自転車のチャイルドシートは前?後ろ?おすすめの種類や乗る際のコツ

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2018/04/03

自転車のチャイルドシートに子供を乗せている様子

既に自転車を持っている場合、新しく子供乗せ自転車に買い替えるより、自転車のチャイルドシートを取り付けたい!と思っているパパママに朗報です!

最近の自転車用のチャイルドシートは可愛くてかっこいいデザインのものが一杯ありますよ!

しかし、サイズや積載量、ドレスガード、スタンド、BAAマークがあるか、そもそも取り付け可能な自転車なのかを確認するなど注意点があります。

前乗せにするか後ろ乗せにするかもしっかりと検討してくださいね。運転の仕方やお子さんの乗せ方に違いがあるので注意が必要なためです。

デザイン・機能などお子さんとママにピッタリのものがあるはずなのでそれを見つけたいですよね。種類や取り付けた自転車に乗るコツについてまとめました。

まずは、自分の自転車が取り付け可能か調べてみよう!

簡単にチャイルドシートを取り付けたいと一言で言っても、実は結構○×があります。一般的に取り付けられる自転車を確認してください。

取り付け可能であっても、後ろ用チャイルドシートが取り付け可能か確認が必要です。また、メーカーによっては、ママチャリ専用のチャイルドシートが限られていることもあります。

タイヤのサイズも決められています。

今度はお持ちの自転車自体をよく見て調べて頂きたい点があります。十分な強度があるかどうか、チャイルドシート対応用に設計されているかが記してあります。

  • チャイルドシート対応の確認…丁度サドルの下あたりにシールで記載されています。最大積載量の上限なども示してあります。
  • 積載量…荷台の真ん中にまたシールで、荷台の後ろ部分には刻印という方法で示されています。シールは「チャイルドシートとお子様合わせて27キロまで」とあり、最大積載量という意味です。刻印は「MAX27㎏」という風に刻印されています。

ママチャリでも、自転車が規格外の場合があります。後ろ乗せチャイルドシートの子どもの体重は22キロ以下と決められており、チャイルドシート自体の重さは2キロ~5キロ位です。

刻印されている最大積載量は安全を考慮された数字になっていますので、よく確認して下さい。

自転車の規格は、クラス18.25.27(最大積載量のkg)等がありますが、18は規格外となりますので、取り付け予定の場合は、25か27を選んでくださいね。

自転車の安全性を保つ基本的な装備があるのかを確認して!

もし、お持ちの自転車がロードバイクや折りたたみ自転車だったらチャイルドシートはほとんど取り付けられません。

そういった自転車とママチャリとの安全性についての違いが何点かあります。ママチャリは「ママ」とついているだけあって、基本的にはとても安全に設計されているんです。

しかし、同じママチャリでも、一万円程度の外国製ママチャリですと、強度が足りず、折れたりすることもあり危険です。

安全を保障されている自転車をよく見極め確認してください。それから、今一度その性能の優れている所を再確認しましょう。

  • ドレスガード…サドルのすぐ下にある、後輪の上部に取り付けられているガードです。本来はママのスカートなどが巻き込まれないようにする為のものです。これが子供の足が巻き込まれるのを防ぐ大事な役割を果たしてくれます。
  • 両立スタンド…子供の乗せおろしする際に、強度や安定感があり、バランスを崩しにくいです。片足スタンドなら、交換して貰いましょう。料金は3,000円くらいで交換してくれるそうです。
  • BAAマーク…安全・安心な自転車を選ぶ時のひとつの「自転車安全基準」。一般社団法人自転車協会認定です。
  • SGマーク…消費生活用製品の安全性の基準。一般財団法人製品安全協会認定。

両立スタンドについては、「スーパーワイドスタンド」という安定性を追求された専用車もあるんだとか。各サイズが用意されているので、お店で交換して貰うこともできます。

変速機やハンドロックもあるともっと便利!なければ取り付けも可能

  • ハンドロック…ハンドルが不安定になったりするのは、買い物や荷物を乗せて重くなった時です。前乗せのチャイルドシートにお子さんを乗せたら、さらに転倒の危険がありますよね。ハンドロックを付けて安全性をより強固にしましょう。
  • 変速機…一般車なので、やはり変速機なしでの坂道は大変です。低速にしておくと、発進時や曲がり角とくハンドルのふらつきが少ないです。
  • ステップorフットレスト…こちらも足の巻き込みを防止するのにあると安心です。

前乗せと後ろ乗せだと乗り心地や安全性に違いが!

