産後はいつから自転車に乗れる?乗り始めるタイミングと注意点

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2018/10/26

掃除、洗濯、料理に買い物、上の子のお世話などママの仕事は休む暇もなく大忙し!そんなママの強い味方なのが自転車。

幼稚園や保育園の送迎、買い物にと大活躍ですが産後すぐに乗るには心配なことがたくさんあります。妊娠・出産を終えたばかりのママの体は思った以上にダメージを受けていて、すぐに産前の状態には戻りません。

骨盤は緩んでガタガタ、会陰切開や帝王切開の傷がふさがっていなかったり子宮は元の大きさに戻っておらず悪露も出ている…そんな状態で自転車に乗るとママの体に悪影響が出ることもあります。

できることなら無理はせずにお願いできることはパパやおじいちゃんおばあちゃんに任せ、ママはゆっくり赤ちゃんのお世話をしていたいところですがそうはいかない場合も。

出産を終えてから退院するまでは自分の体の回復と赤ちゃんのお世話に集中できますが、退院すると少しずつ家事や日常生活に戻っていかなくてはなりません。

産後自転車に乗り始めるタイミングや安全にに乗るために気を付けたいこと、確認しておきたいポイントをまとめました。

産後の自転車はいつから?1ヶ月検診を終えてからが安心

産後6~8週目までは産褥期といいなるべく体を休ませ、赤ちゃんのお世話とママの体の回復に専念する時期です。

一人目の場合はゆっくりと過ごすことができますが二人目三人目となると外遊びや幼稚園や保育園への送り迎えでなかなか休んでばかりもいられませんよね…

できればすぐにでも自転車を使いたいところですがここは我慢して短い距離なら徒歩、遠ければ車や公共交通機関を利用するようにしましょう。

ちょっと贅沢ですがタクシーを使ったり送迎はファミリーサポートにお願いすることも検討してもいいと思います。

軽い家事や徒歩での移動などはあまり体への負担もありませんが、自転車での移動は座った姿勢であることと振動が直に伝わるため体への負担も大きくなるのであまりオススメはできません。

産後すぐに乗っている人も多いようですが、ママの体のことを考えると1ヵ月検診を待って医師に相談してからが安心です!必要がなければ6ヶ月ほどは乗らないようにしましょう。

これだけは確認を!自転車に乗る時のチェックポイント

最低1ヵ月は待ってほしい自転車の乗車ですが、どうしても乗らなければならない場合も出てくると思います。

そんな時にこれだけは絶対に確認してほしいことがあります。ママの体はもちろんお子さんの安全のためにも必ずチェックしてください!

悪露は落ち着いているか
産後のママの子宮の回復具合は悪露の状態で確認できます。悪露が出ている間は子宮が回復しきっておらず、無理をすれば長引いたり出血量が増える場合も…

自転車に乗った後悪露が増えるような場合は利用を中止しましょう。まだ乗れるような状態ではありません。

乗った時に痛みはないか
出産のために緩んで開いた骨盤は時間をかけてゆっくり元に戻ります。正しい位置に戻っていないと自転車を漕いだ時に足や腰に痛みが出ます。

会陰を切開した場合や帝王切開での出産は傷が痛むこともあります。日常生活で痛みがなくても自転車の強い刺激が加わり傷の治りに影響が出ては大変です。

またがって傷に違和感がないか、軽く漕いでみて足や腰に痛みが出ないかを必ず確認しましょう。

貧血やめまいはないか
妊娠・出産を終えて育児を頑張っているママはまとまった睡眠もとれないため気づかないうちに疲れがたまっています。

知らず知らずに溜まったストレスが体に貧血やめまいという症状として現れることもあります!自転車を漕いでいるときにめまいでグラッ…なんてことになったらママも赤ちゃんも無事では済まないかもしれません。

