父の日のプレゼントに子供の手作り品を!おすすめの作り方や贈り方
父の日は、子供からお父さんへの感謝の気持ちを伝える大切な日なので、ぜひ素敵なプレゼントをあげて喜んでもらいたいものです。
でも意外とプレゼント選びは難しい!物が豊かに溢れているだけに、まだ持っていなくて喜んでもらえるものとなると何があるでしょうか…。
「ママになら思いつくけどパパはわからない~!」という子供も案外多かったり、ママ自身もアイデアがなかったりします。
あげくに、せっかくのプレゼントの保管をパパに任せていると「そういえば去年もらった似顔絵どこかな」とプレゼントし甲斐のないことになったりして焦ることも。
毎年プレゼントに迷いたくない、プレゼントを上手に保管したい、どうすれば喜んでもらえる?
毎年、父の日に頭を悩ませているお子さまと、お子さまにアドバイスを送っているママへ「プレゼントの贈り方」をご提案します。
この記事の目次
父の日のプレゼントは既製品にするか手作り品にするか?
まずは下記の比較表を参考に、既製品を買うか手作りするか、比較してみましょう。
既製品 | 手作り品 | |
定番 | 花、ネクタイ、お酒、ハンカチ | 似顔絵、手紙、肩たたき券 |
費用 | 高い | 安い |
実用性 | 高い | 低い |
感激度 | ★★★ | ★★★★★ |
ハンカチやネクタイなどの既製品の場合は費用はかかりますが、パパがお仕事のときにも使ってもらいやすく、実用性が高いプレゼントが多くなります。
交流が多い父子なら「パパが今欲しいものは、これ!」と知っていたり、自由になるお小遣いがある小学生なら、プレゼント選び自体が貴重な体験になるので既製品もいいですね。
子供自身がママと相談してプレゼントの人気ランキングを参考にして選んだり、頭を悩ませてくれたものなら、たとえクッキーみたいなお菓子でさえもパパは嬉しいはずです。
ただ、子供の使える予算には限界があります。パパが欲しいものを買うのには不足していたり、買い物に一人では行かせられないなどの問題もあるでしょう。
これに対して手作り品の場合は費用はあまり必要ありませんが、高級感などがない分、実用性は薄いものがどうしても多くなります。
しかし、ここで注目したもらいたいのは「感激度」です。手作り品のほうが、子供の成長を直接感じることが出来る贈り物だと思いませんか?
パパのことを思って、上手には出来なくても幼い息子や娘ががんばって作ってくれた!ということがパパの大きな喜びになるからです。
手作り品はどうしても最初はママの手助けが必要になりますが、感謝を伝えることや人を喜ばせることを幼い子供でも体験できる貴重なチャンスです。
子供が一生懸命作ってくれた手作り品は、まさにプライスレスな贈り物だと言えるでしょう。
ママも一緒にパパへの感謝を改めて形にし、「我が家の父の日」として家族で楽しみたいものです。
手作りプレゼントを父の日に贈ろう!定番品をひと工夫してみて!
では父の日のプレゼントといえば何を思い浮かべますか?
スペシャルレシピを駆使してオーブンでおいしいケーキを焼いたり、プラ板で世界に一つだけのキーホルダーを作ったり、腕とセンスがあればできそうだけど…。
ここでご紹介するプレゼントは、センスも多少必要ですが「子供の成長と重ね合わせられる」「保管していきやすい」ということに着目したラインナップです。
子供主導型とママ主導型に分かれています。子供が赤ちゃんや幼児のうちはママ主導でも、成長につれて子供主導に切り替えも可能ですよ!
