育児中に離婚を考えるには理由がある!決断前に冷静になってみて

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2018/02/23

育児中に旦那との関係がぎくしゃくし始め、それがストレスになって離婚を考えてしまう女性は多いようです。

子どもを連れての離婚。なかなか困難な道のりです。なのに離婚したくて仕方がない、あるいは離婚に踏み切ってしまった…。という場合も。

ママをそこまで追い詰めるものはなんなのでしょうか。あるいは、離婚を思いとどまるためには、何をするべきなのでしょうか。

育児中に離婚を考えた原因6つ

既婚で子育て中の女性にアンケートをしたところ、4人に1人が旦那との離婚を考えたことがある、今すぐ離婚したいという結果が報告されています。

なかなか高い確率ですね。離婚は精神的にも金銭的にも負担がかかります。子育てを1人でしながら生活費を稼ぐのも大変なことです。

それなのに離婚したくてたまらない人が多いのが現実。なぜなのでしょうか。女性が離婚に踏み切りたくなる原因を見て行きましょう。

子育てに協力してくれない

育児中のママをもっともいらいらさせる原因に、旦那が子育てにまったく協力してくれないというものがあります。

自分が大変な時に助けてくれない。パートナーがそんな人だったら、毎日をそうして何10年も過ごさないといけないとしたら、それは大きな悩みになりますね。

特に共働きのママを悩ませているのが、「自称イクメン」の旦那です。たまに子どもの面倒を見ているだけで、自分がイクメンだと思っているパパです。

自分も仕事をしているんだから、子どもの世話や家事は折半にしてほしいと思うのは当然です。その辺を分かってくれないと、ママはイライラします。

自称イクメンの旦那は育児への理解に乏しく、子どもを育てるために何をしたらいいのか分かっていません。

加えて女性の仕事に無理解なパパもまだまだ多いのが問題です。妻が働いているというのに家のことをみんな任せきりにしていたりなど。

赤ちゃんや幼児の世話は大変なのに、まるで子どもがもう1人いるように、「あれして」「これして」と自分の事が何も出来なのだとしたらどうでしょう。

精神的にも肉体的にも追い詰められてしまいますよね。父親として自覚を持ってくれない男性は、ママにとって結婚を継続する相手にはならない様です。

お金の事に無頓着

子どもを育てていくには、金銭的なことも計画的に考えなくてはいけません。毎日必要なおしめやミルクなのどの消耗品費や、成長に合わせて服を購入したり。

それに将来進学するためのお金も、早いうちから積み立てておくのが理想的です。保険などを検討しておくのが望ましいですね。

なのに、旦那が酒やたばこ、ギャンブルにのめり込んでいて、ちっとも家庭にお金を入れてくれないという家庭も中にはあります。

金銭感覚に乏しい人と人生を伴にすることは、長い目で見るととてもリスキーですね。旦那がこういう態度を取ると、女性は離婚したくなるようです。

子どものことをかわいがらない

育児中のママが最も傷つのが、せっかく生まれた子どもを旦那がかわいがってくれないということです。

もちろん世話もしてくれませんし、全く関心を持たず、居ない物の様に接することがあります。「自分は子供なんて欲しくなかった」などと言われることもあるのです。

ママにとって子どもはとても大切な存在です。それを、パートナーであるパパが同じように大切にしてくれないと、価値観を共有できていないことになります。

目的や志向性のずれは離婚の大きな原因にあげられます。特に子どもの事で夫婦の感覚がずれていると、一緒に暮らすのは大変です。

とにかく一緒に居るとイライラする

上のようなことが積み重なって、旦那がストレスで仕方がなくなっているママも多いのです。ストレスから逃れるために離婚を考えてしまいます。

あまりにも追い詰められてしまう女性の例です。

  • 旦那が立てる物音にびくっとなる
  • 旦那が家にいると落ち着かなくて苦しくなる
  • 旦那が仕事から帰ってくる時間が来るのが苦痛

このような状態に陥っていしまったら、もうその人はパートナーとは言えず、ママの脅威です。周囲からも離婚を勧められるケースが多いのはこうした家庭です。

旦那がイライラして夫婦関係が冷え切ってしまった

ママが夫との関係にストレスを感じているように、子どもが生まれてからの生活の変化に我慢できなくなっているパパもいます。

ママにしてみたら理不尽な話ですが、ちょっと振り返ってみましょう。赤ちゃんが出来る前とその後では、生活がずいぶん変わっていませんか?

