3人目出産は不安だったけど喜びは格別!子供が増えるメリット
自分の子どもをかわいいと感じるのは女性の本能です。最初の子育てが一段落したら次の兄弟が欲しくなるのはごく当たり前のことだと言えますね。
しかし現実には1人育てるのがやっとで、2人目3人目を妊娠することに不安を感じているママは多いのです。
特に3人目の子どもが生まれると日常は大きく変わります。3人目の赤ちゃんを妊娠出産することのメリットやデメリットを見ていきましょう。
この記事の目次
少子化の中でも子どもを望む夫婦は多い
日本で女性が生涯に子どもを産む率、合計特殊出生率は下がり続けています。近年わずかに持ち直したとは言え、劇的な変化ではありません。
このことから子どもの数は減り続け、反対に高齢者の数が増えています。このままでは2030年前後に65歳以上人口が全体の30%を占める異例の高齢化社会がやってきます。
少子高齢化は長い間の課題ですが、解決策はまだ見えていません。しかし少子化の陰で見落とされているのが、子どもを望む夫婦は多いと言うことなのです。
つまり、多くの夫婦が2人以上の子どもを欲しいと思っているのです。ですが出生率が減っているということで、産みたくても産めない理由の存在がうかがえます。
3人目の子どもが生まれることのメリット
アンケートの結果から、子どもがたくさん欲しいと感じているママが少なくないこと分かります。ではその理由はなんなのでしょうか。
子どもの数が増えることで、他の家族が期待できるメリットについて見ていきましょう。
子どもたちに社会性が身に付く
家庭は一番小さく一番身近なコミュニティです。その中で兄弟とはもっと小さな社会だ考える事ができます。子どもにとっては重要な意味を持っています。
2人兄弟と3人兄弟の大きな違いは、関係性がペアからチームになることです。ペアの関係は仲良くするか、拒絶しあうかの単純なものです。
3人になってチームが生まれると、リーダーになる人物が表れ、それに追随するメンバーと言う関係性ができます。
これには複数の意見の対立が不可分です。具体的には以下の状態です。
- リーダーに従うために自分やりたいことをがまんしなくてはならない
- 他のメンバーと共同してリーダーに反対する
- リーダーになろうとしてもメンバーが着いてこない
- メンバー全員の意見が一致しない
3人兄弟で歳が近いと意見が対立しやすい、逆に1番目の子と2番目の子の歳が離れているとケンカが出来ないなど状況は様々です。
ですがそれらを含めて子ども達にはメリットなのです。年が近いなら近いなりに、離れているなら離れているという人間関係の作り方があるのですから。
そしてこの力は実際に社会に出たときに発揮されます。兄弟の多い家庭で育った人はトラブルの対処に強く、対人関係でも打たれ強いと言われます。
子育ての充実感が大きくなる
子どもの数が増えることでパパママにメリットになるのは、家庭の雰囲気が賑やかになるということです。
小さな子どもがいる生活はあわただしいですが、その騒がしさが喜びや楽しみをもたらしてくれると感じている夫婦は少なくありません。
子どもの数が増えると思い出もそれだけ多くなります。大人になってから振り返るのも大切な家族イベントですね。
子どもを産む前は不安に感じていても、成長するに従って充実を得られるもの。産んだ事を後悔しないと言う意見も聞かれます。
3人目を産んで良かった!というママの声
3人兄弟を育てているママにはやはり独特の充実感があるようです。3人の子育てをしたママの口コミです。
- とにかく家の中が賑やかで明るくて楽しかった
- 兄弟が増えるにつれて上の子が大人になっていった
- 子育てをして家事をして仕事をして、自分がたくましくなれた
- 子ども同士でいいライバル関係が出来て成長を促してくれた
- 2人の時はケンカが酷かったけど3人になったら止めに入ってくれる子が出てきた
- 上の子が下の子の面倒を見てくれるので育児が楽になった
3人目が生まれるころは1人目の子はすでに第一次成長期と反抗期を通過して、気持ち的に安定していることが一番ママを助けてくれるようですね。
子育てを家事にばたばたしていたけど、それを通して自分も成長できたというママの意見はさすが、としか言いようがありません。
3人目を産めない…ママと家計への高負担
家族が増えると必然的に上がるのが生活資金です。特に食費は顕著に上がっていきます。加えて教育費が大きな悩みになるでしょう。
さらに、3人目を妊娠出産する頃にはママが35歳以上になっている場合も考えられます。高齢出産のリスクについても知っておかなくてはいけません。
家計を圧迫する教育費
出産を断念する夫婦の理由の1位は、群を抜いて「金銭的な問題」です。少子化が問題になる以前と比べて進学率も高くなり、子どもに掛かる教育費も上がりました。
