子供の習い事は続けることが大切。頑張る子に育てる親のテク
習い事は続ける事に意味がります。しかし、子供によっては急に「行きたくない。」「やりたくない。」と言い出したり、泣いたりする子供もいます。
せっかく習い事をやっているのに、「お友達がやってる習い事に変えたい。」という理由で駄々をこねられた経験をお持ちのママもいるのではないでしょうか。
せっかく習い始めた習い事。親としては、あっさり辞めずに長く続けてほしいものです。そして、一つの事を長く続ける粘り強さや頑張る気持ちを育んでほしいですよね。
子供が楽しく習い事を続けるには、どのような親のサポートが必要なのかをまとめてしました。
この記事の目次
続ける事が子供の自信につながる
習い事は長く続ける事でしか得られないメリットがあります。できれば1~2年という短い期間ではなく、長く身につくまで続けてほしいものです。
長く続ける事で習っている事を上達させることができます。
子供の特技ができ、それが自信へとつながるでしょう。また、そこでできた友人とも深い信頼関係を築くことができます。
小学校になると、小学校という狭い枠から抜け出して友人を作るという事は、子供にとって世界を広げる事になりますし、その世界が心の支えとなっていくことでしょう。
ぜひとも親としては、良い経験として習い事を長く続けてもらいたいものですね。
でも、習い事が続かない。子供やる気をなくしてしまう理由
子供が「急に習毎に行くのを嫌がるようになった。」「泣き出してしまう。」そんな経験をされた方もいるかもしれません。
せっかく習い始めた習い事。子供がやる気がなくなってしまう理由は、なぜでしょうか。
やる気を失くす理由
- 本当は楽しくない。親に無理やりやらされている
- 年齢的に早すぎる
- 失敗が怖い
- 練習が楽しくない。できないから辛い。
- 習い事が多すぎて混乱している
- すぐに飽きてしまう。他の事に興味がでる
子供は色々なきっかけでやる気をなくし、習い事を頑張る気になれなくなってしまいます。
本当は楽しくない。親に無理やりやらされている
「本当はやりたくないけれど…」と思いながら習い事に行くのは、大人だって楽しくありません。
それは子供も同じで、やりたくない事を無理やりやらされるのは、ストレス以外なにものでもありません。これでは、やる気がなくなって当たりまえです。
ところが小さい子供の場合、自分の気持ちをきちんと親に伝えられない場合も多くあります。
時には子供自身が自分の気持ちをよくわかっていないこともあります。小さい頃は「親の言いなり…。」なんてこともあるでしょう。
興味が無いためにレッスン中に先生の話を聞かなかったり、チームの輪を乱してママを困らせる事があるかもしれません。
年齢的に早すぎると理解できないことも
子供の成長スピードは子供によってまちまちです。
お友達が通ってるから大丈夫。と思っていても、子供の性格や成長スピードによっては、まだ早いという事も考えられます。
例えば、早くから文字に興味を持つ子供もいれば、同じ年齢でも文字に関心のない子供もいます。
じっと座っていいたくない。時には、先生に言われていることがよくわからない。というケースもあります。
その場合、子供は自分の気持ちをうまく伝えられず、ただただ「嫌だ」と泣いてしまう事もあるでしょう。
失敗が怖い。失敗するくらいなら続けたくない。
子供の中には、失敗が怖い…そんな子供もいます。
「失敗すると怒られるから辞めたい。」「発表会で失敗するかもしれない。怖いから辞めたい。」そんな風に思うお子さんもいるようです。
そう思うお子さんは、「失敗すると怒られる」「自分にはできない。」など自分に自信がない場合があります。
自信がないと感じている場合、小学生になってもなかなか習い事を続ける事ができないケースもあるようです。
失敗しても大丈夫。小さな目標を達成しながら自信をつけてあげて!
