2人目の妊娠に自信を持って!考えやすい悩みと乗り越え方

2人目の妊娠や出産は、ママの年齢や生むタイミングよって大きく負担が変わってくるので、計画的に妊娠を考えたいですよね。

年齢によっては、うまく赤ちゃんを授からないこともあるので妊娠するタイミングも重要になってきます。

お産の進み方や入院中の上の子のお世話について、里帰り出産をしない生活方法など、2人目の妊娠について考えていきましょう。

2人目妊娠を考えるタイミング

2人目の妊娠を計画している場合、妊娠や出産のタイミングをしっかり見極めて、できるだけ負担が少ない方法を考えていきたいですよね。

2人目妊娠を考えるタイミングはどのような時が一番ベストなのでしょうか。

ママの年齢が35歳以上
ママの年齢が35歳以上なら2人目妊娠は早めに考えるのをおすすめします。年齢が上がると卵子の老化が進み、自然妊娠をする確率がぐっと減ってしまいます。

また、高齢出産では流産や早産、先天異常が起こるリスクも上がるので、できるだけ若いうちに妊娠するほうがベストです。

兄弟との年の差
1人目と2人目の年の差でお金のかかり方、育て方も大きく変わってきます。年の差が1歳~3歳と近い兄弟は、育児が早く終わるメリットもある分、高校や大学にかかる学費が同時期に重なり短期間でお金が必要になります。

兄弟の年の差で出ていくお金や準備をチェックしながら考えていきましょう。

職場の体制やポジション
仕事をしているママは経済面、職場の立ち位置、育児が両立できる職場かどうかも見極めながら今後について考えていきたいポイントです。

勤め先によって異なりますが、育児休暇がどれくらい取得できて自分はどれくらい育休をとりたいのか、職場の体制や部署内の立場などに考慮しながら考えてみましょう。

卒乳する時期を決める
母乳育児をしているママは、プロラクチンというホルモン分泌の影響で排卵が止まるため、生理開始が遅くなります。

母乳を続けている以上は生理再開が遅れるため、2人目を考える場合は卒乳する時期を決めて準備を進めていくと良いでしょう。

2人目の出産時上の子のお世話はどうする?

2人目の赤ちゃんに会えるのが楽しみな反面、出産や入院中は上の子のお世話をどうしようか悩んでしまいますよね。

まだ年齢が小さいと預けるのも心配だし、実家が遠方だと頼ることも難しそうだし…。先輩ママたちが行った2人目の預け先を紹介します。

ママの実家に預ける

一番多かったのが「ママの実家に預ける」です。近場なら保育園の送迎もお願いできますし、入院中も上の子の様子を聞くことができます。

筆者が2人目を出産をしたときは里帰りで、臨月から里帰り先で一時預かりができる保育園を探し、入院中から出産後も上の子が退屈しないように預けていました。

何でも気兼ねなくお願いができ、無駄に気を使わなくて良いので自分の実家に預けるママが一番多かったです。

ただ、実家の親も仕事をしていたり、自分の生活ペースがあるため、上の子のお世話はどうするか事前に決めておいたほうが安心です。

夫の実家に預ける

夫の実家に上の子を預けるのと変に気を使ったりして気軽にお願いできないのが本音。ですが、実際義両親もしっかり子育てをしてきた親たちです。

育児の方法や考え方は世代によって違いますが、事前に上の子の育児のやり方についてある程度伝えていたほうが良いかもしれません。

夫の実家に上の子を預けていると、パパも夕食を実家で食べたり、上の子と会えるので寂しい思いをしにくくなります。

夫の実家を預け先として考えている場合、妊娠中から少しずつ義両親に会わせて上の子が慣れるようにしていくと良いでしょう。

子連れ入院可能な病院を選ぶ

頼れる実家があるなら上の子のお世話をお願いできますが、遠方に住んでいる場合や頼れないときは子連れ入院が可能な病院を探し、出産から入院中まで上の子と一緒にいながら過ごすことができます。

そんな有難い病院ですが、メリットやデメリットもあります。

【メリット】

  • 上の子がどう過ごしているか心配がなくなる
  • 上の子もママと一緒に居れるので安心できる
  • 義両親に気を使わなくて良い

【デメリット】

  • 出産費用に加えて追加料金が発生する
  • 病院に託児がないと赤ちゃんのお世話&上の子のお世話を同時にしなければいけない
  • ママの休むヒマがない

費用面では、上の子の食事代、布団代、お風呂などが加算され入院が長くなるほど料金が高くなります。

病院によっては、上の子の食事が出なかったり託児施設がないと子供が退屈してしまい、ママが赤ちゃんと上の子のお世話をすることになるので、体力的、精神的にも負担がかかりやすくなります。

