子供の音楽系の習い事。子供に合わせて能力を伸ばそう!

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2017/10/31

音楽系の習い事をしている幼児

「子供に音楽を習わせたい。」と感じるママはとても多く、子供に習わせたい人気ランキングでは常に上位にピアノが君臨しています。

しかし、音楽系の習い事はスポーツや学習系とは異なり、目的がはっきりしていないようにも思います。

小さいうちから子供に音楽教育をすることは、そもそもどのようなメリットがあるのでしょうか?

子どもの音楽の能力をのばすには?音楽系の習い事を選ぶ基準や種類について紹介します。

音楽系の習い事は、人生を豊かにしてくれる

そもそも、皆さんなぜ子供に音楽を習わせたいのでしょうか?
ママの声を調べてみました。

  • 絶対音感は小さいころから習わないと身に付かない
  • 音楽なら子供が好きだから、小さいころからすんなり始められそう
  • 子供が習いたいと言い出したから
  • 自分も小さいころやっていて、よかったから
  • 楽器が弾けると、楽しみが増えるから
  • 楽譜が読めるようになってほしいから。
  • 音楽は、人生を豊かにしてくれるから

親が子供に音楽を習わせる理由には、様々な声がありました。しかしここで意外なのが…「プロにしたいから。」という声があまりなかったこと。

もちろん、音楽系でご飯が食べられるようになってくれたらいいな。と思うママもいるかもしれませんが、子供に音楽を習わせるきっかけとしては少ないようです。

たしかに、受験を控え塾が忙がしくなる小学校5年生~6年生の間に、音楽系の習い事をやめてしまう子やお休みに入る子も少なくありません。

一時は辞めてしまっても、時間に余裕ができてくると「やっぱり音楽がやりたい!」と、習い事を再開する方も少なくありません。

音楽系の習い事を始めるきっかけは、プロを目指すため。というよりも、音楽を通して豊かな心や生活を育んでほしい。子供の経験の一つとして習わせる方も多いようです。

音楽を小さいころから習うメリット

音楽を小さいころから習わせるのには、様々なメリットがあります。

その中で最も有名なのが、小さいころしかつけることができない「絶対音感」を身に着けることができるという事。

絶対音感は、生まれ持った能力。と思うかもしれませんが、訓練をする事で身に着けることがでます。ただし7歳頃までに訓練しないと、身に着けることが難しくなると言われています。

絶対音感が身につけば、音を聞いただけでどんな音なのか?すぐにわかりますので、楽譜が無くても演奏することができます。

またその逆で、楽譜を見るだけで頭の中で音楽を奏でる事ができます。これは、楽器を演奏するのであれば持っておいて損はない能力なのです。

そんな素晴らしい能力が身につけば、譜読みが早くなるだけでなく、作曲・編曲・演奏・音楽鑑賞まで楽しむことができ、楽譜をただ奏でるという世界よりもっと幅広い音楽を楽しむことができるようになります。

音楽を通して子供の可能性を育てるリトミック

早期教育にメリットがあると言いますが、赤ちゃんや1歳や2歳くらいの子供にまだ楽器は扱えません。

そこでお勧めなのが、リトミック。

リトミックとは、身体を使って音楽を楽しみながら、子供の可能性を広げる能力を身に着ける目的があります。

リトミックの効果

  • 心と身体のバランスを整える
  • 感じたことを表現する能力を育てる
  • 基礎的な運動能力を鍛える
  • 集中力を身に着ける
音楽を聴いて、自律神経の健やかな発達を促したり、自分の気持ちを体で表現してみたり、スポーツに役立つリズム感を鍛えることもできます。また耳で聞いて瞬時に表現するため、集中力アップも期待できます。

早い教室では、生後2か月~3か月の首が座った赤ちゃんからスタートすることができます。

ママにとっても、リトミックに通う事は、リラックスタイムです。家事を忘れる時間をつくり、音楽を楽しみながら子供と癒しの時間をもつのも良いと思います。

音楽を学ぶなら。興味を持ちそうな楽器をはじめよう

楽器を選ぶなら2つのポイントに目を向けるようにしましょう。

  • その楽器が家で練習できるのか?
  • 子供がやってみたい!好き!と感じている楽器か?


