子供の水遊びに活躍!ラップタオル・タオルキャップの作り方
夏になると、幼稚園や保育園では水遊びやプールの時間が始まります。その時にプールセットとして用意するように言われるのが「ラップタオル」です。
お着替えにも便利なこのラップタオルですが、通常販売価格が1500円位と結構良い値段がします。さらに洗濯のことを考えると、一枚で足りるかなと不安になったりもします。
ならば、お家にあるバスタオルを使って手縫いで作ってしまいましょう!直線縫いとボタン付けだけの簡単ソーイングなので、短時間でできちゃいます。
同じく簡単に作ることができるタオルキャップと、小さなお子さんのお風呂あがりに便利なタオルローブの作り方も紹介します。
すべてを作っても一日かからないで作ることができる、初心者用の簡単な作り方です。空いている時間にぜひ挑戦してみてください!
この記事の目次
水遊びの必需品!「ラップタオル」の作り方
幼稚園や保育園のプールの時間に「自分でお着替え」を練習するために、無くてはならないラップタオル。プールタオルとも呼ばれています。
幼稚園や保育園ではプール用品のうち、水着・水泳帽・プールバッグは指定されているケースもありますが、ラップタオルは自分の好きなものを用意できます。
近所のお店で買うとお友達と被ってしまうことがあり、実際に子供が使うときに、見分けがつかなくて混乱してしまうことがあります。
子供が大好きなキャラクターなど、お家にあるお気に入りのバスタオルを使って、自分だけのラップタオルを作りましょう!手縫いのみでミシンは使いません。
- バスタオル
- ゴム(2cm~2.5cm幅) 60cm
- スナップ(4~5個)
お子様用のラップタオルは、一般的なバスタオルで作るとちょうど良いサイズにできあがります。生地が厚いと乾きにくいので、薄手のタオルのほうが扱いやすいです。
バスタオルを横に置き、上の部分を4cm折り曲げて縫っていきます。タオルの端は固くて縫いづらいので、少し内側を塗っていくと硬い部分を避けることができます。
ゴムを通していきます。途中でゴムが抜けてしまわないように、端っこを本体に止めておくと作業が楽になります。
ゴムが通ったら、ゴムの端を本体に縫い付けます。ゴムの端が出てこないような位置で、外れてしまわないようにしっかり返し縫いをして下さい。
スナップボタンをつけます。生地が上になる方に凸、下側に凹をつけるのが基本ですが、アウターなど洋服のデザインによっては逆のこともあります。
実際に販売されているラップタオルを調べてみても、凹凸が逆になっている商品もあります。どちらが正解とは断定できませんので、使いやすい方で付けてあげて下さい。
今回は基本のとおりに付けます。まち針を真ん中に挿して固定して、凸から先に縫い付けていきます。
タオルの耳の部分は、ガーゼになっているなどタオル地ではないことが多いので、スナップを縫い付けやすいです。4~5個つければじゅうぶんです。
縫い終えたら凹をつけるほうを重ねます。指でぎゅっと押し付けると跡がつきますので、そこが真ん中に来るようにまち針を刺します。
凹を縫い付ける時も、同じようにまち針で固定すると作業がしやすいです。まち針の先が指に刺さらないよう気をつけて下さい。
スナップを縫い付けた時の糸が表地に出ないように、針を貫通させずに縫い付けるとキレイに仕上がります!
完成です。とても簡単にできました。大判バスタオルを使うと大人用にもなります。
- 多少曲がっても大丈夫!でも縫い目は荒くなり過ぎないように注意
- ゴムを通している途中で外れてしまわないように、しっかりと縫い付ける
- スナップの凹凸の組み合わせを間違えないように!
私が今回使用した手芸用品はすべて100円ショップで売られているものです。糸は「ボタンつけ糸」が一番良いのですが、お手持ちの手縫い用の糸でじゅうぶんです。
手縫い針を変えると裁縫が得意になるかも!?
手縫いの針は大きく分けると「和針」「メリケン針(洋針)」の2種類に分けられ、さらに太さと長さで細かく分けられます。
針は生地の厚さや縫い目の大きさ(長さ)によって使い分けます。ざっくり縫いたいときは長い針、細かく縫いたいときは短い針を使います。
とはいえ、自分が縫いやすい針を使うことが一番大事なことですので、そんなに神経質になる必要はありません。
100円ショップでは、和針・メリケン針のほかに毛糸用や刺繍用までがセットになったものを販売していることが多いので、まずはこちらで使い心地を試すのもオススメです。
無理に力を入れてしまうと針が曲がったり折れたりします。こまめに針を取り替えながら使いやすいものを見つけて下さい。
針に糸を通すのがどうしても苦手というママは、無理をしないで糸通しを使ってしまいましょう!楽に作業ができるので、ストレスも肩こりも減らせます。
また最近では、針の頭にあるくぼみに糸をのせ、下に引っ張ると糸が通るという「糸通しがいらない針」「ワンタッチ針」という便利な針も売られています。
私は縫い方にこだわりなどが一切ないため、最近はほとんど「ワンタッチ針」を使っています。長さ36.4mm・太さ0.71mmで、普通生地用として売られていました。
意外なところで大活躍!水辺にはラップタオルを持って行こう
水遊びができる公園や海水浴に行くときは、荷物が少しかさばってしまいますが、持ち物の中にラップタオルを加えることをおすすめします。
公園や海水浴場は公共の場です。堂々と水着に着替えることは良くありません。水遊び用のオムツをしている赤ちゃんだって、例外ではありませんよ!
