入園式でパパの服装を素敵に決める4つのポイント
幼稚園や保育園の入園式は子供たちが一番初めに経験する「自分が主役」のセレモニー。
最近は土日に入園式を行うところも増えてきており、パパはもちろんのこと、中にはおじいちゃんやおばあちゃんも揃って出席されるというご家族もあるようです。
入園式の主役は子供なのだからパパの服装なんて関係ない、と思っていませんか?
実はパパの服装は、会場にいる他のママさん達やパパさん達、そして先生方からだって意外とチェックされているものなのです。
パパにとっても園デビューの大切な日である入園式に、「〇〇ちゃんのパパ素敵!」と思わせるような、服装のポイントをご紹介します。
入園式のパパの服装に最適なスタイルはこれ!
それぞれの保育園や幼稚園によって違いや特徴はあると思いますが、多くの場合はキチンとした服装で望むことが喜ばれます。
ベテランの先生方の中には、スーツで出席するのが当然と考えている先生もいるので、やはり基本をしっかりとおさえてください。
- 式典にふさわしいスーツまたはジャケット
- アイロンの効いたシャツ
- 上品なネクタイ
- 手入れの行き届いた靴
この「基本スタイル」を守りつつ、ちょっとしたスパイスを加えることが腕の見せどころ!
ここからはオシャレパパへ近づくための、服選びのポイントをご紹介します。
1.【スーツまたはジャケット】品格のあるスタイルでキメて!
素敵な着こなしをしているパパのことは、先生方も他のお母さん達も何となく覚えていて、後々の行事で顔を合わせた時に「あの時の!」と思い出すことがあります。
おしゃれも過ぎれば非常識になります。「入園式のパパの服装で一番大切なのは周りから浮いてしまわないこと」です。
悪目立ちしてしまうと、保護者同士の距離を置かれてしまうなどお子さんに影響が出てしまうこともあります。
やはり式典にふさわしい品格ある装いでの出席がベストです。
とは言っても、入園式や卒園式では、礼服(ブラックフォーマル)は園長先生や来賓の方が着るものなので、保護者が着用するのはあまりふさわしくありません。
略礼服であるダークスーツかそれに準じたジャケットとパンツで、落ち着いた雰囲気のお父さんを演出してください。
くれぐれも結婚式に出席するような華やかすぎる服装や、葬儀のときのような真っ黒の服装は避けてくださいね!
普段使いのビジネススーツがベター
毎日スーツで会社へ行くパパは、お仕事用のスーツで出席するのが一番無難です。お手持ちのダークスーツの中で、体型に合ったシルエットのキレイなものを選んでください。
もちろん、あらかじめクリーニングに出しておくことをお忘れなく。
ラメや光沢のある生地のものや幅の広いストライプは、派手に見えるので避けた方が無難ですが、ピンストライプやシャドーストライプは、洒落た感じが出るのでおススメです。
若いパパなら、ベストを合わせたスリーピースも素敵です。この場合は上着のボタンを掛けるか外すか、バランスをよくチェックしてください。
また、ダブルのスーツは貫禄が出すぎてしまうので、来賓の方々とのバランスを考えると、入園式では避けた方が良いと思います。
一番多いのは濃紺で、なんといっても清潔感が魅力です。スタイルの良いパパならスリムタイプのスーツを選ぶと、若くて爽やかなイメージになります。
また、チャコールグレーはシーンを選ばない正統派の万能色です。チャコールグレーは茶とグレーが混ざった色と勘違いされている方もいるようですが、正しくは濃いグレーのことを言います。
知的で落ち着いた雰囲気が出るうえ誰にでも似合う色なので、迷ってしまった時にはこの色を選ぶのがオススメです。
ブラウン系やベーシュ系のスーツはとても難しいので評価が分かれるところです。
着こなし上級者でなければおじさんぽく見えてしまいますので、よほど自信のない限りは避けておいたほうが良いかもしれません。
カジュアルスタイルのパパはジャケットで
圧倒的にスーツで出席するパパのほうが多いため、カジュアルスタイルのパパは良くも悪くも目立ちます。
普段はラフな服装でのお仕事のパパも、この日はジャケットとパンツの上品カジュアルで出席することをオススメします。
カジュアルスタイルと言っても、「ビジネスシーンで通用すること」が大人のカジュアルの基本であり常識です。普段着という意味ではありません!
