バランスバイクは2歳からがおすすめ!選び方・遊び方と注意事項

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2016/10/18

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公園に行くと、小さな子がバランスバイクに乗って遊んでいるのをよく目にします。楽しそうな顔がとっても印象的で、ぜひ自分の子にもやらせてみたいな!と思うものです。

バランスバイクとはペダルのない自転車のことです。対象年齢は2歳頃からで、子どもも喜んで遊ぶのでおすすめです。

バランスバイクは1台あると兄弟でも乗り回すことができるので、お子様、お孫さんへの誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントにも最適です。

こちらでは、バランスバイクのおすすめ理由と、選び方と遊び方、乗るときの注意事項などをご紹介します。

2歳スタートならバランスバイク!4つのおすすめ理由

ハイハイから立っちができるようになり、自分で歩けるようになると、今度は“何かに乗って進む”ことが楽しくなります。

おもちゃ屋さんにいくと、沢山の乗り物おもちゃがあり、子供もキラキラと目を輝かせます。乗り物タイプのおもちゃのことを、「乗物玩具」といいます。

2歳からはじめるなら、バランスバイクがおすすめです。バランスバイクとは、「ストライダー」「キックバイク」などと呼ばれる「ペダルなし二輪遊具」のことです。

2歳児にバランスバイクをおすすめする理由は、4つあります。

  1. 直感的な操作性
  2. 自転車の半分以上の軽さ
  3. 屋外使用が可能
  4. バランス感覚が身につく

ここでは、バランスバイクの特徴をご紹介しながら、4つのおすすめ理由について説明していきます。

直感的な操作性・・・教えなくても自然と乗れる!

バランスバイクは、自転車から「ペダル」と「チェーン」という駆動部分を取り外し、軽量化したものだと考えてください。

乗るときには、両手でハンドルを持ってサドルにまたがります。そして、足で地面を蹴って、前へ進みます。

操作方法を教える必要はなく、2歳の子でも自分の力ですぐに乗れるようになるので、子供は達成感と喜びを感じることができます!

三輪車や補助輪付き自転車は、自分でペダルを回して動かせるようになるまでに時間がかかることも。手押し棒でお散歩に出かけるだけになってしまうのはもったいないですね。

使い方をまったく教えなくても、与えるだけで自然と乗れるようになるところがバランスバイクの魅力です。

自転車の半分以上の軽さ!倒れても自分で起こせる

バランスバイクには「ペダル」と「チェーン」が付いていないため、自転車と比べるととっても軽いです。

子供用自転車の重量は10㎏以上のものがほとんどです。平均体重が約12㎏という2歳の子には重すぎて、自分で扱うのは難しいと思います。

これに対しバランスバイクは3~5㎏という軽さ。これなら2歳児でも簡単に動かすことができます。

本体が軽いので、ブレーキを握ることができない低年齢でも、足で地面を押してしっかり止まることができます。

屋外使用が可能・・・ただし公道は走れないので注意!

2歳の子が遊べる乗物玩具には、「足けり乗用玩具」というタイプのおもちゃもあります。4つのタイヤが付いていて、座って足で蹴って進むことができる遊具のことです。

2歳にもなるとゴーゴーと勢いよく進むことができるようになります。しかし、ほとんどの製品が室内専用なので、屋外使用には向いていません。

2歳にもなると、お外遊びが楽しい時期。朝から「今日はどこへ行くの~?」とお出かけしたがる子も多いのでは?

