妊婦の仕事着にはどんな服を選ぶ?マタニティ通勤服の特徴と選び方
働く妊婦さんにとって通勤服の悩みは大きいですよね。出産に向けて日々変化していく体形…。いつもの洋服を着続けることが難しくなりますし、締め付けなども気になります。
とは言っても「マタニティ用として売っている服にはカジュアルなイメージがあって買いにくい…」という方も多いのです。
職場によっても制服があったり、スーツ着用であったり、またオフィスカジュアルな服装など求められるものもさまざま。
妊婦の仕事着として着やすいマタニティウェアを紹介します。
仕事着として活用できるマタニティウェア5つ
ひと言で「マタニティウェア」と言ってもその種類はたくさんあります。
トップス、ボトムスから始まりワンピースやフォーマル、アウターやルームウェア、インナー類までそのデザインはさまざま。
そんなマタニティ用の洋服の中から、仕事や通勤で使いやすい服を挙げてみましょう。
- マタニティテーパードパンツ
- マタニティタイトスカート
- 無地のきれいめマタニティワンピース
- マタニティスーツ
- マタニティブラウス
ひとつずつ見ていきましょう。
何かひとつ買うならコレ!「マタニティテーパードパンツ」
マタニティボトムスにもさまざまなデザインがあります。中でもオフィスで一番使いやすいのはテーパードタイプのパンツです。
つわりで体調に不安がある妊娠初期には、座った時のちょっとしたお腹の締め付けが気になることがあります。それがストレスになって逆につわりを誘発してしまうことさえあるのです。
マタニティテーパードパンツは、まだお腹の目立たない妊婦が着ていてもマタニティウェアだとはまず気付かれません。
しかしお腹の部分は伸縮性に富んだ生地を使用しているので、締め付けが気になることも少ないのです。
またスキニータイプだと体形にフィットするため、むくみの出やすい妊婦には着にくい時があります。ワイドパンツはデザインの好みが分かれがちですし、推奨されない職場もあります。
その点を考えるとテーパードパンツは適度なゆとりで体形を綺麗に見せてくれます。職場でも浮きにくく、妊婦にとって使いやすいと言えます。そして妊娠後期、場合によっては出産後までずっと使うことが出来ます。
- 着用のワンポイント
- お腹が目立つようになるまでは、下だけマタニティパンツを着用し、上は手持ちの服を組み合わせる方法が便利です。
パンツスタイルに抵抗があるなら「マタニティタイトスカート」
職場によってはパンツスタイルが好まれない場合もありますよね。また自分の趣味としてパンツよりもスカート派という方もいるでしょう。
そんな時に職場用のマタニティウェアとしておすすめなのはマタニティタイトスカートです。シンプルなデザインのスカートはどんなトップスとも合わせやすくおすすめです。
また時々「マタニティウェアは余裕があり過ぎて何を着ても合わない」と言った声を聞くことがあります。しかしタイトスカートのようにぴったりしたデザインを選ぶとシルエットがキレイに出やすい傾向があります。
- 着用のワンポイント
- 仕事着として使うスカートはミドル~ミモレ丈を選びましょう。長めの丈を選んだときは髪をコンパクトにまとめてミニマルなスタイルのコーデがすっきりしておすすめです。
とにかくお腹が楽!「マタニティワンピース」
ベーシックな色合いのきれいめワンピースは、仕事着として便利に使えます。
時期によってワンピースの上からカーディガンやジャケットを羽織ることもできますし、その組み合わせで雰囲気を変えることも可能です。
そして何と言っても一番のポイントはお腹に負担がかからず楽!ということ。ウエストに締め付けるものが何もないワンピースは立ったり座ったりしてもストレスを感じません。とにかく締め付けが気になる…というタイプの妊婦さんにはおすすめです。
お腹が大きくなってきても使いやすいので、妊娠後期に入ってから様子を見て購入しても良いでしょう。
- 着用のワンポイント
- 妊婦に冷えは大敵です。ワンピースは風通しが良いので、着用時は妊婦用の腹巻やマタニティタイツ、ストッキングを組み合わせて体を冷やさないように気を付けましょう。
スーツ着用がルールなら「マタニティスーツ」
仕事上、妊婦でもスーツを着なければならない職場もあります。そんな時は思い切ってマタニティスーツを揃えてしまうと便利です。
一見普通のスーツに見えても、妊婦さんのための工夫が凝らされているので着心地は変わります。ウエストがアジャスター調節できるのはもちろん、自宅でも洗えるストレッチ素材が使われていたり、産後にも使えるよう授乳口がついていたりします。