ジャケットは紺やグレーや黒、もしくはベージュなどの落ち着いた色で、くだけた印象になりすぎない素材のものを選んでください。やはりウールやコットンがベターです。
パンツもジーンズやレザーなどのハードな素材や、迷彩柄などの個性的すぎるデザインは避けて、爽やかにまとめることを意識してください。
どれが良いか困ってしまったら、ベーシックな紺ブレとチノパンのようなシンプルなものを選ぶとハズレがありません。
また、いくらデザインが素敵でも、季節感を無視したようなもこもこのウールや夏用のごく薄いものは入園式にはふさわしくありません。
季節感を取り入れることも大切なおしゃれのポイントです。
2.【シャツ】清潔感のある白がおすすめ
爽やかで上品に見える白のワイシャツが基本です。白シャツはどんなシーンにも使える万能アイテムなので、これを機に一枚用意しても良いかもしれません。
もちろんシャツにも必ずアイロンをかけてくださいね!
オシャレ感を出すなら春らしい淡い色で
いつものビジネススーツをオシャレ度アップで着こなすためには、シャツとネクタイの選び方が最大のポイントです。
白シャツでも、ステッチが凝っているものや襟元や袖口にポイントカラーが入ったもの、ヘリンボーンなどの織柄のワイシャツを選ぶと、小技が効いてあか抜けて見えます。
白だと味気ないときは、春らしい淡いカラーシャツを選ぶとオシャレ感が増します。水色やピンクなどのパステルカラーは顔色も良く見えるのでおススメです。
シャツの柄は無地のほうが無難ですが、淡いストライプやチェック程度なら問題ありません。もちろんここでも光沢やラメのある素材はNGです。
カジュアルパパもやっぱり襟付きのシャツがおすすめ
周りとのバランスを考えると、ジャケットの中はやはり襟付きのシャツを着ることをおススメします。
おしゃれに自信のあるパパでも、鮮やかな濃い目の色や黒系の色、ぱっと目を引く派手な柄・個性的すぎるデザインのものは避けたほうが無難です。
式典ということを意識した淡い色無地のものを選ぶことをオススメします。
また、ワンポイントやよく見なければ気づかれないような柄がはいった物などを選ぶのも、こなれた感じが出ておしゃれパパとしての印象が強くなりますよ!
3.【ネクタイ】派手すぎないように注意して!
ネクタイで印象がガラリと変わってしまいます。シルエットは完璧でも、ネクタイの選び方を間違えてしまうと残念パパになってしまいます。
派手すぎるネクタイは下品に見えてしまい、特に年配の方からは「非常識な保護者」と捉えられてしまいます。
主張し過ぎない上品なものを選んでください。
ところでパパさん達、ネクタイの結び方は完璧ですか?新入社員のときに結び方を覚えてからは、惰性でネクタイを締めていませんか?
