【体験談】発達障害グレーゾーンの我が子。幼稚園で「気になる…」と言われて

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2017/12/05

思い返せば、バギーに座らなかったり、床に下ろせばどこかに行ってしまったり…落ち着きがないように感じたこともありましたが、元気な証拠と思い直していました。

そもそも、子どもの発達障害の存在すら知らなかったのです。面談で幼稚園の先生から“息子の個性”について指摘された際は、本当に驚きました。

発達障害と聞くと、勉強の面で支障が出るとか普通の生活をするのが困難という印象を持っている人もいるでしょう。

もちろん、そういうお子さんもいらっしゃると思いますが、全てではありません。

子どもとのエピソードを一つ紹介します。

4、5歳の頃だったと思います。子どもと話すときに、全く目があいません。聞いていないのかと思い、「聞いてないでしょ。」と言うと「聞いてるよ。」と言います。

説明させてみれば、なるほど確かに、いわれたことは大方理解しているようでした。子どもは、話を聞くときに人の目を見る理由がわからなかったようです。

「言わずもがな」が通用しないことを悟った瞬間でした。

勉強面、生活面では大きな問題が無くても、社会性の面で目立ってしまう…我が子はそんなタイプでした。

落ち着きがない等の特徴は個性?発達障害の診断には難しい一面がある

  • バギーに座るのを嫌がる
  • 床に下ろせばどこかに消える
  • 興奮している時は寝ない

「元気な子だね」「好奇心旺盛だね」と、周囲の方から言われていました。

上記のような特徴を持つ子はたくさんいると思いますし、だからといって発達障害というわけではありません。

息子も、発達障害の診断はおりていません。ADHDやアスペルガー症候群を聞いたことがある人もいるでしょう。

芸能人がカミングアウトするようになってから、そういった種類の発達障害が急速に広まりましたね。

一般的にいわれている症状は普通の人にもあてはまって、むしろそれは個性ではないか?とも思いませんか。

実際に、私は普通の人ですがミスが多く、おっちょこちょいな一面があります。つまり、診断を下すのは難しいということです。

特に未発達の子供の場合は、いずれ症状が改善することもあって、本当に微妙なラインなのです。

…本人はどう感じるか、どう成長していくかが大事なのでは?

幼稚園の先生が言ったのは「少し気になる。」という言葉でした。当初は何を意図しているのか、汲み取ることができずに何度も面談を重ねたものです。

「勉強ができないとか、そういうことではないんです。みんなと一緒にいて目立ってしまう…社会性ということだと思います。」
「個性ではないでしょうか。」
「そういう言い方も一面ではできるかもしれませんが、実際になじめなくて困っている場面があります。」
「…」
「結局、本人が困っているということを理解していただきたいです。これから大きくなってからのことも考えると…」

それからしばらくは、発達障害についての本を読み漁る日々が続きました。そこからわかったことは、生まれつきいわゆる“目立ってしまう”子がいるということです。

例えば、3つ言われたら1つは忘れてしまうとか、「お風呂見てきて」といわれたら水道を止める事と気が付かない等です。

他にも、下記のような症状が見られます。

  • 一つのことに熱中しすぎる傾向がある反面、飽きっぽく、気が散りやすい
  • モーターが付いているかのような動き方をする
  • いったんしゃべり始めると、ずっと一人で話し続ける…など

私は、個性と障害という言葉の間で揺れていました。調べれば症状がいくつも出てきて、確かにあてはまる項目もいくつかあります。

でも個性という枠の中に納まる範囲ではないか?と考えてしまうのです。考えて、考え抜いてみて、ある時、考えるのをやめました。

結局、どちらなのかはわからないし、そもそも、名称に縛られるのは無意味だと気が付いたからです。本人がどう感じているかに焦点を絞って、対応していこうと決めました。

家庭の中では些細なことのように思っても、集団行動をする際には大きなマイナスに働くことがあります。みんなが当たり前にやっていることができなくて“目立って”しまうからです。

何度も先生に注意されるうちに「自分はできない子なのかもしれない…」「どうしてできないのだろう。」との感情が生まれます。

自己肯定感が高い子は幸福を感じやすいですが、反対に低い子は幸せを感じるのが困難な場合が多いのです。本人の自己肯定感を守ってやりたいと思いました。

“個性的“かもしれない我が子は宝

調べた知識と先生のおっしゃった言葉から、本人がどう感じて、この先どう成長していくかが大事と思い直します。

発達障害にあてはまるにしろ、そうでないにしろ、現時点で本人が戸惑っていることは事実です。そして、それは将来に暗い影を落とす可能性があることも示しています。

子が困っているならサポートするのが親の役目。どう成長するかわかりませんが、最善の環境を整えたいとも思いました。

子どもには、何事も理由を説明するよう心がけています。例えば、「挨拶をしなさい。」と言われても「どうして?」と聞いてきます。

「挨拶をすると、相手は気持ちがいいよね。今日を楽しく過ごせる気がする。挨拶をした方も同じような気持ちになる…なら、した方が良いよね!」と、答えれば納得して、実行できるのです。

知的障害のない発達障害は気付かれにくいのが問題です。

大人になるまで気付かず、つらい思いをしている人も少なくありません。周囲のサポートが無ければ「変な人」「付き合いづらい人」等、不本意なレッテルを貼られてしまいかねません。

我が子のことで、夜も眠れないほど悩んだ時期もありましたが、徐々に“個性”と向き合えるようになりました。教えているようで、教えられることもたくさんあります。

少し成長した今も、こちらの度量を試すかのよう。大小の悩みや心配は尽きませんが、我が家に笑顔を添える宝を大事に育んでいく思いです。

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