子育てが辛いから楽しいに変わる!発想の転換が育児のコツ
子供がお風呂を嫌がる、寝ない、ご飯を食べないなど、思う通りに進まない辛い育児に日々イライラ。
そんな時には発想を転換させて!お風呂に入らなくてもいい、食べなくていい、寝なくてもいいなどと考えてみませんか。
育児が楽しいと思える発想転換のコツをご紹介します。
育児が大変な理由
赤ちゃんが生まれると、女性はお母さんになります。
でも産後に病院でもらった紙には、おっぱいやミルクのあげかたや、衣服の替え方、お風呂の入れ方が少し書いてあるだけ。
こんなに少しの説明だけで、赤ちゃんを育てることができるのかしら…。新米ママの不安は毎日募るばかり。
赤ちゃんが大きくなるにつれて危険な場所は増えるし、思いもかけないところに物を隠したり、思いもかけない遊びをしたり、突然熱が出たり、暴れて手がつけられなかったり、不安は増える一方。
ママの育児が大変な理由には、こんなものがあります。
【0歳育児が大変な理由】
- 夜泣きで眠る時間がない
- いつも抱っこしていないと泣いてしまう
- ミルクを作っても飲んでくれない、おっぱいを上手に飲ませられない
- どうやって育てたらいいかわからない
- パパの育児への不理解
【1歳~3歳の育児が大変な理由】
- 全然寝てくれない
- お片付けをしない・部屋をすぐ散らかす
- 他の子とすぐに喧嘩をする
- ご飯を食べない・ご飯を散らかす
- お風呂を嫌がる
- パパの育児への参加が消極的
このように大変なことがたくさんあって、思うように進まない育児に毎日にまたイライラ。
上記のことに悩んでいる時、育児が大変になってしまう原因は二つあります。
- やり方が分からないから
- やってほしいことが多いから
やり方が分からない時には本を読んだり人に聞いたりして、積極的に情報をしいれていくとよいでしょう。
やってほしいことが多い時には、考え方次第でぐんと育児を楽にできる方法があります!
「やってほしいこと」を、1つに絞るのがカギ!
「立てば這え、這えば歩めの親心」という、ことわざがあります。
育児をしている時、知らず知らずのうちに「~してほしい」と親は願っています。それ自体は悪いことではありません。
でも、やってもらいたいことが多すぎたりハードルが高すぎると、その分だけうまくいかないことも多くなって、親もうまくできない子供も疲れてしまいます。
どうしても育児が楽しくできない、うまくいかないと思う人の原因の1つに、「やってもらいたいことが多すぎる」ことがあります。
「やってもらいたいこと」を、「これだけはやって欲しいというもの1つ」だけにしてみましょう。
たとえば、食事に関して、「ご飯をもっと食べてほしい」「もっと綺麗に食べてほしい」「好き嫌いしないで食べてほしい」と親はいろいろ思ってしまいます。
そうではなく、まずはやってもらいたいことを「食べること」だけにしてしみましょう。
やってもらいたいことを1つだけにすれば、他のことを褒める余裕が生まれます。
【ご飯を食べない】いつか食べてくれればいい!と思ってみて
せっかく作った料理。凝ったものを作った時ほど全然食べてくれなくて、イライラしちゃうことってよくありますよね。
そんな時には、「今は食べたくないなら、仕方がないか」「いつか食べてくれればいいや」と思ってみましょう。
チーズやフルーツ、おむすびなどの簡単に取れる軽食を食卓に置いておき、子供が食べたくなったときに食べてくれるのを待ってみましょう。
【食べ方が汚い・手づかみ食べ】ご飯をちゃんと食べてすごい!と褒めて
子供ってご飯を食べるだけでテーブルまわりはぐちゃぐちゃになって、手も顔もデロデロになってまるでスプラッター映画みたいですよね。
でも、どんなに汚くても、食べる意欲があると言うだけでも偉いことと考えてあげてみて。
「ご飯をちゃんと食べてすごいね」と褒めてあげましょう。
汚くなる事は一旦諦めて。片付け方だけ一工夫すればいいんです。新聞紙を下に敷いていくら散らかしてもいいように、片付けやすい環境を整えておけば心に余裕が生まれます。
【好き嫌いがひどい】好きな物を食べるだけでもえらい!と思って
子供は本能的に苦いものや緑のものを、好まないと聞いたことがあります。まだ熟していないと本能的に感じるからだと言われています。
嫌いな食べ物も、しぶとく出し続ければ、時間がたつにつれ、食べられるようになります。
大人も年をとるとだんだんと煮物の味が妙においしく感じる…というのはありますよね。子供も好みが変わってきます。
子供の好き嫌いはある程度は仕方ないことかもしれません。好きな物だけでも、食べているのを褒めてあげれば、食べるのが好きな子になるかもしれません。
好きな物を食べられるだけでもえらいこと。「いっぱい食べれたね」と褒めてあげましょう。
時には「やらなくてもいいや」と思ってみよう!
