赤ちゃんの冬のパジャマ選び!成長に合った最適なタイプで寝冷え防止

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2017/12/31

赤ちゃんのパジャマ姿

寒い冬には、赤ちゃんが風邪をひかないか、ママはいつも以上に心配になりますよね。冬には毎年感染症も流行りますし、特に体調管理には徹してあげたい季節です。

しかし、夜には、以下のような理由で子供が風邪をひいたり体調を崩してしまうリスクが高まってしまいます。

  • 布団を着たがらない、すぐに剥いでしまう
  • 寝相が悪く布団から出ていってしまう
  • 部屋を暖めたり、大人しく布団を被ってくれている場合でも、大量の汗をかき逆にそれが原因で寝不足や冷えが起こる
  • ママ自身も寝入ってしまって、これらに何時間も気づけない場合がある

そんな冬には、赤ちゃんに適切なパジャマを選んで着せてあげることで、これらのリスクをいくらかは減らすことができる場合があります。

冬の赤ちゃんのパジャマの選び方、着せ方について紹介します。

【素材】綿がおすすめ!保温性にも通気性も優れていて、肌トラブルも起こりにくい!

赤ちゃんのパジャマをお店やインターネットで見てみると、本当にたくさんのタイプがありますよね。

購入する際には何を重視されますか?値段、子供が好きなキャラクター、ボタンの有無…さまざまな選択ポイントがあるでしょう。

しかし、まず重視してほしいのが、「素材」です。日中の活動着とはまた異なり、パジャマは長時間赤ちゃんの肌に直接触れるものだからです。

適度な温度を保ちながら、汗の不快感や布の接触による肌ストレスも、最大限に緩和をしてくれる素材「綿」を選んであげましょう。

できればデリケートな赤ちゃんのパジャマには、綿100パーセントのものを選んであげたいですね。

綿は吸湿・保温性に優れ、着用をすると「夏は涼しく冬は暖かい」という不思議な効果を発揮してくれるのです。

綿素材のものは少し値が張る場合もありますが、パジャマは一年に何度も買い替えたりするものではありませんし、ぜひ赤ちゃんの体のために素材にも着目してみてくださいね。

【タイプ】夜間オムツ替えをする場合には、セパレートタイプがおすすめ!

赤ちゃんは、日中はカバーオール(つなぎ)タイプの服を着ていることが多いでしょう。しかし、夜間はセパレートタイプのパジャマを選ぶことで、メリットがあるのです!

夜間のオムツ替えに便利なのはセパレートタイプのパジャマ

夜間もカバーオールタイプでももちろんOKなのですが、冬場で夜中にオムツ替えをよくする場合には、幼児や大人同様に上下が分かれたセパレートタイプのパジャマを用意してあげると良いでしょう。

理由は主に次の2つです。

  • ズボンを着脱させるだけなので、カバーオールのようにボタンの開閉やかけ違い、寝返り等で手こずることもなく、オムツ替えの時間が大幅に短縮できる
  • 万が一オムツから尿や便が漏れてしまっていた場合にも、ズボンだけ取り替えてあげれば良いので、汚れていない上半身の服まで全て脱がせる必要が無い
冬場の夜間のオムツ替えは、布団をめくり衣類をとるのですから、特に寒い環境を作ってしまいますよね。

子供を冷えにさらす時間を最短にするためにも、日中カバーオールを着ている子供にも“夜だけはセパレートタイプ”という方法を、一度試してみられてはいかがでしょうか?

セパレートの服は、素材が良ければパジャマ専用のものでなくてもOKですし、ベビー用品店等では70・80cmくらいからの大きさであれば、パジャマコーナーにも豊富なラインナップがありますよ!

カバーオールの方が良い場合も!発達に応じて検討を

ただし、寝相が悪い、夜間授乳や夜泣きで抱き上げては反り返る、といった様子が目立つようであれば、お腹の出ないカバーオールの方が向いている場合もあります。

また、生後間もない間は首に通したりお尻を大きく持ち上げる必要のあるセパレートの服を着せること自体が、赤ちゃん・ママに負担に感じる場合もあるでしょう。

(そもそも50・60cmサイズだとセパレートの服の取り扱いがあまりない場合もあります。)

お子さんの発達や様子を見ながら、検討してみてくださいね。

【機能性】腹巻き付きパジャマは機能的で寝冷え対策にぴったり!

