イヤイヤ期は絵本の言葉の力を借りて乗り切ろう!おすすめ絵本を紹介
イヤイヤ期真っ最中の子どもを育児中のママ、毎日お疲れさまです。歯磨きイヤ!寝るのもイヤ!あれ買って!これ買って!外に出れば走り回って大暴走…!
やさしく言っても叱っても、うちの子には全然響かない!と嘆きたくなるママだっているでしょう。
でも、子どもがお気に入りの絵本の中の言葉から、声かけの言葉を使ってみたら、ケラケラ笑って素直に動いてくれるかもしれません!
たとえ効果が一時的であったとしても、その一瞬、ママも子どもも、絵本のシーンを思い出してリフレッシュできる。そんな絵本をご紹介します。
この記事の目次
お店で困る「あれ買って!買ってー!」そんなときに効いた一言が載っている【くまのコールテンくん】
ちょっとパンと牛乳だけ買いに行くはずだったのに、子どもはお菓子売り場で「これ買って!」、はがきを買いに行くだけだったのにガチャガチャを見つけてしまって「これやりたい!」。
欲求を叶えてあげれば済むけれど、毎回叶え続けるのは、しつけ的にも、金銭的にも良くないことですし、途方に暮れてしまうこともありますよね。
そこで、こんな状況の時に使える会話が載っているおすすめの絵本を紹介します。
くまのぬいぐるみが好きな子にオススメ。「くまのコールテンくん」はこんなお話
作・絵 ドン・フリーマン
偕成社
参考価格1200円+税
おもちゃ屋さんのぬいぐるみ、くまのコールテンくんは、誰かに買ってもらっておうちに連れ帰ってもらうことを楽しみにしています。そんなある日、女の子のリサがママと一緒にお店にやってきました。
リサはコールテンくんを気に入りますが、ママは「今日はダメよ。もうお金をたくさん使っちゃったから」と言います。
それに、コールテンくんのズボンのボタンが、1つ取れてしまっていたため、新品じゃないみたいと言うのです。
ママとリサは帰ってしまい、その夜コールテンくんはボタンを探しにお店の中を探検しに行きます…。
こういう風に言ってみよう!言い方のポイント、子どもの反応
我が家の兄弟(4歳2歳)はこの絵本が大好きです。そのため、「買ってー!」と言われたときに、「今日はダメよ。もうお金を…」を大げさなほど残念そうな表情で言ってみました。
するとケラケラ笑ってその場から撤収できました!
こちらがダメと言ったり叱ってしまったりすると、子どもも意地になってかんしゃくを起こしてしまったかもしれません。
あれヤダ!これイヤ!わがまま盛りの子供も笑っちゃう!【わがままウッキー】
とにかくガンコなイヤイヤ期の子ども。「歯みがきイヤ!」と言う子に対して、「虫歯になっちゃうよ!」と理屈で攻めても、「いいもん!」と返されて、イライラが増幅することもありますよね。
でも、絵本の中の子がワガママだと、子どもは客観的に見られるようです。
わがままのオンパレード! きっとどれかは我が子に当てはまるはず
作・絵 クラウディア・ビーリンスキー
ひくまの出版
参考価格1300円+税
主人公のウッキーは「ぼくのしたいことだけ!」しかしません。でも、あれ、それって困っちゃうんじゃないのかな…?という構成の絵本です。
左ページにウッキーのワガママっぷりが、右ページに困っちゃった結末が描かれています。
- 「きらいだから、たべたくないよ」→「でも、あとでおなかがすいちゃった」
- 「おふろなんか、はいりたくないよ」→「うわー、きたない!」
このように、さまざまなシチュエーションでの「困ったなあ」が描かれているため、親子ともに、「あー、これ、○○ちゃんそっくりだね」と笑えてしまうシーンがきっとあるはずです。
こういうシチュエーションで使えます!
我が家のイヤイヤ次男には家族でこの絵本パワーを使って応戦しました。
- 「おふろはいんない!」には「うわー、きたない! ウッキーといっしょ!」
- 「歯みがきしない!」には「ウッキーは虫歯になっちゃってたよ。○○もなっちゃうかもよ?」
こんな感じです。
結果は効果てきめん。「ウッキーも」がポイントらしく、次男はそのつど、はっとした表情を見せたり、ウッキーに反応して笑い始めたりしていました。
そして気が済んだのか納得したのか、きちんとすることも多いです。
絵本を読んであげるときも、これが自分そのままの姿だとは思わないらしく、「ダメだね、ウッキーは」と偉そうに言いながら聞いていますよ。
自分のことは棚に上げている場合が多いのが親にとっては苦笑の種ではありますが、客観的に見ることができると、「これってダメだなあ」と冷静に学べるのかもしれません。
寝ない!眠くない!まだ遊ぶ!そんな子に!【いやだあさまであそぶんだい】
寝ない子って、本当に寝ないですよね…。
体力を消耗させるために公園に出向いても、結果どんどん体力がついてきて、寝なくなるループに陥っちゃっているよ!と困っているママもいるのではないでしょうか。
絵がキレイでリズム感も良いので、大人も心地良い絵本です
作・絵 ヘレン・クーパー
アスラン書房
参考価格1600円+税
この作者の絵本はこの作品をはじめ、どれも素晴らしいイラストです。ママが先に気に入るかもしれません。そして、実は芸が細かいです。メインストーリー以外の物語が、絵の中に潜んでいることも。
ぜひ、読み聞かせながら、ママもじっくり絵を楽しんでみてください。おもしろい発見がたくさんあると思いますよ!
ストーリーはよくある日常のヒトコマから始まります。「寝ない!」と車に乗ってママから逃亡する男の子。想像の世界に飛び込んでいきます。
朝まで遊びたいけれど、出会う動物たちや汽車やお月さまは、「夜は寝る時間だよ」と遊んでくれません。そうしているうちに、男の子はだんだん疲れてきて、眠くなってきてしまいます。
それは、「とてもとてもつかれているのに ぼうやが、ねるまではやすめないひと。そう、おかあさんです」。
声に出してみると、寝てくれなくてもママの心が落ち着きます
みんなが寝てしまって心細くなっている男の子のところに、遠くの光から近づいてくるママのイラスト。そして「そうです、おかあさんです」の言葉。
寝かしつけのときに読んでいると、「そうだよ、ママは眠れないんだよ」と実感しながらも、どこか気持ちがあたたかくなります。
そんな追いつめられそうなとき、ママのためにも読み聞かせてみましょう。子どもがそのシーンに反応したら、「そうだよ。ママは○○ちゃんが寝るまで眠れないんだよー」とやさしく声をかけてみてください。
「ママかわいそう!」と素直に目を閉じてくれるかもしれません。
本気でぶつからないことも、時には必要。絵本のパワーで適度に息抜きを
日々今を精一杯生きる子どものエネルギーって、本当にすさまじいですよね。ついそのパワーに引きずられて、目一杯「こらーっ!」と叱りつけてしまうこともあると思います。
お気に入りの絵本ほど、子どもは文章まで記憶しているので、ママが生活の中で絵本の言葉を言うだけで笑ってくれたりします。
時には絵本の中の言葉を使って、上手に声かけをしたいですね。
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