【年中児】幼稚園の発表会は成長を見せるチャンス!おすすめの歌と演出
年中さんは、日々の保育の中でもいろいろな歌や楽器遊びの経験もして、演出や選曲の幅が広がります。
テレビなどで沢山の歌に触れていてよく知っているので、子どもが楽しく挑戦できる曲を選んでみるのも良いかもしれません。
この記事の目次
年中さんんはメディアで知られる選曲もできる
子どもたちは、園で教える歌以上にメディアの情報を得ています。最近は、YouTube等で替え歌やリズムネタを園で披露する子も多いです。
親しんでいるテレビの曲に挑戦し、合唱として聞くと違った雰囲気になるのも見せ所となります。
テレビから発表会に選ばれる歌
- パンパパ・パン
- きみのこえ
- 勇気100パーセント
- マスカット
テレビの主題歌などに挑戦しても、大失敗という結果にはなりにくいです。
年少児と年中児の違い
- 年少児より元気がある
- 音感が育っている
- 歌唱力が上がる
- 練習への集中力が落ちる
- 発表会への見通しがある
- 保護者を求めて泣く子は殆どいない
音域の広い曲の練習方法
- 必ず発声練習を
- 姿勢と体力づくりも
- 高音を出せる子を増やす
- 低音も丁寧に出す
- 歌詞を大事にして情景を表現
年中さんは、慣れから練習にも緊張感が欠けてしまいがちです。テレビで親しんでいる曲は、子どもたちのテンションをあげてくれます。
楽しく練習をしながら、少しずつ合唱という形での完成度をあげていきましょう。
年中さんならではの演出が映える歌唱曲
年中さんの表現力があると、演出でよりステージを盛り上げることができます。
歌いながら他の表現をすることが難なくできますので、子どもたちは、飽きずに練習に参加できるというメリットもあります。
楽器と一緒に盛り上げる
ミッキーマウスマーチなど、行進できるような元気な曲は、子どもたちも演奏しながら気持ちが上がります。
楽器演奏にもつなげやすい歌
- ミッキーマウスマーチ
- クリスマスの歌が聞こえてくるよ
- さんぽ
ピアニカの練習もしているところが多いでしょうから、一緒に披露します。気になるのは立ち位置ではないでしょうか。
人数、舞台の音の反響、楽器の種類によっても変わると思います。
- Aパターンでは、まず、全員で合唱をします。間奏や2曲目に移動してそれぞれの楽器の位置へ。ピアニカは、各自の椅子の上に用意しておきます。10人~20人くらいにおすすめです。
- ピアニカを2列にするなどして、大人数にも対応できますし、50人を超える場合などは、合唱のみの子が半数以上になっても良いと思います。
- Bパターンも全員で合唱をしてから移動します。10人以下など、少人数でお困りの場合におすすめです。
- Cパターンは、合唱しながら数人が移動して楽器演奏、もしくは移動なしで歌と合奏が組み合わさった場合です。
合唱の位置のまま、足元に打楽器等を置いて演奏することもできます。
手話と一緒に心を伝える
年中さんでは、歌いながらの振り付けも上手に表現できるようになります。しかし、お遊戯とは異なるため、フリ重視になるのも考え物ですよね。
手話という身近でない言語を知ることと、歌の演出としてインパクトのある表現がどちらも同時にクリアできます。
新しく選んだ曲に1から手話を付ける場合、多くの手話関係団体がボランティアで手話表現を教えたり考えたりする活動を行っています。
社会とのつながりという面でも、問い合わせてみるのも一つの手かと思います。
おすすめ手話ソング
- 世界中の子どもたちが
- みんなちがってみんないい
- さんぽ
子どもたちには、歌だけでなく、簡単な挨拶などを知ってもらうことで、障害理解等の啓発、促進につながります。
みんなで輪唱
発表会だけではなく、発表会を目標に日々の保育で輪唱を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
「かえるのうた」など、なじみのある曲から遊びを通して練習を重ねることで、発表会では大きな拍手につながります。
発表会のために短期集中で教え込む方法では到達できないゴールに導くことができます。
輪唱おすすめソング
- 一年中の歌
- しずかなこはん
- かっこう
- もみじ
上記の曲は、練習でしっかり自分のパートを覚えて釣られないようにしましょう。
練習の中で、自分以外のパートを少しずつ大きく聞かせるようにしていくことをおすすめします。
