子供のピアノの才能を伸ばしてプロを目指したい!親ができること

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2017/07/24

ピアノを弾いている子供
女の子を中心に、子供の習い事として人気がある『ピアノ』。中には世界的に名が知れ渡るようなプロになりたいと目指している子供もいるでしょう。

幼稚園や保育園の先生になりたいという夢を持った子供や、音楽の先生になりたいという子供も。

そういった職業はピアノをひける必要があるので、ピアノを上手になりたいと習っているお子さんもいるのではないでしょうか。

  • ただピアノをひいてみたい
  • ピアノがひけるようになりたい
  • 女の子だからピアノがちょっとくらいはひける方がいいのでは

上記のような考えの場合もありますよね。

子供のピアノの才能を開花させてあげるためにも、子供の才能を見抜けるコツはないのでしょうか。

音楽の経験がなくても、子供のピアノの才能を見抜ける方法、そして才能を少しでも伸ばしてあげられる方法について考えてみます。


子どもにピアノの才能を見抜くには?演奏を心で聴いてみて!

プロの音楽家であれば、子供の演奏を耳にしただけでセンスがあるとかないとか分かるかもしれませんね。

しかし一般的な親は音楽の専門家ではないことが多いので、センスのあるなしの判断が出来ない、判断を間違ってしまうのでは?と思いますよね。

しかし、演奏を”無”になって心で聴くようにすると、なんとなく伝わってくるものがあるはずです。

我が子という主観では聴かずに必ず客観的に聴く

どうしてもピアノを聴くときに、「誰が」演奏しているのかという主観が入ってしまいます。この主観がちょっと厄介。

我が子が演奏するとなると、「思いのほか上手ね」と期待度をプラスして評価してしまう方もいます。

逆に「うちの子だからそんなに上手いわけがない」と否定的に見るケースもあるのです。

音楽は誰がやっているかではなく、奏でられる音がどうかで判断されるものです。もう少し客観的に聴く耳を持つように、普段から習慣づける事が大切です。

視覚で捉えずにあえて目を閉じて聴き入る

視覚は心で音楽を耳にする際に邪魔になってしまう事があります。そこで試して欲しいのが「目を閉じる」です。

目を閉じれば誰が演奏しているのかがわからないため、自然に音に耳を傾けるようになります。

プロは場数を踏んでいる数が素人とは違います。そのため様々なジャンルを奏でる事が出来ます。

ワンパターンに仕上がりがちな曲だけでなく、テンポよく子供が踊りそうなタイプと重厚なタイプと、同じ曲でも弾き方を変えて違う曲のように聴かせる事が出来ます。

楽譜通りに上手に出来るのは当たり前で、さらに雰囲気をつけるように奏でるのが実力のある方たちの演奏です。

録音して聴くと冷静に耳に入ってくる

生演奏と録音では、音について耳に入る感じ方が異なります。

コンサートのような生演奏は雰囲気に流されて上手いか下手かが判断しにくくなりますが、録音していれば冷静になれるというメリットがあります。

良い部分と悪い部分を冷静に考えるためにも、録音をして一度聴いてみる事をお勧めします。

次に音楽教室へいざ通う、となった場合に考えたい点をご紹介します。

音楽教室に通うのは大切!レッスンの進度も参考になる

ピアノを習わせる手段としては、ピアノの先生に指導を受けるということが多いと思います。

ただピアノに触れさせてあげたいという思いでピアノを習わせようとした時にはそこまでは気にしなかった「教室選び」も、プロを目指してとなると少し視点を変えなければという考えが働くため難しくなります。

