妊婦なら気を付けたい!重いものを持つ時の注意点と対処法

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2018/11/09

初めての妊娠、または二番目の子どもを妊娠中でも、ママは重いものを持っていいのでしょうか?

なんとなく重いものを持つのを避けていても、上の子がまだ小さくてどうしても抱っこせざるを得ない…。お母さんも小さいお子さんも可哀想ですよね。

これからお話するのは、ひとつの参考として読んで頂ければと思います。お母さんになる女性は皆一人ひとり違うように、体質もひとそれぞれ…。

筋力が自慢のママなら20キロまで持ち上げても、影響がないかもしれません。でも、筋力がないお母さんだっていますよね。

だから、何キロまで大丈夫という話は目安として受け取って下さい。もし、何かの際は対処法などもしっかり把握しておきましょう。

妊婦の重いものの目安とは何キロから?法律もチェックしよう!

日常生活の中で、どうしても重いものをもつ機会ってありますよね。でも、妊娠中だからといって、過敏になって家族の負担になってしまったら申訳ないです。

こんなの軽い軽いと思って、危険な重さを知らずに持ち上げてた…。これも困ったものです。

具体的に何キロからとか、あるのでしょうか?一般的な常識や法律からもチェックしてみましょう。

重いものの法律的定め

もし、妊娠中のママがお仕事を継続中だったとしら、労働基準法での決まりがあります。

第六十四条の三
使用者は、妊娠中の女性及び産後一年を経過しない女性(以下「妊産婦」という。)を、重量物を取り扱う業務、有害ガスを発散する場所における業務その他妊産婦の妊娠、出産、哺育等に有害な業務に就かせてはならない。

要するに、妊娠中や産後1年以上経過していない女性は重いもの・危険物の取り扱いをしていけないという決まりです。

重いものって何キロから?

具体的な重さの目安は、「女性労働基準規則」の第二条で示されています。妊娠中の女性は、勤務中満18歳以上は30キロの重さのものを持ったり持たなかったりするのは禁じられています。

20キロ以上の重さのものをずっと持ち続ける作業も禁止されています。これからすると、上のお子さんがもし5歳くらいでしたら平均体重は20キロ以下です。

大体10~15キロくらいでしょうか。大きいお腹で小さいお子さんをだっこしているママさんをたまに見かけたりします。

しかし、筆者がお腹が大きい時、高齢者のおばあ様からよくやさしく声をかけて頂いたのですが、自分は妊娠中に上の子を抱っこしていて流産してしまった。

とお話して下さった方がお二人いらっしゃいました。やはり、ひとそれぞれ違うということでしょうか。

いつから駄目なの?重いものを持ってはいけない期間

妊婦が重いものを持つ、具体な期間はあるのでしょうか?筆者は特に注意していた期間は、妊娠初期と妊娠後期でした。

妊娠中期は体重管理の為に、よく体を動かすように心がけていましたし、医者からも指導されていました。

一般的に、重いものを持つのに明確な目安はなく、それぞれのママの妊娠の経過具合にもよるものとされています。

医師から注意をうけている妊婦さんもいるでしょう。そういった方なら、妊娠中初期・中期・後期全部の期間を通して注意が必要でしょう。

安定期だからと言って、油断して頑張りすぎてしまって、いつもより何か体調が違うと感じた場合は、安易に見逃したりせず、しっかり休んで体調を整え、必要ならばすぐ産婦人科を受診しましょう。

妊婦が重いものを持つとどんな影響があるのかチェック!

実際に妊婦が重いものを持ってしまうと、体にどんな問題が起こってしまうのでしょうか?大きな理由としては、「腹圧」と「靭帯、関節のゆるみ」が挙げられます。

切迫流産や切迫早産のリスクが高まる
腹圧とは、出産の時に息むときにお腹にかかる圧力のことです。この腹圧は、日常生活の中でもかかる機会は結構あります。重いものを持ち上げる時・排便の時のいきみなど。あまり神経質になるのもどうかと思いますが、切迫流産や切迫早産のリスクを持っている妊婦さんには、注意が必要でしょう。
靭帯、関節のゆるみによる腰痛・筋肉痛
妊娠すると女性の体からは、リラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンはじん帯や関節をゆるめる作用があります。リラキシンの作用で骨盤周りのじん帯や関節を支えようと、筋肉がいつも以上に踏ん張ります。たださえ、骨盤周りの筋肉は大きくなっていくお腹を支えようと引っ張られている筋肉。そこへ妊婦さんが重いものを持つと、更に筋肉に負担がかかり、筋肉痛や腰痛を引き起こしてしまいます。
貧血・胸のはり
妊婦は貧血になりやすいですし、乳腺の発達により、胸が張っています。重いものを持ち上げて、頭に血液が行きわたらず、ふらついてしまうことがあります。また、重いものを持ったまま階段の上り下りなども、貧血には良くないです。妊婦には胸のはりがあり、重いものを持つことで、痛みや圧迫感で不快感が出るなど。
後々の後悔をしたくない
(日本産婦人科学会によると)妊婦の流産は全体の15%ほどあり、ほとんどが妊娠12週までに起こるという統計があります。決して少なくない流産の可能性。自分は大丈夫と思っていても、起こってしまうこともあります。後悔の中に少しでも自分を責める要素があったら悲しいですね。

重いものを持ち上げてしまった!様々な症状をチェック!

