プロサッカー選手になるには?力がつく毎日・毎週の練習法
サッカーの選手たちはかっこよく、輝いて見えるものです。もちろん生まれながらにしての才能を持っている方も中にはいると思うのですが、才能だけでプロになれる世界ではありません。
皆さんそれなりの努力をし、運を掴んだからこそプロになれているのです。
プロを目指したら、親としても当然出来る限り協力したいと思うのですが、何をどうフォローすれば良いのでしょうか。
プロとして活躍した選手を振り返り、プロの選手にとって何が大事なのか、練習はどうすれば良いのかを考えてみましょう。
自分で出来る、プロになるためにやっておきたい事
プロのサッカー選手を目指すならば、素晴らしいコーチに恵まれるだけで満足してはいけません。プロを目指したのならば、家庭でやる事も最低限やらなければいけないでしょう。
プロとして活躍するのはごく僅かな人たちだけです。
厳しい現実ですが、夢があれば出来るだけ叶えられるように頑張りたいものです。では、実際どんな事を実践したら良いのでしょうか。
今は男の子を中心に大人気のサッカーです。私の周りでは未就学のうちからスクールに通っている子、パパとドリブルの練習をしている子などもいます。
子供の夢だけでなく、大人の夢としてもプロのサッカー選手になりたい、という話はよく耳にしますが、どうすればプロの選手になれるのでしょうか。
プロになるためには絶対に大切になってくるのが練習です。それは、日々すべきものや、毎週行いたいもの、また長期スパンで見てやっておきたい事などがいくつもあります。それら練習法についてもご紹介します。
まずは、プロ選手になるためにまず押さえて欲しいポイントはこちらです。
- 小さいうちからサッカーだけに着目しすぎない
- たくさんの試合を見て、練習では見えない部分を学ぶ
- 試合の経験をして、知らない相手とも戦えるようにする
1 小さいうちからサッカーだけに着目しすぎない!
プロになるならば早いうちから、と思うのは当然の事かもしれません。しかし人生には「これをすれば成功する」と全て一本化されているわけではないのです。
サッカーの練習だけしていればいい、というのも正解ではないのです。
サッカーと野球など他のスポーツをあわせて頑張る、というのも良いでしょう。最終的に何をやっていて良かったのかは、その子の性格や運動能力により異なります。
サッカー以外にも目を向けるとプラスに作用する可能性があります。
身体づくりには体幹を鍛える事が効果的
プロのサッカー選手になるためには身体を作る事が大切です。文字通り身体の両方がしっかりと作られていないと、プロにはなかなかなれません。
ただし、体の面の意識だけでなくメンタルも強い事が前提です。特に世界を相手に戦っていくためにはとても大事になります。
さて、体を鍛えるためにポイントになるのは体幹です。体幹とか体の中心部で、ここに筋力をつけるのは少々難しいと思います。
ただ小さい子の場合ですと、大人と違って筋肉がつきやすいもの。そしてその筋力を落とさないで大人になれる事を目指しましょう。
骨、筋肉、内臓など、体の全体的な発育量は、2~3歳ぐらいまで、及び思春期において大きい。(思春期:子どもから大人の身体に変化している時期)
・学童期に発育が穏やかになるのは、リンパ系の完成のためにエネルギーを割かれていると考えてよいだろう。
手軽に自宅で出来る体幹を鍛える方法に、片足で立つ、があります。
股関節が鍛えられ、なおかつ体のバランスも保たれるので、ぜひ毎日行いたいトレーニングです。
運動としてしっかり行う場合には、水泳と体操も良いでしょう。これらについては後でご説明します。
器械体操を習っていた選手も!サッカー以外の練習も効果あり
サッカーの選手というと「小さい頃からサッカーだけをやっていた」と思いがちです。しかしプロの選手の中には、サッカー以外のスポーツをやっていたというケースもあります。
例えばご存じの方もいらっしゃると思いますが、福西元選手は幼稚園生の時から中学生まで、器械体操を習っていました。サッカーは4年生から始めたというので、意外と遅くやり始めているといえますが、しっかりプロとして活躍しました。
福西選手は器械体操を学んだことにより、その経験がサッカーに活かされていたとご本人が語っていました。サッカー選手を目指すお子さんに対して、サッカー以外の運動をさせる事は決して無駄ではないのです。
特に水泳も全身運動のひとつとして知られていますので、スタミナをつけつつも器械体操と同様に体幹を鍛えるためにも有効と言われているので、習っておくのもお勧めです。