子どもに楽器を習わせるなら、おうちでの練習が必須。「家庭で練習ができる楽器なのか?」は、楽器を選ぶ際の大切なポイントです。

実際に習ってみたが、練習ができる環境がない…。では、続ける事が難しくなってしまう事もあります。まずは、お家でも練習できる環境があるのか?が大切です。

次に子供がその楽器に興味があるのか?これがとても大切になってきます。楽器を練習するのは子供です。

子供自身が興味を持つ楽器でなければ、音楽の能力を伸ばすどころか、ただの苦痛でしかありません。

この音が好き!楽しい!と子供が思えるような楽器を選ぶようにしましょう。

人気楽器の王道「ピアノ」

ピアノは、音楽の基本ともいわれています。その言葉通り、歌やバイオリンなど、ピアノ専攻でない楽器で音楽の道を歩む方でも、大学の試験でピアノの試験があります。

楽譜を読みながら右手と左手が別々の動きをしながら音楽を奏でるのも特徴で、この動きが大変脳を使うと言われており、ピアノを習っていると脳の活性化につながると考えられています。

「ピアノをやっている子に頭が良い子が多い。」と感じているママも多いようですよ。

事実、多くの東大生がピアノを習った経験があると言っており、あの名門校の開成中学・高校では授業でピアノを取り入れています。

ピアノ演奏には、クラシックだけでなくジャズなどのジャンルもあります。様々なジャンルの演奏を聞かせてみるのも、子供が興味を持つきっかけになるかと思います。

ママやパパが昔ピアノを習った経験があると、既にご実家にピアノがあるなどはじめやすい環境の方も多いかと思います。

またマンション住まいでも、電子ピアノの開発が進み、アコースティックピアノに近いタッチで音の大きさを気にせず、楽しめるものも売られるようになってきました。

中古もありますので、比較的手軽に購入することができるようになっていました。

他の楽器に比べて教室や先生も多いので、ご自身のニーズに合わせてはじめやすい楽器になります。

楽器でもスタートしやすい!「エレクトーン」

とはいえ、小さいとピアノの楽譜を読むのも大変です。そこでお勧めが音楽教室。小さいうちは、先生とお歌を歌ったり、体を動かしたり…。

また、先生が読んでくれる紙芝居を見ながら、教室にあるエレクトーンで音に触れるところからスタートできます。

そんな遊びを通しながら、音符に触れ音を覚えていきます。もしもお家にピアノが無くても大丈夫!子供用のキーボードなのでも十分楽しめます。

少し大きくなって幼稚園に入るころになると、エレクトーンに触れながら楽譜の読み方を学んだり、自分でメロディーに伴奏を作る練習をしていきます。

耳で聞きながら楽しむ。絶対音感を身に付けるレッスンも楽しむことができるので、本格的な楽器が無くてもはじめやすい楽器になります。

エレクトーンはピアノとは異なり鍵盤が軽く、小さな子供でも簡単に音を出すことができます

また、ボタン一つで様々な音色で演奏することができたり、USBをつなげるだけで伴奏の自動演奏が流れたりと、デジタルな音を楽しむことができるのも魅力の1つです。

音楽教室のグループレッスンからはじめて、レッスンを通して自分の興味のある楽器を決める子供も多くいます。

憧れの楽器「バイオリン」

「バイオリンが弾けたなら。」そんな憧れを持ったことがある方もいるでしょう。

バイオリンは、ピアノとは異なり自分で音を探して音を出します。小さいころから習い始め、絶対音感を身に着けることが上達につながります。

実際に、バイオリニストと呼ばれる方のほとんどが3歳~5歳には、バイオリンを習い始めています。

バイオリンは、ピアノなどの楽器に比べれば場所をとりません。また、持ち運びができるので、引っ越しが多いご家庭の場合には、負担が少ないというメリットがあります。

楽器の持ち運びができるので練習する場所があれば、外出先でも何処でも練習することができます。

しかし、とにかくお金がかかるのがこの楽器の特徴です。体のサイズに合わせてバイオリンのサイズも変えなくてはならないので、最大で7回の買い替えが必要になります。

また発表会でピアノ伴奏者をお願いすることになると、その都度支払いやお礼が発生します。

大変素敵な楽器ですが経済的な面で協力できるのか?も考える必要があるでしょう。

やらせてみたいと思う楽器「フルート」

ピアノやバイオリンに続き、親が子供にやらせてみたい楽器の中にフルートというのがありました。

演奏している姿がエレガントですし、あまり習っている子供も少ない。場所も取らず、ピアノやバイオリンに比べたら購入しやすいので、女の子を育てているママの中には、興味がある方もいるかもしれません。