多くの方が一番初めに覚えた結び方は、基本の「プレーンノット」と呼ばれるものだと思います。
最近はネクタイの幅もスーツのデザインも細身が多くなってきているので、このプレーンノットが一番バランスを取りやすいようです。
ネクタイを素敵に締めるには、ディンプルを必ず作ることです。ディンプルとは、ネクタイの結び目の下にできるくぼみのことで、最近はくぼみを一つ作る締め方が主流です。
ディンプルを作ると、ネクタイに立体感が出てスタイリッシュになります。毎日のことで手を抜いてしまっている方は、もう一度初心を思い出してみてください。
上手な作り方のポイントは、ネクタイを締め上げる前に形を作ることです。胸の位置で形を作ってから一気に締めあげるとキレイに整いますよ。
華やかさを出すには控えめな柄がおすすめ
いくら式典とはいえ、冠婚葬祭用の白・黒のネクタイはふさわしくありません。春らしい綺麗な色使いのネクタイがおススメです。
人気があるのは水色やピンクなどの明るめの色ですが、カラフルになりすぎないような控えめのデザインが好まれています。
大きな柄・キャラクターもの・蛍光色のような派手な色は避けましょう。
全体に細かく柄が入ったものや定番のストライプ、小さなドットやなどを選ぶと上品にまとまります。
もう一工夫するなら、ぜひポケットチーフを使ってみてください。基本はシルクなどの光沢のある白いものですが、やはりここは華やかな色使いのものを選んでみましょう。
意外と知られていませんが、ネクタイとポケットチーフを全く同じ色・柄・素材にしてしまうのは「オシャレを楽しむことを放棄した野暮な人」と言われています。
通販などでは、全く同じ布で作られたネクタイとポケットチーフをセットにして販売していることもありますが、それらを同時に使うのは無粋というもの。
それぞれをお手持ちのネクタイやポケットチーフと組み合わせて、別々に使うのが正解です。
ポケットチーフはシャツと同系色、またはネクタイの柄に使われている色と同系色を組み合わせると失敗がありません。
ポケットチーフの折り方は、ベーシックなTVフォールドにすると品よくまとまります。
ポケットの幅にあわせて四角く折り、1~2センチ見えるようにポケットに入れるだけなので、ポケットチーフが初めてのパパでもチャレンジしやすいと思います。
カジュアルパパはノータイでもOKです
カジュアルスタイルの場合、ネクタイをしないほうが洗練されて見える場合があります。
ジャケットのデザインが洒落ていたり、シャツに存在感があるようなときは、全体のバランスを考えたうえで、あえてネクタイをしないという選択をしても大丈夫です。
ノーネクタイの時こそポケットチーフでオシャレにキメてください!華やかな色のものを選んだり、4面が異なった柄のものを選んだり、パパの腕の見せ所です。
折り方はTVフォールドの他に、ふんわりした部分を見せるパフスタイルや、チーフの四隅を花びらのように整えたクラッシュスタイルにするとオシャレ上級者に見えます。
ノーネクタイは、あくまでも上品カジュアルであることが前提であって、自分好みに着崩して良いということではありません。
シャツのボタンを大きく開けたり、大きなアクセサリーをつけるようなことはくれぐれも控えてください。
また、カジュアルパパのオシャレアイテムとしてラペルピンがありますが、今回はあえてつけないことをオススメします。
ラペルピンとはジャケットの襟にあるラペルホールにつけるピン型のアクセサリーです。
お子さんを抱っこした時など、何かの拍子でピンが外れてしまった場合、お子さんに怪我をさせてしまう可能性がゼロではないからです。
さらに小さな兄弟や赤ちゃんを抱っこして式に参列する場合などは、子供が引っ張ってしまうかもしれません。
子供に関することは、いくら用心してもやりすぎることはありません。ここはパパのおしゃれよりも、子供への危険度を優先させていただきたいものです。
4.【靴】意外と目が行く!オシャレの決め手は足元への気配り
おしゃれは足元からというのは基本中の基本ですが、服装に気を取られて靴にまで気が回らないパパがいるのも事実です。
入園式の中で、家族も含めた全体写真を撮影する幼稚園や保育園もありますので、足元までしっかり気を配ってください。
また、入園式は園内の講堂で行うというところが多いので、当日は靴を脱いでスリッパに履きかえることになります。
持参するスリッパにこだわる必要はありませんが、靴下には忘れずに気を使ってください。
式典という改まった場所では、男性は素足が見えるのはマナー違反です!オシャレではなく非常識と思われてしまうくらいの大きな問題ですので、必ず靴下を履いてください。
お仕事用の革靴はしっかりメンテナンスを
靴は普段履いているビジネスシューズで大丈夫ですが、毎日営業で歩きまわっているパパの靴は少々お疲れ気味です。
ホコリを落としてあげるだけでも印象は全然違います。ぜひともしっかりと汚れを落としてピカピカに磨き上げてください。
ご自分で磨いている時間がないという方は、シューケア(靴磨き)の専門店にお願いするという手もあります。
30分前後で仕上げてくれるので、前日のお仕事帰りに立ち寄るなどすると良いと思います。
靴の色は圧倒的に黒が多いですが、茶色でも大丈夫です。とは言っても明るすぎる色は目立ちます!濃い目の茶色を選んでください。
ただビジネスシーンでは、ダークスーツには黒の靴を合わせるのが基本ですので、どちらか迷った時には黒にすることをオススメします。
カジュアルパパの靴はデザインに注意して!