  • 子どもの世話で精いっぱいで夫婦の時間が減った
  • いつもイライラしていてパパに当たってしまう
  • 体力的に厳しくて掃除や洗濯が停滞しがち

このような変化に、パパは戸惑い、やがてストレスを溜めこんでしまいます。女性の出産に伴うイライラに、男性が付き合うのはたいへんですから。

とにかく離婚することしか考えられない

旦那の一挙手一投足に腹が立って堪らない、一緒にいるのが辛く堪らない。既に述べたようにストレスが溜まって離婚の事しか考えられない場合。

こうなるともはや育児ノイローゼに掛かってしまっているかもしれません。これは上に述べた原因を統合したようなものなのです。

  • 自称イクメンの旦那が子育てを理解してくれない
  • 旦那までイライラしだしたことにさらにイライラする
  • 子どもの事で旦那とのコミュニケーションがうまくいかない

このような状態が続くと、子育てそのものがストレスにしか感じられなくなってしまって、育児ノイローゼを発症してしまいます。

育児ノイローゼになると、脳が極端に疲労するので、正常な思考が難しくなります。また悪い事、暗い事ばかり考えてしまいがちです。

離婚という言葉が頭から離れなくなってしまったら、それはノイローゼの影響でマイナス思考に陥っているからかもしれませんよ。

子どもを連れて離婚する前に考える事

旦那と育児の意見が合わない、一緒に居ると家計が成り立たないというような時、離婚したいという思いが頭をよぎります。

しかし、離婚は軽はずみに行えるものではありません。法的な問題も出てきますし、離婚後子どもをどうするのかなど課題は山積みです。

子どもがいる中で離婚を考えてしまう時に、先ず何をするべきでしょうか。勢いで離婚して後から後悔しないために、どうすればいいのか紹介します。

冷静な判断が出来なくなっている可能性を考える

育児に非協力的な旦那がストレスになって、精神的に追い詰められ、離婚に踏み切る。その時、ママの頭は冷静な判断が出来なくなっている可能性があります。

育児ノイローゼと同様で、疲れがたまりきっている時に、人は冷静な判断を下すことが難しくなります。

ストレスは脳を疲労させます。疲れ切った頭で考えることはマイナスな事ばかり。なかなか明るい将来を思い描くことができません。

そうした場合の対処法です。

  • 自治体が主催している育児サロンに出かけてみる
  • 保健センターや役所に常駐している保健師さんや相談員さんを頼ってみる
  • DVや女性の絡む家庭の問題を扱っている部署を探してみる
  • 他の子育てママの話を聞いてみる
  • 自分にも夫にも子育ての責任を負わせ過ぎない、時には手を抜く
  • 実家に子どもを預けて1人になってみる
  • カウンセリングルーム、心療内科などに相談してみる

