赤ちゃんの食事用エプロンでストレス軽減。使用時期や選び方を紹介
離乳食が始まるころの赤ちゃんは表情も豊かになってきて、かわいさが増してきますよね。ママも少しずつ、夜の睡眠時間が増えてくるころではないでしょうか?
食事用エプロンを使用して、毎日のストレスを軽減してみましょう。
食事用エプロンの役割や、いつからいつまで使用するか、素材や選び方、嫌がる場合の対応方法などお話しします。
この記事の目次
【必要性】着替えや掃除の負担を軽減。保育園の持ち物にも
離乳食を食べ始めると、お食事用エプロンを使用するママが増えてきます。お食事エプロンは本当に必要なのか、どんな場面で活躍するのかについてお話しします。
スタイ(よだれかけ)とは違う!お食事エプロンの役割
よだれかけの事をスタイというのが一般的になってきていますが、英語でよだれかけはbibと言います。食事用エプロンはスタイとはどう違うのでしょうか…。
口周りの汚れやよだれなどふき取るスタイと、食事用エプロンは役割が違います。ただし、離乳食が始まったばかりの頃は、大き目のスタイで代用もできます。
- お食事エプロンの役割
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- 服の汚れを防ぐ
- 床やテーブルに食べ物を落とさないようにする
- エプロンをつけたら食事が始まるという習慣になる
夏場は、薄手で洗いやすい服を着ている場合が多いので着替えで対応し、服が渇きにくくなる寒い時期には、お食事エプロンが必要だったというママもいます。
保育園では数枚必要な場合が多い。おやつの時間も使用
1歳になるまではお家の方が食べさせている家庭が多いですが、保育園では全ての子どもに、先生が丁寧に食べさせてあげることはできません。
不器用ながらも、少しずつ手やスプーンを使って食べていきます。また、おやつの時間も食事用エプロンが必要な園も多いです。
- 一日に3枚くらい必要
- 使用の度に洗うのは不可能なので、カビが生えやすくなる
- お食事用エプロンは、園指定の場合や着替えで対応する園もある
保育園用のエプロンを選ぶ場合は、洗い替えも考えると6枚くらい必要な場合もあるので、安価でカビが生えにくい素材などを選ぶといいですね。
【使用時期】汚れが気になる時期は人によって違う
次にお食事エプロンはいつ頃までに用意すれば良いのか、そもそもいつまで使用するものなのかについてお話しします。
慌てて購入しなくても大丈夫。着替えや汚れが大変と感じたら
お食事用エプロンは離乳食を開始する時期くらいから、赤ちゃんにつけさせるママが多いようですが、必須というわけではありません。
- 食べこぼしが多くなったら
- 着替えさせたり、後の片付けが大変になってきたら
また、すぐに洗わないと汚れが落ちない場合もあるので、かわいい服が台無しになったという経験を持つママもいますよね。
3歳ごろまでは使用する方が多い。こぼすことが少なくなったら
特に食べこぼしが多い3歳ごろまで、食事用エプロンを使用する方が多いです。これも個人差があり、5歳でも使用している方、1歳くらいには止めたという方もいます。
- こぼさなくなった
- 嫌がるようになった
- 着させるのが面倒になってきた
お出かけ用の服を着せている時だけ汚したくないからつけさせている、もしくはお子様自体が服が汚れることを嫌がり、大きくなっても着せている方もいます。
ミートソースやカレーを食べる時など、気になる時もありますよね。3歳までのお食事用エプロンが多いですが、大きい子用も販売されています。
【選び方】毎日使用なので手入れが楽なものを選ぶ
お食事エプロンは食事の度に使用するものです。かわいいから…とひとめぼれで選んでも、使ってくれなかったり、カビが生えたりと使えなくなることもあります。
- 選ぶポイント
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- 月齢や年齢にあったもの
- 洗いやすく乾きやすい
- 着け心地が良い
- 匂いがつきにくい
- コンパクトに折りたためる(持ち運ぶ場合)
- 安い(大量に必要な場合)
- カビが生えにくい
- お子様が好きなデザイン(こだわりがある場合)
