子供の歯の黄ばみはなぜ起こる?原因と対処法を知って白い歯に!

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2018/01/18

歯が黄ばんでるかもしれない子供

初めて生えてきた子供の歯は、真っ白で透明感があってとても可愛いですよね。しかし、いつしかその歯が黄ばんでいたら、ママは驚くと思います。

もしかして虫歯なの?と不安になるかもしれません。歯医者で聞くことができればいいですが、まだ幼いお子さん場合はかかりつけの歯医者がないということもありますよね。

そのような時に参考にしてほしい、子供の歯の黄ばみの原因と対処法をまとめました。


歯の色はエナメル質と象牙質で決まります

生えてきたばかりの白い透明がかった小さな歯を見て、歯の色は白と思っているお母さんが多いと思いますが、実は必ずしもそうではないのです。

歯は、歯の神経と言われる歯髄を包むように象牙質があり、その周りにエナメル質があります。

歯の色はこのエナメル質の色ですが、生えたての子どもの歯はエナメル質が薄いため象牙質の色が透けて見えることがあります。

象牙質の色が、生まれつき黄色みの強い場合は、特に子供の歯が黄ばんで見えます。しかし、この場合は、特に治療などは必要ありません。

しかし、子供の歯の黄ばみのすべてが、象牙質の色が原因ではありません。他にはどのような原因があるのかご紹介します。

子供の歯の黄ばみの原因8つ

子供の歯が黄ばむ原因は、細かく分けて8つあります。どれに当てはまるのかしっかり観察して、治療が必要な場合はできるだけ早く歯医者に連れていきましょう。

1 歯に歯垢が付いて黄色く見える

歯垢は歯の汚れです。これが歯の表面を覆うようにできてしまうと、歯が黄ばんで見えることがあります。

放置しておくと、石灰化して歯石になり、自宅での除去が難しくなります。歯石はどんどん層になって増えていき、歯肉炎の原因になります。

子供は歯肉炎になりにくいと言いますが、絶対ならないわけではないので注意は必要です。

歯垢をためないよう、毎日の歯磨きをしっかりやることが重要になってきます。一度付いた歯垢も歯磨きで徐々に減っていき、黄ばみも少なくなっていきます。

2 歯にステインや着色汚れがある

ステインと聞くと、コーヒー・紅茶・赤ワインなどの大人の嗜好品で起こる色素沈着かと思いますが、実はケチャップやソースなどの調味料、カレーやチョコレートなどでも発生します。

他にも、麦茶や緑茶などお茶をたくさん飲んでいるとコップに茶渋が付くのと同じように、歯の表面にステインが付くこともあります。

ステインは、歯の表面のエナメル質にタンパク質がくっついてしまい取れなくなることで起きます。

このタンパク質は唾液によって固まり、歯石の原因になります。しかし、固まるまでには数日の猶予がありますので、毎日ステインが残らないように歯磨きをすることで歯の黄ばみを抑えられます。

また、歯の黄ばみが気になっている時期は、ステインの付きやすい食べ物や飲み物を避けるという対策もあります。

3 生まれつき歯の色が黄色っぽい

歯の色にも個人差はあります。遺伝的に黄色っぽいこともあります。生まれつきの色ならば問題はありません。

生まれつき歯の色が黄色っぽいからといって、歯が弱いということはありません。子供のうちはケアをするのは難しいですが、大人になったらホワイトニングで白くすることも可能です。