前乗せと後ろ乗せ、利用したい期間、年齢や身長体重でどちらかを選択していきますが、一般車では前と後ろ、乗り心地や使い勝手、安全性にも様々な違いが出てきます。

例えば、前乗せですと、専用車は最初からカゴがなくシートに設計されています。それと逆に一般車の場合にはハンドル部分に取り付けるので、運転中足にシートがぶつかったりして運転しにくいのです。他の点も挙げてみました。

チャイルドシート前乗せのデメリット

  • チャイルドシートは小さいものしか選べない。
  • 狭いシートの為、子供も乗り心地が良くない。
  • チャイルドシートに足がぶつかり、股を開いて走行しなくてはならない。
  • 慣れないと何度も足をぶつけてしまう。
  • 一番前にいるので雨や風をもろに受けてしまう。
  • 前に重心が行き、バランスが崩しやすい。

チャイルドシート前乗せのメリット

  • チャイルドシートが不要になったら、取り外せる。(専用車だと不要のチャイルドシートが朽ち果てて行き見た目が悪くなる)
  • 専用車だったら前輪が小さく設計されていたり、小さ目のタイヤやインチが低いものが多いので、チャイルドシートを取り外した後不恰好。
  • 子供が乗らない時は大きめのカゴとして便利。
  • 取り外しが簡単にできる。
  • 後ろ乗せに比べて軽い。
  • 体全体を覆う形状のタイプが多く、安全。
  • 一番前にいるので視界が広く子供が喜ぶ。

後ろ乗せチャイルドシートのデメリット

  • 子供の様子が分からない。
  • 勝手にシートベルトを外されても気づかず危険。

後ろ乗せチャイルドシートのメリット

  • ヘッドレスト付きで頭までガードでき、寝てしまってももたれる事が出来る。衝撃吸収のあるものなら気持ちよく居眠り出来ます。
  • ヘッドレストが上下できるものは、子供の成長に合わせて調節できる。
  • ヘッドレストにリュックがかけられる。子供に背負わせるとつぶれてしまうので、そうならないので便利。
  • 成長に合わせて、フッドレスト(足置き)の高さが調節できる。
  • 夜対策に、フッドレストの裏に反射板が貼ってあるものもある。
  • フッドレストは、電柱やポストや壁などから足を守ってくれる。
  • ベルトの操作が簡単。
  • カゴとしても利用できる。

チャイルドシートは日本国産?海外製?特徴を確認!

チャイルドシートには安心安全を第一に設計された日本製とおしゃれで個性的な外国製があります。どちらを選べば良いか、違いを比べてみました。

日本製のチャイルドシートの特徴

基本的にママチャリと言われている軽快車に取り付けることを想定して設計されていて、以下の項目が基本装備されている自転車がほとんどです。

  • 落ち着いたデザイン
  • 5点式のシートベルトが多い
  • ヘッドレストにクッションには、衝撃吸収素材使用
  • ヘッドレストやフッドレスト(足置き)は成長に合わせて調節できる
  • SGマークを取得している

海外製のチャイルドシートの個性

海外製もさまざまな種類があり、人気です。日本の製品がママチャリ限定が多いのに対し、クロスバイクやマウンテンバイクなどにも取り付けられます。さらに特徴を見てみましょう。

  • おしゃれなカラー・デザイン
  • 取り付けられる自転車の種類が豊富…クロスバイク・MTB・自転車ビーチクルーザーなど
  • 色々な国のメーカーがある

人気のチャイルドシートを紹介

チャイルドシートを選ぶポイントとしては、後ろ乗せチャイルドシートはヘッドレストは上下するものがおすすめ。

レインカバーはヘッドレストありきでデザインされているものが多いので、いざ雨の日になったら、レインカバーがかぶせやすいからです。

おすすめのチャイルドシートを何点か紹介しますね。

【国内】OGK ヘッドレスト付デラックスリヤキッズシート
  • 後ろ乗せチャイルドシート 
  • 税込み価格 ¥7,226

国内売れ筋メーカーOGKの№1商品。子どもが乗っていないときは後ろカゴとしても使えるチャイルドシート・5点式シートベルト・衝撃吸収率約90%のパッド使用のヘッドレストつき。

