出産準備!哺乳瓶の選び方も大切。赤ちゃんに合ったものを選ぼう

コメントを見る1
2017/08/31

哺乳瓶を使って授乳している様子

今や哺乳瓶の種類も様々。国産の物もあれば、海外のブランドメーカーの物まで。それぞれの商品は、こだわりもいろいろ。形も大きさも様々です。

「ミルクが飲めればいい。」と思いがちの哺乳瓶ですが、赤ちゃんやママによってベストな哺乳瓶は様々。

たとえ完全母乳であっても、お湯やお茶・果汁を飲ませるために1本は持っておきたい哺乳瓶。たくさんの種類の中から選ぶ際のこだわりたいポイントは一体どこでしょうか?

ここでは、哺乳瓶の上手な選び方のポイントをお伝えします。.

哺乳瓶の選びでまず注目する3つのポイント

加工後 shutterstock_94395295

哺乳瓶選びを始める上で、まずどこから比較したら良いでしょうか?哺乳瓶選びをする上で、注目しておきたいポイントは3つあります。

  • 瓶の素材
  • 瓶のサイズ
  • 乳首(二プル)の素材や形状

この3つのポイントを抑えて選ぶことで、哺乳瓶は選びやすくなります。

哺乳瓶の素材は大きく分けて2種類。「瓶」または「プラスチック」

哺乳瓶の素材によって、利便性が変わってきます。

例えば、赤ちゃんにミルクをあげる際、温度はとても大切なポイントです。70℃以上の温度で調乳し、人肌程度の温度まで下げて赤ちゃんにようやく飲ませる事ができます。

赤ちゃんが泣いていると結構焦る工程ですが、これも哺乳瓶の素材によって冷めやすいかどうか?が変わってきます。

重さや耐久性なども素材によって変わってきます。それぞれの素材のメリットとデメリットを知って選ぶと、用途に合わせて便利に使う事ができます。

劣化しづらく衛生的なガラズ素材

ガラス素材の哺乳瓶は、耐熱性となっていて煮沸消毒もできるようになっています。透明感があり、昔から使われているタイプになります。

メリット
ガラス製の素材は、洗いやすいのがメリットです。傷がつきにくいので、衛生面に優れています。

熱にも強いので、熱消毒による劣化がしづらいのがメリットです。プラスチックより比較的長く衛生的に使う事ができます。

また熱伝導率が高いのもメリットです。70℃以上の温度で調乳したミルクを適温に冷ますのに、プラスチック製の哺乳瓶より早く冷ます事ができます。

透明感があるので、おいしそうに見えるのもメリットの一つです。

デメリット
ガラス素材は、「重め」というのがデメリットです。外出先で持ち運びをする際、やはり重いと荷物になってしまいます。

また赤ちゃんが少し成長してから、一人で持てるようになった時、重めのガラス素材は赤ちゃんにとっては負担になる事も。

また、落としたら割れる可能性があるので、ママが取り扱う時も赤ちゃんが持つときも、取り扱いには注意が必要です。

割れにくく軽量が魅力なプラスチック素材(ポリプロピレン)

プラスチック素材でよく使用されるポリプロピレンは、軽量性や割れにくい特徴があり、用途によっては大変便利です。

赤ちゃんが今後哺乳瓶を一人で持つようになったら、安心して扱う事が出来る素材になります。

メリット
瓶に比べると軽いのがメリットです。万が一落としてしまっても割れる心配がないので、外出用の持ち運びとしては便利な素材になります。

赤ちゃんが自分で持てる様になった時にも、1人で持たせることができる重さで、割れる心配がなく、安心して哺乳瓶を手渡す事ができます。

また瓶よりも保温性があるので、少し時間がたってから飲ませたい場合はあえてプラスチックに入れるというのも良いかと思います。

子供が少し大きくなってきたころ、私が外出をする時には、熱い湯をあえてプラスチックの哺乳瓶に入れて、保温バッグに入れ持ち歩いていました。

プラスチックの哺乳瓶にお湯を入れておくことで、外出先で水分補給をさせたい頃に適温の湯冷ましができていたので、大変便利でした。

デメリット
プラスチック製のデメリットは、臭いや傷がつきやすい点です。

ママの中には、プラスチック容器は独特な臭いが残りやすく、気になるという方もいます。

また、ガラス素材に比べて傷がつきやすいので、汚れやすく雑菌も付きやすいのがデメリットです。また過剰な熱に弱い面があり、劣化しやすく変色しやすいという弱点もあります。