乳歯はママのお腹の中で作られます。妊娠中に十分な栄養を摂っていないと、乳歯は虫歯になりやすい弱い歯が生えてくることがあります。

生まれつき黄ばんだ歯や、生まれつき弱い歯にならないように妊娠中の栄養管理はしっかりしましょう。

4 虫歯で歯が黄ばんでいる

歯が虫歯になっていて、黄ばんでいることもあります。部分的に黄ばんでいたり、まだら模様になっていたりしたら注意が必要です。

虫歯になってしまったら歯医者での治療が必要になります。子供の虫歯はすぐに広がりますので、小さいうちに治すことが大切です。

歯医者は何歳から行くものなのか疑問に思っているママもいると思いますが、基本的には歯が生えたら1歳未満でも診察してくれます。

10か月くらいならば体もしっかりしてきて、診察台に寝かせてもしっかり押さえれば落ちることはないでしょうから、気になったら歯科医師に診てもらいましょう。

5 エナメル形成不全である

エナメル形成不全は、生まれつきのものと後天的なものに分かれます。主な原因はこちらです。

先天的のエナメル形成不全
先天性のエナメル形成不全の原因は4つです。
  1. 妊娠中の栄養不足
  2. 妊娠初期の薬の服用
  3. 妊娠中に重い病気になった
  4. 遺伝
後天性のエナメル形成不全
後天性のエナメル形成不全の原因は4つです。
  1. 生後1年以内に熱性の病気にかかりエナメル質を作るエナメル芽細胞が働かなくなる
  2. 栄養障害
  3. ぶつけた衝撃でエナメル質が作られなくなる
  4. 虫歯
主な治療方法は、フッ素で表面を強くするサポートをします。しかし、エナメル質がないことにより歯に穴が開いたり、痛みがあったりする場合は詰め物などでカバーします。

エナメル形成不全だった場合は、歯が黄ばんだり、まだら模様のように黄ばみがあったりします。

自己判断は難しいと思うので、歯医者に行き診断してもらいましょう。

6 歯に外傷がある

歯の表面を何かで削ってしまい、中の象牙質の色が濃く見えてしまうことがあります。象牙質はエナメル質に比べて黄色っぽい色をしているので、黄ばんで見えます。

この外傷が原因でエナメル形成不全になることもあります。

原因は、強くぶつけたり、硬いものを同じ歯で継続的に噛み続けたりすることです。

強くぶつけると歯にひびが入ることもありますが、これもエナメル質がダメージを受けている状態です。これと同様にエナメル質の表面が削れるとダメージを受け黄ばみます。

7 何らかの理由で歯が変色している

強い酸の飲み物などを飲み続けると、表面のエナメル質がダメージを受けて歯が黄ばむこともあります。

酸性の強い飲み物と聞くと酢やレモン汁の入ったものを想像するかもしれませんが、他にもあります。

  • 野菜ジュース
  • 飲むヨーグルト
  • トマトジュース

これらの飲み物を、健康のためと子供に飲ませているママは多いと思います。しかし、歯を溶かす可能性のある飲み物です。

歯が変色しないようにする予防方法は、これらの飲み物を飲むときにはだらだらと飲まないことです。

また、就寝前に飲んだ時は、しっかり歯磨きをしてから寝ましょう。

8 歯が変色する可能性がある飲み薬の長期服用

歯の黄ばみは、服用した薬の副作用で黄ばむこともあります。

生まれてから7歳までの間にテトラサイクリン系の抗生物質を長期間服用すると、歯が黄ばむことがあります。

テトラサイクリン系の抗生物質はミノマイシンというマイコプラズマ肺炎の治療薬です。

妊娠期間中に妊婦さんがこの抗生物質を飲んでも、同じように赤ちゃんの歯が黄ばんでしまうことがあります。

ママが家でできる黄ばみの対策方法

子供の歯が黄ばんで悩んでいるママにまずは試してほしい、自宅でのケア方法です。

ステインや歯垢が原因の場合は、これらの方法で改善することが多いようです。

歯磨きをしっかりする

歯のトラブルの予防は全て、まずは正しい歯磨きからです。子供の場合は、お母さんの仕上げ磨きが重要になります。

歯磨き剤はフッ素入りのものがオススメです。歯医者で塗布してもらうフッ素の他にも、歯磨き剤でも塗布できるのは、歯をより丈夫にします。

歯磨き剤は、幼児は使えないこともあります。うがいができない時期には市販の歯磨き剤は使うべきではないと言われていますが、最近はベビー用の無添加歯磨き剤などもあるのでチェックしてみてください。

歯磨きは基本的には歯ブラシで表面を擦って汚れを落とします。なので、歯磨き剤がなくても大丈夫です。

また、研磨剤入りや発泡剤なしも選ぶ際に気を付けましょう。研磨剤で歯の表面を傷つけることにならないようにしましょう。

近くに無添加で、研磨剤・発泡剤が入っていない歯磨き剤がない場合はネットで購入できます。

食事の後、8時間以内には必ず歯磨きをする習慣を付けましょう。そうすることで、歯垢による歯の黄ばみがかなり減ります。

歯に良いと言われる食べ物を食べる

歯に良いと言われる食べ物がいくつかあります。それらを食べることで、歯が丈夫になります。

リンゴ
リンゴに含まれるリンゴ酸はたくさんの効果があります。このリンゴ酸は梨・サクランボ・苺にも含まれています。主な効果はこちら。

  • 殺菌・口臭予防効果
  • 歯の着色、黄ばみを抑制
  • ホワイトニング効果
  • ビタミンAがエナメル質を強化
パパイヤ
パパイヤにはパパイン酵素が含まれていて、この酵素が効果を発揮します。主な効果はこちらです。