将来が関わってくる悩み事なので、1人で抱え込まないことが何よりも重要です。離婚が頭から離れなくなったら、相談のシグナルだと思いましょう。

イライラするのはホルモンバランスのせいで、一時的なもの

旦那についてイライラしてしまうのは、既に書いたような様々な原因があります。でも、本当はホルモンのバランスが崩れているからかもしれません。

産後のママは誰でも多かれ少なかれ精神的に不安定になるものです。その時旦那のちょっとした一言や行動が、普段以上に神経を刺激してしまうのです。

でもこれは一過性のもので、時間が経てば徐々に落ち着いて行きます。離婚を考えているママは、「今だけだから」と考えて見てはどうでしょうか。

パパの方も、子どもにはなかなか関心を持てなくても1歳、2歳と一緒に居るうちに情もわいてくるものです。

離婚に伴うお金の問題をシミュレーションしてみる

離婚して1人になることで課題になるのは、「子どもを抱えて生活していくことができるのか」ということです。

一般的に大学まで国公立に通うとしても、子ども1人当たり1000万円かかるとされています。そのため進学を断念せざるを得ない母子家庭もあります。

金銭問題の解決策の1つとして、国の施策の中に「母子及び父子並びに寡婦福祉法」というものがあります。

母子及び父子並びに寡婦福祉法
2014年に「母子及び寡婦福祉法」から改名。片親家庭の福祉的支援を目的として整備された法律。

これによって、1人で子育てをする母親は都道府県から紹介される自立支援員などから就職に関する指導や訓練を受けられる。

あるいは事業を開始する場合、それを継続するための資金、また子どもの進学に関する費用の貸付を受けることができる。

今は父子家庭も範囲内にあるとされていますが、1人で子育てをするお母さんが生活に困らないために作られた法律です。

最寄の福祉事務所などに相談すると、社会福祉士の方などから詳しい説明を受けられます。知りたいことを質問してみましょう。

それでも仕事をしながら1人で子育てをするのは大変です。離婚に際し養育費は請求できても、慰謝料をもらえない可能性が高いのも問題です。

離婚の理由の1つとして、「夫の育児放棄」は認められますが、男性の父性が育ちにくいことも公に認めらているので、採用されるかは微妙なところです。

それに育児放棄が認められても、それで慰謝料をもらうのはかなり難しいとされています。子育ての不破で慰謝料が取れるとは、先ず考えないほうがいいでしょう。

会話の時間を取るように心がける

子育てに必死になるあまりに、旦那とコミュニケーションをとることを忘れていませんか?

旦那の事まで頭が回らなくて、向うはママの愛情が薄れたと不安に感じているのかもしれません。

これが2人の間の誤解を招いて、徐々に溝を作っていくのが産後クライシスと呼ばれる関係性の変化です。

もし、出産後夫婦の会話が減っているのに気づいたら、5分、10分でもいいので、話をする時間を取ってみてください。

たわいのない話題でも構いません。もちろん、育児のことを相談出来れば望ましいのですが、イライラしている時にイライラの原因について話すのは危険です。

お互いが落ち着いて話せるように、たまにはおばあちゃんに赤ちゃんを預かってもらうなどして夫婦の時間を取ってみるのも大切です。

1人親家庭になることのデメリットを想定する

離婚に踏み切ってよかった!と感じているママも確かにいます。ストレスの原因だった旦那から解放されて、1人になって自由を感じられるのがメリットです。

1人になるということは、これから新しい出会いがあるかもしれませんし、人生を新しくやり直すチャンスでもあります。

ですがやはり多くの母子家庭が、金銭的問題に直面します。子どもの貧困が社会問題になっていますが、母子家庭は特に貧困に陥りやすいのです。

なによりもつらいのが 、1人になってしまうと身近に相談できる人が居なくなってしまうと言うことです。子どもの起こすアクシデント1人で背負わなくてはなりません。

離婚に踏み切ってよかった、と思える方はまだ少数で、大多数のママは仕事やお金、精神的な負担に苦しみます。

そうならないために、パートナーとの関係を断ち切るかどうかはよくよく考えることが重要です。時間をかければ解決できることもたくさんありますよ。

離婚の原因は旦那がストレスだから。解消する方法を模索して

出産、育児を通して本来なら大切なパートナーであるパパがストレスの原因になってしまうことはよくあります。

そのためママのイライラが爆発して、離婚に至ってしまうのですね。でも、勢に任せて離婚してしまうと、後の人生の大きな負担になる場合もあります。

イライラしている時は、冷静な思考が失われています。ちょっとその可能性を考えてみましょう。冷静になれば、我慢できることも増えるかもしれませんよ。

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