どんなに言っても、子供が言うことをどうしても聞いてくれない。
そんなとき、「やらなくちゃ」「やらせなくちゃ」と頭の中がいっぱいになって辛くなってしまいます。
そんな日には、一度、深呼吸。肩の力を抜いて、「まぁ、やらなくてもいいや。やらなくっても死にはしないし」と思い切って諦めてしまうのも手かもしれません。
大事なのは思い切って発想を転換させて、「やらなくてもいいや」と思えることで、お母さんの心が気楽になり子供の気分も楽になることです。
子供がお片付けをしない…ならば大人もしないでみて
毎日毎日、片付けをするようにいっても全然やらない…親が片付けてやっても、いくらでも散らかされる…そういうことが続くと、お母さんはうんざりしてしてしまいます。
そんなときにはもう、お母さんも片付けない、と放っておいてしまうのもひとつの方法です。
もしかしたら、今片付けようと思っていたんだと、子供が自分で片付けるかもしれません。子供が片づけなくても「どれ、片付けてやるか」と、自分自身の元気が復活するかもしれません。
風呂に入ってくれない…1日位入れなくても大丈夫!
いくら言ってもお風呂に入ってくれなくて、時にはお風呂から脱走して暴れ回って困ってしまうなんて日もあります。
そんな時には、「明日は入ろうね」と、お風呂を一日おきにしててもいいでしょう。
湯船が嫌な子なら、「毎日シャワーだけ」にする。頭を洗うのが嫌な子なら、「頭は一日おきに洗う」など、子供に合わせて妥協してしまってもいいかもしれません。
お風呂なんて、1日位入らなくても大丈夫!そう思うことで心に余裕を作ることが大事なことです。
寝ない…ならばちょっとだけ寝ずに過ごしてみて
子供が寝ない時には無理に寝かせようとせず、自分も子供の隣で本を読んで子供が眠くなるまでじっと待ってみてはいかがでしょうか。
子供が寝るまでは、もう放っておいて、自分だけのプライベートタイムにしてしまう。夜はもう大人の時間、育児も夜は閉店です。
ハーブティーを飲んで本を読んでいる間に、気づけばおもちゃを手にしたまま子供は床で眠りこけているかもしれません。
子供だっていつかは寝ます。夜は自分の時間だと割り切ってしまう日を作ってみましょう。
家で自由にさせていたら、集団生活で困るのではないかという心配も…
とはいえ、このように楽にばかりしていたら、子供のしつけにもならないし社会性が育たないと心配する面もあります。
たとえば一日三食、決まった時間に食べると言うのは、幼稚園から始まる社会に適応していくにあたって大事なことです。
幼稚園に入ったら12時からご飯で、ずっと食べないものは下げられてしまいます。
食べないならいい!と家で好きな時間にご飯を食べるようにしていたら、子供が幼稚園に入って何も食べないで帰ってくるかもしれません。
心配しなくても、集団生活は「同調」の場。いつかできるようになる!
けれど少々荒療治ですが、子どもは幼稚園などの集団生活下に置かれると気づくはずです。
ちゃんと食べないといけないようだ。今食べないとだめなようだと、おぼろげながらわかるはずです。
社会心理学の世界では、自分以外の人が皆同じ行動や判断をしている時、周りに引きずられて同じような行動をとってしまうことがあるとされ、それは「同調」といわれています。
人は社会的動物と言われます。自分の子供もきっと保育園や幼稚園に入ると「同調」の効果で、皆と同じように座って食べられたり、嫌いな物も思い切ってチャレンジしてみようと頑張ることができるようになります。
社会集団に入ってから徐々に自分で覚えてもらおう!時にはそんな風に思ってしまってもいいかもしれませんね。
パパへのイライラも同様に解消
赤ちゃんが小さいうちは、パパが子育てを手伝ってくれず、パパに対してイライラすることもよくあります。
パパへの苛立ちも、「やってほしいことが多い」ことが原因です。
パパへのイライラを解消するには3つのやり方があります。
- やってほしいことを1つにしぼる
- やってもらわない
- やってほしいことをやってもらう
詳しく見ていきましょう。
1.やってほしいことを1つにしぼる
パパも子供と同様やってほしいことを一つに絞ると、イライラを解消できます。
子供のおむつ替えを頼んだとき、おしっこのときしか替えてくれなくても、替えてくれたことを褒めてみて。
また、子供の面倒を見てくれるのがたとえ1時間だけでも、少しでもみてくれたことをまず褒めよう!ということです。
2.やってもらわない
これも子供と同様です。
言ってもどうしようもないとき、家事や育児などやってくれるまで待つという方法です。
例えいつまでたっても夫が何もしてくれなくても、何もしない間に自分の元気が復活してやる気が出ればいいんです。
3.やってほしいことをやってもらう
パパは子供とは違いますので、「はっきりとやってもらいたいことを伝える」のが一番得策です。
もしかしたらパパは、自分が何をした方がいいのか分からないだけかもしれません。パパの場合はたくさん頼み少しでもやってくれたら褒めるを心がけてみましょう。
真面目なママほど自分を追い込んでしまう…3つの要因
他の人はもっと気楽に育児を楽しんでいるように見えるのに、どうして自分ばかり、こんなに育児に悩んでしまうのでしょうか。
- 3歳までに受けた教育が子供にとって重要だと思う