ごく単純な試算をすると、大学を卒業するまでに子ども1人あたりにかかる教育費は1000万円と言われています。3人なら3000万円になりますね。
- 小学校に入ってから大学を出るまでの15年間の教育費
- 1000万円÷15年=約67万円/年
67万円÷12ヶ月=約5.5万円/月
と言う計算になります。共働き世帯の平均月収が58万円程度ですが、子どもが3人いて教育費が月あたり15万円以上もかかるとなると、将来設計が大きく変わってきますね。
実際には教育費だけでなく食費や医療費、娯楽費などの雑費が必要になりますので、総額では2000万円になると言われます。月に換算すると約10万円程度の負担になります。
体力的に辛い高齢出産
妊娠、出産、育児は体力勝負になりますが、高齢になるほどママの体力は低下していきます。この20年ほどはデスクワークの女性が増えたこともありその傾向が強くなっています。
対して初産の平均年齢は30歳になります。2人目、3人目を産もうとすると40代近くになってしまいますね。
その年齢でも健康な方は多いですが、やはり20代のころのようにはいきません。疲労の蓄積は体調不良につながり、そんな中で家事や育児をすることは苦痛ですね。
あくまで確率の問題であり40代でも元気な赤ちゃんを出産するママは大勢います。が、障害は一生付き合っていくものなのでリスクを軽視することはできません。
辛いつわりや出産の痛みが再び…
人によってはつわりがひどすぎて入院するほどになったり、陣痛が微弱でお産が長引き、難産になってしまったなど様々な経験をするものです。
もう一度妊娠するということは、こうした辛い妊娠生活がまた10ヶ月近くも続くことになります。
特に3人目になり年齢が上がってしまったママには負担が大きいと思います。私自身1人目も2人目もつわりが酷く、周囲に迷惑をかけてしまいました。
そのため同じことを繰り返す事に不安感が強くなり、3人目は断念しています。その分今いる子たちをしっかり育てようと思えます。
パパが子どもを持つことに消極的になる
共働きの家庭も増える一方で、家計の中心を担っているのはやはりパパであることが多いでしょう。
先に上げたような教育費の問題や、毎日の生活費がかさむことなどを不安に感じて、これ以上子どもを持つことに賛成してくれないパパもいるようです。
加えてそもそも子育てに協力的ではないという場合もあると思います。そんな時に更に子どもが欲しいと言っても夫婦で意見の食い違いが生まれてしまいます。
上の子がある程度大きくなっているとはいえ、パパも協力してくれなくては家族が増えることに対応できなくなってしまいます。
パパの協力なしでは職場復帰が難しい場合も
仕事をもつママにとって育休明けの職場復帰が出来るかどうかは悩みの種ですね。特に上の子の育休中に妊娠して、産休期間が伸びてしまうと職場と関係性が薄くなりがち。
生まれた子が無事に保育園に入れるという保証もない昨今、いざという時にパパが子ども達の事に協力してくれなかったらママは安心して仕事することが出来ません。
子どもが増えることに消極的なパパの場合に、あまり執拗に子どもの話をするとそれがきっかけで夫婦喧嘩になることも。
職場にも家族にも負担になり、自分も仕事がし辛くなるのなら大きなデメリットです。3人目にこだわりすぎない方がいい場合もあります。
3人目を産んで後悔した…というママの声
子どもが増えると、1人1人にかけられるエネルギーがどうしても少なくなってしまいます。家事も子育ても中途半端…と悩んでいる方も少なくありません。
3人目を出産して後悔した、というママの声を紹介します。
- 目が届かず迷子になってしまう回数が増えた
- とにかく休む時間がなく毎日へとへとだった
- 3人目を産んでから体型がもとに戻らなくなった
- 子どもに障害があり、子育てが更に忙しくなった
これはすべての3兄弟ママの意見ではありませんが、やはり3人の子育てとなると、金銭、時間、体力など様々な面からハイリスクになってしまう様です。
ハイリスクな一方家族が増える喜びがある3人目
結婚したらやはり子どもが欲しい、出来れば兄弟が多い方がいいと感じる夫婦は多いものの、経済的な理由からままならないのが現状です。
反対に言えば家計の問題をクリアできれば3人目の出産に望め、家族が増えることのメリットを受けられます。
しかしそのため生活水準を下げなくてはならないとしたら、人生の質「QOL」が低下してしまいよい選択とは言えません。
5人家族で安定した生活を送るためには、時間や資金の使い方を工夫する必要があります。子に無理を強いないためにも、親として忘れてはならないことです。
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