【子供プロデュースその1】定番の似顔絵はスケッチブックで
「去年の似顔絵はどこに片付けたかな事件」が勃発しないように、画用紙ではなく、スケッチブックを利用してみてください。
スケッチブックなら毎年描き足していくので、子供の成長の足跡にもなり、後でふり返って見やすいというメリットもあります。
2歳くらいからお絵かきらしいことは出来るようになってきますので、アドバイスしてあげながら始めてみてください。
【子供プロデュースその2】感謝のメッセージ帳を作って毎年書き続けよう
書きこむ内容をまず決めてください。パパに喜んでもらえるような内容を考えて、色々盛り込むといいですね。
お子さんが小さいうちはママがプロデュースしてあげてください。内容を考えてヒアリングし、代筆まですることになります。
- パパの大好きなところ
- パパとの一番の思い出
- パパへの感謝メッセージ
- パパへのリクエスト等々
成長するにつれ、自分でアレンジする能力が身についてきます。スケッチブックの似顔絵と一緒にして1冊にするのも面白いですね。
最初はコメント風でも、のちのちは長文のメッセージや作文に進化したりと、このメッセージ帳も成長が段階的に追えるプレゼントとなります。
成長の目安として手形をとってみたりしてもいいかも。
【子供プロデュースその3】立体的に立ち上がる虹のカードでパパもびっくり
既製品でもよく売られている立体的に立ち上がるカード(=ポップアップカード)を手作りします。ここでは子供も簡単にできる「虹」にパパ大好きの気持ちを込めます。
【用意するもの】
便せんと封筒:1組
白い紙:1枚
両面テープ
はさみ
まず白い紙を半分に折ります。左が輪になるように置き、右肩上がりの直線になるよう、紙の底辺部にカットを入れます。
そのままの向きで、虹の形を下書きし、切ります。この時、虹の根元に雲がかかっているように描くと可愛くなります。
この時、虹の幅が便箋からはみ出さないように気を付けてください。写真の通り、便箋も半分に折って長さを比較しながらやるといいでしょう。
切った虹に色をつけ、メッセージを書きます。雲の部分を写真のように角度をつけて折線をつけ、両面テープで便箋にはりつけます。
虹は内側に織り込めるようにしてください。後は便箋に感謝のお手紙を書いたら、手作りのメッセージカード完成です。
とても簡単にできますが、手が込んでいるように見えますよ。使用するレターセットによっても雰囲気が変わります。
子供プロデュースその4!疲れたパパを労うお手伝い券
「昔、私もあげたことあったなぁ~」と誰もが思う定番ですが、意外に使われないまま経過するのも、あるあるでしょうか。
マッサージ券、背中流し券、ビールのお酌券、お利口さんにする券、弟(妹)の面倒見る券等々…工夫したものです。
皆さんが小さいころ実践されたことのある内容を、わが子にも受け継ぐというのもいいですね。
筆者は昔、英単語のスペル帳を買ってきて、一枚ずつ手書きでお手伝い券の内容を書きました。死ぬほど大変でしたが。
今時は便利なもので、手作りとは言っても「お手伝い券テンプレート」が無料でダウンロードでき、印刷もできます。
お薦めしたいのは、こちら。
わくわくKIDS LANDの「テンプレートBANK」
http://www.templatebank.com/kids/detail.asp?code=D19&id=189
お手伝い券は切り取りできるものがいいですね!何枚使ったかが一目でわかります。冷蔵庫に貼っておくと紛失もしませんよ。
【ママプロデュースその1】ビデオ撮影でパパへの感謝を残しちゃおう
こちらも毎年の定番シリーズです。ママがインタビュアーになって、子供に色々語ってもらい、それをビデオに収めます。
ママ:2016年6月19日です。花ちゃん、何の日かわかるかな?
花 :パパの日~!
ママ:そう!花ちゃんはパパのどんなところが好き?
花 :やさしい~、おこらない~。
ママ:パパのお顔で好きなところ、ある?
花 :目。大きくて、かわいいから。
ママ:花ちゃんとそっくりだしね!パパと一緒に行って楽しかった所はどこかな?
花 :ディズニーランド!また行きたい。
ママ:パパにお願いしようね。パパにやめてほしいことってある?
花 :たばこ。たばこ、ママがやめてっていってるから。
ママ:そうだね、いつまでもパパに元気でいてほしいものね。
花 :病気になっちゃうよ、ねっ!
ママ:最後にパパに花ちゃんからメッセージどうぞ。
花 :パパ、いつもありがとう。大好き~!
ママ:以上、花ちゃん3歳、身長96cm、体重13kg。パパへの感謝メッセージでした!私からもいつもありがとう~!!
こんな雰囲気で、パパについての色々を母子で語り合い、編集してください。毎年同じ質問を繰り返して、その変化を楽しむのも面白そうです。
【ママプロデュースその2】アルバムにパパとの2ショットだけを特集する!
これは1年かけて集めるので、計画性と労力をかなり伴うものではありますが、マメな方はぜひ挑戦してみてください!