日中は保育園に預ける

ある一定の期間だけ一時保育に預けるママもいます。送迎はパパや祖父母、ファミリサポートにお願いするなど状況に合わせて対処しています。

しかし、保育園にいきなり入ると子供も行きたがらなくなるので、妊娠中から慣らし保育や一時預かりを利用しながら対策する必要がありそうです。

また、保育園の空き状況も早めに確認して出産時期に通えるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

夫が仕事を休む

一時保育に預けながらパパがたまに仕事を休んで面倒を見ている、自営業で義両親に仕事を任せている、など上の子のお世話をパパがしているという話も耳にします。

普段はゆっくり子供と遊ぶ時間がとれないパパも、子供と過ごす時間が増えて我が子の成長を感じる良い機会です。

退院したら「すっかりパパっ子になってた」という言葉もあり、育児も積極的に協力してくれそうですね。

2人目出産の予定日は早い?陣痛や分娩の進み方

2人目以降の出産は経産婦と言われ、初めて出産する場合は初産婦と言います。経産婦は予定日より早く生まれ陣痛や分娩の進み方も早くお産が楽、と聞いたことがあるかもしれません。

では、初産婦さんと経産婦さんではどのような違いがあるのでしょうか。

2人目出産は予定日より早い?

経産婦さんは一度、出産を経験しているから予定日より早く出産が始まると言われていますが、経産婦だから早く生まれることはありません。

出産予定日は目安で、その時の赤ちゃんの状態やママの体調によって、おしるしや陣痛が来るタイミングが違います。

1人目は予定日前に生まれたのに、2人目は予定日を過ぎて生まれた、ということはよくあることで実際、筆者もそうでした。

2人目出産は陣痛が早い?

出産兆候として現れる陣痛も2人目だから進み方が早い、と聞いたことがあるかもしれませんが、実際は人によって違うため初産婦さんと変わりません。

経産婦さんでも、前駆陣痛が長引いたりなかなか陣痛が起こらないこともあります。一度出産を経験し、陣痛の感覚や出産の流れも把握できているので、陣痛も早く察知することができます。

2人目出産の分娩の進み方

一度出産を経験してる経産婦さんは、子宮口や産道も開きやすく赤ちゃんも通りやすいため、分娩時間が短くなることが多いです。

  • 初産婦:分娩時間約11~15時間
  • 経産婦:分娩時間約6~8時間

陣痛から出産まで、初産婦さんは約11~15時間かかるのに対して経産婦さんは半分の時間で出産していることが分かります。

しかし、個人差があるので初産婦さんと同じくらい分娩時間がかかることもあります。

2人目出産が怖い!を前向きに考える方法

1人目を出産しているからこそ分かる2人目出産の恐怖。陣痛の痛みや苦しみがリアルに襲ってきて、予定日が近くなるほど気持ちが落ち着かなくなりますよね。

2人目出産が怖い!と感じやすいのはどんなことでしょうか。

  • 陣痛の辛さ、痛みを知っている
  • お産の進みが早い恐怖
  • 上の子と離れる不安

とくに1人目の出産が難産だった場合、余計に2人目の出産が怖いと思いがちです。一度、出産経験をしていても陣痛の長さや痛み、それに加えて上の子と離れる不安など一気に怖さが増してしまいます。

そんな事態にも、2人目出産を前向きに考える方法をいくつか紹介します。

1人目も出産できたという自信

1人目も無事に出産できたという経験は1番の自信に繋がります。出産は永遠に続くわけではありません。

「1度出産を経験しているから大丈夫!」と気持ちを切り替えて、家族が増える喜び、赤ちゃんにもうすぐ会える楽しみとして変えていけたら良いですね。

助産師さんに相談してみる

妊娠中はマタニティブルーになりやすく、情緒も不安定になりがちです。予定日に近づくにつれお産の恐怖を感じている場合は、助産師さんに相談することも考えましょう。

お産の恐怖は誰もが持つことなので、相談すればしっかり話も聞いてくれます。いろいろな妊婦さんを知っているからこそ、助産師さんの言葉はありがたいものですよ。

無痛分娩を計画する

出産に対してどうしても恐怖感がある場合、無痛分娩での出産も検討してみましょう。

  • 計画無痛分娩:赤ちゃんの成長具合を見て、医師と相談し計画無痛分娩の日にちを決める
  • 自然無痛分娩:陣痛が始まったら硬膜外鎮痛法の無痛分娩を始める。日本ではメジャーではない
  • 和痛分娩:子宮口が全開になるまで麻酔を使わず、ピーク時に筋肉注射で痛みを和らげる

どこの病院でも無痛分娩ができるわけでなく、里帰り先の病院が対応してるとも限りません。また、無痛分娩を行っている病院では、1日で無痛分娩ができる人数が限られているため、早いもの勝ちになります。

