何を与えたらいい?幼児期のおやつの役割を正しく理解しましょう

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2015/02/04

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生後一歳を過ぎて一日三回の離乳食にも慣れてくると、おやつが必要になってきます。まだ歯が生え揃わず、噛む事が十分にできない幼児は、消化機能も未熟でたくさんの量を一度に食べることができません。

そこで、三回の食事では補いきれない栄養素やエネルギーをとる目的で、おやつが登場します。おやつが「第四の食事」とも言われるのは、このためなのです。

おやつの種類はどんなものがいいの?

おやつと聞いて思い浮かべるのは、チョコレートやクッキーなど甘くて美味しいお菓子ではありませんか?

幼児の場合は、それが違ってきます。「第四の食事」ですので、軽い食事と考えるようです。できれば、炭水化物やたんぱく質、ビタミンやミネラルを補えるものが理想的です。

わざわざ手作りする必要はありません

三度の食事を用意するのに手一杯なのに、おやつも食事の一つとして用意しなくてはいけないの・・・?と、ママのため息が聞こえてきそうです。

そんな心配はご無用です。三度の食事と同様、栄養バランスを考えて手作りできるのが理想ですが、家事に育児にと毎日を大変忙しく過ごされているママです。できる限り、賢く上手に手を抜きましょう。

例えば、子供が朝食や昼食時に残した、手のつけていないパンやバナナもそのままおやつになります。

食事の用意をする際に、おやつ用に小さなおにぎりを作っておくのもいいでしょう。三度の食事ほど、神経質に考える必要はありません。食事で主食がとれていれば、果物でもいいと思います。

ママがおやつに食べる焼き芋を、分け合って一緒に食べるのもいいですね。

今は、幼児用の栄養機能補助食品が数多く市販されています。子供の年齢にふさわしいか、糖分や脂肪分にも注意すれば、たまにそれらを利用するのもいいと思います。キャラクターものだと子供も喜びますし、外出時には携帯できて便利ですね。

おやつの量はどのくらい?

つい、食事で補いきれない分をおやつでとろうと食べ過ぎてしまうと、後の食事に響いたり、カロリーの取り過ぎの原因にもなります。一日のエネルギー摂取量の1~2割をおやつで補うのが理想です。

一歳児のおやつの量の目安

子供が実際に食べる量には個人差があり、大人と同じく、その日の気分や体調によっても変わってきます。

以下は、おおよその目安として参考にしてください。

  • ご飯なら、40g(小さなおにぎり2個ぐらい)
  • 食パンなら、8枚切の1/3枚
  • さつまいもなら、40g~50g(1/5本ぐらい)
  • バナナなら、1/4本
  • りんごなら、1/10個
  • みかんなら、1/3個
  • 牛乳なら、50~80ml

これぐらいが適量とされています。

幼児期は、親が正しくコントロールしましょう

子供の頃は、おやつの時間が楽しみだったママも多くいらっしゃると思います。クッキーやチョコレートなど、甘くて美味しいお菓子が食べられるお楽しみの時間でしたよね。ですが、幼児期はおやつの意味合いが違うので、甘いお菓子が食べられるのはもう少し先のお楽しみです。

一般的にあまり好ましくないおやつとしては、

  • チョコレート
  • 生クリームなどのケーキ
  • 飴、キャラメル
  • クッキー
  • スナック菓子

などが挙げられています。

これらは子供がもう少し大きくなって、歯磨きがしっかりできるようになってから与えたいものです。子供はやがて成長し、幼稚園や保育園に入園すると友達ができて一緒に遊ぶようになります。おやつを食べる機会も増え、親の目も届かなくなります。

食べるな、とは言いません。大人の私でもおやつは好きで、甘いお菓子もよく食べます。せめて、子供の身体が作られていくこの大事な幼児期の間は、親が正しく判断して与えてあげたいと思うのです。

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