調乳したミルクを適温に冷ますまでに時間が掛かってしまうのもデメリットで、赤ちゃんが急にミルクを欲しがってしまう時には、焦ってしまう事も。

もしも赤ちゃんのミルク時間が予想できるようであれば、焦らない為にも前もって、準備を始める必要があります。

瓶とプラスチックの良いとこどり!進化した新しい素材

ガラス素材や従来のプラスチック素材には、それぞれメリットもあればデメリットもあります。一長一短というところでしょうか。

ですから、シーンによって使い分けているママも多かったように思います。

そんなママの悩みを解決すべく、最近では、ガラス素材や従来のプラスチック製素材のメリットを兼ね備えた、新しい素材の哺乳瓶が出てきています。

トライタン(Tritan)
従来のプラスチック製哺乳瓶は、劣化しやすいのが特徴でしたが、トライタンは衝撃に強く、劣化しづらい頼もしい素材です。

超軽量でしなやか。さらに弾力性もあって割れにくいのが特徴で、大変持ち運びにも便利です。

ガラスの様な透明感や光沢があるので、見た目も美しく、人体への影響が懸念されるような物質も使用されていません。

ただ耐熱温度が110℃で、電子レンジ消毒ができないというデメリットや、ミルクを適温に冷ますまでに時間が掛かってしまうというデメリットがあります。
ポリフェニルサルホン(PPSU)
ポリフェニルサルホンは、超軽量の高級プラスチックです。耐熱性温度が180℃と、熱に強いのが特徴です。

プラスチックなのに、熱消毒をしても劣化しづらいという面はママにとっても嬉しいポイントですね。

また、高い耐衝撃性を持っているので持ち運びも大変便利です。環境ホルモンを含まないのもメリットの一つと言えるでしょう。

ただ値段が少し高めというのがデメリットで、ミルクが冷めるまでにやや時間が掛かってしまうのも考慮しておきたい点の一つです。

用途や月齢に合わせてサイズを変えよう

売られている哺乳瓶のサイズ展開はメーカーによって異なりますが、主に小さい哺乳瓶だと、80ml~大きな哺乳瓶であれば240mlまで作れるもが売られています。

哺乳瓶販売メーカーのサイズ展開を調べてみると、ピジョンであれば 120ml 160ml 200ml 240mlの哺乳瓶が売られています。

また、コンビの場合は、100ml 120ml 160ml 200ml 240ml。 ドクターベッタであれば80ml 120ml 150ml 240mlのサイズがありました。

哺乳瓶のサイズは、用途や月齢に合わせて使い分けをすると便利です。

赤ちゃんが完全粉ミルクの場合の目安量
月齢 1回の目安
半月 80ml
半月~1ヶ月 100ml
1ヶ月~2ヶ月 140ml
2ヶ月~3ヶ月 160ml
3ヶ月~4ヶ月 200ml
4ヶ月~12ヶ月 200~220

もちろんすべてのサイズの哺乳瓶を購入しても構いませんが、全ての月数に対応できる哺乳瓶のみあれば、問題なくミルクをあげる事はできます。

それ故、多くのママが120mlや160mlまで調乳できる小さい哺乳瓶と、最大240mlまで作ることができる哺乳瓶にサイズをしぼって購入するようです。

哺乳瓶は、完全母乳か?混合か?それとも、粉ミルクだけなのか?によっても、選ぶものが変わってきます。

一見あっという間に使用できなくなってしまうように感じる、120mlまで目盛りが付いている小さな哺乳瓶も、お茶や果汁などを飲む際に使用するのは、大変便利です。

離乳食が始まる頃に飲みだす、フォローアップミルク・薬を飲む際にも哺乳瓶を使用しますので、完全母乳のママも240mlの哺乳瓶は1本持っておくと便利です。

哺乳瓶は、乳首(二プル)でも飲みやすさが変わる

乳首は、赤ちゃんが直接お口でくわえる部分になります。各メーカーが、ママのおっぱいで母乳を飲むときに口の動きを研究して、近いものを作っています。

ママのおっぱいの感触とちがったり、お口にフィットしなかったり。また、素材の臭いや味によっても赤ちゃんが嫌がってしまう事があります。

あまりに飲む時間が早かったリ遅い場合は、赤ちゃんのお口に乳首のサイズや穴の形があっていない。という可能性も。

合わない乳首を使うと、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がってしまうこともあるので、注意が必要です。

