抱っこの仕方でゆらゆらしてあげると泣き止む時があります。

そのときは喉や口をふさがないように、首の安定にも気を付けながら行ってください。

おくるみなどで包んであげましょう。

狭いお腹の中の状態を再現するように、おくるみやタオルなどで全身を包んであげましょう。スリングもいいですね。

ただ抱っこするのではなく、包んだ状態で抱っこして優しく揺らしてあげると安心して泣き止みます。

胸の上にタオルをおいてあげるだけで落ち着く事もあります。適度な圧迫感が不安な赤ちゃんを落ち着かせてくれます。

胎児のときに聞いた音を再現してあげましょう。

赤ちゃんが聞くと泣き止む音があります。胎内で聞こえる音に近いからだと言われています。泣き止まない時に聞かせると、ピタッと泣き止むときがありますよ。

  • ビニル袋のシャカシャカした音
  • ドライヤーの音
  • テレビの砂嵐やラジオのノイズ
  • 掃除機
  • 有名なCMメロディー(タケモトピアノ)

このほかにも、お腹の中にいるときにママが良く聞いていた音楽や、心音が聞こえるオモチャ、泣き止むアプリや動画なども効果的です。

いろいろ試して好みの音を探してみるのもいいですね。

退屈を解消してあげましょう

生後4か月を過ぎると自我が芽生え、退屈で泣き出すことがあります。いろんな物に対する興味も出てきます。

その子の性格にあった気分転換を探して、赤ちゃんの興味を満たしてあげましょう。

ドライブやお散歩で気分転換をしましょう。

車に乗ればすぐ泣き止む子がいます。どんどん変わる景色が刺激になっているのでしょう。チャイルドシートが苦手な子は、ベビーカーや乳母車でお散歩もいいですね。

ずっと室内の生活から少しずつ外に出て、子供の世界を広げてあげましょう。

少しでも外にでると、赤ちゃんは疲れて良く眠ってくれます。良く寝て良く遊ぶことは精神安定の面でも良い事ですね。

赤ちゃん用のアロマオイルがあります。

香りも赤ちゃんの嗅覚を刺激して、良い気分転換になります。ママの好きな香りなら、一緒に楽しめますね。

た、アロマオイルは刺激が強いので、赤ちゃんに使用するには注意が必要です。用法や容量を良く確認してから使用してください。

赤ちゃん用のアロマオイルなら安心して使えるので、そちらを使うのもいいですね。

体調不良かもしれません。

明らかにいつもと違う泣き方をしていたら、どこか具合が悪いのかもしれません。注意深く観察して、必要であれば病院へ相談してください。

ゲップ・便秘は解消してあげられます。

ゲップが出なくて胸が苦しかったり、便秘でお腹が苦しかったりして泣くことは良くあることです。

ゲップは一度出てもまだ出したい場合があります。便秘はホームケアもできますが、あまりひどい場合は病院へ相談しましょう。

▼赤ちゃんの便秘の原因についてはコチラも参考にしてみて!

熱の出る直前に泣き続けることがあります。

風邪などで熱が出る30分くらい前から泣き出すことがあります。

検温はもちろん、顔色や食欲、便の状態などを確認しながら、様子をみましょう。

熱が出そうだからと急いで病院へ行く必要はありません。心配しすぎず、不要な外出は控えるなどして対応しましょう。

30分以上ひどく泣き続ける場合は病院へ。

精神的なことが原因で泣き続ける場合は、30分も泣けば疲れて眠ってしまいます。

何をしても泣き止まないときは、泣きたいんだなと思うことにして、少し離れて見守りましょう。

しかし、30分以上赤ちゃんを放置することはネグレクト(育児放棄)となり、赤ちゃんの心にも体にも悪影響を及ぼします。

抱っこしてもお腹を満たしても…など考えられる対処をしても泣き止まず30分以上激しく泣き続ける場合は、体のどこかに異常を感じている可能性が高いです。すぐ病院へ相談しましょう。

▼子供の発熱についてはコチラも参考にしてみて!

赤ちゃんが泣いてもママは笑顔でいられるように

24時間休むことなく毎日育児をするママにとって、赤ちゃんが泣いている時間は本当につらいものです。

黄昏泣き(3か月コリック)のように、泣き続ける原因が分かっていない事もあります。育児をしていると、そんなお手上げ状態が何度もおとずれます。

『赤ちゃんは泣くのが当たり前。泣いてもいいよ!』そんな気持ちで居られるように、ママ自身の心と体を大切にすることを忘れないでください。深呼吸してみるだけでもちょっと落ち着けると思いますよ。

ママの笑顔が子供の一番の精神安定剤になります。

▼黄昏泣きについてはコチラも参考にしてみて!

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