夫婦喧嘩が子供に与える悪影響8つ!PTSDや成長阻害など…

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2017/11/15

夫婦喧嘩の様子を見て子供が悲しんでいる様子

夫婦喧嘩事態が悪いというより、問題は子供がそれをどう感じているかです。

子供にとってはパパとママが絶対の信頼を置ける人物。大好きな二人が喧嘩をしていては、気にならないはずもありません。

悲しい気持ちになったり、大声で泣きだしたり、大きなショックを受けて呆然とすることもあるでしょう。

子供の心の内を覗けばPTSDや成長阻害など、子供に与える影響が多岐にわたっていることに気付きます。

1.PTSD等の精神疾患

PTSDは心的外傷後ストレス障害のことを指します。強い精神的障害を受けたことで生活に支障が出るほどの身体的症状があらわれるというもの。

犯罪や事故を目撃してしまったり、天災、戦争経験者にも見られる症状です。具体的な症状は、不眠やフラッシュバック、トラウマになっていることに関連するものを回避する等です。

夫婦喧嘩を子どもが目撃したとしても、心で上手に処理できれば問題はありません。衝撃が大きすぎて幼い子供の心では受け止きれない場合にPTSDの症状を発症します。

喧嘩の度合いにもよりますが、夫婦喧嘩の後は子どもへのアフターフォローが必須です。まだ成長過程の純粋な心は意外に傷つきやすいもの。

「大丈夫?」「びっくりさせてごめんね。」等の気遣いを見せるようにしてください。

2.子供の成長を害する

子どもは寝ている間に成長します。それは、睡眠中に成長ホルモンが分泌されるからです。夫婦喧嘩と子どもの成長阻害の関連のカギは、成長ホルモンにあります。

家庭環境が安定せずに、不安を抱える子どもは安心して眠ることが出来ません。それは
睡眠中に分泌されるはずの成長ホルモンが阻害されて、成長できないということ。

子どもの健やかな成長は、2つの側面を持っています。

「食事から摂取する栄養」と「精神面の栄養」です。夫婦喧嘩による家庭不和が後者の「精神面の栄養」を阻害してしまうのです。

3.恋愛や結婚に夢が持てなくなる

若い人の間で、結婚に夢を持てない人が増えているといいます。子どもは結婚に対してどんなイメージを持っているのか話し合ったことはありますか。

「結婚なんか…」「家族は持ちたくない。」等、否定的な言葉が発せられたら、少し注意を払う必要があるかもしれません。

家庭不和に悩んだ子どもが大きくなった時、また同じように家庭の問題に苦しむとは限りません。幸せな家庭を築く子がたくさんいます。

それでも、家庭に否定的な感情を持ちながら成長した子どもは今期が遅れたり、同じような問題に苦しむケースが見られます。

親としては、子どもに幸せな家庭をつくってほしいと願っているのではないでしょうか。

「家族になって良かった」、「家族でいられて幸せだ」という経験こそが将来的な結婚へ繋がるということです。

4.自己肯定感が育まれない

子どもの自己肯定感の低さが問題となっています。海外と比べると、日本人は自己肯定感が低いと判断されるようです。

日本人特有の謙虚さも関係しているのかもしれませんが、子ども時代の自己肯定感の低さは少し問題です。

「何をやってもできない。」「どうせ、僕は…。私は…。」といった感情はやる気のなさや自暴自棄へと発展しかねないからです。

夫婦喧嘩が多い家庭で育つ子どもの自己肯定感が低くなるとはどういうことでしょうか。

本来、家庭は子どもにとって安心・安全な場所です。家庭がそんな場所でなくなった時、子どもは自分を責めます。「大好きなパパ、ママが喧嘩をするのは私・僕のせい。」そこから、「自分はダメな子だ。」という否定的な感情がうまれてしまうのです。