赤ちゃんが布団を嫌がったりすぐに剥がしてしまう、就寝中の動きが激しいという場合には、“腹巻き付きパジャマ”がおすすめです!

寝冷え対策におすすめの腹巻き付きパジャマとは

腹巻き付きパジャマとは、ズボンのウェストの部分に腹巻きが付いているパジャマのことです。腹部と胸部の間あたりまでをしっかりと覆ってくれるのが特徴です。

基本的にはズボンにシャツをインして使用します。

しかし、1~2歳頃にもなると「格好悪い」・「パジャマの絵が見えなくて嫌だ」等嫌がってしまう場合もあるでしょう。その際には、腹巻き付きズボンの上にシャツを着てもOKです。

腹巻き付きパジャマにはママにも嬉しいメリットがいっぱい!

腹巻き付きパジャマのメリットは、主に以下の4点です。

  • 腹巻き部分はシャツと二重になっているため、腹部が暖かい
  • 単独の腹巻きのようにめくれ上がったりずれてしまうことが無い
  • 胸部辺りまでとかなり深めにはけるので、多少の動きでお腹が出てしまうリスクが低い
  • 伸びが良く、夜間のオムツ替えをしやすい構造

キャラクターが大好きな子供の気持ちにも寄り添った、“腹巻き部分にも可愛いプリントが施してあるパジャマ”等さまざまな種類があるのも、ママにも子供にも嬉しいポイントです。

しかしデメリットもある!試して合わなければ他の方法の検討を

一方、腹巻き付きパジャマは子供や環境によっては合わない場合もあります。主なデメリットは以下の4つです。

  • 先述のように「シャツの柄が見えない」等で直接肌の上に着るのはOKだが、この場合、お腹や腰が痒くなったりアセモができてしまう可能性がある
  • ゴムがきつくて嫌がる子供もいる、一方伸ばして(伸びて)しまってはシャツが出てしまうので意味がない
  • 腹部が暖かい分、汗をかいたり予想より暑い日には蒸れてしまう場合がある

人気の高い腹巻き付きパジャマですが、赤ちゃんの様子を見ながら調節や他のパジャマとの使い分けが必要な場合もあります。まずは1着試してみてから、追加を検討してみてくださいね。

また、元保育士をしていた筆者の経験上、保育園では腹巻き付きパジャマNGという所もあります。園では午睡中は必ず先生が布団をかけ直してくれるので、冷えの心配は不要なのでしょう。

腹巻き付きパジャマがNGというよりは、別の型を指定される場合が多いかと思いますが、園着として使用したい場合には、購入前に一度確認されておくと良いでしょう。

それでもお腹が出る場合は、シャツをロンパースに変えると対策万全

また、寝冷えに有効な腹巻き付パジャマでも、赤ちゃんが自分でお腹部分をめくってしまったり寝相がとても激しい場合には、残念ながら効果が薄い場合もあります。

そんな際には、パジャマのセットのシャツを使わずに、ロンパース(股にスナップがついているシャツ)をあわせてあげることで、スナップ&腹巻きでお腹が冷えるのを完全に防ぐことが可能です!

シャツだけだと寒い場合には、上に薄手のパジャマ(またはトップス)を重ねてあげるのも良いですね。

ボタンで上下を留められるパジャマもある!寝冷え対策に有効

また、腹巻き付きパジャマより種類は少ないですが、パジャマのシャツとズボンをボタンで固定できるようになっているパジャマも市販されています。

こちらも、赤ちゃんの手や体の動きでボタンが取れることはほぼありませんので、寝冷え対策には有効です!

また、ボタンを留めなければ通常のセパレートのパジャマと同様に使用することもできるため、腹巻き付パジャマNGの保育園であっても、このタイプであれば使用することが可能です。

お腹の部分が二重にならないため、腹巻き付きパジャマで汗をかきすぎる場合等にも、ぜひ検討してみてくださいね。

【周辺グッズ】パジャマ+αで、寝冷え対策をしよう!