水泳の場合、体のバランスが整っていないとスムーズに泳げません。長く泳ぐ、速く泳ぐなどと上達したいのならば、体幹が鍛えられていないと難しいのです。
足が速いも有利な点のひとつ!短距離を鍛えよう
昔、プロの選手で野人と呼ばれた岡野元選手を覚えていますか?彼がゲームでプレイしている映像を思い出しますと、抜群に足が速いので起用されていたシーンが蘇ります。
とにかく周りの選手と比べて足が速い、というメリットを上手に活かしていました。
サッカーはずっと走り続けているイメージもあって長距離で走れる事も大事なのですが、時にチャンスボールがきたら瞬時に走り出してボールを奪う瞬発力も必要となります。
つまり短距離も長距離も優れている子のほうが有利とも言えるのです。
”ダッシュ”は小さい子にとって長距離よりも走りやすい、というメリットがあるので練習させるのも比較的やりやすいのではないでしょうか。出来れば週に3回か2回はダッシュの練習を行うようにしてください。
足が速くなるためには腕の振り方も大切です。足は動かさないで、両腕を交互に大きく振る、という練習を定期的に行いましょう。
また「よーい、スタート」の掛け声で瞬時に走れるトレーニングも大切です。すぐに判断して動ける体にすれば、ボールを追いかけられる、スタートダッシュが出来るようになります。
2 たくさんの試合を見て、練習では見えない部分を学ぶ
サッカーの選手を目指すには練習しておく事と同時に、試合を見る事も大切になります。
実際の体感は上手になるためには必ず必要な事なのですが、上手な人のプレイを見るということは参考になる事も多いため、出来れば生の試合を見ておくと良いでしょう。
試合で綺麗にゴールを決めるためのボール運びや、どうしたらボールを止められるのかなど、練習ではわからない実践の部分が試合で学べます。
高校や中学のサッカーでも子供にとっては勉強になる
小さい子にとってプロの試合は確かに素晴らしく、見ておきたいものの一つではありますが、お住まいの地域によってはなかなかプロのゲームが見られないという事もあると思います。
そこで、中学生や高校生のちょっと大きな子供たちの試合を見る事をお勧めします。
中学生や高校生もテクニックに優れているケースもありますし、何が原因で点を奪われているのかという弱点なども目で理解出来ます。
しかもプロの選手と比べて気軽に応援へ行ける事もあり、小さい子はプロよりもまずは学生たちのゲームを見る事を始めてみましょう。
出来るだけ生が一番!テレビでなくスタジアムへ通おう
サッカーの試合は日本の試合だけでなく、海外のものまでテレビで見られる時代です。自宅にいながら海外の選手たちの華麗なプレイを見てうっとりする、というのは子供も大人も同じでしょう。
このようなゲームを見て「将来はプロの選手に」と思うきっかけになるかもしれません。しかし私のお勧めは、スタジアムで見るゲームです。先ほど書いたように、Jリーグなどの試合でなくても構いません。
子供たちの刺激になるには、テレビではなくスタジアムでのライブ感のほうが有利なのです。生で見た試合は、子供にとって一生の思い出になるかもしれませんよ。
3 試合の経験をして、知らない相手とも戦えるようにする
我が家の子供もサッカーが好きでスクールに通っています。このスクールには2種類あり、いつも練習メインで練習の後に試合形式をするタイプと、練習が軽めで毎週試合ばかりするタイプに分かれています。
このように分類されている場合、プロを目指すならば試合もたくさん出来る”練習が軽めで毎週試合ばかりするタイプ”に加入するほうが良いでしょう。
体力づくりや、趣味のひとつとしてサッカーを学ぶのでしたら練習メインで良いのですが、どんどん実力をつけていきたいと願う子供にとっては物足りないプログラムです。
練習試合と本当の試合では雰囲気も、本人たちの取り組み具合も違います。
出来るだけクラブチームなどに加入しよう
比較的都市部などを中心に考えますと、サッカースクールは街中にたくさんあると思うのですが、中には趣味レベルのチームもあります。
保護者が中心で行う、会費がリーズナブルのチームはまさにそれで、指導者がボランティアかもしくはボランティアに近い方になっています。
入門する場合にはハードルが低くなるのですが、長期的に滞在するのは少しもったいないでしょう。
指導者がプロである、もしくはプロに近い方がいるようなクラブチームがプロを目指すならば最低限の条件になります。
クラブチームはボランティアのコーチと違い、プロとしてお金をもらう指導者です。指導の仕方もしっかり学んでいます。技術で優れている人も多いでしょう。プロだった方ならば、どうすればプロになれるのかも当然知っています。
月に数回は試合が出来るチームを探す