親はまずは失敗しても怒るのではなく、子供に「頑張ったね。失敗してもいいんだよ。」「失敗した経験を活かして、次頑張ろう!」という事を教えてあげましょう。
子供は失敗することで様々な事を学びます。失敗することは次につなげる良いチャンスです。悪い事ではない事を教えてあげましょう。
ただ、あまり失敗ばかりでは自信を無くしてしまう原因になります。
一生懸命半年以上練習してきたことを、失敗してしまってはやはり辛い気持ちになり、やる気を失うきっかけになるでしょう。
ならば、少し頑張れば達成できるような目標を作ると良いでしょう。
例えば、スイミングであれば「●●泳ぎで●m」泳げるようにしよう。これが達成出来たら、5mづつ距離を伸ばしていくのもよいでしょう。
目に見える自分の成長と、達成感が子供の自信につながると思います。
練習するのが楽しくない。できないから辛い。
習い事によっては、「家で練習してきてください。」と言われることもあります。
やる気が出ないとき、子供は遊びたくなるのは当然です。しかし遊んでばかりでは上手になりません。できないままでは、親や先生に怒られるケースもあるでしょう。
「練習しないと怒られる。」という無理やり感で練習していては、楽しいはずがありません。
小さな子供であればあるほど、辛い練習時間より遊び時間の方が楽しいに決まっています。
それでも親が子供に練習をさせたいのは、そこに「できた!」という喜びがあるからです。
でも子供にとってその喜びは未知の世界。わからないのです。だからこそ、親の思いとは逆に、だんだん練習が嫌になってしまうのでしょう。
親は子供を励ましながら、楽しく練習をする工夫を
「練習を頑張ろう!」と子供に思わせるには、親の工夫や知恵が必要です。
子供は楽しければ、自ら遊びのように練習をやりたがります。練習は面白くない。大変。と思わせないのがコツです。
子供が苦戦をしている場合は、「今日は〇〇を一緒に頑張ろう!」という具合に、具体的な指示をだしてあげましょう。少し頑張れば簡単に達成できそうな目標を立てるのがポイントです。
また、練習をするとシールが貼れるような「頑張りカード」を作ってあげたり、お人形が好きな子であれば、「頑張れ~」とパペットやお人形を使って応援してあげるというのも、遊び心があって子供は喜びます。
習い事が多すぎて混乱している
「あれもこれも習わせてみたい。」親の気持ちとしては、大変よくわかります。
特にまだ子供がどんなことに興味を持つのかわからない時期であれば、尚更いろんな習い事をさせてあげたくなりますよね。
しかし、あまりに習い事がた重なりすぎると、子供も疲れてしまいます。
忙しすぎてお家で練習ができず、時にはレッスンについていけないというケースも出てくる可能性があります。
子供自身があまり上達を感じる事ができないと、「なんとなく毎週習いごとに来ている。」「なんとなく続けている」という気持ちになりかねません。
「なんとなく…。」この気持ちは、「やる気がでない。」「いつ辞めてもいいや。」という気持ちを引き起こす可能性があります。
すぐに飽きてしまう。他の事に興味がでる
小さい子供は、いろんなことに興味があります。
自分でやりたいと言い出して始めた習い事なのに、お友達が違う習い事をやっているのを見て、「やっぱり今の習い事は嫌。もうやめる。〇〇ちゃんと同じのが本当はやりたいの!」
そんなことを言い出すお子さんもいますよね。気が付けば次から次へ新しくやってみたい習い事を言われ、一つの習い事が長続きしない。
そんな経験をしたことのあるママもいるのではないでしょうか。
子供が色々な事に興味を持つのは、子供が自分の本当にやりたいことを探している証拠なのです。
しかしコロコロ習い事を変えていては、その習い事の良さも魅力もわからないままで、子供にとっても決して良くありません。
簡単に辞めると言わせないテク
「習い事をやりたい!」と子供が言い出したら、その習い事について親はしっかり調べて説明してあげましょう。
- 一生懸命頑張るとどうなれるのか?
- 週に何回通うのか?
- 同じ年齢のお友達はいるのか?
- 家でも練習が必要か?
- どんな練習をするのか?
- 先生はどんな人か?
など、習い事をするとどの様になれるのか?どんな大変なことがあるのか?もしかしたらお友達が先に辞めてしまうかもしれない。など、良いことも悪いことも説明してあげましょう。
それでもやりたいかどうか?子供に聞いてみましょう。
赤ちゃんのような小さな子供では難しいですが、「やりたい!」と自ら言い出せる子供であれば、自分でやりたいかどうかを判断させるのは良い経験です。
そして「やっぱあっちの習い事がやりたいは、無しだよ。」という事を約束するようにしましょう。
とは言え約束をしても小さな子供です。「やっぱりやめたい!」と言い出したすかもしれませんが、「自分で決めた事」というのが大切なポイントです。
褒め方には3つある。一番効果的な褒め方でやる気を出させる
子供は親に褒められると「頑張ろう!」という気持ちになります。その頑張りたいという思いは、自然と習い事を続ける気持ちへとつながります。
ただ、褒め方にもいろいろあるので、子供がやる気になる効果的な褒め方を使うようにしましょう。
褒め方には3つあります。
- 「〇〇を頑張ったからできるようになったんだね」という過程をほめる方法
- 「才能ある!」「天才だよ!」という子供の能力をほめる方法
- わーすごいね!」などの感嘆詞で褒める方法
これらの中で最も意味があるのは、過程をほめる方法です。
「〇〇を頑張ったからできるようになったんだね。」という経緯や過程をほめる事で、子供は「やればできる!」という自分の実力で乗り越えた達成感を学びます。
しかし、「才能ある!」「天才」という言葉は、生まれ持った才能をほめているだけなので、自分より才能のある人と出会ったとたんに、「どうせ私には才能が無いから無理。」という気持ちにさせ、やる気を完全に失ってしまう可能性も。
やる気を完全に失ってしまうと、「もう習い事は辞めたい」と言い出しかねません。
また、「すごい!」という褒め方は、一瞬の誉め言葉です。専門家によるとこの言葉は子供の行動をプラスにもマイナスにもしないあまり意味のない言葉だそうです。
褒めるのであれば常に子供のがんばった過程を褒めてあげましょう。
先生任せはNG。親も一緒に応援してあげて
子供が一つの習い事を続けられないのには、様々な理由があります。
しかし、小さな子供であればあるほど親の関わり方次第で、子供のやる気はぐんっとアップしますし、頑張ってみよう!と思えるはずです。
実際に習い事をするのは子供です。子供は、家や幼稚園・保育園という小さな社会で生きているので、習い事という新しい枠の社会では緊張をすることも多いでしょう。不安になることも多いでしょう。
特に小さな子供の成長スピードには個人差があります。3歳からOKの習い事でも、子供の性格や成長によってはまだ早い。という事も考えられます。
そして、頑張る子供の気持ちが壁にぶつかったときは、子供の気持ちに寄り添って応援してあげましょう。
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