赤ちゃんがスムーズに哺乳瓶に慣れてくれるためにも、乳首の選びは大切なポイントになります。

素材

乳首の素材は、主に「天然ゴム」「イソプレンゴム」「シリコンゴム」になります。素材によっては、熱に弱く熱消毒の際に劣化しやすいというものもあります。

感触や臭いによって、赤ちゃんが嫌がる事があるので注意が必要です。あまりに赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる場合、乳首の素材の臭いや感触が原因かもしれません。

素材も乳首選びの大切なポイントなので、合わない場合は素材を変えてみるのも一つの方法です。

穴の形

穴の形には、3つあります。丸い穴の「丸穴」アルファベットの「Y」のような「スリーカット」そして、アルファベットの「X」の様な「クロスカット」です。

成長に合わせて変える事で、お口のトレーニングを促します。10分~15分という飲み時間の目安に合わせ、成長と共に穴の形を変えていきましょう。

乳首の穴の数は、通常1もしくは2つが一般的です。 しかし、中には吸う力が弱い赤ちゃんのために、穴が3つの乳首もあります。

選ぶなら、ママや赤ちゃんにとって便利なものを!

加工後 shutterstock_203433562

選び基準は、ママや赤ちゃんにとって扱いやつく、使いやすいものを選ぶという事が大切です。

基本的な3つのポイントを抑えたうえで、「洗浄方法」や「メーカー」「形」にもこだわってみましょう。

洗浄や消毒は何かと負担作業。洗いやすい哺乳瓶がおススメ

洗いやすいかどうか?は大切なポイントの一つです。清潔に保つ必要がある哺乳瓶。

毎日使う哺乳瓶だからこそ、洗う時間や消毒に時間はあまりかけたくない!というママも多いと思います。

そんなママは、できるだけ複雑な形の哺乳瓶よりもシンプルな形で洗いやすい哺乳瓶を選ぶようにすると便利です。

また洗浄方法が限定されるような素材で作られた哺乳瓶や、乳首を選んでしまうと手間がかかってしまう可能性があります。

洗浄方法にも注目して、お手入れにストレスのたまらないような哺乳瓶選びをするようにしましょう。

哺乳瓶のメーカーのこだわりの形にも目を向けてみよう!

哺乳瓶は、様々なメーカーによってつくられています。そのため、メーカーによって哺乳瓶の特徴や作りも様々です。

例えば、母乳を飲む感覚を追求した哺乳瓶もれば、お口の筋肉を発達させるように追及されているものもあります。

中には、赤ちゃんの頭を寝かせた状態でミルクを飲ませると、細菌が中耳に流れ込み、頭位性中耳炎になりやすい事に注目し、飲む姿勢にこだわった形の哺乳瓶を作っている会社もあります。

誤嚥や空気を飲みにくくすることにこだわった哺乳瓶もあるので、メーカーの作りにこだわってみるも良いと思います。

ママが気になる点を補ってくれるような、哺乳瓶を選ぶのも良いでしょう。

ただ、赤ちゃんによってはメーカーが変わると混乱してしまい、哺乳瓶を嫌がってしまう場合があるようです。

赤ちゃんによっては、メーカーを揃えて使用する方が、赤ちゃんが抵抗なくミルクを飲むことが出来うるというママも声もありました。

デザインも楽しんじゃいましょう!

哺乳瓶と言えば無色透明。絵柄が付いていても、子供っぽいキャラクターが描かれている。というイメージですが、今の哺乳瓶はとってもおしゃれなデザインのものを沢山見つける事ができます。

ネットで検索すると、思わず「かわいい!」と言いたくなってしまうようなオシャレで素敵なデザインや色の哺乳瓶が沢山でてきます。

哺乳瓶も今やファッションの1つと言っても良いほどです。哺乳瓶の中には、干支をデザインしたような期間限定商品なども売られています。

子供が赤ちゃんの時にしか使う事の無い哺乳瓶。だからこそ、ぜひ今を楽しみたいですよね。

ママのお気に入りのデザインで、赤ちゃんとのミルクタイムをいっぱい楽しんでくださいね。

みんなのコメント
  • さやたんさん

    乳首を何回もかえても飲まないんですけど
    どーしたらいいですかね?

あなたの一言もどうぞ


マーチについて

MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪

マーチの人気記事だよ

まだデータがありません。