妊婦は防寒で安産に繋げよう!冬に体を冷やさないためのグッズ
冷えは万病の元といいますが、体を冷やしていいことはありません。どんな人でもあてはまりますが、特に妊婦さんには大切なことです。
妊娠中にお腹を冷やしてしまうと、胎児にもよくない影響が多々あります。最悪出産の時のトラブルになってしまうことも。
そうならないためにも冬は体をしっかり温めて、体の血行が良くなるように気を付けたいですよね。おすすめの防寒法を紹介します。
冬場の冷えを防ぐことで安産に繋げる
冬は気温が低くなって体を冷やしやすく、体温が下がってしまいます。更にママの体は赤ちゃんを授かっていることから血流が悪くなりがちです。
赤ちゃんがどんどん大きくなって内臓を圧迫するので、血管を押し戻されて血液の流れが悪くなってしまうのです。
血流が悪くなると基礎代謝の量も落ちてしまします。基礎代謝量が落ちると体が脂肪を熱に変えるエネルギーの量も減ってしまいます。
そこに加えて気温が下がるので、ちょっと油断するとすぐ体が冷えてしまいます。妊娠中に体が冷えると、次の様な事が起こりやすくなります。
- ママのつわりが酷くなる
- 足がつりやすくなる
- 赤ちゃんが切迫早産、流産になりやすい
- 赤ちゃん逆子になりやすい
流産や早産は特に心配です。それを防ぐためにも、家に居ても外出の時もしっかりと温かい恰好をすることが重要になって来ます。
冷えを防ぐための防寒グッズ5点
冷えを防ぐにはとにかく暖かい服装をすること!そこで先輩ママさんの意見も取り入れながら、冬場にどのような防寒グッズを使用するのがいいか見て行きます。
- カイロ
- 冬場に暖をとるにはこれが一番です。今は張れるカイロが主流になっているのでお腹や足にもはれて便利ですね。
このカイロを張る場所なのですが、意外にも仙骨というおしりの骨がおすすめ。体の中心部分にある骨なのです。
ここを温めることで効率よく体温を上げられるようです。もともと冷え症な方にはおすすめです。
- 腹帯
- お腹が大きくなってくると、それを支えるために腹帯を巻きますよね。ガードルタイプの物から腹巻タイプのものといろいろな種類があります。
腹帯も冬場はお腹を冷やさないための必需品です。特に下腹部を温めることは大切です。丹田と言って、漢方の考え方で気の巡りの中心に当たります。
腹巻を使って丹田を温めることでお腹の中の赤ちゃんが冷えることを防ぐのにも繋がります。
- 重ね履きソックス
- 冷え性対策のために愛用している女性が多いです。3枚から4枚の薄手の靴下を重ね履きする方法で、中には絹地のものを使用することもあります。
絹地のものは肌触りもよく、重ねて履いていて圧迫感がありません。重ね履きソックスで足元を温めることで、体を巡る血を温めることが出来ます。
- あったかマタニティパンツ
- お腹周りのゆったりとした、暖かいフリース素材のパンツです。防寒とともに素材が柔らかいので窮屈さがありません。
お腹が大きくなってきたときの衣服ストレス解消に役立ってくれます。部屋着やパジャマとして、腹巻、カイロとともに使用すると更に効果が高まるでしょう。
マタニティウェアのお店で購入できます。ユニクロやGUでも大きなサイズのパンツを買えば、臨月まで充分対応できます。
- マフラー、レッグウォーマー、手袋
- 首、と名の付く場所を温めることは冷えに対して効果的だと言われています。そこで、冬場外出する際はこれらの3点を必ず準備しましょう。
マフラーは太い血管やリンパ腺が通っている首を温めてくれるので必需品です。同じくレッグウォーマーや手袋も足首、手首を温めることに効果的です。
タイツやレギンスでも同じように下半身を温める効果が期待できますよ。外の冷たい風に当たっても体が冷えません。
免疫力を落とさないためのおすすめ食材
体温が下がると体の免疫も落ちてしまいます。特に妊娠中はお母さんの免疫力が赤ちゃんの体へ注ぎ込まれていますから、免疫が落ちて風邪を引きやすくなっています。
そのため、体を温めて免疫を落とさないような食事の工夫も大切です。妊娠中、冬場に取りたい食品の中には
- しょうが
- にんじん
- レバー
- ホウレンソウ
などです。しょうがは体を温めてくれる食品の代表格です。ですが加熱しすぎるとその効果が失しなわれます。
お味噌汁を食べる直前に入れたり、すりおろして生姜湯にするのがおすすめです。またにんじんやホウレンソウにふくまれるビタミン類は風邪への抵抗力を高めてくれます。
このような食材を、暖かい料理にして摂取することで、体を温め免疫を高めてくれます。レバーが苦手と言う方は焼き鳥の砂肝でも近い効果がありますよ。
冷えは妊婦の大敵!服装や食べ物で上手に対処しましょう
冬は体を冷やしやすい季節です。妊婦さんの体が冷えてしまうと、お腹の赤ちゃんへ良くない影響が多々あります。
冷えは血流の悪さを招くので、血の巡りが悪くなると胎児に送られる血液の量も少なくなって発育が妨げられるのです。
最悪の場合は流産や切迫早産になってしまうこともあります。そうならないために、服装や食べ物、室温を工夫することによって体の冷えを防ぎたいですね。
ベストなのは寒い日にあまり外出しないことなのですが、妊娠していても買い物などでどうしても外出しなくてはならないことがあります。
そんな時には温かいコートやマタニティ服を着て、お腹周りを冷やさないように気を付けてください。
また、リラックスタイムとして入浴や足湯を取り入れるのもいいですね。
防寒方法を駆使して寒い冬を乗り切りましょう。暖かくなって赤ちゃんに出会えることを楽しみにしながら。