特に公園には更衣室や、目隠しになるような施設などはありません。水遊び以外でもちょっと着替えさせたいという時には、ぜひとも使うようにして下さい。
ウォーターランドぷるぷるなどの大型水遊び施設や、人気のあるウォーターパークへ出かけたときには、自分たちの休憩する場所を確保するためにも使うことができます。
レジャーシートの上に荷物を置いてその上に広げて置けば、バッグの中身が見えてしまうのを防ぐこともできますし、自分たちの場所を探す目印にもなります。
水遊びの途中で少し休憩をするときには、直射日光(紫外線)を防いだり、風が直接肌に当たるのを防ぐために着せておくことができます。
濡れていなければ、眠った時にブランケット代わりにかけてあげたり、小さく折りたたんで座布団の代わりにもできます。
また、帰りには濡れたものを全て包んで持ち帰ることができるので、水遊びの後片付けがとても簡単にできます。
様々な場面で活躍するラップタオル、レジャーに持って行かないのは損ですよ!ビニール袋とセットで準備して下さいね。
風邪予防の強い味方!「タオルキャップ」の作り方
髪の毛が濡れてしまったときに便利なタオルキャップ。園で使うというよりも、スイミングスクールや公園などでの水遊びの時のほうが使うことが多いようです。
タオルキャップは髪の長い女の子だけが使うものと思っていませんか?色々な使い方ができるタオルキャップは、小さな子や男の子にとっても便利なものです。
特にシャワーやお風呂上がりはとても重宝します。シャンプーした後に濡れた髪の毛で頭が冷え、風邪を引いてしまうのを防いでくれます。
またお風呂の中では、髪の毛をキャップにしまうと体を洗うのがとても楽ですし、被ったまま湯船に浸かることができるので、とても便利です。
- フェイスタオル
- ゴム(10 mm~15 mm幅を50 cm)
タオルを中表に合わせて半分におります。好みの形にできあがり線をかき、その上を縫っていきます。並縫いでOKですが、縫い目が荒くなり過ぎないよう注意して下さい。
できあがり線の3cm位外側を裁断していきます。帽子の中に隠れる縫いしろなので、曲がっても大丈夫です。
縫いしろの後始末をします。それぞれを内側に折り、生地の端が内側になるように縫い合わせます。並縫いでもまつり縫いでもOKです。
キャップの口の部分を作ります。中表のまま、生地の端を4cm位折り曲げ、本体に縫い付けます。
ここにゴムを通すので、最後まで縫い付けずに最後の2~3cm位を開けておきます。ゴムは子供の頭に合わせて長さを調節して下さい。
できあがりです。裁断するときに、とがった山型にするとサンタさんの帽子のような形になり、半月だと丸いコンパクトな形になります。
キッズ用で紹介しましたが、ママでもじゅうぶんに使えるサイズです。旅行に行った時など、ホテルの露天風呂でも使ってみて下さい。ママにとっても便利に使えますよ!
お風呂あがりも走っちゃう元気な子に!「タオルローブ」の作り方
子供と一緒にシャワーやお風呂にはいると、あがってからどうやって身支度をしようか、順番に困ってしまうことがあります。
自分の身支度を先にすると、元気な子供はびしょ濡れのままお風呂場を飛び出してしまったり、黙って待っていてはくれません。
タオルローブは、バスタオル部分で体を拭きつつフード部分で髪の毛の水分を取ることができ、自分の用意ができるまで「ひとまず着せておく」ことができます。
また、バスタオルが下に落ちてしまうことがないので、子供が自分で体を拭く練習をすることもできます。
- バスタオル
- ハンドタオル
ハンドタオルを中表になるように真ん中から折り、上の辺を縫い合わせます。
ハンドタオルを縫ったところを開くように置き、縫いしろをどちらかに倒して本体に縫い付けます。
バスタオルの真ん中にくるように置きます。
バスタオルとハンドタオルを縫い付けると完成です。
子供にとってママの手作りはやっぱりうれしいもの!
子供はママが作ったものを、本当に喜んで使ってくれます。そして何度も何度も「これ、ママが作ってくれたよね」とニコニコしながら話してくれます。
難しい物を手作りする必要はありません。子供が「あれ良いなあ」という表情をしたものを覚えておいて、自分のできる範囲で作ってあげられたら良いと思います。
子供に手作りで何かを作ってあげられるのも、そんなに長い期間ではありません。お気に入りのものと一緒に、楽しい思い出もたくさん作ってくださいね!
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