最後に、パジャマそのものではありませんが、周辺グッズをうまく活用することでより赤ちゃんの寝冷えを防止し、親子で朝まで快眠できるアイデアについて紹介します。

かいまきやスリーパーはお助けアイテム!ただし注意点について確認を

“かいまき”とは、元は袖のついた綿布団のことで、“着る布団(毛布)”として東北地方等寒さの厳しい地域を中心に使用されてきた寝具です。

しかし、ベビー用品店等には、市販されているかいまきにも、さまざまな種類があります。

丈の長さ、袖の有無、素材、厚さもさまざまで、起きている際に羽織る用のブランケット素材の羽織ものも、かいまきとして売られています。

睡眠時用に特化したものを探して見たい際には、今や“スリーパー”という名称で検索をした方が、該当商品がヒットすることが多いかもしれません。

かいまきは、服と布団が一体化したようなものであり(それのみで着用するのではなく、パジャマの上に羽織ります)、その構造上寝ている間に布団のように剥がれてしまうことがありません。

よって、夜中に動いても朝まで暖かさをキープしてくれる優れものです!

地域や室温、パジャマやかいまきの素材によっては、一番快適で楽な冬の寝具かもしれませんね。

以下の注意点をあわせてチェックしながら、取り入れてみてくださいね。

  • 重くて負担になるものも!慎重に選ぶ必要あり
  • 寝返りや熱の放出を妨げすぎないものを選んで!
  • 洗濯できない素材はかゆみや病気の元に!
  • 口をふさぐ・通気性が悪く汗が溜まるものは、事故や病気の元に!

腹巻きは、どんなパジャマにも組み合わせられて便利!サイズやつくりを要チェック


また、腹巻きを使用するのも良いでしょう。どんなパジャマでもお腹を暖かくし、寝冷え防止につなげることができます。

しかし、腹巻きにはデメリットもあり、選ぶ際にはポイントがあります。注意点と対策をチェックしてみましょう。

腹巻きのデメリット 対策・選ぶ際のポイント
ゆるいとすぐにずれてしまい、きついと苦しい サイズや伸縮性をよく確認する
腹巻き付きパジャマとは異なり、単独の腹巻きは捲れ上がりやすい 捲れ防止加工があるもの、長めのものを選ぶ
パジャマの柄が隠れてしまうのを嫌がる場合がある ・直接肌に触れても安心な素材やつくりのものを選ぶ
・赤ちゃんが気に入ってつけてくれそうな色柄の腹巻きを選ぶ

これらを参考にしながら、取り入れてみてくださいね。

赤ちゃんが快適な布団環境づくりで、「不快で出ていく」を減らそう!

また、パジャマ等着用するもの同様に、あまりに頻繁に赤ちゃんが布団から出てしまう場合には、布団そのものを見直した方が良い場合もあります。

赤ちゃんは無意識に体を動かし布団から出てしまう場合もありますが、「不快感から逃れるため」という場合もあるのです。

以下、布団の問題点と対策です。

布団の問題点 対策・選ぶと良い布団
暑い ・赤ちゃんは大人より体温も高く代謝も良いため、少し薄めの布団や、薄手の布団を重ねてあげる
・掛布団だけでなくシーツやパッドも、吸湿性の良いものを選ぶ
重い 軽い素材の布団に替える、薄手の布団を重ねてあげる
口元に覆いかぶさって苦しい(窒息のリスクも) スリーパー等で肩を覆い、布団は胸元より下にかけてあげる

言葉で不快感を伝えられない赤ちゃんだからこそ、ママの「これが不快なのかも?」という直観を大切にし、いろいろと試してみてあげてくださいね。

冬のパジャマ選びは快眠・健康のカギ!納得のいく1着を選んでみて

赤ちゃんのパジャマ選び、特に冷えが気になる冬のパジャマ選びは、健康を考える上でとても大切です。

我が子が好きなキャラクター、コスト等、他に重視したいポイントも確かにありますが、今はさまざまなラインナップがお店にもインターネットショップにもずらりと並んでいます。

ぜひ、機能的で親子で納得のできる冬パジャマを、楽しみながら選んでみてくださいね。

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