子供の「好き嫌い」ってしつけのせい?原因と解消法を探ろう

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2015/08/27

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子供が小さい場合特に気になることのひとつに、子供の好き嫌いが挙げられます。特に好き嫌いの激しい子供がいる場合は「どうしたら好き嫌いなく食べてくれるのだろうか」と考えて苦戦するお母さん方も少なくないと思います。

というのも、好き嫌いがあまりに激しいと「そのご家庭のしつけがなっていないのではないのか」と思われたり「我儘な子供に育てているのでは」とあらぬ疑いをかけられたりすることがあるからです。

果たして本当にしつけがなっていないから、が原因なのでしょうか。

2歳くらいまでの子供は、そもそも好き嫌いが出やすい

離乳食が始まり、少しずつ子供によっては好き嫌いが出てくるケースが見られます。離乳食の赤ちゃんは舌触りが良くないとか、些細なことで苦手となって拒否することはよくあります。

我が子たちの場合はみんなパン粥が苦手で、一度作ってそれ以降は作らなくなりました。普段母乳の子なのですが、パン粥はミルクを使うからその味が自分に合わなかったのかもしれません。

パン粥を食べなくても大した問題にはなりませんでしたのでショックを受けることはありませんでしたが、主食となるものを拒否されると苦労することもあるでしょう。

成長の中で出てくる好き嫌いは食わず嫌いという場合もあり、このような場合にはしつけというより親がある程度食品をまんべんなく使うことで克服出来るでしょう。食わず嫌いを作ってしまったら、それは親のしつけと責められても仕方がありません。

食品自体が苦手、匂いが嫌、噛んで飲み込めない…。とにかく食材に対しても、その子供にとっても嫌いになる理由は様々です。好き嫌いがあってもこの時期は当たり前、と思っていいでしょう。

ただし好き嫌いがあるからと、成長してもそのまま食べさせないというのは良くないと思います。

好き嫌い克服には「しつけ」も関係している!

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子供の好き嫌いは親のしつけが良くないから、という意見は信頼出来るものなのでしょうか。

好き嫌いをすること自体はある程度仕方がないのかもしれないのですが、そのまま好き嫌いだからと食べさせないやり方はしつけに繋がると思います。

むりやり食べさせるのはNG…でも全く与えないのもNGです

「子供にあげても食べてくれないから、食べさせない」という考えはありなのでしょうか。私は食わず嫌いの食材もいくつかあるのですが、子供の頃にいろいろな物を食べるということが足りないという事が、子供を食わず嫌いにしてしまう要因の1つになってしまうのではないかと危惧しています。

「嫌がることはしない」というしつけを実践している方にも、少し考えて欲しいと思います。嫌がるのを無理やり食べたせるのはどうかと思いますが、食卓に好物しか並ばないと当然嫌いな物は口にはいる機会すら失う事になります。

嫌いな物がマニアックなものではなく、例えば魚・肉・野菜全般というように食べられないと困ってしまうものだと、好き嫌いを放置している「親のしつけ」を問われても致し方ないと思います。

好き嫌いにさせたのは親のしつけがなっていないのではなく、好き嫌いを克服させないことや嫌いな物がたくさんありすぎることはしつけが行き届かない可能性があるのです。

自分を責めても解決しない

とはいえ頑張っても好き嫌いがなくならないことだってあるでしょう。我が子の好き嫌いを「私のしつけが良くないから」と責めるのは、問題解決には繋がらないと思います。

中には頑張って嫌いな食材を細かく切り刻んで子供にわからないように努力している、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。このような努力は自分が話させい限り、家族以外の方にはわかりません。

何も知らない方から「しつけがなっていない」と勝手に判断されても、やることをやっているのに改善されないのならば仕方ないという割り切りもありだと思います。

どうすればいい?好き嫌いを克服できる方法はある!

好き嫌いが出るのはある意味成長する上でよく見かけることで、これに関して保護者が自分を責める必要はないと思います。とはいえ、出来る限り好き嫌いをなくしたい、という思いを抱くのは親としてはよくあることではないでしょうか。

実際、好き嫌いをなくそうと頑張ってもその努力がきちんと結果に結びつくのかという問題が気になると思います。好き嫌いがなくなるのか、という質問に対しては個人差があるというのが正解かもしれません。

お友達が食べているから頑張って食べる、思ったより美味しかった、嫌いじゃなくなった。このような流れで子供は好き嫌いを克服出来る場合があります。逆に食べすぎて好きな物が嫌いになることもあるので、好きだからとたくさん与えないことも大切だと思います。

好き嫌いは絶対に克服しなければならない?食材にもよりますよね

なぜか一般的に好き嫌いを考えると「好き嫌いをするのは良くない」と周りは思いがちです。好き嫌いは本当に良くないのでしょうか。私にもいくつか食べられない嫌いな食べ物があります。

でもそのことについて誰かに責められたわけでもありませんし、しつけが悪いと私の母が責められたこともありません。多分好き嫌いの数がそう多くないことや、生活していく上で嫌いでも特に問題にならない食材が嫌いだから、という理由だからでしょうか。

つまり好き嫌いの数が少なかったり、嫌いな食べ物がメインの食材でなかったりすれば「好き嫌いを絶対に克服させなさい!」「しつけがなっていない」などとは言われない可能性が高いのです。

給食を食べるようになれば、みんなが同じメニューを口にしなくてはなりません。お弁当であれば誤魔化しがきいた「好き嫌い」がより明確になります。

「小さい頃に甘やかせていたから」と周りが感じることも。これが、しつけがなっていない!と思われる要因になってしまっているのではないでしょうか。

好き嫌いが出来てしまうこと自体はしつけが悪いからではない!と割り切ろう

 
大きくなっても依然として嫌いなものが多ければ、みんなで食事をするときに「自分はこれとこれとこれとこれが食べられない」と言えば一緒に行くメンバーが苦労するというデメリットはあると思います。

このように周りに影響を与えてしまうくらい好き嫌いが激しいと、お付き合いするのにもめんどくさいと思われるかもしれないので、好き嫌いが少ないほうがいいという意見はわかります。

でもただただ”悪いこと”という括りにしてしまうのは不思議ですし、更にしつけがなっていないから好き嫌いが激しいという部分は直接は結びつかないとも思います。

好き嫌いがあるからとそれに対して何もせず放置しておくこととしつけは関係していると思いますが、好き嫌い自体ができてしまうことはしつけが悪いからということではないのではないでしょうか。

いずれ好き嫌いが軽減される可能性もあることを頭に入れておき、今の好き嫌いのことを深刻に悩みすぎず、楽しく食事の時間を過ごせるようにして欲しいと思います。
みんなのコメント
  • あちゅせちゅ。さん

    私は好き嫌いゼロで食事をのこす事ができません。

    長男は食べられる物が少なく給食は一口も食べない日がほとんどです。

    味覚過敏の気持ちがわからないダメ親です。

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