妊婦におすすめの入浴法!妊娠中に気を付けたい点と入浴後のケア
「足がむくんで体がだるい」「イライラや不安が多く心が不安定」など…妊婦さんの疲れや痛み、溜まりがちなストレスはお風呂で緩和しましょう。
しかし、妊娠中は体が重かったりのぼせやすいといった特徴があるため、気を付けなければならない事もいくつかあります。
お風呂での注意事項を心得た上でお風呂を安全に楽しむ方法と、お風呂の効果を最大限に発揮できる妊婦さんにおすすめの入浴法をご紹介します。
この記事の目次
妊婦さんは必ず確認!入浴前の準備
上記でご紹介したお風呂の効果を最大限に発揮させるには、どのような入浴方法が良いでしょうか。
水をコップ1杯以上飲む
お風呂に入る前は、脱水症状を防ぐためにコップ一杯の水(またはイオン飲料)を飲みましょう。
また、水を飲んでおくと体の巡りを促進させる効果も期待できます。
パジャマは着やすいように用意しておく
お風呂から上がったら、湯冷めしないようにパジャマなどを準備をしておきましょう。
妊婦さんは体が重いため行動がゆっくりしがちです。冬の寒い季節はせっかく体を温めても湯冷めして、逆に体調を崩す原因になるため対策が必要です。
【寒い日の湯冷め対策】
- 脱衣所を温めておく
- パジャマはすぐ着れるように準備しておく
- 塗れた髪はすぐに乾かす
携帯電話を脱衣所に置く
お風呂で万が一転倒してしまったり、動けなくなったりと重大なトラブルが起きた時のために、すぐに助けを求められるようにしておきます。
携帯電話は脱衣所などすぐに手の届く範囲に置いておきましょう。
家族がいる時間に入る
お風呂での転倒がきっかけで破水をしてしまったり、お腹が痛くなってしまった場合は迅速な対応が必要です。トラブルの際は服を着るのも1人では難しくなります。
できれば夫や家族がいる時間帯に入浴するようにしましょう。
妊娠中のお風呂の入り方!お湯の温度と入浴時間
湯船に入る際の最適温度や気を付けるべき事をご説明します。
妊婦さんは少なめの湯量にぬる湯で浸かる
妊婦さんが快適に湯船に浸かるにはポイントがあります。
- 温度は38~40℃のぬるめの湯にする
- 湯量は肩が出る程度で良い
- 浸かる時間は10分~15分程度
- 体調が悪くなったら無理はしない
お湯の温度は熱すぎると、体の芯まで温まる前に暑く感じてしまいお風呂の効果が減少してしまいます。また、交感神経を刺激するのでリラックスする事ができません。
お湯はちょっとぬるいかなと感じる程度の38~40℃が最適です。
湯船に浸かる時間は妊娠前なら20~30分は大丈夫ですが、妊娠中は短時間で済ませましょう。
入浴中に頭部が火照ったり、動悸・吐き気・めまいなどを感じたら無理をせずにすぐに上がって体を休めましょう。
入浴中にスマホはNG!
スマホをジッパーに入れてお風呂に入りながら見ることはありませんか?
お湯に浸かっている時は暇だからと言ってスマホを見ていると、せっかくのリラックス効果が減少してしまうと言われています。
お風呂ではゆっくり動く
お風呂で急に立ち上がった時にめまいや立ちくらみを感じた経験はありませんか?お風呂では血圧が急変する事が多いため立ちくらみを感じやすくなります。
入浴剤は低刺激のものを使用する
妊娠中でも入浴剤を使用できます。しかし、妊婦さんは肌が弱くなっているため普段使用していた入浴剤が肌に合わなくなっている事もあります。
できれば肌刺激が少ない入浴剤を選ぶと良いでしょう。赤ちゃんでも使える無添加のもので保湿効果のある入浴剤がおすすめです。
体を洗う時はごしごし擦らない
体はゴシゴシと擦すらないと気持ち悪い!と感じる妊婦さんもいるかもしれません。しかし、妊娠中は肌が乾燥しやすいため無理に擦るのは良くありません。
柔らかいタオルやボディウォッシュで優しく洗い流しましょう。
入浴後は水分補給と保湿が大事!
快適な入浴には、湯上り後にもポイントがあります。
水分補給をする
お風呂から出たら水分補給をしましょう。汗をたくさんかいたな…のどが渇いたな…と感じたら、塩分を含んだスポーツ飲料もおすすめです。
お風呂上りの水分補給には注意点があります。
血圧が急に変動するとめまいや立ちくらみ・吐き気などが生じ、心臓の負担も大きくなります。
湯上り後の水分補給は、常温の水をゆっくりと飲むようにしてください。
保湿ケアはお風呂上りすぐが効果的
お風呂上りは皮膚が柔らかくなっているため、保湿成分の浸透力が高まっています。たっぷりと保湿ケアをし肌トラブルを防ぎましょう。
お風呂上りには、手短に保湿ケアができるように事前に準備をしておくとスムーズですね。
お風呂掃除は旦那様の役目に!