また、一人ずつトライする練習方法も、子どもたちはゲーム感覚で参加してくれます。
「もみじ」は歌自体もちょっと難しいので、秋口からトライしてみると良いかもしれませんね。
その他の曲も、幼児向けの歌の多くは輪唱しやすくなっています。遊びの中で輪唱を多用して、発表会で披露できたらとても良いですね。
年中さんを飽きさせない練習は先生の遊びがポイント
年中さんの練習は、キーワード「遊び」をいつも意識しましょう。昨年できたことや機能できたこと、年少さんができていること、いつもできることに対して、先生たちはつい「当たり前」と思ってしまいます。
でも、できて当然のことができないことも、年中さんの当たり前。「なんでできないの!」「年少さんだってできてるよ!」は禁物です。
慣れから、緊張感をなくしている年中さんも、実は心の中にプレッシャーを抱えています。ごまかすためのおふざけということも多いんです。
ナイーブな年中さんの心を開放して、練習をスムーズに進め、私的な合唱にするためのポイントがあります。
集中力と飽きをコントロール
滅しやすく冷めやすい年中さん。年少児の緊張感や「初めて」のワクワクがない分、練習に飽きやすいです。また、子どもは皆新鮮さに目を輝かせるもの。
- 練習をやめる
-
月曜日から金曜日まで、毎日練習を続けていると思います。「今日は、1回で終わって早くお外で遊べるように頑張ろう!」と言いながら、そう簡単に求める仕上がりにならずやり直し、やり直し…。
そんな日々の中で、潔く先にご褒美を与えてしまいましょう。
「そっか。毎日練習がんばってるもんね。お歌の練習をがんばるには、みんなの元気とニコニコ笑顔がなくちゃ!よし、今日は練習なし!いっぱい遊ぼう!そして、パワーをためて、明日は元気いっぱい頑張ろう!」というと、子どもたちは自分たちを信頼してくれているということで責任感も増します。期待に応えたいという思いはみんな持っているので、きっと明日の練習は見違えるものになります。
- 先生たちが直立不動
-
歌の練習が始まると、先生方が姿勢よく「気を付け」したまま動きません。子どもたちがザワザワしても「無」。「なんで動かないの?」「べろべろべ~!」などと賑わってくることも。
もし、子どもたちが、誰かからでも自発的に体操座りで姿勢を正し静かになる…という反応をすれば、日頃の先生方の声掛けに花丸をあげましょう。気づく力と考える力が育っていて、且つ選択すべき態度をきちんと伝えてこられた証拠です。ザワザワが収まらない場合、子どもに危険がない限りは数分だんまりを通してみます。そして、子どもたちにお話をします。感想を聞くと、「びっくりした」の声が上がるでしょう。子どもたちは、びっくりさせることは大好きです。
そこで、「次の全体練習で、園長先生をびっくりさせよう」「発表会でお家の方を驚かせよう!」と、驚くほどの姿勢と無反応を楽しむことができます。
- 練習曲を変える
-
「さぁ、でははじめましょう」と、全く違う曲の伴奏を弾いてみましょう。「え?ちがう!」と反応する子もいれば、、歌いだす子もいるでしょう。
ちょっと気持ちが晴れたら、練習に向かいやすくなります。
年中児の歌唱指導のポイント
かえるの合唱の楽しいアレンジ
- お父さんがえる(低くゆっくり)
- お母さんがえる(裏声)
- お兄さんがえる(元気に)
- お姉さんがえる(テヌート)
- 赤ちゃんがえる(小さく高く)
- 短調で
- スタッカートで
音楽的な技術の習得と難しく考えると、先生にも負担が大きく子どもたちも楽しめなくなってしまいます。音楽遊びの楽しさでステップアップしていきましょう。
年中児は経験があるからこそ緊張する!みんなで一緒に達成感を味わおう
慣れて見える年中さん。保護者と離れる際に泣いたり不安げになったりしない年中さんだからこそ、ハグなどで包んであげることも大切です。いつもの笑顔で、ゆったり柔らかく迎えましょう。
「いいところを見せなきゃ」「失敗したらどうしよう」なんて気持ちの成長も、秘めていますよ。
年中さんになるとチームワークが高まり、一つのことをみんなで達成するために我慢や努力をしたり、励まし合ったりする姿が見られます。
本番は、一人一人の頑張りで素晴らしいステージになることをしっかり伝えて、達成感を味わいましょう。そして、大きな成長を保護者に見ていただきましょう!
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