【年齢別】七夕絵本の読み聞かせで楽しく過ごそう!

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2018/06/28

七夕絵本を子供に読み聞かせている様子

七夕の絵本はオーソドックスな伝説ものから七夕をモチーフにして野菜や動物たちが奇想天外な物語を繰り広げる面白絵本まで様々あるんです。

最初は、七夕の伝説を分かりやすくお子さんに教える為の絵本から始まめてみてはいかがですか?

それに続いて毎年訪れる七夕では、段々ストーリーや登場人物を一ひねりした童話などに変わっていって、子供達の好奇心をかきたてましょう。

種類は結構あるので、子供たちを飽きさせませんよ。今年はどんな七夕さまのご本が楽しませてくれるかしら?そんな子供たちの要望に応えてみせましょう。

どんな絵本が存在しているのか、多ければ多いほど知っている者勝ちです。是非、この機会に知ってみて下さい。

登場人物や設定が奇想天外!子供達が夢中になるストーリー

今年も七夕まつりがやってきます。お祭りになったら保育園幼稚園などでゲームや飾りつけ・七夕給食そして演劇や紙芝居、絵本の読み聞かせですよね。

お家でも絵本や紙芝居は七夕の由来などを子供たちに教えるいい方法です。

これからご紹介する七夕の絵本に登場するのは、小人、サル、リス、イノシシ、蛇、カエル、ねずみ、バス、たぬき、きつねなんです。

わくわくするような彼らの小さい世界でのたなばたさまの物語もまた、けなげで冒険チックではらはらどきどきしたりするんです。

いろんな語り口の絵本をお子さんたちに読んで聞かせながら、パパママはご自身たちもすぐに物語の世界に引き込まれるでしょう。

そしたら、これらをヒントにお子さんに対して、なにか注意事やしつけをしなくてならない時にいい具体例を語れて、子供たちもすぐに納得しちゃうかもしれませんよ!

正しい伝説もきちんと伝えたい。分かりやすい絵本とは

もちろん、織姫と彦星を主役にした定番の絵本だってご紹介します。まずはここから、と思っているパパママはよくチェックして下さい。

定番のストーリーは押さえておこう

教育画劇の『たなばたものがたり』
作:舟崎克彦文 絵:二俣英五郎 日本図書館協会選定です。3歳~7歳児向けに〇。
☆おすすめポイント
美しい絵で織姫と彦星の七夕物語を子供たちにも分かりやすいように描かれています。ちょうど、親が子供に聞かれて説明する時にぴったりです。物語以外にも七夕の行事や由来についても書かれています。

【ストーリー】働き者の織姫と牛飼いは出会ってすぐに恋に落ち、自分の仕事をしなくなってしまいます…。

金の星社の『たなばたさま』
作:いもとようこ 
☆おすすめポイント
人気作家いもとようこさんの柔らかで暖かいタッチの絵が素敵です。七夕の由来がわかる行事絵本。

【ストーリー】出会ってすぐに恋に落ちた織姫と彦星は、それまで一生懸命していた仕事を怠けるようになっていきました。怒った天の神様は天の川を挟んで二人を引き離してしまいました。それからは年に一度、七夕の夜にだけ会うことを許されいるんです。

紙芝居も充実して親しまれている

『なぜ、七夕にささかざりをするの?』
作:若山甲介 絵:藤田ひおこ 出版社:童心社
七夕伝説の始まりむかしの中国のお話。雲の上のおり姫とひこ星は仲良く暮らすようになりましたが、仕事をしなくなり神様に怒られることに。
『たなばたのおはなし』
作:北田 伸 絵:降矢 洋子 出版社:童心社 発行日: 2008年06月対象4.5歳~
お話の内容は良く知ってるお話です。働き者の織り姫と彦星がお互いを好きになり夫婦になり、だんだんと怠けるようになり、神様が怒って二人を引き離すことに…。
『たなばたのこねこ』
作:古山広子 絵:長谷川 知子 出版社:童心社
もうすぐ七夕の日。雨の中、庭でこねこをみつけたてっぺいくんは、お母さんに「飼いたい」といいます。てっぺいくんの自分の願いよりもこねこを助けてあげたいという気持ちが人々の心をほっと暖めます。
『ななちゃんのたなばた』
脚本:やすい すえこ 絵:うすい あきこ 出版社:童心社
お友達がいっぱいできるように短冊にお願いしたななちゃん。すると風で短冊が吹き飛ばされてしまいました。でも星の子が短冊を掴まてくれていて、願い事を叶えるように応援してくれるって!