バランスバイクなら屋外で使うことができるので、公園に持っていって遊ぶことができます。

バランスバイクを持って行けば、ちょっとした広い場所で楽しむことができます。軽くて持ち運びがしやすく、車に乗せても場所をとらないのもメリットです。

2歳の子だと、公園に行っても上手に遊べない遊具があったり、すぐに飽きてしまったりすることもありますよね。バランスバイクがあれば公園遊びがもっと楽しくなります。

ただし、バランスバイクはあくまでも玩具です。道路や歩道など、公道は走れませんので移動手段には使わないでくださいね。

バランス感覚が身につく・・・補助輪なし自転車への移行がスムーズに

バランスバイクが上手に乗れるようになると、補助輪なし自転車が簡単に乗れるようになります。

これは、二輪車に必要なバランス感覚が身につき、ハンドル操作と体重移動を上手に使って曲がることができるようになるからです。

この感覚は、バランスバイク以外の乗物玩具(足けり乗用玩具、プラズマカー、三輪車、補助輪付き自転車など)では身につけることができません。

補助輪付き自転車は、補助輪を外すときに苦労することが多いといわれますが、バランスバイクに乗れれば、自転車に移行するときに補助輪は必要ありません。

自転車練習の際に転倒が少なくなり、あっという間に自転車に乗れるようになります。自転車練習用にバランスバイクを購入する人もいるようです。

バランスバイク選びのポイント・・・5項目をご紹介

バランスバイクはいろんなメーカーから沢山の種類の製品が販売されています。購入をする際、どれを選べばよいのか悩むことも。

どれを購入すべきか悩む場合は、気になる商品の特徴を調べ、どのように違うのかまとめてみるとわかりやすいと思います。

ここからは、バランスバイクを選ぶ際にポイントとなる、次の5項目についてくわしくみていきましょう。

  1. タイヤの素材
  2. サドルの最低位置
  3. ハンドルの動作範囲
  4. ブレーキの有無
  5. スタンドの有無

1.EVAタイヤorゴムタイヤ・・・タイヤの素材でクッション性が変わる!

バランスバイクを選ぶ際の1つ目のポイントにタイヤの素材があります。主なものに、「EVAタイヤ」と「ゴムタイヤ」の2種類があります。

ある程度バランスバイクを乗りこなせるようになると、タイヤの違いが走りの違いに結びつくようです。

EVAタイヤ
別名ノーパンクタイヤとも呼ばれるタイヤ。空気を入れるチューブがないため、パンク知らずのタイヤです。人気商品「ストライダー」にも採用されています。

ベビーカーにも良く使われる「EVA樹脂」という素材でできています。弾力性と耐久性があるのに、とっても軽量!

とにかくタイヤが軽いので、バランスバイクの総重量も軽くなり、小さな子供でも持ち運びしやすくなります。

ただし、クッション性が悪いのでデコボコのある場所では走りにくいこと、グリップが悪くコーナーで転倒しやすい、というデメリットがあります。

タイヤ表面の山がすり減ってツルツルになったり、ひび割れが発生して走行に支障がある場合には、タイヤ交換が必要になります。

ゴムタイヤ
自転車と同じように空気を入れるタイプのタイヤのことです。空気のおかげでクッション性が高くなり、走りやすくなります。

EVAタイヤに比べて重量が重くなりますが、走行時の重心が下がり、安定感のある走りができるようになります。

また、EVAタイヤよりもタイヤの山がすり減りにくいので、スリップでの転倒を防ぐこともできます。

EVAタイヤが消耗したら、ゴムタイヤにパーツ交換できる製品もあるので、そのあたりも要チェックです!

2.小柄な子には低めのサドルがおすすめ!

バランスバイクに乗る際、足が地面に付くことは最低条件です。製品によって、サドルを一番低くしたときの高さが違うので、確認しておきましょう。

特に、身長が低い子の場合は注意が必要です。せっかく買ったのに足がつかない!ということでは台無しですからね。

ほとんどの場合、サドルの高さは10㎝ほど調整できます。低いもので30㎝~40㎝、高いものだと40㎝~50㎝くらいの高さに設定することができます。

体型によって差はありますが、身長が80㎝くらいの子なら、サドル高30㎝のバランスバイクで足が着くと思います。

また、サドルの高さの調整方法には「ボルトタイプ(シートピンタイプ)」と「クイックリリースタイプ」の2つのタイプがあります。

ボルトタイプ
高さを調整するのに六角レンチが必要です。工具を持っていないと高さ変更ができない点が少し不便です。
クイックリリースタイプ
レバーの開閉でサドルの高さを変更できるタイプです。年齢の近い兄弟で乗り回すことを考えるなら、こちらがおすすめです。

ただし、レバーの閉め方が緩いと、サドルに乗っている間に下がってしまうので、レバーをしっかり閉めることが大切です。

3.回転する(360度)ハンドルは転倒時の安全性が高い!

