妊婦さんは禁忌ハーブティーに気を付けて!体に影響があるものも…

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2018/02/10

妊婦さんが禁忌ハーブティー以外のハーブティーを飲んでいる様子

ハーブティーはノンカフェインが多く、自然由来の優しいお茶。というイメージ。

身体にも優しく、妊娠中の悩みを解消したり、リラックスする目的で飲みたい。と思う方もいるかもしれませんね。

しかし妊婦さんは、全てのハーブティーを飲めるわけではありません。ハーブの効能によっては、子宮を収縮させてしまったり、胎児に影響を与えてしまう可能性のある成分を含んでいる場合もあります。

体に良さそうだから…と知らないハーブティーを安易に飲むのは止めるようにしましょう。

安心してハーブティーを楽しむために…妊婦さんが注意したい、ハーブティーについて紹介します。

妊娠中はNG。注意したい禁忌ハーブティー

禁忌ハーブティーは、子宮を収縮させる作用だけでなく、体内から異物を輩出させる作用や、子宮の出血・痙攣を誘発するような成分が含まれている事もあります。

いつもは問題のないハーブティーでも、妊娠中やお腹の中の赤ちゃんには刺激が強すぎて、妊娠継続へ悪影響を及ぼすことも考えられます。

妊娠中に注意したい「禁忌ハーブティー」を一部ご紹介します。

禁忌ハーブティー

  • ラベンダー
  • カモミール
  • ハトムギ
  • ジャスミン
  • レモングラス
  • セージ
  • ラズベリーリーフ
  • ペパーミント

子宮口を緩める作用に注意。「ラベンダー」

ラベンダーの香りは、リラックスを促し、良い睡眠を促します。頭痛の多い方や高血圧の方にもおすすめです。

しかし、筋肉の緊張を緩和させる成分が含まれているため、子宮口を緩める可能性があるとされています。

また、子宮の収縮作用や女性ホルモンのエストロゲンの分泌異常が起きたという報告もあるので、妊娠中は飲むのを控えるようにしましょう。

子宮収縮作用に注意「カモミール」

ハーブティーとしてよく知られているカモミール。

胃にも優しく血行を良くする成分が含まれています。むくみを解消してくれたり、心の緊張を和らげてくれる効果も期待できます。

しかし、子宮の収縮を促す成分が含まれているので、妊婦さんにはお勧めできません。控えるようにしましょう。

またカモミールは、キク科の植物になりますのでキク科アレルギーを持っている方は、更に注意が必要です。

子宮収縮作用や異物排出作用に注意「ハトムギ」

美容健康茶としてもよく飲まれているハトムギ。手軽に飲める有名なペットボトルのブレンドティーとしても使われている茶葉です。

一見何も不都合が無いようなお茶ですが、子宮収縮を促す成分が含まれており、異物を体外に排出しようとする作用があります。

妊娠中は摂取を控えるようにしましょう。

カフェインあり。緑茶に香りを付けた「ジャスミンティー」

ジャスミンティーが好きな方。意外と多いのではないでしょうか。

ジャスミンというアロマオイルがある事からも、ハーブティーのような感覚かもしれませんが、ジャスミンティーは緑茶に香りをつけたものです。

もともとの素材が緑茶なので、カフェインが含まれています。子宮収縮作用がありますので、注意が必要です。

子宮収縮作用に注意。飲むなら産後がお勧め「レモングラス」

レモンに似た爽やかな香りで人気のハーブティー。カフェなどでメニューとして提供しているお店も多くあります。抗菌作用があり、感染予防にはお勧めなのです。

しかし刺激が強いのが特徴で、子宮の収縮作用を促す成分が含まれています。

鎮痛効果や肩こり・腰痛の改善にも効果が期待できるので、産後にリラックスを兼ねて楽しむようにしましょう。

子宮収縮作用に注意「セージ」

血液の流れをよくしてくれ、疲労回復効果が期待でき、抗ウイルスや抗菌作用もあります。

ただ、セージにも子宮収縮作用が含まれています。注意が必要です。

また痙攣誘発作用についても報告があるので、赤ちゃんが生まれてからも授乳期間は飲まない方が安全です。