- 実家が遠い、ママ友がいない、相談相手がいなくてひとり
- 理想の母親像に悩まされる
これらの真面目なママが悩みやすい3つの要因を、ここでは考えてみたいと思います。
3歳までに受けた教育が子供にとって重要だと思う
「三つ子の魂百まで」ということわざにもあるように、3歳ごろまでに受けた教育によって形成された性格は、100歳になっても根底は変わらない、といわれています。
保育園などに子供を通わせていない場合、3歳ごろまでは母親と子供はずっと二人きり。
子供にとって大事な時期とはわかってはいるけれど、毎日公園に行くのも、絵本を読んであげのも、手遊びをしてあげるのも、重要だとはわかっているけれどもずっとはしていられない。
母親失格…と自分を追い込んで、育児ノイローゼになってしまうことも。
性格形成に大事な時期なのに、私は子供になにもしていない…と、自分自身や周囲からプレッシャーを感じることもあります。
私も息子が3歳になるのに全くしゃべらず、いつもテレビばかり見ていたからだろうかとか、絵本や歌の読み聞かせが足りなかったのだろうかと悩みました。
子供の発達段階で何かが遅れていると、それは自分のせいなのではないかと悩むママもいます。けれどそれは、性格的なこと。
言葉が遅いのも、これからの人生でまだまだ上手になるし、走るのが遅くてもこれからの人生でまだまだ早くなるし、子供の人生はまだまだ始まったばかりです。
3歳までに、人生のすべてが決まる!と言うわけではありません。子供の人生まだまだ先のことと、長い目で成長を見守る心が大事なんです。
実家が遠い、ママ友がいない、相談相手がいなくてひとり
いくつかの要因が重なり、子供ができると相談相手がいなくなってしまうことがあります。
友人が独身ばかりだったり、引越しをしたりママ友もいなかったり、あまり外にでることもなかったりなど主婦は孤立しがちです。
しかも初めての育児で、何をどうしていいのかわからない。説明書もないのに、わからないことだらけで自然と気持ちが追い詰められてしまいます。
もちろん夫や自分の親や周囲の人に相談してみたり、保健師さんや育児相談アドバイザーなどに相談するのが一番です。
しかしそれも難しい場合、赤ちゃんに相談してみてはいかがでしょう。
私もずっと一人だったので、赤ちゃんに自分がどんなことに困っているのか、どんな悩みがあるのか相談していました。
もちろん返事などきませんが、まるい目でじっと顔を見つめて話を聞いてもらえるだけで、ちょっと心が軽くなります。
そのころ話を聞いてくれた娘は5歳になり、今では本当の相談相手になりました。
赤ちゃんは、いつかママの一番の相談相手になれるんです。その日を想像しながら相談すると、とっても楽しみな気持ちになって、元気が出てきます。
理想の母親像に悩まされる
公園に行くと、お化粧をし綺麗な格好をして楽しそうに子供と遊ぶ素敵なママがたくさんいます。
それなのに自分は毎日子供を育てるだけでもうボロボロで、どうしたらそんなふうに素敵に過ごせるのかわからない…。と悩んでいる方もいるかもしれませんね。
子供をわんわん泣かせながら、公園で一緒に食べるお弁当を作ったりして、子供のためにやっているのに、子供を泣かせて私は何やっているんだろう…と自己嫌悪に襲われている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
理想通りにしようとすればするほど、子供に向き合う時間が無くなってしまいます。
でも自分が理想通りにできていないほど、それだけ子供に時間をかけて子供の方を向いているっとも言えます。
理想通りにできなくても、悲しい気持ちにならなくてもいいんです。理想通りにいかないぐらい、子供のために一生懸命なんだと思うようにしましょう。
子供を育てるのは1人じゃない!子供は多くの人の影響を受けて育つもの
子供は自分1人ではなくて、たくさんの人の影響を受けて育ちます。
自分がうまく教えることができないことも、他の人が教えてくれることもあります。いくらいってもできないことも、集団に入れば人を見てできるようになることだってあります。
今スグにできないといけない!と思わずに、いつかできるようになればいい!と長い目で子供を見守ってあげることが大事です。
色々な事は、お母さん以外の人からでも学べばできるようになるけれど、お母さんの愛情はお母さんしかあげることができないものです。子供に優しい愛情を注ぐことが、なにより子供にとって大事なことです。
子育てを辛いから楽しいに!発想転換で育児を楽しく乗り切ろう
子供のために楽をしましょう。辛い、ツライ…と、どうにもならないときは、家事も育児も何もしなくったって、ちょっとぐらいなら子供も大丈夫!と割りきりましょう。
「しなくちゃいけない」を、「しなくてもいい」に転換して、柔軟な考えで気持ちをリフレッシュさせましょう。マイナス感情がプラスになります。
気持ちが煮詰まって精神的に追い詰められたら、「子供は独りで育つわけじゃない」と考えましょう。時には投げやりな気持ちになったって大丈夫です。
ママががいつもニコニコ楽しく過ごしてしていることこそが、子供が一番嬉しいことなのです。
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