先ほど「試合は大事」と書いたように、月に数回は自分のチーム内ではない選手と戦える状況を作ってくれるチームに加入するのは理想です。
自分のチームなどですと、どんなプレイをするのか長く練習するとわかってしまうので、上達するにはあまり良くありません。
試合で知らない相手と戦う、という事は未知の世界との戦いなので、自分がどう動けばいいのか、走りすぎるとこれくらいから疲れが出て走りにくくなる、といった経験が出来ます。
プロになるためには、何事も経験が必要です。そのためにも練習だけでなく試合も重視していきましょう。
毎日やりたい練習は?生活習慣も大事にしよう
ここでは毎日どんな練習を行えば良いのか、について考えてみましょう。小さいうちには辛い体験をしすぎるよりも、楽しくやれる事のほうが大事になります。
厳しい練習は小学生になってからで十分です。
今やっている事がもしかするとサッカーに繋がる事ではないかもしれない、という悩みがあるかもしれませんが、未就学の間は出来る限りたくさんの経験をさせてあげてください。
早寝早起きは当然。朝ご飯も毎日食べる
当たり前の事ですが寝る子は育つに従いながら、早寝早起きの日々を過ごしましょう。成長ホルモンを無駄にしてはいけません。食事も小さい子には大切です。
毎朝食べるのは当然ですが、食事の質にもこだわりたいところでしょう。
食パンと牛乳だけとか、菓子パンだけの毎日も力が出ません。なるべくバランスを意識したものを準備してください。無理しておかずをいっぱい作る、は続かなくなる可能性があります。
一汁とご飯、おかず2つくらいでいいので朝しっかり食べさせましょう。
毎日の練習は無理をしすぎず、毎日出来る事だけに
ついつい毎日練習をさせなくては!と思ってしまいがちです。大人はプロになれるのはほんの一握りの選手だけ、とわかっているのでその夢を叶えるためには厳しいトレーニングも必要と考えて、心を鬼にするかもしれません。
しかし毎日行う事に厳しさを求めるのは待って欲しいと思います。
毎日の事が嫌になったら、サッカーが楽しいと思わなくなりますし、当然プロを目指そうという気持ちも萎えてしまうでしょう。
毎日やるのならば、ドリブルを10回とか、縄跳びを20回程度にしてみます。もっと出来ないならば、ドリブル5回、縄跳び10回でもいいのです。
まずは継続してやる、を目標に頑張りましょう。ハードルは決して高くしてはいけませんよ。
週に1度はスタミナ訓練。走り込みを行ってみる
週に1度の練習は毎日の練習とは異なり、多少厳しめの運動でも良いと思います。末っ子もサッカーが大好きで、いずれスクールへ通わせたいと思っているところですが、その前に彼は走り込みの練習をしています。
週に1度を目安にしていて、お天気が悪い日には無理せず中止としています。まだ1キロ走れる事も少なくて、だいたい500Mが多くなっているのですが、普段あまり長く走る事がないために、彼にとってはいいスタミナ訓練になっていると思います。
小さいうちから走っていれば、小学生になる前に2キロ程度は走れるようになれますし、長い距離を走る事が苦手ではなくなる可能性が高いです。
近所の公園などで親子で走る日を作る
長距離を走るには子供だけで走らせるよりも大人と一緒に走る事が大切になります。
理想は近所の公園内で走るなのですが、なかなかいい場所がなければ公道を中心に走らなくてはなりませんので、車や自転車の事を考えると親が隣で走るのがベストです。
親のペースで走れば小さい子にはハードかもしれないので、ペースダウンして走ってみて、子供がどのくらいのペースで走れるかを見極めてあげる事も必要ではないでしょうか。
練習場までは必ず走るなど、練習の往復時から練習する
我が家から歩ける距離にサッカーの出来るグラウンドがあり、週に何度かクラブチームが練習をしています。時々ユニフォームを着てお母さんとグラウンドに向かう子供もすれ違うのですが、その子は走ってお母さんが自転車に乗っているのです。
多分小学生前後の年齢だと思うのですが、グラウンドまで走るという事は子供の体力をつける事を考えると大事だと痛感しています。
我が家の長男はもうすぐ中学生というくらい成長しているのですが、彼らの同級生のジョギング大会を見ていますとサッカーを習っている子は比較的長距離も強かったりしているので、普段から走り込みの練習をしているのだと思います。
やはり走れないとサッカーでは試合で活躍出来ません。そのことを是非知っていて欲しいです。練習内だけで走るわけではなく、それ以外の走る事も忘れないで欲しいです。
メンタルは大事!プレッシャーに強くなるトレーニングを