5.お友達に暴力をふるう

パパがママに、もしくはママがパパに日常的に暴力をふるうようなことが繰り返させる場合は、子どもの中で暴力が当たり前という感覚が芽ばえます。

暴力で人を従わせることに何の違和感も持たなくなるのです。「暴力で人を従わせるのは、普通のやり方だ。」という偏った考え方です。

そういった子どもは、うまく行かないことや自分の思い通りにいかないことが起きれば平気で暴力をふるいます。

「お友達によく手をあげてしまう。」「手が先に出てしまう。」等、園の先生から指摘されたら日頃の夫婦関係に原因が隠れているのかもしれません。

6.キレやすい子供になる

癇癪を起こす、イライラするといった傾向を持つ子どもは、精神的不安定さが原因のことがあります。

安らぎを感じられるはずの家で夫婦喧嘩が絶えず、さらに家以外でも安心する場所が見当たらないという場合、子どもの心は常に不安にさらされることになります。

思い通りにいかないことの方が多い世の中で、生き抜くためには許せる心を持つことが大事。許せる心は、自分の心が満たされてこそ持てる、ある意味高度な技術です。

満たされないことに不満を抱く子は、些細なことを許すことができずに「キレやすい」というレッテルを貼られてしまいます。

キレやすいといわれて、本当に苦労するのはその子ども本人なのです。夫婦喧嘩が原因で、子どもをキレやすい性格にしてしまうと、その子の将来にまで影を落とします。

7.周囲を気にしすぎる子供になる

夫婦喧嘩は子どものあずかり知れないところで、突然発生するものです。まさに青天の霹靂のごとく発生する夫婦喧嘩に、子どもの心はうまく対応しきれません。

いつ発生するかわからない恐怖におびえながら、周囲の大人の顔色をうかがうようになります。

「ママやパパの機嫌はどうだろう。」「今日は、何事もなく過ごせると良いな。」

無邪気なはずの子どもが、そんなことを考えずに居れない環境をつくってしまう。それもこれも皆、夫婦喧嘩の影響なのです。

機能不全家族から生まれるアダルトチルドレン

例えば、日常的に暴力があったり育児放棄がある場合に家族として機能していないということになります。

機能不全家族で育つ子はアダルトチルドレンになる可能性が高いと指摘されます。

アダルトチルドレンとは機能不全家族で育ったために、大人になっても何かしらのトラウマを抱えている人・状態のこと。虐待や共依存、家庭内暴力との関連が深いです。

幸せであるはずの家族の崩壊。それは今いる場所だけでなく子どもの代にまで影を落とします。

家族も人と人です。日頃からコミュニケーションをとっておくことは良好な関係を築く土台となります。

8.相手の気持ちを察することが出来ない

夫婦喧嘩を目撃して、泣いたり「やめて」と叫んだりするならそれはまだ、良い方です。

例えば、全くの無表情で声もあげない場合は幼い心がショックを受け止めきれずに感情を押し込めている証拠かもしれません。“辛い”“苦しい”外界をシャットアウトして、自分の世界に引きこもっているということ。

そうなると、家族以外のお友達や近所の人にも興味を示しません。「おはよう!」「今日もいい天気だね。」等の声掛けにも反応を示さず、じっと黙ったままです。

反応を示さないということは、興味がないということで、もちろん相手の感情を推して察することなど出来るはずもありません。そうする必要性を感じていないのですから。

人に興味を示すということは、人が好きで何かしらのつながりを持ちたいと考えていることのあらわれだと考えられますね。

家族のカタチは様々。良い方向へ近づけるように協力する姿勢が大事です!