妊婦さんも毎日の生活があるので、うっかり重いものを持っていたことや日々変わりゆく体の変化への自覚が足りなくて、いつものように無理をしてしまった。

など、うっかりすることってありますよね。でも、具体的にどのような症状が出るのでしょうか?見て行きましょう。

妊婦が重いものを持ちすぎてしまうと出る症状

症状の出方や深刻さは個人差があると思いますので参考までにご紹介します。

  • お腹が張る
  • お腹が痛い
  • むくみ
  • 出血
  • 動悸
  • 息切れ
  • 腰が痛い
  • 少々の出血
  • おりものが茶色

重いものを持つと早産の危険性も

妊婦さんによっては、医師から「あまたは元々切迫流産、切迫早産のリスクを持っています」などと言われている方もいると思います。

それに、合併症を指摘されている方は重いものを持つことで早産を引き起こしてしまう場合だってあります。

リスクを持っているママはお仕事やご家庭の中でも上のお子さんを抱っこせざるをえない場合は、事前に医師とよく相談しておくと良いでしょう。

妊娠合併症とは

  • 妊娠高血圧症候群
  • 妊娠糖尿病
  • 子宮頸管無力症
  • HELLP症候群(ヘルプ症候群)

などです。

早産のリスクとは

  • 子宮頸管が短い
  • 切迫流産
  • 切迫早産

などです。

妊婦の重いものリストをチェック!

妊婦さんになったら、一度重いものかどうか確認してみるのも良いのではにでしょうか?そして、その重いものを今後、どうやって運ぶくか、考えてみましょう。

また、重いものには「持つ」だけの動作だけでしょうか。重いものを扱う時は他にも色んな動作が考えられませんか?

考えてみるとこんな動作があります。どちらも身体への負担には変わりありません。注意したいところですね。

  • 持つ
  • 持ち上げる
  • 押す
  • 押し込む
  • 引く
  • 引き上げる

日常生活の中の重いものってどんなもの?

重いものの基準は、人それぞれですよね。お米だって2キロから5キロもあれば10キロもあります。

お子さんが10~15キロくらいだとするとお米だって持てないことはないじゃないと思いがちです。

でも、筆者は子供よりお米の方がずっと重く感じます。お米より重い子供は手足が横にぶら下がり、重さが分散されます。

お米は真四角で、その重さをしっかり感じさせられます。

  • 買い物…食品・洗剤・トイレットペーパーまとめるととても重い
  • お米…2キロ・5キロ・10キロ
  • 水…2リットルのお水を箱ごと買う時
  • 洗い立ての洗濯もの…洗い立ての洗濯物は水分を多く含んでいてとても重い
  • 上のお子さん…6歳以上なら平均体重が20キロ以上です

お仕事の中の重いもの

  • 旅館に勤務の方…布団の上げ下げ
  • ホテルに勤務…お客様の荷物を預かる
  • 宅急便の女性ドライバー…業務自体が荷物の持ち運び
  • タクシーの女性運転手…トランクからお客さんの荷物を取り出す
  • CA…お客様の荷物の運び入れ

妊婦さんの困った時のお助けツール

重いものを購入する際や職場で理解してもらいたい時など役立つことをご紹介します。

  • 家庭では宅配業者に依頼
  • 妊婦を悩ませる重いものといえば、お米・お水・日々の食べ物など
  • 産後も当分は赤ちゃんを連れて買い物するのは大変です。生協やネットスーパーの宅配サービス
  • Amazonなどの通信販売なども利用してみては

職場では母性健康管理指導事項連絡カード(母健カード)を提示

仕事を持つ妊産婦の方が切迫流産・切迫早産のリスクがある場合やひどい腰痛の場合などで医師等から通勤緩和や休憩などの指導を受けた時に、その指導内容が事業主の方に的確に伝えられるようにするために利用するものです。

妊婦本人が事業主に口頭で説明するのが難しい場合に役立ちます。

日常生活の重いもの対策・対処法をチェック!

ご家庭での炊事、洗濯、子どもの世話、避けられないことって結構ありますよね。日常生活ではこんなやり方ががありますよ。実践してみて下さい。

  • お洗濯…一回の洗濯量を少なく調節していく。
  • 布団干し…移動式のすのこを利用
  • 子供の抱っこ…座ったままの状態で抱っこする。寝ている状態でも同じ。
  • スーパーでの買い物…清算後は、店員さんに買い物籠を運んでもらう(大体の人が何も言わずに運んでくれます)
  • 週末まとめ買い…牛乳・ビール・根菜など重いものは週末旦那さんにお願いする
腰痛対策
荷物は体に引き寄せてから持ち上げる。中腰から持ち上げない。しゃがんで持ち上げる
骨盤ベルトを巻く
腰痛対策やお腹をしっかり支えてくれる人気のアイテム。「トコちゃんベルト」を使用する。産院でも紹介されるほど人気の商品です。

ママと赤ちゃん、両方守るためにも周りに頼ろう

頑張り屋のママは、ついついお仕事に夢中になってしまいがちですよね。新米ママは、重いものは駄目と言われてしまうとビクビクして、少しでも重いものを持つのも怖い!

そしたら、逆に運動不足になってお医者さんに叱られてしまいますよ。正しい知識を知った上で、生活すれば不要な心配もいらず、快活なライフスタイルを送れます。

でも、その日の体調によったり、元々虚弱体質な方は、、無理せず焦らず、ゆったりと生活をするのがいいんです。

困った顔をして、周りを見渡せばすぐに声をかけてくれる人はいますよ。それ位、妊婦さんは周りから注目され心配されている存在なのです。

だから、安心して助けてくれる方たちに身を委ねましょう。

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