上の子の幼稚園行事に赤ちゃん連れはマナー違反?トラブル回避のコツ
二人目以降の赤ちゃんを出産すれば、上の子の幼稚園や保育園の行事に赤ちゃんを連れて参加することもあるかと思います。
周りのママ達も育児経験者だから、行事中に赤ちゃんがグズってもわかってくれるはず…と思っていたら大間違い!
実際に、在園していないきょうだいの同伴を禁止している園もあるそうです。
とは言っても、常に預かってくれる親族や知り合いがいるとは限りませんし、赤ちゃんだけ家に置いていくわけにもいきません。
赤ちゃん連れの園行事参加で、トラブルにならないためのポイントをご紹介します!
この記事の目次
とにかく赤ちゃんは静かに!愚図ったらすぐ退室が鉄則!
赤ちゃんとはいえ、園行事に参加する以上はマナーを守る必要があります。赤ちゃんが愚図ったらすぐ退室して、園児や保護者の迷惑にならないようにしてください。
しっかり心構えをしてから、行事に臨みましょう。
主役は在園児!いつの間にか赤ちゃんの方が目立っていない?
赤ちゃんを連れて園に行くと、「○○くんの赤ちゃんだ!」と言って赤ちゃんへ駆け寄っていく子がいますよね。
逆に、上の子がお友達に弟・妹を見せたがる場合もありますよね。
自分より年下の子に興味を持つこと自体は、とてもいいことです。しかし、先生が話をしているのに全く聞かずに赤ちゃんに夢中になっているのは問題です。
でも幼児に、「今は先生のお話を聞く時間だよ。」「みんなでお遊戯をする時間だね。」と言って赤ちゃんから気をそらすのも難しいですよね。
具体的には、保護者席の隅や後列に座るようにします。赤ちゃんが泣いたり大きな声を出し始めたら、すぐに退席するようにしてください。
また、歩けるようになった弟・妹が、会場中を歩き回ったり、お兄ちゃん・お姉ちゃんにくっついて回りたがる場合がありますよね。
園行事は我が子だけのものではなく、在園児やその保護者みんなのものです。集団生活を乱さないためにも、赤ちゃんでも静かにできないなら退席するのが原則です。
持ち込む赤ちゃんグッズは、園児の気が散らないものをチョイス
でも、せっかくの園行事。赤ちゃん連れでも、他のママと同じように楽しく参加したいですよね。
園行事に持参したい赤ちゃんグッズをご紹介します。
- おむつセット
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おむつ、おしりふき、汚れたおむつを入れるビニール袋、おむつ替えシートを持参しましょう。
基本的には、行事直前に替えておきます。園内でおむつ替えするときは、先生に許可をもらいおむつ替えシートを敷いてから行います。
車で来園している場合は、車内で替えましょう。汚れたおむつは持ち帰ってくださいね。
- 授乳セット
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哺乳瓶やマグ、粉ミルクはもちろん、お湯も水筒に入れ持参しましょう。
哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃんの姿は、多くの子供達が興味を示します。行事の進行の妨げにならないよう、園児がいないところで与えるようにしましょう。
- 抱っこ紐
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上の子と一緒に活動をするとき、両手が塞がっていると何もできません。園までベビーカーで行く場合も、抱っこ紐は必須です。
上の子のときは首が座ってから抱っこ紐を使い出した方も、新生児から使えるタイプの抱っこ紐を検討することをお勧めします。
- 上着や帽子、厚手のおくるみ
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行事によっては屋外だったり寒暖差がある場所で行われます。服も着脱可能なものにしてください。夏は日焼け対策も忘れずに。
- おもちゃ
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音が出ないものにしましょう。ぬいぐるみや布の絵本や、コンビニでも売られているシール絵本がお勧めです。
スマートフォンは大人しくしてくれる可能性大ですが、子供が誤操作や上の子の写真撮影をしたがります。行事によっては周囲に迷惑をかけるので注意です。
- おやつ
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たくさんあると行事中も欲しがりますので、少量にしましょう。園児が食べていないのに飲食は絶対にNG。会場の外に出て食べさせ、再入場するのが鉄則です。
マナーも行事ごとに違う!行事の赤ちゃん連れマナーをご紹介
幼稚園・保育園には色々な行事がありますよね。
- 保育参観
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廊下やベランダ付近で参観し、騒ぎ出したらいつでも教室の外に出られるようにします。
参観前に外で遊ばせたりご飯を食べさせたりして、参観中は抱っこ紐の中で寝てくれるよう調整するのもお勧めです。
- 給食参観
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一緒にご飯を食べたがる可能性があります。事前にご飯かおやつを食べさせておき、お腹を満たしておきましょう。
「何を食べているのかな?」「お姉さんたちは、沢山食べれてすごいね」と、給食の内容に興味が持てるよう声掛けをしてくださいね。
- 運動会
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他の家庭のホームビデオに、我が子の泣き声が入るのはNG。ビデオ撮影エリアから離れた場所で、シートを広げて応援してください。
園庭で迷子になったり遊具でケガをしないようにしましょう。親子競技は、一緒に応援に来た家族や先生に預けます。
- 発表会