窮屈な思いをせずにきちんとした服装でいられるのが嬉しいですね。
- 着用のワンポイント
- マタニティスーツは産後のお宮参りや、兄弟姉妹の入園・入学式、結婚式などフォーマルな装いが必要な時にも重宝します。
マタニティ感が少ない「マタニティブラウス」
トップスに関しては、「最後まで手持ちの服で対応してしまった」という方もいます。
たしかにある程度の時期までは普通の服を着ることが出来ますし、お腹が大きくなり始めたらニットやストレッチの利いた素材の服、ゆとりのあるチュニックなどを着回すことも可能です。
しかしブラウスだけは素材に伸縮性のないものが多く、着回すことがほとんど出来ません。
そのため仕事着としてブラウスを着用したい場合はマタニティブラウスで対応しましょう。
マタニティブラウスの特徴は「見た目のマタニティ感の少なさ」です。伸縮性のない軽い素材で出来ていたり、レースや光沢のある生地があしらわれていたりと、いわゆるマタニティウェアにはあまりないデザインのものが多いためです。
- 着用のワンポイント
- 授乳口付きのマタニティブラウスなら産後まで活用できます。上記で紹介したマタニティーテーパードパンツやタイトスカートなどと組み合わせても綺麗に着られるのでおすすめです。
マタニティ通勤服が買えるおすすめのブランド7つ
カジュアルなマタニティウェアを多く扱うところから、シックなアイテムが多いブランドまで特徴はさまざまです。
その中で通勤服として使いやすいアイテムが揃うブランドを紹介します。
- 「Merrier BEAMS(メリアビームス)」シンプルで大人っぽい印象の服が揃う
- 「COMME CA BLANC D’OEUF(コムサブロンドオフ)」落ち着いた色合いで洗練されたデザインのマタニティ
- 「UNIQLO(ユニクロ)」キレイ目のマタニティパンツが手に入る
- 「無印良品」ベーシックな色とシンプルなデザインが合わせやすい
- 「ANGELIEBE maternity(エンジェリーベマタニティ)」トレンドを取り入れたアイテムが充実
- 「SWEET MOMMY(スィートマミー)」マタニティスーツやセットアップが充実
- 「たまひよのマタニティ通販」とにかく豊富なアイテム数から好みに合わせて選べる
ほとんどのブランドのアイテムが通信販売で購入できます。忙しい妊婦さんでも、仕事の合間の息抜きににサイトを覗くことができますよ。
妊婦の服装で忘れてはならない「下着」と「靴」
おすすめの仕事用マタニティウェアを紹介してきました。
でもここで忘れてはならないのがマタニティ用の「下着」と「靴」です。
下着と靴も妊婦にとっては洋服と同じくらい、もしくはそれ以上に大切なアイテムだからです。
下着の締め付け感をなくしてつわりの辛さを軽減
妊娠すると乳腺が発達し、胸の形も少しずつ変化します。またお腹が大きくなるのに合わせてアンダーバストもサイズアップすることが多いです。
妊娠前の下着はバストの形を補正する要素が強いため、当然締め付も強いのが特徴。
それに比べるとマタニティブラジャーは、形の変化する敏感な状態のバストを柔らかい素材で優しく包んでサポートしてくれるイメージです。
またマタニティショーツは、前に張り出してくるお腹をすっぽり包み込み、冷えなどを防止する効果もあります。履いた時に安心感がありますよ。
洋服をきついと感じたら、一緒に下着類の確認をすることも忘れないようにしましょう。
妊婦のヒールは危険!フラットなシューズを用意
普段の通勤時はヒールを履いている女性がほとんどでしょう。しかし妊娠したらなるべく早い段階で底の平らなパンプスやバレエシューズなどに履き替えましょう。
妊娠中の転倒は母体にも赤ちゃんにも大きな影響を与えます。「思わず転んでしまって慌てて産院に駆け込む」という話もよく聞きます。
お腹が大きくなり、体重も増える妊娠後期の時期はもちろんですが、初期の段階でも要注意。体調不良で眩暈を起こしてふらふらしたり、急いでいて階段を踏み外したりと危険は至る所にあります。
マタニティウェアにも可愛いものがたくさん!
働く女性が増えた今、仕事用に使えるデザインのマタニティウェアは年々増えています。素材や機能面でもより使いやすく、快適にいられるものも数多く出ています。
マタニティウェアを扱うブランドも多く、普段自分が気に入っているブランドにマタニティラインがあることに気付く場合もあるでしょう。
10カ月という貴重な妊娠期間。マタニティウェアのコーディネートを楽しんで快適に過ごせると良いですね!



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