ジャケットとパンツの上品カジュアルには、ある程度かっちりしたデザインの靴を選んだほうがバランス良く決まります。
ローファーなどの定番デザインがオススメです。
いくらおしゃれなデザインでもスニーカーやサンダルのようなラフなものや、エンジニアブーツのようなハードなものは避けてください。
また、ベーシックなデザインでも、ぱっと目に飛び込んでくるような鮮やかな色のものはふさわしくありません。
また、入園式を園内の講堂で行う場合、靴を脱いでスリッパに履きかえることになります。靴下の色も靴とスーツの色に合わせた色を選んでください。
靴下は必ず履いてください。フットカバーやアンクレット丈などの素足が見えるデザインの靴下は、非常識な保護者と見られるので絶対に禁止です!
椅子に腰掛けたときに素足が覗いてしまうのを防ぐためには、ビジネス用の地味なもの、無地の靴下が一番ですよ。
ふくらはぎまでの一般的な丈で、無地または落ち着いたデザインの靴下を選んでくださいね。
番外編 小さな兄弟を連れて参列するときのアドバイス
下の子を連れて入園式に参列しているご家族もたくさんいますが、ぜひともこの日はパパが下の子を抱っこしてあげてください。
抱っこ紐やスリングを使ったとしても、スーツやワンピースなどのいつもとは違う服装をしているママにとっては、どうしても疲れを感じやすくなります。
またヒールを履いていることも多いので、バランスを崩しやすくなります。
さらに子供を教室に連れて行ったり、式が終わったあとに書類を渡されたりなど、入園式ではママも何かと動きまわることが多いのです。
パパが抱っこしてあげると、ママの時よりも目線が高くなり、いつもと違う景色を見ることができて子供も喜びます。
そしてパパの場合は抱っこ・おんぶ・肩車とバリエーションが豊富なので、子供が飽きてしまっても次々と違うことができるのです。
パパが赤ちゃんの面倒を見ている様子を、先生方はもちろんほかの家族も見ています。
スーツにスリング、抱っこ紐をパパがしていても全然おかしくありません!むしろママさん達は、そういった気遣いのできるパパを羨ましく思って見ているものです。
家族に気遣いができるパパは、自分にも手を抜かないので、服装もとても素敵なことが多いです。そしてその奥様も例外なくエレガントです。
ご夫婦の品格を上げるのも下げるのも、パパ次第なのです。
入園式は一度きりの特別な日!素敵な思い出になりますように
仕事が中心のパパは家族の行事も不参加になりがちです。でも、お子さんにとって入園式はたった一度の特別な日です。ぜひパパも一緒に過ごしてあげてください。
式の前後はお子さんだって緊張してしまいます。そんな時に安心感を与えてあげるのもパパの大切な役割です。
たくさん手をつないだりおしゃべりしたり、うんと甘えさせてあげて、リラックスさせてあげてください。
強くて頼れる自慢のパパが、いつものお仕事スタイルとは違った素敵な服装で一緒にいてくれたら、お子さんもきっと大喜びするはずです。
髪型もいつもよりもちょっとだけオシャレにキメて、家族の写真もできるだけたくさん撮ってくださいね!
家族みんなが笑顔でいられる、素敵な思い出の一日になりますように。
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