癖とは違う…子供のチック症は病気なの?癖との違いや見分け方

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2017/04/28

チック症という病気ついて知っていますか?言葉は聞いたことがあるけれど、具体的な症状については良くわからない。

あるいは、子どもにおかしなクセが着いてしまったな、と思っていたらチックを指摘されたという場合もあるでしょう。

チック症とはどのような病気なのでしょうか。具体的な症状はどのようなものが現れるのでしょうか。説明して行きます。

チックとクセを見分けるには、「止められる」かどうかを確かめる

癖とは、とある反復運動が習慣化されてしまったものを言います。何らかのしぐさや行動を繰り返すうちに、身についてしまったものですね。

こうした癖は、本人が意識的に始めたことが、何度も繰り返す事によって無意識の行動に変わって行ったものなのです。

このため癖とは、ある程度自分の意思で行っているものです。自意識の行動なので、止めようと思ったら自分の力で止めることが出来ます。

「止めなさい」「そんなことをやったらだめよ。」などと声掛けをしてみて、はい、と言って止められるようならばそれは癖です。

反復運動になっているのでなかなか癖自体が消えてしまわなくても、止めて、という声掛けで止めることが出来るなら癖と考えてよいでしょう。

対してチックは「止めて。」と言っても止められません。それは、癖が意識的な行動から起きたものに対して、意識とは関係の無い所で起きる行動だからです。

見てきましたように、チックは神経の異常に因る筋肉の不随意な運動です。本人が意図して行っているのではないのです。

もし子供本人から「止めたいけど止められない。」などの訴えがあったらそれはチックです。小学校低学年でもこうした訴えは出来るでしょう。

「自分では止められない。」がチックと癖を見分ける大きなポイントです。気になる行動が止められない様なら、子供自身に直接聞いてみましょう。

チック症は自分の意思に反した神経の病気です

チック症の症状を見てきました。これらの症状が起こる原因はまだ解明されていなくて、様々な仮説が立っている状態です。

しかし、何らかの神経の障害であるということだけは一致して認められています。今後研究が進めば、チックに対する接し方も変わってくるでしょう。

チックは病気ですので、自分の力では直せません。でも幸い多くが発症から1年以内に消滅して行きます。

自分の子供がチックではないかな、と気になったら専門機関に相談しましょう。案外、単純な癖かもしれません。

只の癖の場合は声掛けや注意などで改善していくことも出来ますが、癖の場合には注意することで余計にその癖の頻度が上がってしまうということも。

どちらにしても、チックのような症状がみられるからと言って、大げさに扱わないことが大切です。

▼チックが治るのか?についてはコチラも参考にしてみて!

両親や家族がおおらかに接していることによって、子供の心が安定すれば、自然と症状も落ち着いてくるでしょう。

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