妊婦だけど縮毛矯正でストレートにしたい!胎児や体への影響について

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2019/03/27

サラサラなストレートヘアだった人も、妊娠すると横になる時間が多く気がついたら見るも無残な髪型になっていた!という声を聞きます。

でも、妊娠している体で縮毛矯正していいのだろうかと思いとどまることもありますねよね。出産後はしばらく外出できないことを考えても、今のうちに施術しておきたいところだし…。

薬や食べ物にも様々な制限があるように、縮毛矯正で使う強い薬も妊婦には悪影響があるのでしょうか。

妊婦が縮毛矯正をするときの注意点や、施術のタイミング、ストレートヘアを持続するコツまでの紹介です。

妊娠中でも欠かしたくない縮毛矯正

縮毛矯正は、地毛に強いクセを持っている人が薬剤やヘアアイロンなどの熱を使ってまっすぐな髪にすることです。

かけたパーマを落としてストレートに戻すストレートパーマに比べると、比較的強い方法といえるでしょう。

縮毛矯正はこんな人が行っています。

  • 髪のクセ(天然パーマ)が強い
  • 根元から毛先までまっすぐにしたい
  • 濡れた時や湿度でもクセが出ないようにしたい
  • まっすぐな髪を長時間持続させたい
  • 髪のボリュームをしっかり押さえたい
  • アイロンでストレートにしてもクセが出てしまう

髪のクセが強い妊婦さんは、妊娠初期のつわりなどで髪の手入れをしばらく放っておくと限界状態…。大変なことになってしまいますね!

鏡を見るたびに、美容院へ行きたくなる気持ちにかられることもあるでしょう。

縮毛矯正の手順!

縮毛矯正にはかなり多くの手順が必要となります。美容室で縮毛矯正の施術をする際の一般的な手順を紹介しましょう。

①サロンでカウンセリング
過去の縮毛矯正の経験やアレルギーなどの聞き取りを行い、髪質を触って薬剤の種類や強さを決める。
②シャンプーと髪に栄養補給
シャンプーを行い、薬剤によるダメージから髪を守るためタンパク質などの栄養補給をする。
③髪の毛の生え際などにクリームを塗布
薬剤が直接皮膚につかないようにクリームを塗る。
④薬剤(1剤)を塗布
髪の毛が濡れた状態で一回目の薬剤(1剤)を髪全体に塗布。ラップなどで髪を包み、器具で熱を加えて浸透させる。
⑥薬剤(1剤)を洗い流す
シャンプー台で綺麗に薬剤を洗い流す。
⑦乾かしたあとにヘアアイロンで伸ばす
髪をドライヤーで乾かしてから、ヘアアイロンで少しずつ髪の毛を伸ばしていく。(髪の量や長さにより担当が二人つくことも)
⑧薬剤(2剤)を塗布
二回目の薬剤(2剤)を髪全体に塗布し浸透させる。
⑨薬剤(2剤)を洗い流す
シャンプー台で綺麗に薬剤を洗い流し、トリートメントをする。
⑩ブロー(カット・カラーリング)する
カットやカラーをする場合はここで行い、最後にドライヤーでブローする。

ここまでの手間でお店にもよりますが縮毛矯正の施術時間は、ショートヘアで平均2~3時間、セミロングで3~4時間、ロングヘアでは4~5時間程度かかります。

妊婦が縮毛矯正をしても直接的な影響はない!でも心配事はある!

縮毛矯正を妊娠中のプレママが行うことで、お腹の赤ちゃんや妊婦自身に悪影響はあるのでしょうか。

縮毛矯正は言ってみれば自分自身の美容の欲求…。そのためにもし赤ちゃんに何かあったらと心配になることもあるでしょう。

縮毛矯正は胎児よりも妊婦自身にかかる負担が問題!

妊娠中に縮毛矯正を行うことで、主に以下のような心配事があります。

  • 強い薬剤を頭皮に二回も塗布することで胎児や妊婦に影響はないか
  • 薬剤のきつい匂いを嗅ぐことで胎児や妊婦自身に影響しないか
  • 妊娠中の長時間の施術は避けた方が良いのではないか
このうちの薬剤(化学物質)による胎児への影響の根拠はないとされています。

むしろ妊娠中はホルモンバランスの影響から、普段より臭いが気になったり肌が敏感になったりするため、胎児より妊婦自身に注意が必要です。

長時間の施術でシャンプー台から椅子への移動回数の多さや、同じ体勢で座りっぱなしの状況も妊娠周期によってはかなり負担がかかることも…。

そのためかかりつけの産婦人科医師に相談したとしても、妊婦自身の身体を気遣いおすすめはしないはずです。

流産の心配がある妊娠初期や出産予定日が近い臨月などは一つ返事でやめておきなさいと回答がくるでしょう。

縮毛矯正の薬剤やパーマ液で胎児への影響はありませんが、妊婦自身の体調の良い時期を選ぶようにすべきですね。

妊婦の髪にトラブルがあるときはやめよう!