フォトフレームが表紙についている可愛い布製のアルバムを買ってきてもいいでしょう。「布製」というだけで少し手作り感を演出できたりもします。
そこまでは無理だという方は、年賀状によくあるパターンで、同じ場所で同じ位置に立って親子で撮影した写真を1~2枚用意して、専用アルバムに収納してください。
あくまで父の日専用のアルバムなので、普段のものとは分けてくださいね。
そして父子で並んで立った写真、というのが大切です。成長の証が目にみえて楽しめますよ。その際には、お子さんの身長・体重の記入もお薦めします。
プチ演出でジワジワと感動を!父の日の贈り物番外編
上記で紹介したもの以外にも、おすすめしたい贈りものがあります。
お薦めしたいメッセージ絵本「おとうさんへ-ありがとう」
手作りはハードルが高いという方にお薦めしたいのが、こちらのメッセージ絵本「おとうさんへ-ありがとう」です。
オリジナル絵本ギフトcuoris
http://www.cuoris.com/product/98
既製品ですが、最後に自筆のメッセージが書き込めるようになっていて、手作り感をプラスできます。ストーリーがとても温かく、幸せな気持ちになってもらえそう。
「おとうさんのこどもでよかった」なんて書いてあると、それだけでホロッと泣いてしまうかも?!
ちょっとした演出シリーズ
日常にちょっとした一手間を加えるだけで素敵なプレゼントに早変わりします。
- ビール缶やマグカップにリボンをつけて「パパありがとう」
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ビール缶は日常生活で使うものに「ありがとう」の言葉を添えたものをリボンで巻きつける、という作戦です。
マスキングテープに書いて貼り付けるのも簡単で可愛いですよ。
- 折り紙で色々作って「パパありがとう」と添えてあげて!
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ハートやYシャツなどのお手紙を折り紙で折るのがおすすめですが、子さんが折れる折り紙なら何でもいいです!「ありがとう」と書き添えてテーブルに並べてください。 ママは箸置きや箸袋などもオシャレでいいと思います。
- 晩御飯にお品書きで「パパありがとう」
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更に、その晩のお品書きをお子さんに書いてもらってください。
「パパありがとうばんごはん」とでもネーミングして、単純にメニューを書くだけでもスペシャル感が。ランチョンマット代わりに使ってもいいですね。
豪華なレストランで食事しなくても、ここまで「ありがとう」を込められたら、パパも照れながら喜んでくれること間違いなしですよ!
「父の日」の由来を子どもに話してあげて!
「母の日」に比べると若干影の薄さは否めない「父の日」ですが、どうして「父の日」が出来たのか、由来を知っていますか?
実は意外と知られていないストーリーがあるので、これを機に子供に話してあげてはいかがでしょうか。
「父の日」はいつ?
「父の日」が制定されたのは6月19日ですが、現在は様々な月に様々な国でそれぞれの「父の日」があるようです。
日本の父の日は6月の第三日曜日に定められていますね。
日本で父の日が一般的に行われるようになったのは1980年代からなので、意外と最近始まったイベントだったりします。
ではバレンタインデーやホワイトデーのように商業的な意味合いが強いのかと思いきや、実は1人のアメリカ人女性の、父親に対する深い感謝と愛情が背景に・・・。
「父の日」はたった一人の女性の行動から始まった!
今から約100年前のお話です。
アメリカのワシントン州に6人兄弟と母親が暮らしていました。その頃、南北戦争があり、戦地に赴いていた父親は不在でした。
厳しい時代に、一人で家庭を支えた母親は苦労が祟ったのでしょう。病気で早くに亡くなってしまいました。
戦地から戻り、いきなり6人を一人で育てることになった父親は、さぞ苦労したことでしょうが、再婚することなく、立派に子育てをなし終えました。
当時すでに「母の日」はあったので、そんな立派な父親が大好きだった末っ子娘は「ぜひ父の日も作ってほしい!」と牧師会にお願いしたのです。
認められるまで7年もかかったそうですが、この女性の父親に対する深い感謝の気持ちが世界に波及し、「父の日」も祝われるようになりました。
「父の日」が6月になったのは、この父親の誕生月だからで、その墓前に白いバラを手向けたことが今のスタイルとつながっているそうです。
なんだか素敵ですね。そしてやっぱり「母の日」が先行していたのかと納得したりもしますが…「父の日」も大事ですよ!
感謝の気持ちを形や言葉にするパワー
家族に対する感謝の気持ちは誰でも心には持っていますが、なかなか上手に伝える機会もなく、曖昧なままになりがちです。
イベントやサプライズは苦手なママでも、父の日くらいは子供と一緒になって素直にご主人への感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。
ママから感謝の言葉をもらえるのは、子供からとはまた違って格別に嬉しいことだったりもするようです。
ほんの少しのことでも、感謝が形や言葉になることは本当に大切です。
家族の気遣いがパパの明日のパワーになること間違いなし。仲良し家族の素敵な「父の日」になりますように!



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