フルートは、ピアノやバイオリンなどに比べるとライバルが非常に少ない楽器になります。特に小さい子供であれば尚更です。

どんどん練習して上達することができれば、特技として自信を持つことができるでしょう。

中には、3歳くらいからフルートを習い始める子供もいますが、フルートのような管楽器になると肺活量が必要になるので、幼児では難しい。という声も多くみられました。

フルートのような管楽器をいずれ習わせたい…。と考えている場合は、子供用の小さなサイズのフルートを購入するなど工夫が必要です。

また、子供の体の成長に合わせてスタート時期を考えるのも大切なようです。

フルートがまだ始められない時期は、フルートを習い始めてからスムーズに楽器を使いこなせるようになるためにも、音楽教室で絶対音感を養ったり、ピアノに触れておくとよいでしょう。

経験者の多くが、ピアノの基礎が大切で、とても役に立つと答えています。

人気上昇中。はじめやすい楽器「ギター」

子供にギター?と思われるかもしれませんが、ピアノよりも購入しやすく場所も取らない。という事で、最近子供の音楽系お稽古として注目を浴びているのが、ギターです。

大手音楽教室では、すでに子供のためのギタークラスがあります。気軽に始められるように、子供同士のグループレッスンなども開講しています。

ギターにはいくつか種類があります。

  • クラッシックギター
  • アコースティックギター
  • エレキギター
  • フォークギター

中でも最もポピュラーなのが、クラッシックギターになります。

ギターは、3歳~5歳で始める子供もいますが、子供がやりたい!と思う時が最も良いタイミング!という、経験者の声もありました。

ギターは、基礎が身に着くまでに少し苦戦することがあります。親が練習に付き合ってあげないと、楽しめるようになるまでに嫌気がさせてしまう可能性も。親子で一緒に楽しみながら練習をするのがお勧めです。

ギターの種類によっては、ギター本体以外にもエフェクターやアンプの購入が必要になります。弦のメンテナンスも定期的に必要になりますので、その点も考慮しておくとよいでしょう。

小さいうちからはまっちゃう子も!「ドラム」

ギターに続いて、人気があるのがドラム。子供は、たたいて音を鳴らすことが好きなので、興味を持つ子供もいるでしょう。

親としては、「ドラムは大きな音が出るし…購入するのはちょっと。」と敷居が高く感じる楽器でしょう。

近年では、ヤマハでも子供のドラム教室を開講しています。

楽器の練習は教室で行い、家では、習ったことを思い出しながら、CDに合わせて手や足を動かす練習をします。

教室での練習が重視なので、先生と一緒に楽しみながら上達を目指すことができます。

ドラムの購入をすぐに必要としないレッスンであれば、子供の興味に合わせてスタートしやすいですね。

やっぱり歌が好き!ボイスレッスン

今や小さな子供が、大人顔負けの歌唱力を持つ時代です。そんな子供たちの中には、しっかりとプロのレッスンを受けて上達している子が沢山います。

歌のお稽古?と思うかもしれませんが、将来は歌手になりたい!そんな子供から、とにかく歌う事が大好き!という子供が通っています。

プロからレッスンを習う事で、表現力を伸ばし、聴く力・話す力・考える力・筋力・そしてリズム感を養うことができます。

歌を通して、英語の発音が上達できたり、感情が豊かになることも。教室によっては、個人レッスンやグループレッスンが選べます。

歌が大好き!というお子さんであれば、楽しくレッスンに通う事ができるかもしれませんね。

音楽の基礎。音楽上達に欠かせないソルフェージュ

ソルフェージュ。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、音楽を勉強する上で絶対に必要になる「音楽の基礎学力」になります。