保育園用のお食事エプロンのカビは、特に気にしているママが多いです。カビは一度生えたら素人では容易に除去できず、捨てるしか選択肢が無くなる場合もあります。
食事中に袖を汚してしまうのが気になるママは、長袖エプロンを選ぶと良いですね。「お出かけ用の袖付きの洋服」の汚れに、ひやひやすることも少なくなります。
【素材】お食事エプロンの素材のメリット・デメリット
様々な素材のお食事用エプロンが販売されていますが、使い心地や手入れ、カビなど生えにくいかどうか気になりますよね。
お食事用エプロンの素材ごとのメリット・デメリットをお話しします。
【シリコン・プラスチック素材】撥水性が高く食器のように洗える
食事の度に使用するエプロンは、さっと洗えてすぐ乾くものが便利です。シリコンやプラスチック製のエプロンは、撥水効果が高いので愛用している方もいます。
- メリット
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- 食器と一緒に洗えるので手間が少ない
- カビが生えにくい
- デメリット
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- ポケット部分がテーブルに当たるとこぼれることもある
- 他の素材に比べるとかさばる
- 硬く赤ちゃんが嫌がることもある
メイクマイデイやベビービョルンなど、柔らかく比較的コンパクトになるスタイもあります。下記に紹介しておきますね。
- 【メイクマイデイ】シリコンビブ
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- 値段:2160円(税込)
- 対象年齢:6か月~3歳くらいまで
- 素材:シリコン100%
- 特徴:ネック部分が4段階に調整できる・エンボス加工のおしゃれ洋服風のデザイン・食洗器で洗える・柔らかく収納しやすい
- 口コミ:手入れが楽・可愛い・よだれが多い時期にはむかないかも
- 【ベビービョルン]ソフトスタイ
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- 値段:1296円(税込)
- 対象年齢:4ヶ月くらいから
- 素材:ポリプロピレン (PP) および熱可塑性エラストマー (TPE) 製
- 特徴:お腹にぴったりフィット。ワイドポケット。真珠をイメージした首回り。食洗器可
- 口コミ:劣化しにくい。やわらかい。カビない。
シリコン製は、カビが生えるストレスから解放されるので、保育園用として使用する方もいます。NGの園もありますが、お家用としてはお勧めです。【布・ナイロン・ポリエステル素材】コンパクトだがカビが生えやすい
布・ナイロン・ポリエステルは、比較的良く売られている素材です。
- メリット
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- コンパクトに降りたためるので持ち運びに便利
- 柔らかく着心地が良いものが多い
- デメリット
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- 濡れた状態で放置するとカビが生えやすい
- 汚れが落ちにくい
バンキンスやホッペッタのエプロンなど、表面に施している加工で汚れが落ちやすいと定評があるお食事エプロンもあります。
- 【バンキンス】 スーパービブ3点セット
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- 値段:2592円(税込)
- 素材:本体、テープ:ポリエステル100%/ 表面:ポリウレタンコーティング
- 対象年齢:6~24ケ月
- 特徴:バンキンスオリジナルのウォータープルーフ素材・洗濯機で洗える・すぐ乾く
- 口コミ:丈夫、汚れが落ちやすい。カビがはえにくい。デザインがかわいい。
- 【ホッペッタ】お食事エプロン シャンピニオン
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- 値段:1620円(税込)
- 素材:コットン100%・ポリオレフィン加工
- サイズ:首回り29㎝・着丈 約35㎝/26㎝(折った状態)
- 特徴:汚れてもすぐに拭き取れる・日本製
- 口コミ:汚れが落ちやすい・持ち運びに便利・洗濯機を使うとしわしわになるので、さっと水洗いが良いかも…。