トリックで技を決めるような自転車などで見られる、クルクル回るハンドル。安定性がなく危なっかしい感じがするのですが、実は転倒時の安全性が高いと言います。

ハンドルが360度回らないタイプの場合、転倒したときにロックされたハンドルが体にぶつかることがあるそうです。

自由に回るハンドルなら、転んでしまってもハンドルが体にぶつからずに済みます。最初はフラフラしてしまいがちですが、すぐに慣れていきます。

また、回転するハンドルの特性を生かして、バランスバイクでトリックをする子もいるそうです。走るだけでなく技を決めるのなんて!楽しみ方が広がりますね。

4.ブレーキの有無はどちらでも・・・ブレーキ付きでも過信しないで!

自転車では止まるときにブレーキを使って止まりますが、バランスバイクは足で地面を蹴って進み、止まるときにも地面を足で押さえて止まります。

バランスバイクにはブレーキが付いていないタイプも多いです。これは、幼い子供は握力が弱く、ブレーキを握って止まるのが難しいためと言われています。

自転車よりも軽いバランスバイクなら、足を使って踏ん張ることでしっかりと止まることができます。多少、靴がすり減ってしまうのは目をつむってくださいね。

ブレーキが付いているタイプの製品を選べば、自転車に乗る前に「ブレーキで止まる」ということを教えてあげることができます。

ただし、手の力で止まるという感覚を身につけるまでには、時間がかかることも。楽しさが半減してしまうので、ブレーキを使うことを強要するのはおすすめしません。

また、ブレーキとしての機能がきちんと発揮されないものもあるようです。何かあったときにすぐに止められるように、おうちの方がそばにいてあげてくださいね。

5.どこにでも置ける!スタンドがあると便利

バランスバイクを購入するなら、保管場所も決めておきましょう。

サビの原因になってしまうので、雨に濡れる場所は不向きです。

自転車に比べて小型で軽量なので、ちょっとした柵にもひっかけておくこともできますが、やはりスタンドがあると便利です。

スタンドが自転車に付いているタイプなら、外出先でもサッと立てて置くことができます。お家の玄関先など、立てかけるところがない場合にも便利です。

さらには、スタンドを自作する方もいるみたいです!インターネットで検索すると作り方なども調べることができます。気になる方はぜひ!

バランスバイクの人気商品はこちら!4製品をご紹介

では、これまでみてきたポイントを押さえながら、人気のある商品4つをご紹介しましょう。

  1. ストライダー
  2. HARO Z10
  3. へんしんバイク
  4. SPARKY(スパーキー)

ストライダー・・・パーツのカスタムで世界に1台しかないオリジナルが作れる

不動の人気を誇るストライダージャパンの「ストライダー」。EVAタイヤなのでパンクの心配がなく、総重量3.0㎏という超軽量ボディになっています。

購入した方の口コミでは、「輸入品らしくてカッコイイ」「びっくりするくらい軽い」「カラーが豊富でデザインがオシャレ」など高い満足度を得ています。

サドルの高さも30㎝~なので2歳の子でも足が届きやすい高さです。高さ調整も、クイックリリース式なので工具不要。

ブレーキは無く、ハンドルは360度くるくる回ります。スタンドはオプションで購入することができます。

ストライダーは、パーツのカスタムができるのがとても魅力的!特に、自分の子だけの「オリジナルストライダー」を作ることに意欲を燃やすパパも多いそうです。

パーツの組み替えは、タイヤ交換、ハンドル交換だけにとどまらず、雪道滑走用のアタッチメントを装着することも可能です。

ストライダー購入時には、「並行輸入品」と「日本正規品」の2種類あるという点に注意しましょう。正規品は、安全性を強化しており、トラブルの際の保証もあり安心です。

また、「ストライダーカップ」などのオリジナルイベントに参加されたい場合には、正規のストライダーを選ぶのをおすすめします。

また、ペダルユニットでペダルバイクモードに!自転車店などにわざわざ持ち込まなくても、自転車仕様で乗りこなすというステップアップも可能です。

ランニングバイクモード

ペダルユニット装着のイメージと装着の仕方の説明動画

参考までに装着する動画がこちら!

▼STRIDERのペダルユニット装着説明動画

ペダルバイクモード

ピンク色も発売されるので、女の子にも人気が出そうですね!

HARO Z10・・・ストライダーと同価格帯で超頑丈ボディが手に入る! 