  • 汚れ。黄ばみの原因タンパク質を分解
  • ホワイトニング効果
この2つの他にも、カルシウムが多く取れる小魚やチーズや牛乳、ビタミンKを多くとれる納豆などもおすすめです。

バナナの皮で歯磨きする

歯磨き剤の使用が心配だけど、歯ブラシだけじゃ不安なママにオススメなのがバナナの皮でする歯磨きです。

やり方は簡単で、バナナの皮の内側の部分を歯にこすりつけ、少し時間をおいてブラッシングするだけです。

これはバナナの皮に多く含まれるカリウムが、歯の表面の汚れを浮かしてくれるので、歯ブラシで落とすことができるという方法です。

しかし、バナナはフルーツなので、口の中が酸性に傾きます。これにより、酸性の時間が長くなり、エナメル質が解けてしまう可能性もあります。

しかし、歯磨き剤を使うよりエコで、安心安全だと最近話題になっているそうです

気になったらかりつけの歯医者へ相談しましょう

子供の歯の黄ばみの原因をご紹介してきましたが、自分の子どもの歯の黄ばみはどれが原因かわかりましたか?

あまりにも黄ばみが気になる時は、専門家に相談すれば安心できますので、かかりつけの歯医者に行きましょう。

まだ、かかりつけ歯医者がないという人も、虫歯がなくても検診でしっかり歯磨きをしてくれて、フッ素を塗ってくれるので、定期的に通える歯医者を見つける良いでしょう。

歯医者ではこのような黄ばみの対策方法があります。

ママへの仕上げ磨きのやり方指導

歯医者ではママに正しい仕上げ磨きの方法を教えてくれます。なんとなく歯を擦っていただけではお子さんの歯をきれいにはでいません。

特に気を付けて磨きたいのが舌に触れる下の歯の内側と、頬の内側に接している上の歯の外側です。

ここが特に磨き残しが多い部分だそうです。しかし、個人差がありますので、その子に会った歯磨きの仕方を指導してくれます。

最後にフロスをすることでより歯磨きの効果が上がります。

虫歯の治療

黄ばみの原因が虫歯だった場合は、できるだけ早く治療を始めることが重要です。早ければ早いほど虫歯の治療は早く済みます。

ホワイトニング治療

あまり子供に行われることはないようですが、どうしても歯の黄ばみが気になった時には行われることもあるようです。

審美歯科といい、歯の表面を削り、特殊な薬剤で歯を白くする治療法です。この治療は保険適用外のことも多く、費用は普段の歯医者の病院代よりかかってしまいます。

フッ素塗布

フッ素は歯の表面を強くする効果があります、状態にもよりますが、1、2か月から半年に一回は塗布したほうが、効果が高いとされています

定期的にフッ素の塗布をした方が歯の表面が強くなり歯の黄ばみが起きにくくなります。

子供の歯の黄ばみがある場合はすぐケアで食い止めよう!

いかがでしたか?お子さんの歯の黄ばみに当てはまるものはありましたか?

歯が黄ばんでいるとショックを受けるかもしれませんが、日ごろのケアで、歯が黄ばむリスクは下げることができます。

これを機に、より子供の歯をきれいに保つ方法を考えるきっかけになってくれればいいなと思います。

みんなのコメント
  • かれたん&伊野尾ちゃんさん

    歯磨きして1年ほどやったら綺麗になった

  • aaさん

     やってよっかたと思った

  • さぁさん

    食事の後すぐにだと、口の中が

    • はははさん

      ははは

  • さぁさん

    酸性になってるから、歯が傷つきやすいのでは、、?

    途中送信になってしまった(´・_・`)

  • ねきにかさん

    早く歯がきれいになるといいです

  • たっくんさん

    本当に歯がきれいになりたいです。

  • 山田涼介ラブさん

    ‎|•’-‘•)و✧

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