マタニティショーツはお腹が膨らんできたらが目安!種類と選び方

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2017/09/01

マタニティショーツを履いている妊婦さん

妊娠して早い方だと3か月目頃からおなかが膨らみ始めます。 それに伴い、 それまで着けていたショーツがきついと感じるようになります。

そのまま我慢して履いているとおなかを締め付けてしまい、 血流が悪くなったり大きくなったお腹を包めずに冷えの原因となってしまったりします。

そこで、 マタニティショーツが必要となってくるのです。

お腹の赤ちゃんを守るためにも、 つわりなどで辛い体を少しでも楽にするためにも、 自分に合ったマタニティショーツを選びたいですよね。

今回の記事では、 マタニティショーツの役割と特徴、 マタニティショーツにはどんな種類があってどう選べば良いのか、 そのポイントについてお伝えします。

マタニティショーツはなぜ必要? 普通のショーツで代用できる?

妊娠すると、お腹が大きくなるにつれ、それまで履いていたショーツがだんだんきついなと感じてきます。

マタニティショーツはそんな妊婦さんのお腹を締めつけずに心地よく履けるようつくられたショーツです。

でも、普通のショーツをサイズアップすれば良いのでは?と思う方もいますよね。マタニティショーツはなぜ必要なのでしょうか。

また、マタニティショーツと普通のショーツの違いは何でしょうか。

マタニティショーツと普通のショーツの違い

妊娠すると、早い方は3か月くらいからお腹が大きくなり始め、妊娠5か月ころにはお腹の大きさも目立つようになります。

そのころには、お腹の皮膚や子宮の壁も薄くなり、妊娠前と比べてお腹周りが冷えやすくなるのです。

妊娠前のショーツのままでは、ウエストゴムがちょうど胎児の頭の位置に来て子宮を圧迫してしまいます。そして、大きくなるお腹の変化に対応できず、覆うこともできないので冷えの原因にもなってしまうのです。

マタニティーショーツの多くは股上が深く、お腹をおへその上まですっぽりと優しく包んでくれます。おへその上まであると、お腹を保温でき、ウエストゴムが子宮より高い位置にくるので子宮を圧迫しません。

そして、伸びの良い素材がつかわれているので、妊娠初期から臨月までつかえるものがほとんどです。

普通のショーツはサイズの大きなものでも、おへその上までくるものは少ないですよね。

マタニティショーツの特徴
  • お腹をすっぽりと包んでくれるのでお腹が冷えにくい
  • 子宮をを締め付けないウエストゴムの位置とつくり
  • 妊娠初期から臨月まで対応できる伸びの良い素材とつくり

臨月までの間に、ウエストは約30㎝以上大きくなる方がほとんどです。普通のショーツをただサイズアップしていくと、ウエストとヒップ、足まわりのサイズが合わなくなってしまいます。

マタニティーショーツは、お腹を冷やさないようやさしく包み、子宮を圧迫しないように設計されたショーツなので、今までのショーツがきついなと感じ始めたらマタニティショーツに履き替えましょう。

マタニティーショーツが必要な時期と枚数

マタニティショーツはいつから必要になるのでしょうか。また、何枚くらい持つのが最適なのでしょうか。

マタニティショーツはいつから必要なの?

  • 妊娠前のショーツがきついと感じたら
  • つわりなどでショーツの締め付けが不快になったら

特に決まりがあるわけではありませんが、お腹が大きくなってきて、いつものショーツが少しきついな、と感じたら履き替え時です。

また、つわりで体調が悪くなると、下着の締め付けが辛くなりますよね?

まだお腹が目立っていなくても、締め付けが不快に感じたら、マタニティーショーツを検討しても良いかもしれません。

マタニティショーツはお腹周りの締め付け感が少ないので、つわりなどのマイナートラブルも軽減してくれますよ。

マタニティショーツは何枚くらい持っていればいいの?

ママたちの体験談では、マタニティショーツの必要枚数について4~6枚と答えた方が最も多いようです。毎日洗濯できる方は最低3枚あれば足りますね。

マタニティーショーツは臨月まで履けるものがほとんどで、産後もすぐにお腹が元通りへこむわけではないので、比較的長く使えます。

まずは3~4枚購入して、必要に応じて買い足すのが良いでしょう。

マタニティショーツの種類と特徴、サイズの決め方

マタニティショーツと一言で言っても、いくつかの種類があります。まずはどんな種類があってどんな特徴があるのかを知り、自分に合うマタニティショーツを選びましょう。

マタニティショーツの種類

マタニティショーツは、大きく分けて深履きタイプのものと、浅履きタイプのものに分かれます。

深履きタイプ

深履きタイプは、おへその上まですっぽりと包み込み、お腹を冷やさないという大きなメリットがあります。お腹を守ってくれている安心感があります。

妊娠初期から臨月まで長く使うことができます。ただし、まだお腹が大きくなる前は、どうしてもお腹まわりの生地が余ってしまいます。そのためぶかぶかした感じが苦手、という方もいます。

浅履きタイプ(ローライズ)

浅履きタイプはまだお腹が大きくなる前の妊娠初期から抵抗なく履くことができ、大きくなるお腹の下にショーツがくるので子宮を圧迫しません。長く履くことができ、産後も使えるものがほとんどです。

ただし、大きくなるお腹を包めないので冷えから守ることができません。ローライズタイプを選ぶ場合には、腹巻などで調整すると良いでしょう。

また、どうしても下腹部に締め付け感を感じやすくなります。普通のショーツのように子宮を圧迫することはありませんが、締めつけ感が苦手な方は深履きタイプの方が合っているかもしれません。

お腹の大きさが気にならないうちは浅履きタイプ、お腹が大きくなってきたら深履きタイプ、と使い分けるのも賢い方法です。マタニティショーツは基本的に妊娠初期から臨月まで使えますが、使用感が心地よいものを選ぶようにしましょう。

産褥ショーツって何?マタニティショーツとどう違うの?