BMXのフレーム設計をしていた会社が作ったバランスバイク。フレームが頑丈に出来ているので、折れたりする心配がなく、安心して使うことができます。

定価は12,960円とストライダーの値段と大きな差はありません。ハンドルの構造など、細かいところに、自転車の造りを取り入れていて、使い安さが際立ちます。

タイヤは樹脂製タイヤなので、パンクの心配はありません。また、ストライダーよりも小さい10インチのタイヤを採用。低年齢児でも足がつきやすくなっています。

サドルはクイックリリース式で、高性能パッドが内蔵された大型シート。座り心地は抜群です。

頑丈に作られているからといっても、総重量は約4㎏ととっても軽く、子供でもラクラク持ち運びできます!ガンガン乗り回すタイプの子におすすめです。

「ハンドル回りがスムース」「少し重いけれど2歳半の子供自身で起こすことができた」「丈夫な造りがグッド」と、安全で操作性の高さを評価している口コミが多いです。

へんしんバイク・・・ペダルを付ければ自転車になるバランスバイク!

バランスバイクにペダルを取り付けることで自転車に早変わりする、「へんしんバイク」という商品が、世間で注目を浴びています。

バランスバイクで遊んで平衡感覚を身につけたら、本体にペダルを取り付けて「ペダルつき自転車」として利用できるものです。

これなら、乗り慣れたフレームが自転車になることで、自転車への移行がよりスムーズになります。早い子ならわずか30分で自転車に乗れるようになるかも!

2歳児なら、小型のへんしんバイクSがおすすめ。タイヤは10インチ、サドル高は32㎝~、重量は7㎏と、自転車としてはとっても小さく軽くできています。

2歳でバランスバイクを楽しんだら、3歳で自転車デビューできてしまいます。サドルの高さを調整すれば、5歳くらいまでは使うことができます。

自転車を軸に設計されているので、タイヤはクッション性の高いゴムタイヤ、前後ブレーキや反射板もきちんと装備されています。

ただし「工具に慣れていない人だとペダルの付け外しが大変」という声もあります。ペダルを付けても、すぐに「ママ外して!」と言われることがあるかも。

パパがいないと何もできない!なんてことにならないために、ママも付け外しができるように説明書などをよく読んでおく必要がありそうですね。

価格は14,800円。バランスバイクと自転車の両方を購入する必要がなくなると考えれば、とってもお値打ちですね。

SPARKY・・・高機能なのにとってもお値打ち!お財布に優しいバランスバイク

ここまでご紹介したバランスバイクは、どれも1万円を超える商品ですが、もう少しお値打ちなものもあります。

中でも、「SPARKY(スパーキー)」というバランスバイクは、価格は約7,000円と安いのに高機能!何かとお金がかかる子育て世代に優しい商品です。

まず、サドルは30㎝~なので、背の低い子でも足が届きやすくできています。サドルの調整は、クイックリリース式なので、必要なときにすぐにサドルの上げ下げができます。

タイヤはゴムタイヤで、自転車用の空気入れを使って空気を入れることができます。また、きちんと止まれるブレーキが装備されていて、ブレーキ操作の練習ができます。

何よりも、完成品で届くのが嬉しい!組み立て式のバランスバイクは、苦手な方にとってはとっても難しいもの。

「ゴムタイヤでブレーキ付き」という点で評価が高く、楽天のショップでも総合評価4.45を受けています!お値打ちなタイプを探している方にはおすすめです!

ルールを守ってケガや事故を防ぐ!バランスバイク注意事項

バランスバイクは使い方を間違うと、ケガをしてしまう恐れがある玩具です。おうちの方が使い方をしっかりと理解して、正しく教えてあげることで事故を防ぐことができます。

次の4項目をきちんと守り、お子様と一緒に楽しく遊びましょう。

  1. ヒラヒラスカートはNG!動きやすい服装で
  2. 頭部の衝撃防止・・・ヘルメットは必ず着用!
  3. 公道で遊ぶのは絶対禁止!事故につながる危険アリ
  4. 一人で遊ばせないで・・・保護者の目が届く範囲で

ヒラヒラスカートはNG!動きやすい服装で

バランスバイクは、たくさん足を動かして進みます。ヒラヒラしたスカートなど、動きにくい服装では上手に進むことができません。

思いっきり楽しむためにも、バランスバイク遊びをするときは、できるだけ長袖と長ズボンを着用することをおすすめします!