里帰りをしない2人目出産

2人目の出産で悩むのが里帰り出産をするかどうか。上の子が小学生や中学生だと、学校もあるし生活スタイルが決まっているので里帰り出産が難しくなります。

しかし、退院しても思うように体が動けず育児と家事をこなすのは大変です。そういう事態も踏まえて、条件に合った病院選びをしていくことが必要になります。

  • 自宅や実家からも通いやすい
  • 公共交通機関が充実している
  • 緊急時も対応できる

入院中は親に上の子のお世話を自宅でお願いすることを考えている場合、自宅と実家の中心にある病院を選ぶと、上の子を連れてきたりお願いをしたりしやすくなります。

里帰り・手助けもなしの場合

陣痛の間隔が短くなれば、すぐに病院へ向かうことになりますがパパがちょうどその時間にいるとは限りません。急な事態に備えて入院準備、産休後の家事について考えておきましょう。

【出産前の準備】

  • 陣痛タクシーの登録を済ませておく
  • 入院セットを準備しておく
  • 上の子の預け先の確保

退院したら赤ちゃんのお世話で忙しくなり、体も思うように動けないことも考えて消耗品のストックは1ヶ月分の準備をしておきたいですね。

その他に、宅配サービスを利用したり、ネットで生活用品や食材を購入しながらやりくりできます。

用品カテゴリー 消耗品の種類
生活用品 トイレットペーパー、洗剤(食器・洗濯・トイレ)

シャンプー・リンス、ボディソープ、ティッシュペーパー

歯磨き粉など
ベビー用品 おむつ、おしりふき、ミルク用品
ママ用品 産褥パット、ナプキン、母乳パット
保存食ストック カレー、缶詰、即席ラーメン、スープ類、お菓子など
外部サービス 詳細
宅配サービス ①オイシックス…20分で主菜と副菜が完成。メニューが豊富
②わんまいる…冷凍食事の宅配。湯煎、流水解凍をするだけで
5分で夕飯が完成
③らでぃっしゅぼーや…農作物は有機・低農薬野菜、国産品を
優先的に使用した食材
家事代行 ①ダスキン…掃除、家事、片付け、クリーニング、水回りの代行
子育てサポート 子供の送迎、保育園後の遊び、長期休み時の面倒、保護者の
病気など
ネットスーパー 米、アルコール飲料、食品全般

2人目出産のベビー用品は何を準備したらいい?

1人目の出産から年齢がさほど開いていない場合はお下がりのベビー服を使うこともできますが、汚れ具合や生まれる季節も考慮して揃えていくようにしましょう。

退院時に要るもの、産後に使う必要最低限の準備で大丈夫です。

  • コンビ肌着:2~3枚
  • 短肌着:2~3枚
  • 長肌着:2~3枚
  • ミトン:1枚
  • スタイ:4~5枚
  • おくるみ:1枚

使用期間も短いベビー服やグッズは、買い揃えるのも大変なのでできれば買い足したくない!と考えるママもいるでしょう。

ママ友からお譲りをもらう

上の子がまだベビー用品を使っているなら、ママ友からお譲りをいただけないか聞いてみましょう。以外に処分に困っていた…と言って譲ってくれることがあります。

ベビー用品や子供用品のお譲りや貸し借りは今後も増えてくるので、感謝の気持ちを添えて、お互い困ったときは助け合うことができたら良いですね。

無料レンタル・宅配レンタルを使う

年齢が近い場合はベビーカーやチャイルドシートも2つ用意する必要がありますが、わざわざ購入するのももったいないので、自治体によって貸出やレンタルもできます。

  • チャイルドシート:各地区交通安全協会無料貸出
  • ベビーカー:A型・B型・3輪ベビーカー宅配レンタル
  • ベビーベッド:レンタルベビーベッド

レンタルのベビーカーやベビーベッドは必要な年齢時期まで使用することができます。わざわざ買わなくていいので上手に利用していきたいですね。

2人目妊娠はママの状況や上の子の年齢も考えて計画しよう!

「2人目が欲しい」と考えたときに、すぐに赤ちゃんを授かれば良いのですが、ママの年齢や仕事の状況などによって2人目妊娠が遅れる可能性もあります。

2人目を妊娠して、予定日が近くなったら上の子の年齢によっては里帰りを断念したり、入院中の上の子の預け先について不安も大きくなってしまいます。

2人目妊娠はお産がスムーズと言われる反面、また違った不安要素が出てくるのも2人目ならでは…です。

しかし、里帰りしないで2人目出産を乗り越え、退院後も何とかサポートを上手に使いながらやりくりしているママもいます。

妊娠するタイミングを考えながらできるだけママが負担にならない方法を考えていきたいですね!

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