プロになって活躍するのは、メンタルが強い人が多いと思います。子供でもその子の性格というのがだいぶ出来上がっていますので、我が子のメンタルが強いのかどうか、そのあたりもよくわかるのではないでしょうか。
もしもメンタルが弱いタイプならば、プレッシャーに強くなるような努力を小さいうちから行うのが良いでしょう。
あえて人前で話す、など緊張する場面を作ってみる
ここ一番の場面で綺麗にシュートを決める、パスをする、もしくはシュートを止める、というのには集中力と同時にプレッシャーに負けない自分でありたいものです。
特にどちらかというとおとなしい、控えめなお子さんにとっては緊張すると何も出来なくなる、という事が予想されます。
サッカーでの度胸を身に着けさせるために、あえて大勢の前で話したり、何かしたりするシーンを作ってトライする事も必要でしょう。
度胸がつけばこっちのものです。大勢がいてもいなくても自分の力を発揮出来る子は上達しやすくなります。
毎日5分、「無」になる時間をあえて作り集中する
度胸が見についたら次は集中力です。特に未就学の子供が普通に暮らしていると、集中力を意識している事は滅多にないと思うのですが、プロになる人は集中力がないと素晴らしいプレイが出来ません。
フリーキックの時、PKの時などは集中出来なければ成功しないからです。
毎日、寝る前や起きた後などでも結構です。もしくは食事の前などに黙って何も考えない時間を作ってみましょう。
落ち着きなく毎日を過ごしていると「無」になる時間はなかなか取れません。
特に小さい子ではほぼ皆無でしょう。座禅までいかなくても、無心になれる時間を作っておく事は、サッカーだけでなく勉強などでも応用出来るので便利です。
「無」になるやり方は「何も考えないでぼーっと過ごそう」と教えます。子供は楽しい事、面白い事を考えている場合が多く、無意識になる時間を一人で作る事は難しいと思います。
小さい子にぼーっと過ごすのは無理かもしれませんので「例えば雲の上に乗って空を飛んでいる」というように、こちらの指示したとおりにイメージする方法を教えるのです。
そしていつか自分でいろんなイメージが頭の中で出来るようになるのを願いましょう。
余裕があったらチャレンジ!世界を目指して語学力もつける
最後にお勧めしたいのが語学力です。今のサッカー選手は国内だけでなく、海外で活躍する方たちも多く海外プレイも珍しくなくなってきました。海外で活躍する時に必要になるのは間違いなく語学力です。
監督からの指示を理解しなくてはなりませんし、チームメイトとの交流も日本語ではないはずです。昔大活躍した中田ヒデ元選手の流暢なイタリア語を聞いた時に、日本人も変わったなと感心したものです。
あそこまでペラペラ話せなかったとしても、せめて日常会話レベルの英語は出来るようになりましょう。
まずは英語からスタート!歌を聴かせて耳から慣らす
英語が話せれば最低限のコミュニケーションが取れる可能性が高くなります。まず日本語オンリーでは肩身が狭くなりますので、大人になる前に英語には触れておくと良いと思います。
子供は頭で考えて、というよりは耳で聞いて覚える事が容易に出来るので、歌などを有効に使いたいものです。
英語の歌を聴いて一緒に歌えば発音も一緒に学べますし、小さい子にはお勧めの最初にやっておきたい学習法です。
スクールに行けない…DVDなども有効です
英会話スクールはお勧めのやり方なのですが、どうしても価格が高くなりがちです。そんな時試したいのがDVDです。小さい子向けの商品がたくさんあるので、歌や音楽、もしくは生活に関連する事から学んでみましょう。
日常的に使う英会話なんかも楽しく学べるので入門編としては使いやすいと思います。また、最近はインターネットのスカイプを使った英会話スクールがいくつもあるのですが何も話せないうちは少しハードルが高いと思います。
多少の英会話が話せるくらいから始めるのでしたら、DVDは安いし手軽で良いでしょう。
プロになるには、小さいうちから目標を立てることが大切
プロ野球やサッカーの選手の中には、小学生の時の卒業文集に将来を見据えた内容を書いた人たちもたくさんいます。
みんな小さいうちに未来の自分をイメージし、そのために努力をしているのです。
漠然とした目標でも構いません。自分がこうなりたい、こういうプレイがしたい、という夢を抱く事は大事です。時に苦しいと感じる練習をするようになれば、目標がないとどうしてもやる気がなくなってしまいます。
目標が時々変わってもいいので、何か目標を持って親子で取り組めるように一緒に練習していきましょう。
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