【ビニール】丈夫だがごわごわする。EVA樹脂はビニールより柔らかい
ビニールは丈夫で撥水性にも優れていますが、硬いのが難点です。
- メリット
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- 耐久性が強い
- カビが生えにくい
- 撥水性が高く染み込まない
- デメリット
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- 硬くてゴワゴワしている
- 赤ちゃんが嫌がる
- かさばる
ビニールよりも柔らかいEVA樹脂を使用したお食事エプロンは人気があります。
- グリーンスプラウツ3枚セット
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- 値段:1400円(税別)
- 素材: EVA樹脂
- 対象年齢:9-18ヶ月用 W25cm H20cm 首回り33cm
- 対象年齢:12-24ヶ月用 W28cm H27cm 首回り34cm
- 特徴:防水加工・立体ポケット・マジックテープ・使用後水洗いか食洗器
- 口コミ:他のビニール製にくらべると、カビが生えにくくごわごわしていない。保育園で大活躍した。
- EVA樹脂素材とは
- エチレン・酢酸ビニル共重合体させた合成樹脂のことで、ビニールよりも柔軟性に優れています
【タオル素材】おりこうタオルを愛用しているママも多い
フェースタオルにゴムを通しただけという簡単な作りのタオル素材のエプロンは、「おりこうタオル」とも呼ばれていて、愛用しているママも多いです。
- メリット
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- 簡単に手作りできる
- 市販の物もデザインが豊富
- 赤ちゃんが嫌がらない
- 手拭きや口拭きとしても使用できる
- お弁当をくるんで持っていける
- じゃぶじゃぶ洗えて、カビ生えにくい
- デメリット
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- 汁物をこぼすと染み込む
- 生乾きだと雑菌が湧き、悪臭がする
- ゴム部分が伸びてくると付け替えが必要
100均でタオルを買い、10枚くらいまとめて作り置きをしておくママもいます。コストも安くて毎日使いに便利です。
タオルの大きさやゴム紐の長さの調整だけで、いろんな年齢のお子様にも対応できます。ゴム紐を取り付けた側の中央部にボタンをつけたら、持ち運びにも便利になります。
【使い捨てお食事エプロン】お出かけや旅行に便利
旅行にでかける時もお食事エプロンは必要なのに、洗濯もできないし、すぐに水洗いもできず、汚れ落ちが悪い、悪臭やカビの原因になることもあります。
お出かけの時や旅行には、10枚以上セットになった使いすてエプロンが便利です。40枚セットや60枚セットのものもあり、大量に買って普段使いにもできます。
- メリット
- 衛生的で旅行やおでかけに便利
- デメリット
- 一回ずつ捨てるのでゴミが増える
【嫌がる場合】習慣づけと赤ちゃんがつけたがる工夫
慎重に選んだつもりのお食事エプロンの装着を、赤ちゃんが拒否することもあります。
- 着心地が悪いのかも…。肌に合った素材に替える
- 慣れていない。着たら食事で徐々に慣らす
- 赤ちゃんが大好きなキャラクターを試す
- どうしても嫌がる場合はタオルやハンカチで代用
お食事エプロンに限らず、着け心地が悪いものを嫌がる赤ちゃんは多いです。肌に優しい素材を選ぶことで着けてくれることもあります。
慣れていないだけであれば、食事の度に一度は着けてみる、嫌がったら無理強いしないを繰り返すと、いつの間にか着けてくれるようになることもあります。
食事やおやつの時間には、「これからごはんたべるからエプロン着けようね。」など、声掛けをしてみて下さいね。
お食事用エプロンを上手に選んでストレスを無くそう
お食事エプロンを使ってストレスを無くすつもりが、お食事エプロンのカビや汚れ、使い勝手の悪さがストレスになる場合もあります。
お食事エプロンは年齢、用途、カビの生えにくさ、使い勝手の良さや値段など総合的に見て、口コミなども参考にしながら選ぶことが大切です。