年齢別に絵本をご紹介!年齢に合わせた絵本の選び方

まずは年齢別にどんな絵本があるかチェックしてみて下さい。

0歳児から1歳は絵を重視

『おつきさまこんばんは』
作:林明子 出版社:福音館書店
☆おすすめポイント
七夕さまの要素はないですが、夜空を見上げるということでお話してみるのに○。表紙に大きくまんまるお月様がひとつどーんと描かれていて、赤ちゃんにもインパクトがありそうですよ。2匹の猫が屋根の上で黄色く輝くお月様と会えるのを楽しみしていて…。

2歳からは創作絵本

『たなばたこびとのおはなし』
作・絵・まつい のりこ 出版社:童心社
☆おすすめポイント
シンプルな言葉と絵でたんたんと語れ、絵本のサイズもコンパクトで小さいお子さんにむいている絵本です。

【ストーリー】7月7日になると、どこからともなくやってきたこびとが丘の上に笹を立てます。すると、サル・リス・イノシシ・ヘビなどが願い事を短冊へ飾るのです。星の精のこびとが皆の願い事を持って天の川へ向かうのですが…。

『きつねのたなばたさま』
作:正岡 慧子 絵:松永 禎郎 出版社:世界文化社
☆おすすめポイント
お母さんが大好きな可愛いこぎつねが人間の真似をして七夕にお願い事をするのがとてもいじらしく涙がほろりとする内容です。

【ストーリー】猟師に撃たれて死んでしまったお母さんに狐に会いたいと人間の真似をして七夕にお願い事をするこぎつね。字が書けない子ぎつねがとった行動とは…。

『ちゅーたんのたなばただいぼうけん(12か月のしかけえほん)』
作:木村 裕一 絵:長浜宏 出版社:教育画劇
☆おすすめポイント
ネズミたちがUFOに乗って宇宙へ行ってしまう。かわいいしかけ絵本です。

【ストーリー】ネズミたちがUFOに乗って宇宙へ大冒険!そこで待ち受けている楽しい出来事とは?

3歳からは動物達やヒーローも活躍!

『たなばたプールびらき』
作:中川ひろたか イラスト:村上康成 出版社:童心社
☆おすすめポイント
自由な発想で、先が読めないストーリー展開で楽しめます。普通の七夕は飽きてしまったお子さんにオススメです。

【ストーリー】年に一度のデートの日。織姫と彦星が望遠鏡でスターウォッチングをして、地球をのぞいてみました。すると目に飛び込んで来たのは、子供たちの願い事が沢山飾ってある笹飾りでした…。

『10ぴきのかえるのたなばたまつり』
作:間所ひさこ 絵:仲川道子 出版社:PHP研究所
☆おすすめポイント
しっかりした物語になっているので、物事がよく分かるようになって来たお子さんに読んであげたい1冊です。

【ストーリー】10匹のカエルが七夕用の笹を探し求めて恵を出し合ったり力を合わせたりしながら冒険する。

『たなばたバス』
作・絵:藤本ともひこ 出版社:すずき出版
☆おすすめポイント
なんと今度の七夕の主人公はバスなんです。お子さんの夢を広げるファンタジーはママパパも楽しめます。

【ストーリー】あいにくの雨の七夕の日。おしゃべりをするバクくんと鼠たちが雨雲をやっつける為に空に向かって出発!

『たなばたセブン』
作:もとした いづみ 絵:ふくだ いわお 出版社:世界文化社
☆おすすめポイント
子供達が大好きなヒーローが登場したかと思えば、テルテル坊主を一生懸命作ったり、たなばたの本当のお話を子供たちに教えたり、一風変わったヒーローに子供達も目が離せません。

【ストーリー】7月6日の七夕の前の日。なぞの新ヒーロー「たなばたセブン」がやってきた!やたら人間くさいヒーローなんです。

4歳からは心の成長を促す童話

『ひ・み・つ』
作:たばた せいいち 出版社:童心社
☆おすすめポイント
おばあちゃんの願いを叶える為に冒険にでる少年のお話。少年の一生懸命な姿が読む人の感動を呼ぶ一冊。

【ストーリー】ゆうきくんは80歳になるおばあちゃんの願いを叶えるために走り出しました。友達や動物たちの力を借りてもダメ。とうとうゆうきくんは織姫と彦星に頼みます。

『たなばた ウキウキ ねがいごとの日』
作:ますだゆうこ 絵:たちもとみちこ 出版社:文溪堂
☆おすすめポイント
お話も絵も可愛さ満点!巻末には七夕伝説、由来、折り紙の作り方、おすすめレシピなどの情報があり、ふたつもみっつも楽しめちゃう絵本です。

【ストーリー】お友達がほしいタヌキの少年が短冊に願い事をすると、キツネの少女がタヌキに化けて友達になってくれます。

『たなばたまつり』
作・絵:松成真理子 出版社:講談社
☆おすすめポイント
七夕まつりでたなばた飾りがその後どうなっていくのか、願いは叶うのか、どうやって叶うようになるのか、そういった疑問に優しく語りかける絵本です。

