母乳過多の対策方法。質のいい母乳作りと正しい授乳方法がポイント

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2017/09/03

母乳過多の対策をしているママ

母乳が出すぎる母乳過多ですが、母乳の過剰分泌を抑制する対策方法や授乳方法を見直すことで母乳過多を改善することができます。

また、母乳が出すぎることによっておこるトラブルも、正しい対策方法を行っておけば未然に防ぐことも可能です。

母乳過多は痛みを伴うことも多く、日常生活にも支障をきたしてしまうことも少なくありません。母乳過多を改善する方法やトラブルの予防法を紹介します。

トラブルの一番の原因は母乳の質!まずは質のいい母乳で対策を

母乳過多の体質の場合、繰り返す乳腺炎に悩むママも少なくありません。乳腺炎は母乳過多でもなくてもなってしまうものですが、その多くが母乳の質にあります。

母乳の質は食生活の影響を最も受けやすく、体質によっては乳製品を少し食べただけで乳腺が詰まりかけてしまうこともあります。

また、質は味にも影響するので質が落ちると味も落ちてしまい、飲むのを嫌がる赤ちゃんもいます。質が悪くて詰まりやすくなる上に、おいしくなくて飲んでくれなくなるとすぐにトラブルに繋がります。

チーズや生クリームなど乳脂肪の高いもの、牛肉や揚げ物などの脂っこい食事は控え、根菜類を使った煮物中心の食生活を心がけましょう。

ハーブティーで母乳を抑制!ごぼう茶や葛根湯は乳腺炎予防に

ハーブティーといってもハーブティーにはたくさんの種類があります。それぞれに期待できる効果効能があるのですが、中には母乳過多を改善したり、トラブルを予防する効果が期待できるハーブティーがあります。

母乳の分泌を抑制するハーブティー

数あるハーブティーの中でも、母乳不足のママは飲まないほうがいいと言われるほど母乳を抑制する作用が期待されるハーブティーを紹介します。

  • ペパーミント
  • セージ
さらにペパーミントにはおっぱいの張りや痛みを改善し、体を冷やす効果もあります。セージにもホルモンバランスを整え、炎症を抑える効果があります。

この2つは乳腺炎予防も期待できるので、卒乳や断乳時期にも効果的です。

他に、おっぱいの張りやしこりを解消するために効果的なハーブティーとしてはカモミールもおすすめです。

ごぼう茶で母乳をサラサラに

ごぼう茶には母乳の質を良くし、サラサラにしてくれる作用があります。また、母乳の分泌を促す作用があるわけではないので、安心して飲むことができます。

母乳の質がよくなると、味もよくなり赤ちゃんの飲みが良くなる効果も期待できます。また、母乳がサラサラになるので乳腺炎を予防することもできます。

ただ、ごぼう茶といってもごぼうの種のお茶なので味がかなり独特です。筆者も飲んでいましたがなかなか味に慣れることができませんでした。

ハーブティーもごぼう茶も普通のお茶と違いクセがありますが、薬だと思って飲めば飲めないことはありません。

ですがハーブティーもごぼう茶も熱いまま飲むと体を温める原因になり、母乳の分泌にも繋がりかねないので常温以下にして飲むように気をつけましょう。

また、水分の摂取量が多すぎると母乳の分泌に繋がるので注意しましょう。

乳腺炎予防には葛根湯

風邪のひきはじめによく効く葛根湯ですが、炎症を抑える作用があるので乳腺炎予防にも効果的です。ただし、乳腺炎になって熱が出てしまうと効果はあまり期待できなくなってしまいます。

葛根湯は母乳過多そのものを抑制するというより、母乳の詰まりや乳腺炎の予防に効果的です。食生活が少し乱れてしまった時や、いつもより張りや痛みが酷い時に飲むようにしましょう。

正しい授乳方法でしっかりと飲んでもらう!飲んでもらうための環境作りも

母乳過多の場合、赤ちゃんが授乳を嫌がって正しく授乳ができずにトラブルの原因になってしまうこともあります。

まずは正しく授乳できているか確認してみましょう。

正しい授乳方法は?姿勢と赤ちゃんの口に注目

正しく授乳する為には赤ちゃんが乳首を咥えやすいポジショニングができているか、飲みやすい体勢になっているかが重要です。

必ず赤ちゃんの口とママのおっぱいが真正面で向かい合わせになっている状態にしましょう。そして咥える時は赤ちゃんの口が大きく開くまで待ってから咥えさすようにします。

大きく口が開いていないと浅吸いになり、飲める乳腺と飲みにくい乳腺で飲む量にムラができてしまいます。飲み残しを無くすために、しっかりと大きな口で飲んでもらいましょう。