快適なバスタイムを過ごすためには、お風呂掃除が欠かせません。床に残ったソープのカスや水垢を落としておかないと、滑って転倒の原因になります。
といえども、妊婦さんにとってお風呂掃除は重労働です。自分で解決しようとせずに、家族に協力を依頼しましょう。
また、湯船のお湯は毎日取り換えてください。湯船に残った垢や髪の毛もしっかり取り除いて清潔な状態を保ちましょう。
さらに快適!妊娠中の悩み別おすすめ入浴法
お風呂の良い効果をさらに向上させるおすすめのバスアイテムやマッサージ方法をご紹介します。
むくみ改善にツボ押し&マッサージがおすすめ
妊婦さんは水分保有量が多かったり血行不良でむくみやすくなっています。足がむくんで体が重く感じる妊婦さんは、お風呂でマッサージやツボ押しがおすすめです。
マッサージは優しく撫でるように、ツボ押しは気持ち良く感じる程度で行いましょう。
- むくみを緩和するツボ
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委中(いちゅう):膝の裏の中心に位置します(左右共に)
余分な水分や老廃物を排出する効果があります。このツボを3秒押します。心地良く感じる程度の強さで押しましょう。3秒休憩してまた3秒押します。これを2分程度繰り返します。
※他にも「三陰交(さんいんおう)」というむくみを改善するツボが有名ですが、このツボは出産を促すとも言われているため、おすすめしていない医師もいます。
三陰交:足の内側にありくるぶしから指4本分上に位置する箇所ツボ押しを行う場合は、妊娠中期(5ヶ月以降)の安定期に入ってから、優しく行いましょう。不安な場合は、かかりつけ医に相談してから行ってください。
- 足全体のマッサージ方法
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足全体をマッサージする方法です。湯船に入りながらのマッサージは滑りが良くないのでスムーズにほぐす事ができませんよね。
お風呂でのマッサージでおすすめなのは、ホホバオイルを使うやり方です。
ホホバオイルは天然成分からできていて、肌への浸透力が高く保湿にも効果的です。アレルギー症状が起きにくく刺激が少ない事から、妊娠中も使いやすいオイルです。- 湯船に入る前にホホバオイルを足全体に塗る
- そのまま湯船に浸かってもOK。足のオイルは多少残るので手でなでやすいはずです。湯船に混ざったオイルは体の保湿にも効果的です。
- 足首から膝あたりまで優しく撫でるようにマッサージします。下から上に流します。
- 膝裏にある「委中」というツボを優しく3回程度押します。
- 次に膝から太ももにかけて撫でるように下から上にマッサージします。
マッサージは強く押さないようにしてください。湯船でやりづらいようであればお風呂上がり後に行ってください。
ストレス緩和にお風呂用防水スピーカー
お風呂でよりリラックスするには、お気に入りの曲やヒーリング音楽を聞きながら入浴するといいでしょう。
お風呂でも使える防水スピーカーは種類も豊富です。心地良い光を放ちながら湯船にプカプカ浮かぶ球型のスピーカーなどもあります。見ているだけでも癒し効果を発揮してくれるはずです。
【おすすめのワイヤレス防水スピーカー】
商品名 | UQUA(ウクア) |
特徴 | 湯船に浮かべる球体タイプ。LEDライト搭載でムーディな演出 |
使用方法 | Bluetooth対応。スマホの音楽をワイヤレスで送受信する |
電源 | 単三乾電池3本 |
製造会社 | 山善 |
お風呂ピローでリラックス効果を上げよう
湯船の縁縁に頭を乗せると、後頭部が痛くて力が入ってしまいますよね。全身をリラックスさせるには、お風呂で使える枕がおすすめ。
首筋から後頭部にかけてしっかりフィットし心地良く包み込んでくれます。湯船の縁に置いてもずれにくい構造になっているので使い心地も快適です。
商品名 | ミニハートピロー |
特徴 | ハート型のお風呂で使える枕 |
素材 | エラストマー |
サイズ | W154×D205×H83mm |
正しい入浴法で心と体をリフレッシュさせよう!
妊娠前に比べたら禁忌事項も多く、リフレッシュする方法が少ないのも妊婦さんの大きな悩みですよね。
正しい入浴法のポイントは「適切な温度と入浴時間」です。そして、決して無理はしない事!
今しか味わえないお腹の赤ちゃんとのリラックスタイムを安全に楽しく過ごしてみてください。
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