妊娠中はホルモンバランスの乱れやストレス、食事制限による栄養不足などにより髪の毛にトラブルが生じることがあります。

ブラッシングするたびに抜け毛がひどい、頭皮のカブレ、フケが多くなったなどの症状は妊娠のためということもあります。

そんなときに縮毛矯正をすると、余計ダメージか…。髪の毛や頭皮にトラブルがあるなら、無理はせず様子を見てからにしましょう。

妊婦が縮毛矯正をかけるベストな時期!

普通の人が縮毛矯正をする時期は、多くが梅雨の頃!一年で最も湿気が多い時期で髪の水分の吸収率が高くなり、チリチリなどの癖が出やすくなるのです。

ただ妊婦は季節ではなく自分自身の妊娠周期によって、施術のタイミングを決めることが大切です。

妊娠初期はつわりなどで強い匂いで気分が悪くなったり、流産の危険もあることから長時間の施術は避けるべき!

妊娠後期は大きなお腹で長時間同じ姿勢を保つことは身体の負担が大きいでしょう。

そのため、安定期に入った妊娠中期(妊娠5ヶ月~8ヶ月頃まで)の中でも、体調の良い日を選んで行うことをおすすめします。

また、産後は授乳期間などもあり、おそらく長時間一人の外出はしばらく難しくなりますね。

そう考えると妊娠8ヶ月頃に縮毛矯正しておくと、子供が生まれてからも少しの間はまっすぐサラサラヘアが持続するでしょう。

関連記事:妊婦はいつまで美容院OK?カラーやパーマなどの胎児への影響

妊娠中に縮毛矯正をかけるときの注意点!

妊娠中のできるだけ身体に負担のない時期を選んだとしても、縮毛矯正はやはり長丁場になります。

普通の身体ではないのですから、気をつけるに越したことはありません。

どのようなことに注意すべきか、縮毛矯正に行く前にはチェックしてみてください。

縮毛矯正とカラーリング・パーマは同時に行わない
縮毛矯正だけに多くの時間がかかるため、ヘアカラーやパーマ(デジタルパーマ)は同じ日には行わないようにしましょう。
予約時に妊娠中であることを伝える
実際に美容院に行ったときではなく予約時から伝えておくと、椅子の位置をシャンプー台の近くにするなど美容院側も配慮してくれるでしょう。
予約していても体調が悪かったらキャンセルする
家を出る前に体調が優れない場合は、長時間の施術の間に体調を悪化させる可能性が…。無理はせず予約を取り直しましょう。
リラックスできる服装で行く
いくらヘアサロンに行くとはいえ、長時間座っている間に体を締め付けてしまいそうな服は避け、ラクな服装で行きましょう。
薬剤が頭皮にしみたら必ず美容師さんに伝える
妊娠前は何ともなかった薬剤でも、妊娠中は敏感になっているため頭皮がしみることがあります。遠慮せずにすぐに伝えましょう。
飲み物やお菓子を持参する
特に空腹が辛くなるならお菓子など簡単に口に入れられるものがあると安心。水分補給も忘れずにしましょう。
時々姿勢を変えるようにする
普通の人でも同じ姿勢で長時間座るのはキツイのに、お腹が大きい妊婦さんにはかなりこたえます。意識して体勢を変えましょう。
トイレは我慢せずに行く
妊娠中は子宮が膀胱を圧迫するので頻尿になります。事前に途中でトイレに行くと美容室側に言葉かけし、我慢も遠慮もせずに行きたいときに行きましょう。

妊娠中に少しでも縮毛矯正を持続させるコツ!

妊娠初期や後期は避けるとすると妊娠中の縮毛矯正は一回のチャンス!また産後もなかなか行けないとしたら、できるだけストレート感を持続させたいですね。

少しでも長く保たせるために、自宅で気をつけられる対処法があるようです。

以下の注意点を意識して日々過ごすとだいぶ違うかもしれません。

  • 縮毛矯正後は少なくとも丸一日はシャンプーをしない
  • シャンプーは弱酸性シャンプーを使って優しく洗う
  • 流さないトリートメントを使う
  • シャンプー後はすぐに乾かしてブローする
  • ブローの際は髪を下に軽く引っ張りながらドライヤーで乾かす
  • ブラッシングしすぎない
  • 帽子はできるだけかぶらない
  • 耳にかける・ゴムで結ぶ・カチューシャ・バレッタ・シュシュ・ピンで留めるなどはハネの原因となるので控える

サラサラヘアは妊婦の気持ちも明るくなる!

髪型がきまらないと外に出ることも嫌になること、女性なら誰しもが経験あるでしょう。

ボリュームが抑えられなかったり、前髪が気に入らないだけでも人に会いたくなくなりますね。

まして妊娠中は体調不良や思うように体が動かないなどで気が沈むことも…。

そんなとき縮毛矯正でサラサラなストレートヘアが戻ってくれば、気分も爽快!妊娠中だって髪型の決まり具合で明るくなれる女の子特有の願望は変わりません。

縮毛矯正を行ったあとは、鏡の前で髪を整える苦戦時間や手間は少なくなるはず!

安定期の体調の良いときを選んで、素敵なサラサラヘアを取り戻せると良いですね。

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