妊婦さんなら「産褥ショーツ」という言葉を聞いたことがあるでしょう。でも、どんなものなのか知らない方も多いはずです。

産褥ショーツは、産後すぐに履くショーツのことで、股の部分がマジックテープなどで開閉できるようになっています。このショーツを履いていれば、産後の診察やパッドの交換を寝たままの姿勢でしてもらえるので便利です。

産院などでは、出産準備品として必要だと指示されることがほどんどですので、妊娠8か月ころまでには準備しておきたいですね。

マタニティショーツのサイズの決め方

多くのマタニティショーツは、Mサイズとからの展開となります。マタニティーM~Lというサイズと、マタニティL~LLというふたつのサイズがほとんどです。

サイズ マタニティM~L マタニティL~LL
腹囲        78~110        88~120
ヒップ        87~105        92~115

こちらの表は一例です。メーカー・深履きか浅履きかによって多少の違いがありますが、参考にしてみてください。

基本的には妊娠前に履いていたものと同じサイズを選んで大丈夫です。でも、妊娠してから急激に体重が増加した方や、身長が高めの方は、ワンサイズ上のものを選んでも良いでしょう。

妊娠前にSサイズのショーツを履いていた方も、マタニティショーツはMサイズを選ぶことになります。その場合、深履きタイプだと大きいと感じる方も多いので、最初は浅履きタイプから選ぶのが良いかもしれないですね。

マタニティショーツの値段はどのくらい?

マタニティショーツは2000円前後のものがほとんどです。安いものでは1000円程度、大手メーカーのもので高いものでも3500円ほどです。

中には3枚セットで1500円ほどのものもありますよ。出産まで長く使えて安心感と快適さも得られるとなれば、高い買い物ではないと言えます。

マタニティショーツを選ぶ際のポイントは?

一枚一枚がそこまで高額ではないにしても、自分に合ったマタニティショーツを選ばないと、結局無駄になってしまうこともあります。購入する際のポイントを押さえて、長く使えるマタニティショーツを選びましょう。

深履きか、浅履きか

先述のように、マタニティショーツには深履きタイプと浅履きタイプがあります。今の自分の体調などから、どちらのタイプが合っているか検討してみましょう。

締めつけ感の苦手な方やすでにお腹が大きくなってきている方、冷えを感じる方などは深履きタイプがおすすめ。まだお腹の大きさが気にならず、違和感の少ないマタニティショーツが良い方には浅履きタイプがおすすめです。

素材にも注意して選ぼう

妊娠中の肌はとてもデリケート。妊娠前は気にならなかった方でも、妊娠すると肌が敏感になって少しの刺激で赤くなったりかゆくなったりしてしまうものです。

だからマタニティショーツの素材はとても大事です。縫い目が荒かったり、糸が固かったりすると肌に刺激になってしまう可能性があります。また、妊娠中は汗をかきやすいので、よく汗を吸ってくれる素材が良いですよ。

保温性と吸湿性に優れた綿素材がおすすめです。中でも、高品質なオーガニックコットンでつくられたものを選べば、肌への負担が少なく、安心です。

可能であれば、購入前に肌触りや縫製などを手にとって確かめてみると良いですね。レースやリボンが付いているものも多いのですが、肌に触れてチクチクしてしまうこともあるので、肌に当たるかどうかもチェックすると良いでしょう。

ウエストゴムが気になってしまうことも多いのですが、マタニティショーツの中にはウエストゴムのないタイプもあります。

クロッチ部分の色に注意して選ぼう

妊娠中はおりものの色や出血がないかどうかに注意する必要があります。なので、クロッチ部分が濃い色だとその判断ができません。

クロッチ部分が白または薄い色のマタニティショーツを選ぶようにしましょう。

気に入るデザインかどうか

いくら機能が良くても、気に入らないデザインだと気分も下がってしまいます。最近のマタニティショーツは、妊娠中でもおしゃれを楽しみたい方のために、可愛らしいデザインのものが増えています。

マタニティブラとおそろいのデザインのマタニティショーツもありますよ。カラーや柄も豊富なので、ぜひお気に入りのデザインを探してみてください。

▼マタニティブラについてはコチラも参考にしてみて!

自分に合ったマタニティショーツを選んで快適なマタニティライフを

いかがでしたか。マタニティショーツは普通のショーツとは違い、妊婦さんの体の変化を考えてつくられているので、妊娠に気が付いたら早いうちに履き替えると安心です。

自分に合ったマタニティーショーツに履き替えるだけで、妊娠中のマイナートラブルもずいぶん軽減されるものですよ。

様々なタイプや素材、色柄がありますので、体調などに合わせて快適に過ごせるマタニティショーツを選んでください。
みんなのコメント
  • なおさん

    1人目の時はいらないと思っててかなり後まで買わなかったけど、2人目でつわりになった時にふと思い出して履いたら楽だった。1人目も早く買えばよかった。

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