教室によって、レッスンの方法も進み具合も違います。よりプロに近くなりたいならば何を基準に選べばよいのかをしっかりと見極めなければいけなくなります。

個人レッスンかグループレッスンかもチェックしてください。

個人のほうが指導が行き届きやすいですが、他の子供の進み具合などがわからないため、ライバル意識が少なくなるという点も考えられます。

個人や大手の教室と種類は豊富。口コミを元に調べてみよう

ピアノ教室について検索してみると、場所にもよりますがそれなりの数を知る事が出来ます。

自転車などで比較的簡単に通えるスクールから、電車を乗り継いでしかいけないようなところまで選択する範囲は様々あります。

沢山の教室があると何を基準に選んで良いのかに悩みますよね。そこでまず頼りにしたいのが、”口コミ”です。

実際に通ったことがある知り合いに聞くのが一番ですが、インターネットでの口コミも参考にしてみましょう。

ただしネットの口コミは、情報ネタの1つとして知っておくという程度にとどめておきましょう。

音大に通っている子がいたのか?がチェック項目のひとつ

日本でプロやプロに近い位置を狙われているのでしたら、スクール選びに音大に通っているとか通った子がいるのかも大きなポイントになります。

ただし新しく始まったばかりの教室ですと、こういった判断が出来ません。

以前別の場所で指導されていた先生ならば、通われたお子さんたちが音大に通ったかなどはわかるかもしれません。

音大に行けたという実績は、先生の腕がある程度あるという意味になります。レッスン環境が良くて、芸術性にも優れている可能性があるでしょう。

習っていた子供が、音大に通っていたかどうかは直接先生に伺うとわかります。

また”先生の経歴”も子供がプロになれるかどうか、関係する部分もあるので遠慮せずに質問をします。

実は先生との相性はかなり大切な部分です

音楽に限らず何か指導してもらう場合には、我が子と先生との相性というのは大事な点です。

教えるのが上手な先生でもなぜか我が子には響かないとか、反対に教えるのが上手ではないけれど、なんとなく波長があってめきめき上達するというパターンがあります。

学校の授業でもそうですが、好きな先生に教わるとより勉強の熱意がアップするというケースに似ています。

もしも最初に先生とお会いした際に「なんとなく合わないかも」と思えば、あまりそのスクールとの関係に固執しないほうが良いと思います。

体験レッスンではなかなか相性がわからない場合には、3ヶ月程度通わせてみて相性があうのかを判断しても良いでしょう。

実際に何度も対面して教わらないと、相性に関しての判断は出来ないと思います。

進度を知ればその教室の方針がどうなのか理解出来ます

ピアノについて詳しい方によれば、レッスンの進み具合というのは教室の良し悪しを決める際に大事であると言われています。

しかし早ければいいのか、遅ければいいのか、という言葉では単純に決められないというのが実態です。

スムーズにレッスンが進んでいると見えても実はそんなに上手ではないのに合格点と判断するところがあります。

反対に、綺麗なリズムで滑らかに演奏しなければ認めないためにレッスンがあまり進まないというところがあると思います。

これはピアノ教室だけでなく他の教室にも該当します。

教室がどのような考えでステップアップさせているのか、これを知るのはプロを養成するのかそれとも趣味中心のスクールなのかがわかってきます。

カルチャースクールと謳っている所はもちろんのこと、教室のパンフレットを見るとどこをターゲットにしているかがわかります。

不特定多数の子を中心としたスクールより、ハイレベルを目指すと断言しているほうがプロになりたい子にはお勧めです。

他にも個人の先生が教える場合には、逆にそのような取り決めを行わずにプロを目指す子にはハイレベルレッスンを行う、という可能性もあります。

次に、実際にスクールへ通いだしてからプロになれるかどうか見極めるポイントがないのかを探ってみましょう。

ピアノで音楽学校に行き、プロを目指せるレベルかがわかる方法

私の周りでは個人の先生が教えているスクールに通う子が多いのですが、楽器屋さんが独自に行う音楽教室に通っている子もいます。

音楽教室に通っている間に、どんな点を見ることで子供にピアニストなどのプロになる可能性が少しでもあるのかを判断していけばいいのでしょうか?

