ストローマグはいつからいつまで?使用時期と卒業後に向けた準備

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2018/01/15

ストローマグを使っている赤ちゃん

赤ちゃんの水分補給に便利な「ストローマグ」。ほとんどの商品には使用の目安時期が記載されていますが「この時期までに必ず使わなくてはならない」と決められているわけではありません。

スタートする月齢別のメリットや卒業に向けたステップをご紹介します。赤ちゃんの個性に合わせて、ママに都合に良いタイミングで取り入れてみてくださいね。

「離乳食や断乳のサポートに役立った」という声も聞かれますので、上手にストローマグを活用しましょう。

多くのママが6~8カ月頃にスタート

赤ちゃんがストローマグを上手に使うためには、いくつかの条件が整っている必要があります。

  • 安定して腰が座っている
  • 上下の唇で物をはさめる

姿勢が安定していないと飲み込む際にむせてしまいます。また、唇を閉じることができないと口からこぼれてしまいます。

プラスしてハンドルを持って一人で飲めるようになるには「物をしっかりとつかめる」ということも大切になってくるでしょう。

成長には個人差がありますが、以上の条件を満たす時期として生後6~8カ月頃に練習を始めるママが多いようです。市販のストローマグも、同じくらいの時期から使い始めることを推奨する物をよく見かけますね。

「おっぱいを吸う」と「ストローで飲む」は違う仕組み

おっぱいや哺乳瓶は初めから吸うことができる赤ちゃんなのに、どうしてストローはある程度の月齢にならないとうまく使えないのでしょう。

その理由は、母乳や哺乳瓶を吸ってミルクを飲むこととストローで飲むことはまったく別の仕組みで行われているから。

おっぱいや哺乳瓶に吸い付く動作は「吸てつ反射」という生後すぐの赤ちゃんに起こる原始反射。舌を波打たせるように動かすことで、母乳やミルクを絞り出すようにして飲み込みます。

生まれたばかりの赤ちゃんの口内は大人に比べて空間がせまく、乳首に密着させることができるようになっているのです。

一方、ストローで飲むのは空気を吸い出す意識的な動作。「どれだけ飲むか」を考えて吸う力を調整しながら、液体をためて口を閉じたまま飲み込むなど高度な行動が連続して行われます。

吸てつ反射は生後6カ月頃までにほぼ消失すると言われています。そしてその間に歯茎が成長したり前歯が生えたりと赤ちゃんの口内は劇的に変化して、食事や会話をできるように着々と準備を進めているのです

ストローマグを使い始めるのも、口の中の機能がある程度発達する6カ月以降がスムーズ。早すぎる時期から練習させるのは赤ちゃんにストレスをかけてしまう場合もあります。

「嫌がってないかな」と表情や仕草をよく見て、まだ難しそうなら一旦使用を中断するなど赤ちゃんに合わせて進めてあげましょう。

スタート時期ごとにそれぞれのメリット

ストローマグを使い始める時期によって、どのようにメリットの違いがあるのでしょうか。赤ちゃんの成長と照らし合わせて見ていきましょう。

生後5カ月以前:早めに慣らすことで抵抗少なく

まだ月齢に対応する商品は少なく、上手に使うのは難しいかもしれません。この時期はストローをおもちゃ感覚で触らせたり口に入れたりさせましょう。

紙パック飲料をママが手で押して、口に飲み物を含ませてあげる方法もおすすめです。早い時期から徐々に慣らしていくことで、初めから上手にストロー飲みができる場合もあります。

乳首以外のものから飲むトレーニングをしたい場合は、ストローマグを使う前段階としてスパウトを使うママもいます。

生後6、7カ月:虫歯予防の効果も

ほとんどの赤ちゃんが離乳食をスタートしている時期。スプーンなどの異物を口に入れることに慣れてきて、唇でしっかり口を閉じる動作も上手になってきているので、比較的早くストローに慣れることが期待できます。

早ければ前歯が生え始める子もいるので、食後は虫歯予防のためにお茶を飲んで口をすすぐと良いですね。

生後6カ月以降は、ママからもらった免疫が切れて風邪を引いたり、感染症にかかりやすくなったりすると言われています。万が一の時に脱水症状を防ぐため、ストローで水分補給ができると便利です。

生後8カ月:離乳食の飲み込みをサポート

離乳食が1日2回になっている赤ちゃんが多くなります。水分量が少ない固形の物を少しずつ食べられるようになるので、飲み込みの補助のために麦茶などを飲めるようにしておくと楽です。

支えなしで安定してお座りできるようになります。ハイハイするようになり、運動量が増えると汗もかくので水分補給をしっかりしてあげましょう。

生後9カ月以降:商品の選択肢が広がる

多くの商品が対応している月齢なので、選択肢が広がります。離乳食は1日3回になり、口内が発達して物を吸い込む力もアップ。「ストローをくわえさせてみたら30分ほどであっさり習得できた」という先輩ママもいました。

指先が器用になってくるので、自分でハンドルをつかんで飲み始めます。徐々にコミュニケーションがとれるようになり名前を呼ぶと反応することも。

ストローマグの練習をする時は名前を呼びながら「お茶を飲もうね」「ストロー上手だね」などと笑顔で声掛けをしてやる気を引き出してあげましょう。

また、仕事復帰などで将来的に断乳したいと思っているママもいるのではないでしょうか。そんな時にもお茶を入れたストローマグを枕元に置いて、泣いてぐずった時に飲ませることで乗り切ったというケースも耳にしますよ。

飲む量が増える2歳頃が卒業目安

さまざまな場面に活用できるストローマグ。どのタイミングで卒業させるべきなのでしょうか。

多くのママ達は2歳頃を目安に、水筒などに切り替えているようです。その大きな理由は子どもの飲む水分量が増えるから。

幼児の1日に必要な水分量は体重×100mgと言われています。2歳になる頃には平均して体重12kgほどになっているので、1日に1.2リットルもの水分が必要になるのです。

食事からも水分補給はされていますが、約8割の摂取は飲料から。1回あたりに飲む量も増えてくるので、ストローマグの容量ではお出掛け先で足りなくなる場面が出てくるのです。汗をかく夏場はさらに水分摂取量を増やさなくてはなりません。

卒業後の水分補給は家ではコップ、外出先では水筒というパターンが良く聞かれます。ストローマグの使用と並行してコップトレーニングもしておくと切り替えがスムーズですね。

「ストローマグよりコップのほうが洗うのが簡単」という理由で、コップ飲みが上手になった時期に卒業したという意見もありますよ。

ずっと使い続けたってOK!臨機応変に

「周りでストローマグを使っている子が少なくなってきたから卒業しなきゃ…」と焦っているママもいるかもしれません。でもライフスタイルに合っている場合は、無理に卒業しなくてもいいんですよ。

例えば、メインにコップや水筒を使いながら、近場のお出掛けにストローマグを携帯しているママもいます。また、子どもの体調が悪い時、横になりながらでも飲めるストローマグは重宝しますよ。

大切なのは赤ちゃんとママがストレスなく過ごせること。臨機応変に活用して、水分補給をサポートしてあげましょう。

▼ストローマグの練習方法についてはコチラも参考にしてみて!

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