少しでも不安があれば自転車には乗らないことが大切です。何よりも安全を第一に考えて利用するかどうかを決めましょう。

産後すぐのママに自転車をオススメできない理由と体への影響

産後の体はママが思っている以上にダメージが大きく、無理をすれば今後の体調や体の回復にも悪影響が出てしまいます。

産後1ヵ月ほどで日常生活を送るには問題ないレベルにまで回復しますが無理は禁物。ここで無理をするとどんな影響が出るのでしょうか。

骨盤が歪んでしまう…

出産に向けて骨盤は緩んで開いていきます。赤ちゃんが参道を通るのに必要なことで、戻るのに3ヵ月ほど時間がかかります。

産後半年までは骨盤を支える靭帯が安定していないのでグラグラな状態なのです。自転車の刺激はこの状態の骨盤には強すぎます。

骨盤が歪むと恥骨や尾てい骨に痛みが出るだけでなく尿漏れの原因になったり、代謝が落ちて痩せにくい体になってしまうこともあり注意が必要です。

会陰や帝王切開の傷口が痛んだり治りにくくなる恐れが…

会陰はサドルに当たるため擦れて縫合部に痛みが出ることもあります。傷口が開く心配はほとんどありませんが治りが悪くなる恐れもあります。

会陰切開や裂傷ががなかった場合も膣や外陰部がむくんでいて自転車のサドルの刺激で痛みが出ることもあり注意が必要になります。

帝王切開の場合直接傷に当たることはありませんが無理をして傷が開いたというママもいました。そうなっては元も子もないので自分の体とよく相談してください。

子宮が戻りが悪く悪露が長引く原因に!

妊娠時に大きくなった子宮は6週間かけて元の大きさに戻っていきます。10ヵ月もかけ大きくなったものを短期間で戻すので負担がかかるのは当然のことです。

悪露は出産時の出血の残りや胎児の卵膜で、出血している間は子宮が戻り切っておらず回復している途中なのです。

産後の悪露は大体1ヵ月ほど出続け、その間は貧血を起こしやすくなります。動悸やめまいが事故の原因にもなりかねないので悪露が落ち着くまでは乗らないのが無難です。

どうしても乗りたい時は骨盤ベルトでケアを!

骨盤ベルトは骨盤周りをしっかりと支えてくれるので負担を軽くしてくれます。開いた骨盤を矯正する効果もあるのでぜひ使ってみてください。

無理な姿勢になることも防いでくれます。自転車に乗る時はもちろん日常的に使うのがオススメです。

赤ちゃんはどうやって連れて行く?抱っこひもは実はダメ

赤ちゃんを連れて自転車に乗ろうとすると方法は多くありません。首が座るまでおんぶはできないので前抱っこで運転するしかないのですが、前抱っこで自転車に乗ることは法律上認められていません。

自転車に付ける子供用のイスは座った姿勢で乗ることになるので、一人でしっかり座れるようになるまでは抱っこひもを使うしかないのです。

罰則はありませんが危険な行為に変わりはありませんし、バランスが取りにくくなり視界も悪くなるため思わぬ事故につながるかもしれません。

4ヵ月を過ぎ首が座ってくるとおんぶして自転車に乗ることができ、こちらは乗車が認められています。

子供を乗せる自転車は必ず安全なものを選ぶようにしてください。スタンドはグラグラせず安定感のある両足のもの、タイヤは大きすぎないものがバランスも取りやすくオススメです。

子供乗せ自転車が一番安全で、機能面で見ても他の自転車より優れています。ただし高価なものが多いので購入の際にはよく検討しましょう。

ママと赤ちゃんの安全を優先してかしこい自転車の利用を

産後のママの体はデリケートでちょっとしたことで体調を崩すこともあります。頼れる人がいるのならこの時期だけ!と割り切って甘えるのも悪くはありません。

自転車に乗る場合も必ず安全を確認して危険な目に合わないように十分注意してください!

産後無理をしてしまっために長い間体調不良に苦しむこともあるようなので必要な時だけ、短時間で済ますことが上手に自転車を使うポイントです。

ママが倒れてしまうとパパや赤ちゃんも困ってしまうので、家族で協力しあって大変な産後を乗り切りましょう!ママも大変な時期ですが自分を大切にしてくださいね。

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