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出入口の近くで、ビデオ撮影エリアから離れた場所に座るようにします。赤ちゃんが騒ぎ出したらすぐ退室するようにしましょう。
少し大きくなると客席で一緒に歌ったり踊りだす子がいますが、後ろの席の方のビデオや写真に入り込んで怒りを買う元になります。
- 親子遠足
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全園児と保護者が乗ったバスで泣かれても、途中下車できません。終日行事でベビーカーなど荷物も多くなりますので、車等で現地集合する方が賢明です。
できれば、在園していない子は連れて行かないのが理想。日程が分かった時点で預け先を確保しましょう。
- 入園式・卒園式
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赤ちゃんもフォーマルな服装で臨みましょう。会場の出入口で参加し、赤ちゃんが騒いだり泣きだしたらすぐ退席しましょう。
式後に食事会を行う場合は、会場を走り回ってケガや他の参加者の服を汚さないよう注意してください。
- 保護者会
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大人のみが参加するクラス懇談会や説明会では、重要な話もされますので大きな声を出すのは厳禁。
他の行事よりおもちゃは持ち込みやすいです。絵本、折り紙、塗り絵、スマートフォンなどお気に入りのものを持ち込み、とにかく静かにしてもらいましょう。
赤ちゃんを気にしながらの園行事。上の子を悲しませないポイント
赤ちゃんの機嫌を損ねないように、皆さんに迷惑をかけないように、と気を使っていると、いつの間にか上の子に目が行き届かなくなりがちです。
「何しに参加したのかわからないし、上の子にも申し訳ない」なんてことにならないための、ポイントをご説明します。
他のママと同じようにできないかも。上の子に事前に伝えておいて
残念ですが、一人っ子のママでない以上は全てを一人の子に注力を注ぐことはできません。
- 弟が泣きだしたら教室を出るけど、廊下にいるからね。
- 妹におっぱいをあげるときは駐車場に行くけど、それ以外は運動会を見ているからね。
上の子が心配するのは、突然親がいなくなってしまうこと。退席することはあっても園内にいることを伝えることで、お子さんの不安も軽減されます。
事前に行事内容を把握する事も重要です。親子共同で製作など、赤ちゃん連れには厳しい内容の場合は、予め先生に相談しておきましょう。
事前に授乳やおむつ替えのスペースの準備をしていただけないか、予めお願いすることも必要です。
見れなかった行事は、先生やママ友に聞いて帰宅後にフォローを
赤ちゃんの世話で全て見れなかった場合も、上の子の状況を知りたいですよね。
発表会や運動会は、ビデオで続きを見直せます。参観日など撮影していないような行事は、先生やママ友に様子を聞いてください。
教えてもらった先生やママ友にはお礼を伝え、上の子に「とても上手にできたんだってね」等フォローしてくださいね。
複数のお子さんが在園しているママも、参観日は複数のクラスを行ったり来たりしていますよね。園行事で一人の子に全ての時間を注げないママは他にもいます。
帰宅後のフォローで、親子ともに素敵な園行事にしましょう。
園で赤ちゃんが病気をもらってこないか心配…
赤ちゃんを幼稚園・保育園に連れていくと、病気をもらわないかも心配です。風邪、インフルエンザ、水疱瘡など流行していると、特に不安になりますよね。
上の子が可哀想だからと強行し、ママや赤ちゃんの具合が悪くなったら大変!入院にもなったら、園行事の欠席以上に上の子も下の子も影響が出ます。
少なくても産後一ヶ月間は無理!妊娠したらすぐ園と家族に相談を
確かに、出産を理由に上の子の園行事不参加は気が引けますよね。でも、気候や伝染病の有無によらず、産後一ヶ月検診まではママも新生児も参加は止めましょう。
妊娠がわかったらすぐ園に相談し、出産予定日前後の園行事の確認をしてください。園行事の参加者を誰にするのか決める必要があります。
夫や祖父母の参加もアリ!代わりに参加してもらうときのポイント
園行事の参加は、必ずママである必要はありません。パパやおじいちゃん、おばあちゃんなどの身内が参加しても構わないのです。
代わりに参加してもらう家族には行事の内容はもちろん、園の基本情報も伝えてくださいね。
- 園の住所や電話番号
- クラス名
- 担任の先生の名前
- 子どもと仲良しの友達の名前(クラス写真を見せるとわかりやすいです)
- 駐車場や駐輪場の場所
普段園行事に参加できていない家族は、突然代わりに行っても不安になられると思います。
園を一度見たことがあるか否かでも随分と違いますから、妊娠中のうちに普段の送り迎えだけでも同伴してもらいましょう。
先生にも「今度の参観日は実家の両親が行きます。」等、事前に伝えておきましょう。先生もフォローしてくださり安心です。
産まれてきた子は哺乳瓶を嫌がって完母だった事もあり、親子遠足は主人に行ってもらい大変助かりました。
赤ちゃん連れのトラブルが多いなら、託児所の利用や園にも相談を
色々と対策をして出かけても、赤ちゃんですから大人しくできなかったり、上の子との共同活動が上手くいかない場合もあります。
赤ちゃん連れの行事参加に、どこまで配慮してもらえるかは園や担任の先生、ママ友たちの考えにもよります。
赤ちゃん連れで肩身が狭い状態になるのなら、地域のファミサポも検討してみてください。同じ悩みを抱えているママ友と、一緒に利用するのもいいですよね。
幼稚園・保育園によっては、園内に主張託児サービスを用意するようです。先生に掛け合ってみるのも一つの方法です。
実際に「授業参観は、赤ちゃんの泣き声よりお母さん同士のおしゃべりの方が迷惑」という意見も多いです。
みんな気持ちよく園行事を楽しめるよう、マナーを守って参加してくださいね!
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
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