授乳に集中できる状態や環境を心がける

ママが母乳過多の場合、中には授乳を泣いたり暴れたりして嫌がったり、飲み始めてもすぐに離してしまう赤ちゃんもいます。

赤ちゃんが授乳をしようとしない理由はいくつか考えられます。

母乳が勢いよく出過ぎるため、苦しい・むせてしまう
母乳が勢いよく出過ぎると赤ちゃんの飲むスピード以上に出ることになり、むせてしまいます。
母乳が美味しくない
母乳の分泌が多すぎるために前回の飲み残しが残ってしまうと、飲み始めると古くなり味の母乳から出てくることになります。
おっぱいが張っているのでうまく咥えることができず、しっかりと飲めない
おっぱいが張っているとどんなに大きな口をあけて飲もうとしても滑ってしまうので上手く咥えられず、しっかりと飲むことができなくなってしまいます。

この3つは母乳過多が原因となることが多い理由です。

しかし、授乳前に「圧抜き」をしておくことで赤ちゃんが飲みやすい状態にすることが可能です。

圧抜きすると少量ですが母乳を絞ることになるので、授乳し始めてからの母乳の勢いを弱めることができ、古い母乳は出しておくこともできます。

また、乳輪周りが柔らかくなるので、赤ちゃんがしっかりと咥えることもできるようになります。

圧抜きの方法は?

それでは圧抜きの方法を説明します。

  1. 片方の手でおっぱいを脇側の斜め下から軽く支える
  2. もう片方の手で色々な方向満遍なく搾乳する

絞り方は基本的に搾乳と同じですが、授乳前の圧抜きは赤ちゃんが咥えやすくするために絞るだけなので、量を絞る必要はありません。

目安としては2〜3分程度、乳房全体をほぐす必要も無く、乳輪の周りがある程度柔らかくなれば圧抜き完了です。

授乳する時は静かな場所を選ぶ

また、授乳に集中できない原因として周りの騒音も挙げられます。

授乳する時はテレビなどは消し、できるだけ静かな場所でママも赤ちゃんも授乳に集中できる環境を整えてから始めましょう。

母乳過多を悪化させないための授乳間隔や授乳方法は?

授乳間隔が空きすぎると張りが酷くなり、痛みや詰まりの原因に繋がります。

そのため、授乳間隔も空け過ぎないように注意が必要です。母乳過多の程度にもよりますが授乳間隔は3時間程度にしておくほうが無難です。

また、母乳の分泌を抑制しながら授乳する為には、左右交代するタイミングも重要です。一般的にはよく片方5分×2セットや3分×2セットなど時間を区切って交代する授乳方法を耳にしますが、それはトラブルのない場合の授乳方法です。

母乳過多の場合は時間で区切らずに、片方ずつ張りがおさまるまで飲んでから交代する方が理想的です。時間で区切ってしまうと飲み残しがある状態で交代することになり、母乳の分泌に繋がります。

ただし、赤ちゃんによっては5分程度でもしっかりと飲み切れる赤ちゃんもいるので、張りの程度やママの感覚で飲みきったかどうか判断しましょう。

片方授乳になってしまっても構わないので、まずは飲み始めた方のおっぱいはしっかりの飲み切ってもらうようにします。

片方で授乳が終わってしまった場合は次の授乳で反対側のおっぱいから飲み始めます。

また母乳過多を改善するために、あえて片方授乳にしてしまうのもひとつの方法です。

片方授乳の方法とは

1回の授乳は片方のみにし、その後3〜4時間後に改めて授乳する時は反対側のおっぱいのみを授乳する方法です。

授乳後、しばらくしてまたおっぱいを欲しがることもありますが、3〜4時間経過するまでは前回と同じ方のおっぱいを授乳します。

授乳していない方のおっぱいが張って痛い場合は冷やして乗り切ります。

片方授乳を数日間おこなうことで、母乳過多を改善できる場合もあります。ただし、母乳乳腺炎や詰まりがある場合はこの片方授乳をしてはいけません。

搾乳し過ぎは母乳過多を悪化させることも

圧抜きのために少しだけ搾乳することはスムーズに授乳をする為にとても有効な手段ですが、一方でおっぱいが張り過ぎるからといって搾乳しすぎると、母乳過多を悪化させる原因になります。