子宮収縮作用に注意「ラズベリーリーフ」

陣痛を和らげたり、子宮の動きを滑らかにしてくれる作用が期待できることからも、「安産のお茶」と呼ばれるハーブティーです。臨月の妊婦さんにはお勧めです。

しかし子宮収縮作用があるので、妊婦さんの体調や状況によっては、飲む事が危険になります。

胎児の様子が安定していなかったり、お腹の張りが強い方。切迫早産などの恐れがある方。妊娠初期~中期の方は安全のためにも、飲むのを控えるようにしましょう。

子宮収縮作用に注意。「ペパーミント」

リフレッシュやリラックスを促してくれ、消化を促進してくれるペパーミント。

つわりに効果があるという話もありますが、ペパーミントに含まれているメントンという成分に、子宮の筋肉を収縮させる作用が見られます。

安全を考慮して、飲むのは控えるようにしましょう。

知らない名前のハーブティーには注意

禁忌ハーブティーは、紹介した以外にもたくさんあると言われています。中には、素人にとっては名前すら聞いたことのないハーブもあります。

基本的には、知らない名前のハーブティーを安易に口にするのはお勧めできません。妊婦さんでもOKと言われるハーブティー以外は飲まないようにしましょう。

またハーブの中には、キク科のハーブもあります。キクのアレルギーを持っている方は、妊娠中の有無にかかわらず飲めないハーブティーもあるので、注意が必要です。

ブレンドティーに混ざっていることも。表示の確認は必須

ハーブティーと言っても、その種類には様々なものがあります。

妊娠中は特に、どのようなハーブが使用されているお茶なのか。表示を確認してから飲むようにしましょう。

1種類のみが使用されているハーブティーの場合は気が付きやすいのですが、ハーブティーにはブレンドされているものも多く、禁忌ハーブが含まれている事も少なくありません。

必ずチェックをしてから飲むようにしましょう。

飲んでもすぐに影響がでるとは限らない

禁忌ハーブティーを少し飲んでしまったからと言って、必ずすぐに赤ちゃんに影響がでてしまう…というわけではありません。

ハーブティーは、そもそも全ての方に効果が現れるわけではありません。すぐに効き目を感じる方もいますし、飲んでも全く効果を感じない方もいます。

効果には個人差がありますが、禁忌ハーブの大量の摂取は、体に影響を及ぼす可能性が高くなりますので、「知らずに飲んでいた。」という場合は、すぐに止めるようにしましょう。

もしもハーブティーを摂取していて、気分が悪くなった場合は、医師に相談するようにしましょう。

専門スタッフが常駐の、対面式の専門店で購入がお勧め

妊婦さんOKのハーブティーかよくわからない…という方も多いと思います。

そのような方は、専門スタッフが常駐しているお店で、直接相談しながら購入することをお勧めします。

インターネットでの販売も多くありますが、詳しい説明を直接聞くことができなかったり、試飲ができないのがデメリットです。

妊婦さんの体調もそれぞれです。専門のスタッフがいるハーブティー専門店であれば、体調の悩みに合わせて、適したハーブティーを用意してくれます。

またお店によっては、試飲もできるので味に関しての失敗もありません。

ハーブティーは、安全なもので効果的に利用しよう!

妊娠中の身体は、思っているよりもデリケートな状態です。

ハーブティーは、ママの体や胎児に影響することもありますので、薬効効果があるハーブティーは、正しい知識で安全なものを飲むようにしましょう。

「ハーブティーは、赤ちゃんに影響するものもある。」という知識や感覚が常に頭にあれば、安易に知らない種類を飲むこともなくなります。

購入する際は、どのようなハーブなのか理解したうえで、品質の良い安心できるハーブティーを購入するようにしましょう。

ハーブティーは、妊婦さんをサポートしてくれるお茶です。正しい知識で積極的に楽しんでくださいね。

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