個人の多様化は家族の多様化へと進展しています。母親と父親、子ども数人といったモデルはもはや存在しない。家族のモデル自体必要がないのかもしれません。

いろんなカタチの家族が存在している中で、何より大事なことは家族であるために協力する姿勢ではないでしょうか。

誰かと生活することで制約ができます。それでも、なお一緒にいることの意味とは何か。生活を共にするのは、単に経済的、物理的な面でのメリットだけではないはずです。

夫婦喧嘩が子どもに様々な影響を及ぼすように、家族環境は連鎖していくものです。心に傷を負ったその子も、いずれは家庭を築くことでしょう。

家庭を持つということは、簡単なようで意外と難しく責任の大きいもののような気がします。先々のことを考えて、より良い家庭環境を整える努力をしたいですね。

▼夫婦喧嘩をしないための日々の努力についてはコチラも参考にしてみて!

▼夫婦喧嘩の仲直り方法についてはコチラも参考にしてみて!

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    もう手遅れ

  • 無記名さんさん

    旦那が劇的にきらい

  • ふうさん

    たすけて家出て行けとか喧嘩してますどうすればいいでしょうか

  • ふうさん

    11歳です親が出て行けとか大げんかしてますどうすればいいですか

  • とりさん

    こういうのって親が見ないとどうしようも出来ないのでは?

  • ラパさん

    感情的にならない女性はいますか?

  • さん

    夫のすぐふてくされたり、無視したり、幼稚な態度がストレスで仕方ない。子供の前ではダメってわかってても、気付いた頃には治らない怒り。自己嫌悪で毎日死にたくなる

  • をんさん

    母と叔母が発達障害で噛み合わない話で喧嘩してギャーギャー罵倒しあったり強くドアを閉めて捨て台詞吐いたり子供同士も派閥に巻き込まれるような感じ

    いつもおびえるようになった
    でも似たようなキレ方することもある
    悪影響
    トラウマ

  • どんぐりさん

    私自身がそう。5歳の子どももそうなりつつある。私みたいになって欲しくないからと知識を得て育てているつもりがやっぱり親と同じ様にしてしまっているところがある。夫も話しにならない。別居中。子どもとは会わせているけど、またそこで好き勝手される。幼稚園も甘えれるところではない。協力してもらえるところがない。どうしたらいいのかを、教えてください。この子には生きづらい思いをしてほしくない。

  • フミー@改ざんさん

    自分は体験者としての発言ですが1.2.3.7が未だに影響として残っています。原因としては日本の社会の核家族もあるのかなと。日本は過去に経済成長していくなかでいろいろなことを悪くしていったんだと思います。そのひとつがこれだと思います。大家族なら例え夫婦喧嘩があっても祖父母がすぐに火消したり子供にも逃げ道がありますが夫婦に子供一人とかだと本当に逃場なんてないんですよ。もっと大人である親は自覚を持って欲しいです。こういうことをマスコミ等が報道すべきです。誰々の不倫だの芸能ニュースなんかよりももっと世間が知らないとダメ。

  • まちゃぴーママさん

    主人が幼稚でしかも自分というものを持っていないので困ります。
    こどもの躾も怒鳴りつけるだけです。
    そもそも、生活習慣もきちんとしていないので説得力がなく、こどもは聞いていません。
    変則的な職業であまり接する時間も少ないのも原因のひとつのように思えます。
    毎日、頭が痛いです・・・・・・。

  • まちゃぴーママさん

    中女子、小4、小2男子の母です。
    主人が幼稚でしかも自分というものを持っていないので困ります。
    こどもの躾も怒鳴りつけるだけです。
    そもそも、生活習慣もきちんとしていないので説得力がなく、こどもは聞いていません。
    変則的な職業であまり接する時間も少ないのも原因のひとつのように思えます。
    毎日、頭が痛いです・・・・・・。

  • まちゃぴーママさん

    中1女子、小4、小2男子の母です。
    主人が幼稚でしかも自分というものを持っていないので困ります。
    こどもの躾も怒鳴りつけるだけです。
    そもそも、生活習慣もきちんとしていないので説得力がなく、こどもは聞いていません。
    変則的な職業であまり接する時間も少ないのも原因のひとつのように思えます。
    毎日、頭が痛いです・・・・・・。

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