今までどのくらい音楽を聴いてきたかが腕に出る

音楽教室やピアノ教室に入った未経験の子でも人それぞれレベルが違います。

スポーツなどでもそうですが、やったことがないのになぜか簡単にすぐ身についてクリアする子と、何度やってもなかなか上達しない子と両方いるのはなぜでしょうか。

ピアノに関していうならば、実はピアノが上手な子かどうかは今までどのくらい音楽に触れていたかが重要です。

クラシック音楽のような音楽をたくさんご自宅で聴いていた子というのは、やはり自然に耳が慣れているので音感が優れているとかリズムを取りやすいようです。

自宅でほとんど音楽を聴かない場合は、最初からスムーズに上達というのは難しいかもしれません。

出来るだけ音楽は幅広く、クラッシックやポップスなどひとつのジャンルに偏らずに聴く事が大切ではないでしょうか。

レッスンにのめりこむ子ほど開花しやすい

先生の立場からのアドバイスとして、レッスンを受ける態度を見ているとどのくらい上達するのかがわかると言います。

何事も集中し、予習や復習を意識して実践する子はレベルアップしやすいと思います。

勉強でもそうですよね。自分なりのやり方を見つけるといいのですが、それを小さい子に求めるのはまだ難しいでしょう。

レッスン中は先生にお任せするとし、親としては黙って静かに見守る事に徹し、自宅では特に復習をさせて自分に自信をつけさせてあげるとベストです。

子供は褒めて伸びるもの。自宅でも少し練習して上手に弾けていたら、積極的に褒めてあげてください。

勘が良くてすぐに音感を理解するかどうか

これも音楽だけに限りませんが、”勘”の良い悪いは才能を発揮するためには必要なものだと思います。

最初は誰でもわからなくて当然です。しかし勘が良い、と言われる子は先生の意図する事をすぐに理解して指が動きます。

耳が良いのも当然必要な要素です。

勘が良ければ例え最初はあまり弾けなかったり、間違えてばかりしたとしても、数回練習していくうちに改善が出てきます。

ところが残念ながら勘があまりない子の場合ですと、どれだけ練習してもあまり成果を感じられない事があります。こうなると練習している本人は辛いでしょう。

中には「何処が良くないのかわからない」という子もいるでしょうし「わかってはいるのだけれど全然指が動かない」という子もいるかもしれません。

勘は多少向上する可能性もありますが、あまり上手にならない場合には勘が良くない事があるでしょう。生まれ持った才能が物を言うという事です。

勘を良くするならば、まずは音楽をたくさん聴く事です。耳を鍛えなくては指が動きません。耳で音階を理解していく事は必須でしょう。

次に音大入学など、将来プロにもなれるかもしれないという可能性が見込まれたとして、やっておいたほうがいい事をご紹介します。

音大を目指せる可能性があるならば、やっておくべきこと

音楽専門学校や音大受験・入学という遠い未来に大きな夢があるようでしたら、英才教育など今から出来る事を始めてみませんか?

「まだ小さいんだから」と思いがちですが、大人になってプロになる場合はそう悠長な事も言っていられません。

特に小さいうちはまだ学校へも通っていないので、比較的習い事をたっぷり試せる時間があります。そして早いスタートが経験をたくさん積めるチャンスを作れるのです。

音楽学校に進学するのが希望なら音楽教育は早め早めの行動がポイントです。

評判のいい先生の音楽教室のはしごもあり

教室探しをしていると、中には、コンクールの審査員経験者など評判のいい先生の話をちらほら耳にする事が出来ます。

例えばお試しでレッスンをしてもらうと、どんな先生でどのような雰囲気のレッスンをしているのか生徒達がどんな感じかが少し見えてくるでしょう。

最初のうちからハードルの高い先生を求めるのか、まずは楽しくさせたいのかという親の考えもあると思います。

いくつかの教室に通ってみるというのも決して悪い事ではありません

お子さんに合う先生とレッスンを求める事は大切です。宿題があるのかも確認しておきましょう。

コンクールには必ず挑戦させよう!

