費用がかかる子供の習い事…だからこそじっくり選びましょう!
ひと昔前まで習い事と言えば、スイミング、ピアノ、習字、そろばんぐらいで小学生以上が対象でしたが、未就学児が受講できる習い事も色々増えました。
低年齢化と選択肢が増えた影響なのか、子どもが1人で2つ以上の習い事をしているのも珍しくなくなりました。子どもの「あれもやりたい、これもやりたい」という意欲を叶えてあげたい一方、気になるのが費用。
月々いくらぐらい習い事に費用をかけているのか、聞いてみたいけどなかなか聞けないですよね。そこで、皆習い事にお金どのくらいかけているのかを教えちゃいます!
最近の習い事事情がこちら
最近の習い事事情ですが、男女ともにスイミングが1位。それからピアノ、英会話など定番の習い事が次々にランクイン。
次いで、習字やそろばんなどこれもまだ定番の習い事がランクインします。
男女別に見ると、どちらも1位がスイミングですが、それ以下だと、男の子はサッカーや野球、空手・柔道の武道などスポーツ系が目立ちます。
女の子はピアノやダンス・バレエ、習字など文化系の習い事に集中している傾向にあります。しかし、最近では男の子に交じってサッカーや野球を習っている子も増えているようです。
最近の習い事事情に関しては、こちらの記事も併せて読んでみて下さいね!
『今流行りの子供の習い事はコレ!』http://kosodate-march.jp/wp/naraigoto0712/
約半数以上の子が「2つ」以上の習い事をしている
Sony Lifeがアンケートを取った結果、「1つ」と答えた人が47.6%でした。このことから、半数以上の子が2つ以上習い事をしているということになります。
しかも、このアンケートは「通信教育を除く」としているので、通信教育を入れた場合、「2つ以上」習い事をしているが増えると思います。
ちなみに習い事をスタートした年齢は3,4歳が多いようです。
習い事の月謝について!これくらいかかります
さぁ、ここからが本題。皆月々にいくらかけているのかをリアルに聞いてきました。今回は通信教育もカウントに入れてみました。10円と1円単位は省略させていただきます。
習い事の月謝の主流、合計は5000円~1万円が主流
色々調べてみたところ、合計5000円~1万円弱が主流のようです。習い事を2つ以上になると5000円はどうしても超えてしまうようです。例を挙げますね。
- 習い事1つ。幼児英会話10000円。(年少・女の子)
- 習い事2つ。サッカー教室、習字教室ともに3000円。合計6000円。(年長・男の子)
- 習い事2つ。習字・そろばん各3000円、通信教育2000円。合計8000円。(年中・女の子)
月々2万円以上というご家庭も!
習い事によっては月々2万円以上するという家庭もあります。年長になるに従って習い事にかける費用もアップする傾向にあります。下記が例になります。
- 習い事3つ。バレエ教室12000円、ピアノ7800円、英語の通信教育4000円。合計24000円。(年中・女の子)
- 習い事3つ。スイミング7400円、英会話教室10000円、バイオリン8000円。合計25400円。(年長・女の子)
- 習い事4つ。スイミング8000円、ピアノ7000円、そろばん3000円、英会話教室10000円。合計28000円(年長・男の子)
見落としがちなので注意!習い事は月謝以外にも費用がかかります
月謝について色々みてきましたが、実は習い事は月謝以外のところにも出費が結構あるので見落とさないように注意が必要です。
例えば、道具代。スポーツ系の習い事はユニフォームやボールなどの道具が必要になります。初期投資に1万円近くかそれ以上かかることが多いです。
施設の利用料や保険は月謝や会費に含まれていることが多いのですが、習い事によって別途料金がかかることあるので要チェックです。
しかも、子供もあっという間に多くなるので、奮発して買ったスパイクがもう履けなくなってまた買い替え…など、子供の成長とともに道具も新調するので、お金がかかります。
英会話教室やピアノなどはレベルアップに伴うテキスト代や楽譜代などが別途追加されるケースが多いので、どのくらいの頻度でテキストが変わるのか調べておくといいでしょう。
また、懇親会やクリスマスパーティーなどのイベントが年に数回あるとそのたびに参加費がかかることになります。
それから、知らず知らずのうちにかかっているのが交通費です。送迎バスがあったとしても別途料金がかかることが多いですし、自家用車でもガソリン代が塵も積もれば案外お金がかかっています。
全部させるのはほぼ無理!習い事選びは3つのポイントを押さえて
子供が「やりたい!」と言うのであればそれに応えてあげたいのが親心ですが、お金も時間もそんないくつも習い事はできませんよね。そこで、習い事を選ぶ時に押さえておいてほしいポイントを3つ紹介します。
1.送迎など親も子供と一緒に頑張ることができるか?
習い事に通うということは、習い事先までの送迎など親の手助けが必要です。兄弟のお世話やPTA活動、仕事などを考えると送迎は案外負担になります。
更に、習い事は基本的に長く通うことが前提にあります。子供が一生懸命習い事に取り組んで姿を親がちゃんと見ていると子供のモチベーションがアップします。
だからと言って、「あの子ができているんだから、頑張って!」など子供がプレッシャーに感じてしまうような応援の仕方はしないように注意しましょう。
2.最も大切なのは「子供のやる気度」です
習い事を始めるにあたって、何よりも子供のやる気が1番大切です。
親の意思でもやり始めたら習い事にハマり出す子ももちろんいますが、1度見学したり体験教室を利用したりして子供が興味持つかどうか様子をみましょう。
3.やりたいことがいっぱいあってもいきなり複数通うのはNGです
見学や体験教室をいくつか回って「どれもやってみたい!」というお子さんもいらっしゃいます。
3,4歳は特に何でも好奇心旺盛な時期なので、あまり考えずに単純に「やってみたい!」と言ってしまうこともあります。
そこで子供の言うことを鵜呑みにして一気に複数の習い事を初めてしまうと、想像以上にハードで「やめたい」と言ってしまうことがあります。
せっかく始めるなら長く続けたいですよね。子供がどの習い事に1番興味を持っているのか見極めて、様子を見ながら習い事を増やすことを検討しましょう。
参加費無料でできるものも!自治体の事業を上手く活用してみて
習い事にはやはりお金が必要ですが、お金をあまりかけなくても上手く習い事をすることもできます。
筆者の子供(年長)も現在、通信教育を含めて4つの習い事をしています。スイミング、サッカー、日本文化のお稽古(お茶や着付けなど)、絵画教室です。
月々9000円ほどかかっていますが、4つ習い事をしている割には安く済ませているほうではないのかと思います。
自治体のホームページや広報誌をよくよく見ると未就学児でもできる事業が案外たくさん企画されています。親子ビクスやバドミントン、卓球、科学実験教室など多種多様です。
正直、クオリティーは民間企業に劣ることもありますが、とりあえず何かやってみたい方や本格的に習い事を始める前にお試し感覚で気軽に始めることができると思います。自治体の事業を上手く活用して下さいね。
何をいくつ習うのか、最後は各家庭の判断で
習い事に関しては、「そんなにやらせなくても」や「幼児期が投資するのに最高時期!」など賛否両論ありますが、大切なのは結局各家庭での判断です。
個人的には、習い事は園でも家庭でもできないことが経験できるので、本人の「やりたい!」という気持ちは尊重したいと思っています。
習い事の主役はもちろん子供です。子供の意思を尊重しつつ、家庭のお金のことも含めて子供と一緒に習い事を選んで下さいね。
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