母乳過多の場合は溜り乳タイプがほとんどなのですが、溜り乳は母乳過多に限らず乳房の中に母乳が無くなると母乳を作り出そうとします。

母乳過多でなければそれでも問題ないことがほとんどですが、母乳過多の場合は作られるスピードが早いため、すぐにおっぱいがカンカンになる原因になります。

あまりにも張って痛いのに赤ちゃんが飲んでくれないなどの理由で搾乳する場合も、おっぱいが少し柔らかくなる程度にとどめておきましょう。

おっぱいを冷やして痛みを緩和する

張って痛い場合は搾乳する前にまずは冷やして様子をみてみましょう。冷やす行為は搾乳するよりも手軽にできる対策です。

おっぱいを冷やす方法として有効なのはキャベツ湿布とペパーミントおしぼりです。

キャベツ湿布の作り方

用意するものはこちらです。

  • キャベツの外側の大きめの葉
  • 包丁

作り方もとても簡単です。

  1. キャベツの葉の真ん中らへん(乳輪の部分)を丸くくり抜く
  2. 葉で乳房全体を覆うように直接被せる

両方冷やす場合は2枚用意します。また、レタスでも代用可能です。

キャベツの葉が温くなってもボウルに冷水を張り、しばらく浸けておくと復活するので繰り返し使うことができます。

ペパーミントおしぼりの作り方

ペパーミントおしぼりを作るには次の物を用意します。

  • ペパーミント精油
  • おしぼり
  • ボウル

手順は次の通りです。

  1. ボウルに水を張り、ペパーミントと精油を2〜3滴落とす
  2. おしぼりを浸し、しっかりと絞る
  3. 絞ったおしぼりを冷蔵庫で冷やす
この2つの方法はゆっくりと冷やしてくれるので冷やし過ぎによるトラブルも防げます。
おっぱいを冷やす場合の注意点
保冷剤や氷などで冷やしすぎると、母乳が硬くなり詰まりやすくなるなど、トラブルの原因になるので、保冷剤を使う場合も凍らさずに冷蔵庫で冷やしてタオルにくるむようにしておきましょう。

体の温め過ぎに注意!血流がよくなると母乳の分泌が増えてしまう

母乳はママの血液から作られており、白い血液とも呼ばれています。そのため、血流がよくなると母乳の分泌もよくなります。

母乳の分泌を良くしたいなら温めることはとても有効な手段ですが、母乳過多の場合温めすぎは大敵です。

特に入浴はどうしても体が温まってしまうので注意が必要です。

  • 入浴はシャワーのみにする
  • 湯船に入る場合は短時間にする
  • シャワーや湯船の温度をぬるめに設定する
ですが季節によっては体が冷えて風邪などの体調不良の原因にもなるので、浴室に暖房があるなら前もって浴室を少し温めるなどして活用するようにしましょう。

さらに、入浴後はできるだけすぐに衣服を着て、髪の毛も乾かしてしまうなど、冷えによる体調不良の対策も忘れないことも必要です。

また、ハーブティーの飲み方でも触れましたが、飲み物も温かい飲み物ばかり飲むと体が温まってしまいます。

かといって冷たいものばかり飲むのも体によくないので、常温やぬるい程度の温度の飲み物を適量飲むようにしましょう。

母乳外来に通っておっぱいメンテナンスを。断乳もひとつの選択肢

母乳外来では母乳の出方や乳腺の状態をみながらおっぱいマッサージを受けることができ、マッサージの後は赤ちゃんの飲みが良くなることがよくあります。

また、おっぱいに痛みがある場合、熱がなくても乳腺炎になっている可能性もあります。母乳や乳腺の質がいいと、熱がでないまま乳腺炎になる体質のママもいます。

母乳過多の場合は、食事に気を使っていて母乳の質が良いのに乳腺炎になってしまうこともあるので気をつけましょう。

母乳外来へ定期的に通っておくと、母乳や乳腺の状態を把握でき、助産師さんから授乳のアドバイスももらえるのでトラブルを予防することができます。

それでもトラブルを繰り返す場合は断乳もひとつの選択肢です。ただし、母乳過多の場合は自己判断で断乳してしまうとトラブルになりやすいので、母乳外来で相談してからすすめる方が無難です。

母乳過多の対策は万全に。できる対策法は可能な限り実践する!

母乳過多の体質のママは、少し気を抜いただけですぐにトラブルに繋がってしまうことが少なくありません。

食事に気をつけていても授乳が上手くできていない、授乳が上手くできているのに体を温め過ぎてしまった、など対策がなにかひとつ出来ていないだけでも母乳過多の原因になります。

自分で実践できる対策法はできるだけ実践しておくことが母乳過多を改善、トラブルの予防するために大切です。

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