牛乳パックで子供椅子を作ろう!六角形に合うカバーの作り方も紹介
牛乳パックと段ボールで椅子を作ることができます。踏み台としても利用でき一石二鳥です。カバーをかければ座り心地も良くなります。
子供と一緒に作る場合は休みの日に一日がかりで取り組んでみてはいかがでしょうか。リサイクルの工作「牛乳パックの椅子」とカバーの作り方の紹介です。
牛乳パックを24個集めて下準備
日常的に牛乳を飲んでいるご家庭も多いと思います。一本のみ終わったら2・3回水でゆすぎます。そしてハサミで次のような形にカットします。
カットするときはつなぎ目を避けると切りやすいです。カットしたら食器と同じように洗剤をつけたスポンジで洗い干しておきます。このほうが場所をとらず保管できます。
2、3箱集まってから作業をしようと思うと臭いの原因になりますので、一本一本飲み終わったらこの作業をして保管しておきましょう。
これが24枚たまるまで続けます。5人家族の我が家の場合は二か月ほどかかりました。パックのうち二つはリンゴジュースが入っていたパックです。
下準備が終わったら組み立ててみよう
24枚たまったところで組み立て作業の開始です。次のような流れになります。
- 三角柱を24本つくる
- 5本・5本・7本・7本でまとめる
- 段ボールで補強して形を整える
ガムテープとセロテープで三角柱を24本つくる
平べったくなっている牛乳パックを三角形にしてテープでとめます。
長い辺のところをガムテープ、三角形になった部分もガムテープやセロテープでとめておきます。大人が24個全部作業すると1時間あれば十分できます。作業の早い方は30分でも大丈夫そうです。
バラバラ防止のため5本・5本・7本・7本でまとめる
24個の三角柱をつなげれば椅子になるのですが、1本1本が自立する力が弱くバラバラになりがちです。
作業がしやすいよう5本・5本・7本・7本でまとめます。するとそれぞれが自立して作業しやすくなります。
セロテープでとめていきます。
台形の形になるように5本をまとめたところです。同じように7本のかたまりも台形になるようにします。
全体を並べたところです。
牛乳パックを包むように段ボールで補強する
必要な段ボールをカットしておきます。
- 六角形2枚
- 外側を包む部分
- 中に補強する部分
補強に使う段ボールは何枚でもいいので強度を確かめながら調整してくださいね。六角形と外側の部分は2リットルの水が六本入った段ボールをひと箱で準備できました。
六角形部分は縦32cm横29cmほどで作成、外側部分は21cm×100cmほどで作成しています。補強部分で数値が変わると思うので、段ボールを合わせてカットするなど調整してくださいね。
補強の段ボールを牛乳パックの間にはさんでガムテープでグルグルに巻きます。
サイドと上面下面に段ボールをあててガムテープで固定します。セロテープで仮止めしながらすると作業しやすいです。
ビニールテープで覆う手間をかけると濡れても大丈夫!
これで牛乳パック椅子の組み立てが終わりました。このままだと寂しいのでカバーをつけてみましょう。
かわいい生地を使ってカバーを作ろう!
手芸屋さんに行くと思いがけず可愛いい生地が激安価格で販売されていることがあります。チェック、ストライプ、花柄、水玉、プリント、キルティング生地などお好きなものを準備します。
それでは作業の開始です。次のような流れになります。
- 布に型を書く
- カットする
- 縫う
ペンや鉛筆で型を書きカットしやすくする
型を書く作業です。私の場合、段ボールを補強に入れているので左右対称が少しずれています。布に椅子を直接置いて実寸を図りました。
実寸に縫い代を2cmほど足します。その線がカット部分になります。
裁ちばさみは大きく危ない!カットの作業時は子供に注意
型紙をもとに六角形を2枚と外側の長方形の部分をカットします。裁ちばさみは危ないので子供が触らないように注意しましょう。
糸がほつれないようにカットした生地にぐるっとジグザグ型のミシンをかけておくと安心です。
下面の六角形部分をマジックテープやホックで側面部分と縫い合わせれば着脱可能で洗濯できます。子供はすぐ汚してしまうので洗えると便利です。
縫い合わせは手縫い、上部の布と側面の布を待ち針でとめます。まつり縫いで生地の織り糸を2~3本ほどすくうような作業を繰り返します。
いらないタオルを一枚クッションがわりに入れ込むと座り心地がよくなります。キルティング生地をカバーに使ってもよいでしょう。
3歳の子供に座ってもらいました。身長は95cmくらいです。小学生になるまで使えるかなと感じました。大人の私が踏み台にしてみるとちょっと強度が足りない感じになったので、子供が使う専用にしておくとよいと思います。
牛乳パックの利用で子供用品を節約できる!
子供用品はかさばり椅子や踏み台といったものは数年で使わなくなります。牛乳パックを使うことで子供が成長したら廃棄も簡単です。
兄弟が多い場合はカバーを色違いにするなどの工夫で見た目も楽しめます。
牛乳パック集めから始めて完成するのに時間がかかる椅子ですが、リサイクルの工作を楽しめて節約にもなります!
何気なく処分してしまう牛乳パックですが椅子や踏み台に利用してみてはいかがでしょうか。お子様に「これは牛乳パックで作った椅子なんだよ」と教えると驚き喜んでくれると思いますよ!
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