遊んでいるときに転倒することもあるので、ケガを防ぐためにも露出が多い服装は避けた方がよいでしょう。

さらに、「靴ブレーキ」といって足でバイクを止めるので、靴がとってもすり減ります。履き古した靴をバランスバイク用にしておくとお気に入りの靴を傷めずに済みますよ。

頭部の衝撃防止・・・ヘルメットは必ず着用!

バランスバイクで遊ぶ際には、転倒時に頭への衝撃を和らげるために、必ずヘルメットを着用しましょう。これは、どの製品の注意書きにも必ず書かれています。

「本人が嫌がるから・・・」「まだヘルメットを準備していないし・・・」などの理由でヘルメットを付けさせないのは絶対にダメです!

子供は大人よりも頭の重さが重いので、転倒すると頭をぶつけやすいといいます。頭部に衝撃を与えてしまうと、脳への影響がないか心配です。

ヘルメットは自転車に乗るときにも使うものです。多少費用はかかりますが、長い目でみて、バランスバイクを買ったときに、ヘルメットも一緒に準備しておきましょう。

最初に乗るときからヘルメットを被っていれば、子供が嫌がることも少なくなりますよ。手足のケガが心配な方は、プロテクターも準備するとよいですね。

公道で遊ぶのは絶対禁止!事故につながる危険アリ

自転車は、道路交通法で公道を走ることを認められていますが、バランスバイクはあくまでも“玩具”なので、公道を走ることはできません。

日本の道路は坂道が多く、二輪車で走るとスピードが出やすくなります。特に、バランスバイクでの走行は、歩行者や車との大きな事故になる危険があります。

すべての銘柄において、バランスバイクで公道を走ることは禁止されています。しかし残念ながら、実際に公道を走行して事故になった例が、消費者庁より報告されています。

報告事例では、転倒と打撲のみで命の危険はなかったものの、もし転倒時に車が通過していたら・・・と考えるととても恐ろしいことです。

事例② 平成24年2月 軽傷
幼児(3歳)が当該遊具で坂道の道路を走行中、スピードが出たため、遊具ごと転倒し、打撲を負った。(ヘルメット着用無し)

事例③ 平成24年2月 軽傷
下り坂の道路を、幼児(3歳)が当該遊具に乗り、足を離して下っていたところ、ハンドルがぶれて転倒し、打撲を負った。(ヘルメット着用)消費者庁|ペダルなし二輪遊具の事故防止について(注意喚起)

消費者庁では、事故防止のために、「公道を走らないこと」「ヘルメットを被ること」「一人で遊ばないこと」を呼びかけています。

一人で遊ばせないで・・・保護者の目が届く範囲で

公園で仲良しのお友達と一緒にバランスバイクで遊ぶことも増えるかもしれませんね。

でも、子供だけで遊ばせるのは絶対にやめましょう。

ママ友とのおしゃべりに夢中になっているうちに、お友達とぶつかったり、転倒したりしてしまうかも。また、公園から外へ出てしまうことも考えられます!

ゆるやかな坂でも意外にスピードが出てしまうもの。スピードが出ると、子供の力だけでは上手に止まれないので注意が必要です。

何もない公園だから・・・と安心しないでくださいね。危険を避けるためにも、すぐに駆けつけられる距離で見守ってあげましょう。

達成感が喜びに!親子で遊べるバランスバイク遊び 

好みのバランスバイクが購入できたら、さっそく子供と一緒にでかけてみましょう。

まずは、近所の広場のような場所からはじめるのがおすすめです。スピードが出ないように、なるべく平らな場所を選ぶのがベスト。

広場に着いたら、子供にバランスバイクを手渡してあげてください。どんな風に乗りこなしていくのか楽しみですね。

直感的に操作できるバランスバイクは、子供に任せて自由に遊ばせるのもいいですが、親子で一緒に楽しむのも素敵です。

ここでは、子供がバランスバイクに乗れるようになるまでのステップと、親子で楽しむ遊び方についてみていきましょう。

最初は短時間から・・・よちよち歩きが可愛い!

