出産祝いの熨斗(のし)とマナー!これさえ読めばマナーは完璧!

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2018/07/11

出産祝いを贈る時、のしについて迷うことはないですか?

水引はどれを選ぶ?表書きは何?連名で贈りたいけどどうやって書く?などさまざまな点で迷ってしまうことがありますよね。

今回は、出産祝いを贈る際ののしや水引の選び方から、表書きの書き方をレクチャーします!現金を贈る際のお札の包み方、品物を贈る際ののし紙についてもチェック!

これさえ読めば、自信を持って、マナーを守った出産祝いが贈れますよ!

水引は紅白花結び、のしがついたものを使おう

出産祝いに使われる水引は「紅白花結び(蝶結び)」。蝶結びは何度も結べることから、何度あっても嬉しいお祝いごとに使われます。

そして右上に「のし」がついたもの(もしくは印刷されているもの)を選びましょう。

「のし」とは、黄色い細長い紙を、小さな六角形の色紙で包んだもの。見たことありますよね?慶事の贈り物に添えられる飾りのことをさします。

これがついたもの(もしくは印刷された)袋を「のし袋」、品物に掛けられる掛紙を「のし紙」といいます。

表書きは濃くはっきりと

次に表書きを書いていきましょう。表書きはできれば毛筆で書くのがマナー。なければ筆ペンでも良いでしょう。

お祝いごとですので、濃くハッキリとした楷書体で書くのがマナーです。

表書きは「御出産御祝」「御祝」が一般的
水引の上部には、何のお祝いの贈り物なのかを書きます。出産祝いでは、「御出産御祝」や「御祝」と書くのがおすすめ。

近年では「祝御出産」など四文字の表書きも使われることがありますが、「四」は「死」を連想させてしまうことから、気にされる場合もあるようですので注意が必要です。

贈り主は人数によって書き方を変えて

水引の下部には、贈り主の名前を書きます。名字だけ書く場合が多いですが、家族や親戚に贈る場合は同じ名字の方がたくさんいるので、フルネームで書きましょう。

文字の大きさは、水引上部に書いた表書きよりもやや小さめに。

出産祝いを何人か合同で贈る場合もありますよね。連名で贈る場合の贈り主の書き方は以下を参考にしてくださいね。

【夫婦の場合】
中央に夫の名前をフルネームで書き、その左側に妻の名前のみを書く
【3名までの連名】
地位、年齢などが一番上の方を中央に書き、その左側に上位の方から順番に書く(順番がない場合は五十音順に)
【4名以上の連名】
代表者の名前を中央に書き、その左側に「外一同」、職場などであれば「○○部一同」と書く。

代表者以外の名前は別紙を用意し、右から地位や年齢順(なければ五十音順)に書き、中包みにお金と共に入れる。

現金を包む時にはお金の入れ方や畳み方にも気を付けよう

現金を贈る場合、そのままお札をご祝儀袋やのし袋に入れるのはNG!必ず中包みに包んでくださいね。

中包みとは、ご祝儀袋を購入するとついてくる、お札を入れるための封筒(または半紙など包み紙)です。

中包みには金額と住所氏名を書きましょう

中包みには、金額と贈り主の住所や氏名を書くのがマナーです。

まず、表面の中央に「金壱萬圓」など、包んだ金額を書きます。金額は旧字体を使うのが正式な作法です。旧字体の漢数字は以下の通りですので参考にしてくださいね。

漢数字
旧字体

裏面の左下には、贈り主の住所と氏名を書きましょう。すでに書く枠が印刷されている場合には、それに合わせて記載してください。

お金の入れ方

中包みにお札を入れる時にもマナーがあるので気を付けましょう!中包みを開けた時に、お札の人物の顔が上部にくるように入れてください。

中包みの表面(「金壱萬圓」と書いた側)とお札の表面(人物が描かれている側)を合わせるように入れることも忘れずに。

ちなみに、お札は折り目などない、新札を包むようにしてくださいね。古いお札は、銀行や郵便局で新札に交換してもらうことができます。

祝儀袋の畳み方

祝儀袋は、袋とはいっても大きな紙を折り畳んであるものが多いですよね。その畳み方にもマナーがあります。

中包みを入れたら、もともとついている折り目に合わせて、まず上部を折り返します。そして、最後に下部を折り返します。幸せを両手で受け止めるイメージで!

弔事の場合、折り方が逆になります。ですので、決して間違えないように注意してくださいね!

内のし?外のし?贈り方で決めよう!

出産祝いにベビー服など、品物を贈る場合もありますよね。お店でのしを付けてもらうようにお願いすると「内のしにしますか?外のしにしますか?」と聞かれます。どちらが良いか迷ってしまうこともしばしば…。

そもそも「内のし」「外のし」ってどういうことでしょうか?

  • 内のし:品物にのし紙が掛けられて、最後に包装紙で包まれているもの
  • 外のし:品物が包装紙で包まれていて、最後にのし紙が掛けられているもの

手渡しなら「外のし」、配送なら「内のし」がおすすめ

関西は「内のし」、関東は「外のし」が好まれるといった傾向があるようですが、のし紙を掛ける際には、絶対にどちらかでなければいけないという厳密な決まりはありません。

迷った場合は、お祝いをお相手にどう渡すかによって使い分けるのが良いようです。

出産祝いの品を配送する際には「内のし」がおすすめです。包装紙でのし紙も包まれているので、配送される過程で、のし紙が汚れたり破けたりするのを防ぐことができます。

ちなみに、「内祝い」を贈る際には、幸せをおすそ分けいたしますといった気持ちを込めて控えめな印象を与える「内のし」にするのが一般的。

手渡しで出産祝いを渡すことができる場合には「外のし」がおすすめです。誰からの何のお祝いの品ですよということが一目でわかります。

自信を持ってマナーを守った出産祝いを贈りましょう

のしや水引、文字にもお祝いの意味を込められるのって、日本文化の素敵な部分だと思いませんか?

出産というおめでたい出来事。出産祝いを贈る際にはぜひ、マナーを守って「おめでとう」の祝福の気持ちをお相手に伝えてくださいね!

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