【国内】OGK ヘッドレスト付コンフォートフロントベビーシート
  • 前乗せチャイルドシート
  • 税込み価格 ¥8,900

FBC-011DX3 高さ調節できる大きめのヘッドレストが特徴。子供が乗っていない時は畳める優れもの。

【国内】OGK 籐風フロントベビーシート FBC-006S3
税込み価格 ¥3,441 

リーズナブルなフロントチャイルドチートの定番の商品。藤のカゴ風にデザインされ、色もグレー・ダークブラウン・ライトグレーの3色。本体のフックをハンドルに引っかけて、ロックをかけるだけという簡単な取り付け方。

【国内】ブリジストン チャイルドシート ルラビーデラックス2
  • 税込み価格 ¥10,770 
  • 3人乗り自転車対応

5点式シートベルト・安全補助ベルト装備で安全性が高い。ソフトクッションやリクライニング板で乗車スペースの調節ができ、乗り心地が良い。 

【外国製】Yepp イエップ mini setミニセット
  • フロント(前乗せ)タイプ
  • 税込み価格 ¥18,825 

とにかくおしゃれで可愛いのが人気。風よけには別売りのフロントウィンドウ。人間工学に基づいた乗り心地のいいデザイン。カラーバリエーションはなんと13色もあります。 

【外国製】ボバイク ミニクラシック 
  • 前乗せ用
  • 税込み価格 ¥13,359 

オランダ製でヨーロッパシェア率がNo1で、王室までが御用達なんだとか。9か月から乗せられ、カラーデザインは6つ。ママチャリ・シティ車・マウンテンバイク取り付け可。

【外国製】hamax ハマックス kissキス
  • 後ろ乗せ用
  • 税込み価格 ¥11,468 

ノルウェー生まれ。そのおしゃれなデザインで世界中で愛されている製品。乗り心地もよく居眠りする子が多数出現しているそうです。キャリアのない自転車に取り付け可。

【外国製】トピーク ベビーシートⅡ 
  • 後ろ乗せ用
  • 税込み価格 ¥19,008

台湾生まれ。黄色が可愛い後ろ乗せ専用。シートの取り外し簡単。ヨーロッパでも人気が高い製品です。後ろ乗せには珍しくハンドルならぬ持ち手に安全バーがついている。

2人以上乗せる予定なら、専用車を!道路交通の法律もチェック

具体的に各都道府県で施行されている道路交通規則を確認してみましょう。

  • 子供乗せ自転車を運転する人の年齢は16歳以上であること
  • 自転車に取り付けたチャイルドシートに乗せられる子供は6歳未満
  • ヘルメット着用
  • 幼児2人乗せ自転車に限り6歳未満の幼児2人を乗せることができる。

幼児2人乗せ自転車はBAAマークで「幼児2人同乗基準適合車」と認定され、シールにも記載されている自転車が子供二人とママ、三人で乗って良いとされています。

BAAマークの他に、「JIS」、「SG」マークなども安全基準を定めています。

ヘルメットは着用義務あり!お子さんの居眠り対策のアイテムもおすすめ

先程も述べた通り、ヘルメットは道路交通法着用が定められています。忘れずに着用しましょう。
ヘルメットも色んなデザイン・付け心地もメーカーによって様々です。子供は大人に比べて頭が大きいので転倒しやすいので危険です。

お子さんの頭のサイズにあったものをしっかり選びましょう。ヘルメットは頭囲を調節するアジャスターやあごのラインに紐がついているものが良いですよ。

頭囲を測るポイント

おでこと後頭部の一番出ているところと、耳のすぐ上を測ります。

ヘルメット以外にも、お子様が喜んで自転車に乗ってくれるような便利なアイテムがあります。

最近の自転車やチャイルドシートはどんどん進化して、乗り心地が良く、お子さんはついつい居眠りなんてしちゃいますよね。可愛いお顔がハンドルにぶつかったら大変!

そんな時はフェイスガードが強い味方になってくれますよ。可愛い猫ちゃんやうさぎちゃん、パンダちゃんがお子さんの顔を守ってくれます。

寒い日は小さい手をフェイスガードの中にも入れられて、ハンドカバーにもなっちゃいます。是非、お子さんの気に入るものを探してみて下さい。

乗っている時は危険予測をして、お子さんにも声掛けしながら走行を!

自転車やチャイルドシート、ヘルメットやフェイスガード、お子さんを守るアイテムをベストチョイスできましたか?

そしたら今度は、乗る前や乗車中にしっかり危険予測やシュミレーション、または広場で練習をするなどして、運転になれておきましょう。

また、その際にお子さんにも頻繁に注意喚起の声掛けを行っていきましょう。
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