初めてバランスバイクにまたがった子は、みんなよちよち歩きから始まります。特に2歳の子は、ハンドルを握って一生懸命歩くのが精一杯という感じです。

バランスバイクがスイスイ乗れるようになるまでは個人差がありますが、おおまかに次のような段階を踏んでいくのが一般的です。

  1. ハンドルを握り、まっすぐ歩いて進む
  2. お尻をサドルに乗せて、歩く
  3. 地面を強く蹴って、足を浮かせて進む
  4. ゆるやかな坂道を蹴って登り、足を浮かせて下る

毎日遊べば、すぐにでも乗りこなせるようになると思います。

でも、初めてのことは集中力と体力を使うので、最初のうちは短時間で切り上げるようにするとよいでしょう。

また、地面を強く蹴って進むようになる頃から、転倒しやすくなります。芝生の広場なら転んでもクッションになるので安心です。

平らな場所で十分練習したら、少し起伏のある場所に挑戦してみましょう。登ったあとに、スーイと下る感覚に子供は大喜びすることでしょう。

コースを決めてゴールを目指せ!コントール練習にも

上手にまっすぐ進めるようになったら、カーブに挑戦です!バランスバイクでは弧を描くように、カーブを曲がるのが大切です。

まずは、ゆるやかなカーブからはじめましょう。地面に線を書いたり、石を置いたりしてスタートとゴールの目印をつけると子供もわかりやすいですよ。

「上手に曲がれない」「曲がるときに転倒してしまう」という場合は、ハンドルだけで向きを変えようとしているのかも。

そんな場合は、ママがゴールに立って「こっちだよ~」と呼んであげてください。行きたい方向に目線を向けると、自然とそちらに進めるようになります。

一人で曲がれるようになったら、スタートとゴールの距離を長くしたり、ジグザクを入れてコースを難しくしてみましょう。兄弟やお友達と競争するのも楽しいですよ。

ただし、白熱してしまうとケガにつながるので、安全に遊べるようにママが見守っていてあげてくださいね。

遊びながらコントロール練習をすることで、バランス感覚が身につき、体重移動を使った方向転換ができるようになります。

「ストライダー」限定イベント!ストライダーカップ&スノーストライダー

「ストライダーカップ」というのをご存じですか?子供たちがストライダーに乗ってレースをする大会です。

日本各地のストライダーキッズが集まり、レースを繰り広げます。勝つことの喜び、負けることの悔しさを感じることで子供はもっともっと成長します。

ストライダーのレースは年に1度アメリカでも開かれ、世界中の仲間と触れ合うことができるイベントになっています。

さらに、ウィンターシーズンには、専用のアタッチメントを取り付けたストライダーで、雪山を走るレースも開催されます。真っ白な雪山を滑れるなんて、とっても楽しそう!

最近では、大会以外でもストライダーが利用できるゲレンデもあり、「スキー」「スノーボード」以外の楽しみとして人気を集めています。

これらのイベントはストライダーの利用が原則になりますので、参加されたい方はストライダーをご準備くださいね。

Strider Event ストライダーイベント
http://www.strider.jp/news/event/

世界が広がる!バランスバイクは心身の成長に

バランスバイクに乗れるようになった子供は、なんだか一回り大きくなったように見えます。

きっと、バランスバイクに乗れたという「達成感」を得た子供たちは、さらに「好奇心」「向上心」を抱くようになり、キラキラと輝いて見えるのだと思います。

バランス感覚が身につくので自転車への移行が早いのはもちろん、屋外でしっかり遊ぶことができるので、体力もつきます。

外に出る機会も増え、公園でお友達に積極的に話しかけるようになったり、バランスバイクで一緒に遊ぶようになるでしょう。

バランスバイクは身体能力をアップさせるだけではなく、子供の世界を広げてくれる玩具です。ぜひ、2歳のうちから使わせてあげてくださいね。

みんなのコメント
  • くろすけさん

    変身バイクの有効性はホントです。2歳半でキックバイクとして乗りはじめ、半年後の3歳の誕生日にペダルを付けて乗せたところ、二押し目に乗れちゃいました。30分どころか30秒だったので衝撃でしたね。結局親として何も教えてません。

  • くろすけさん

    ちなみに今3歳7ヶ月で1日に22キロ走破できます。平均時速は10km/h前後でかなりの登坂も気合で漕いでます(笑)。ただ12インチは5歳までは無理かもしれません。ハンドルやシートの高さを少しづつ上げていますが、そろそろ限界です。

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