これはピアノであれ歌であれ、どのような楽器を専攻していても、音大へ行けば必ず必須で学ぶものです。

先生の中には、「小さいうちは楽器を触るよりまずはソルフェージュ!」と考える先生もいらっしゃるくらい大切な基礎力になります。

音楽演奏は、技術だけでなく理論を学ぶことでぐんっと上達することができます。

たいてい楽器や歌のレッスンは、先生に言われた通りに直して演奏の上達を目指します。

しかしソルフェージュを習う事で、自分で楽譜を読み取り、どのように演奏したらよいのかがわかる力を身に着ける事ができます。

先生が弾いた音を譜面に書くという訓練も行うので、絶対音感を鍛える練習をすることもできます。

リズム感を養えたり、譜読みも早くなるので、より多くの楽譜を楽しむことができるようになります。

音楽の能力を伸ばすなら先生選びが重要

音楽の能力を伸ばすには、子供の好き!という気持ちがもちろん大切ですが、それにプラス先生との相性がとても大切です。

先生との信頼関係が築くことができれば、子供は楽しくレッスンをすることができます。レッスンが楽しければ、楽器の練習も楽しくすることができます。

また相性の合う先生とであれば、長く続けることができますし、上達も望めるでしょう。まずは、お子さんにとって相性の良い先生を見つけるようにしましょう。

体験レッスンをしてから選ぼう

先生との相性は、実際に会ってみないと分からないものです。レッスンを受けてみないと分からないこともあります。

体験レッスンがあるようであれば、必ず受けてから決めるようにしましょう。

子供が体験レッスンを受ける様子を見る事で、親も「子供にあっている楽器か?」「子供が続けられそうか?」の判断材料ができますし、子供自身も「楽しい!」「やっぱり苦手…」など、楽器に対して正直な自分の気持ちを感じることができます。

先生にも直接、わからないことを聞く機会としても良いチャンスになりますので、いきなり始めるのではなく、体験レッスンを受けてから決める事をお勧めします。

もしも子供が本気になったら…音楽は費用がかかることも

音楽は、本気になるとお金がかかる。という事を予め認識しておきましょう。

楽器によっては、プロになるまでに家が一軒や二軒建つ。とも言われるほどお金がかかります。本格的な楽器を購入することとなれば、数十万から数百万円かかることもあります。

たとえプロにならずとも、教え方が上手な大学の先生や人気のある先生であれば、レッスン料が高額という事も少なくありません。また、子供のレベルが上がるほど月謝も高くなるのが一般的です。

発表会も、月謝とは別にかかってきますし、子供がコンクールに出たいとなれば参加費や先生へのお礼なども発生してきます。

どのような習い事でも、子供が本気で習う事になれば費用は掛かりますが、音楽はさらにかかるという事を認識しておきましょう。

音楽系は練習が必須!親も一緒に頑張り応援を欠かさないことが大事

気が付けば、親は練習しない子供にイライラ…。親は子供に注意ばかりして、子供は練習が嫌に。練習しないからできない。レッスンに行くのがそのうち嫌になってしまう。

これでは、子供の音楽の能力を伸ばすことはできませんね。

子どもにとって、たった10分でも一人で練習するというのは孤独ですし、できないことを何度もできるまで頑張ることは、根気が必要です。一人では練習が難しい。という事を予め心して習い始めましょう。

小さいうちは特に親が付き合ってあげないと、練習は進みません。「今日は嫌。」「できない。」と駄々をこねる子供に、根気よく付き合わなくてはならないこともあります。

小さい子供ができない事ができるようになる為に練習するのは、大変なことなのです。

そんな時、ママやパパのどちらかが好きな楽器だったり、一緒に練習を楽しめる楽器であれば根気よく練習に付き合ってあげられます。

応援してあげて、できない壁を乗り越え曲が弾けるようになれば、きっともっと音楽が好きになっていくでしょう。

子供が弾けるようになってみたい!と思う事ができたなら、その吸収力はすさまじく、短期間で驚くべき能力を開花させる可能性もあります。

みんなのコメント
  • ナホさん

    私は子役になりたくてピアノとかをやりたいなぁと思ってます

  • ゆうなさん

    私は歌が上手になりたいなぁと思っています。なので歌の習い事をしたいなぁと思っていました!

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