ピアノには世界で有名な国際コンクールなどのコンクールがあります。

コンクールではなく教室だけの発表会にとどまる教室もあるのですが、中にはもっと大規模なものも存在します。

プロの技術を目指すのでしたらぜひコンクールを目指して欲しいと思います。

コンクールに出るという目標は大変わかりやすいですし、何より自分のレベルが周りと比べられるというメリットがあります。

よくピアノ教室の講師のプロフィールには「○○コンテスト入賞」「コンクール入賞」などの記載が目につきます。

こういった先生方は子供たちにもコンクールを重視しているケースがあり、コンクールへ向けての指導も行っている旨記入されています。

欲求のあるなし関係なく、そういった指導を望んだほうが良いでしょう。

親は手や指の怪我に気を付けてあげて

ピアノをしている時には、怪我をさせないように!という事にナーバスになって欲しいです。

指を骨折するとその間に十分な練習も出来なくなりますし、中には後遺症などで前のように弾けなくなってしまうという事もあるかもしれません。

過剰に意識すると疲れてしまいますが、手と指の怪我をすると大変だという事を小学校に入る前には子どもにしっかりと教えてあげる事は必要だと思います。

怪我をして練習を長期間休むと、指が思うとおりに動かなくなるかもしれません。また、本人のやる気がなくるという心配もあります。

練習出来る環境を作りが大切

子どもがピアノを頑張ると決めた際に、親として出来る事のひとつが家の生活環境作りだと思います。

「環境作りって何のこと?」と思うかもしれませんが、いくつか例をあげてご紹介しましょう。

  • エレクトーンやピアノを買う
  • 子供が音楽をいつでも聴けるようにする

例えば子どもがいつでも練習出来るようにエレクトーンやピアノなどを思い切って購入することです。

やはり自宅で思う存分練習が出来る子と出来ない子では、差が出ても仕方がないと思います。

また、音楽をいろいろと聴きたいと希望する子に対しては、インターネットとDVDとCDも上手に活用して子どもが聴く環境を作ります。

小学生以下の兄弟がいる場合には、静かな場所で音楽が聴けないかもしれません。

あまりヘッドフォンに依存すると耳の事も心配なので困りますが、時に集中出来る道を用意してあげるのも子供の人生に対する母というか、子育てする親の大事な役目です。

実際に練習を続けていくのは子供です。子供がいかに継続して練習出来るか、コツをご紹介します。

プロになれる練習は毎日コツコツするのが前提

子供が頑張って練習しているからといっても、残念ながら才能がない事もあるでしょう。

ただ、才能も大事ではあるのですが、実はプロになるのに一番重要なのは練習です。

いくら才能がある人でも練習をちゃんとしなければ、当然それなりのレベルまでしか上達出来ないのです。それにはコツコツ頑張る気持ちが必要です。

人間は何事も長く続けていくと時に興味があるものでもやる気がなくなる停滞期があるものです。

これをいかに乗り切るかが、音楽学校受験をはじめプロになれる一番のポイントではないでしょうか。

もしもストレスいっぱいでやる気がなくなったら少しお休みするほうが、無理して続けるよりも長い目で見るとずっと効果的です。テレビを観て馬鹿騒ぎするのも良いでしょう。

ショパンを聴いてリラックスするのもいいと思います。子供に応じた対処法で、ピアノを嫌いにならないようにする事が大切です。

それには「楽しくピアノを弾く」を日課にする事が、一番の基本だと思います。

プロを目指すのならば週に一度まとめて5時間練習するより、1日1時間を毎日行うほうが確実にレベルアップが感じられます。

そして「辛い」と感じている時のほうが、よりレベルアップしやすい状況にいるというのがポイントです。

つまり辛い時こそ諦めずに続ける事が、プロへの近道というわけです。

日々の努力を、嫌がらずに乗り切れる気持ちがあるかも大事

そうはいっても人間気持ちにむらがあるのはある意味当然の事かもしれません。そこを上手に回避するためにはどうしたら良いのでしょうか。

それには自分の目標をしっかりと決める事です。しかも漠然としたものというより、出来るだけリアルに叶いそうなものを考えます。

例えば「○月までに○という曲を弾けるようにする」とか「○年生までにコンクールに出る」という内容です。

これは定期的に見直して、その都度目標を変えてもいいと思います。それくらい臨機応変にやっていきましょう。

自分の気持ちがある程度しっかりとあれば、時に嫌になる練習もなんとか乗り越えられるものです。

ブロを目指すのでしたら、継続する気持ちを持つための目標を何にするかから始めてみませんか?

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