【ストーリー】人々が書いた短冊は、おまつりが終わったらどうなるのでしょうか。天に向かって登りはじめ、到着するとお星さまになって、願いが叶うのを待つのです。

『もうおねしょしません』
作:寺村 輝夫 絵:いもと ようこ 出版社:あかね書房
☆おすすめポイント
保育園での七夕の行事での可愛いエピソードで、どんなお願い事を書こうか、話がはずみそうになる絵本です。いもとようこさんの温かみのある絵が癒されます。

【ストーリー】ねずみのちゅうこはおねしょをしてしまって元気がなくなってしまいます。するとその夜、ベットにおほしさまが現れて何やらちゅうこに話しかけるのです。

小学校からは天体観測の本も

『かこさとし・ほしのえほん2 なつのほし』
作:かこさとし 出版社:偕成社
☆おすすめポイント
たなばたをテーマにした絵本ではないですが、夜空のお星さまの本はいかがですか。七夕の童話と合わせて読んだら、もっと楽しくなりますよ。夏の星座と星々を、七夕や星まつりの話をまじえてご紹介。
『おこだでませんように』
作:くすのき しげのり イラスト:石井 聖岳 出版社:小学館
☆おすすめポイント
台湾や韓国でも出版されているベストセラー絵本。お家でも学校でおこられてばっかりの男の子が登場。お子さんの気持ちが分からずついつい怒ってしまうお母さんお父さんに是非読んで貰いたい一冊です。

【ストーリー】学校の先生やお母さんにいつもおこられてばかりいるぼくは、何故いつも怒られてしまうのか考える。本当はいいこだとほめられたいのに、…ぼくは考えてたなばたさまにお願いすることにしました。ただ一言だけ「おこだでませんように」

遊びと一緒に楽しめる絵本

『たなばたさま きららきらら』
作・絵:長野ヒデ子 出版社:世界文化社
☆おすすめポイント
たなばたさまのおうちでの過ごし方や七夕飾りの飾り方を登場人物たちが分かりやすく丁寧に教えてくれます。飾りつけをしたあとは、お風呂に入ってきれいになりましょう。浴衣に着替えたら流しそうめんにスイカ…。
『おほしさま』
作・絵:たちもと みちこ 出版社:教育画劇
☆おすすめポイント子豚ちゃんたちはお星さまの「味」に興味津々。ファンタジーの世界にすぐに入り込めそうなキュートでいて、情緒的な絵が素晴らしいです。子供達が夢中になるしかけ絵本。
『たなばた ウキウキ ねがいごとの日』
☆おすすめポイント
上述した通り。可愛いストーリーと共に七夕伝説、由来、折り紙の作り方、おすすめレシピなど。読んで遊んで楽しい一冊。

たなばたの絵本は形を変えてまだまだある!

『たなばた』
再話:君島久子 絵:初山滋 出版社:福音館書店
☆おすすめポイント
読み聞かせてあげるなら3歳~。小学校低学年からは自分で読みましょう。初山滋の美しく神秘的な絵で幻想的なストーリーに仕上がっています。
『たなばた』
文:岩崎京子 絵:鈴木まもる 出版社:フレーベル館
☆おすすめポイント
4歳からおすすめ。二人のふれ合いを丁寧に描いたお話に仕上げています。2人の子どもをお守りをしている中、自分の飛び衣みつけた織姫は子供を連れて天へ帰ってしまうのです…。
『たなばたまつり』
さく・え:熊谷元一 出版社:福音館書店
☆おすすめポイント
昔ながらの七夕の民俗を丁寧に描いた絵本です。4歳からどうぞ。
『ねがいぼしかなえぼし』
作:内田麟太郎 絵:山本孝 出版社:岩崎書店
☆おすすめポイント
力強いタッチで行事の由来の物語を描いてあり、織姫と彦星の恋模様も感情豊かに描かれています。七夕の夜に引越してしまった友達との再会を願う少女の姿が健気です。
『星どろぼう』
文:アンドレア・ディノト 絵:アーノルド・ローベル 訳:やぎた よしこ 
出版社:ほるぷ出版
☆おすすめポイント
どろぼうは、空の星をぜんぶ盗んでしまい、村の人は大騒ぎ。次は月に狙いを定めたどろぼうは村人たちに捕まってしまいます…。推奨年齢:4歳くらいから

読み聞かせのコツ、マスターして子供の心を掴もう

今まで様々な絵本をご紹介して来ましたが、子供たちを楽しませる方法は読み聞かせる側にもあるんです。

特に0~2歳の小さいお子さんには絵本内容はほとんど分かりません。でも、絵本の可愛い絵と優しい語り口の声がなにより楽しいんです。

そもそも、読み聞かせってどのようにすればいいのでしょう。コツを少し見て行きます。

読み聞かせには3つの「ゆっくり」と2つのコツがある

  • 文章を「ゆっくり」読む…発音もはっきりと、言葉も丁寧に読み上げます。
  • 「ゆっくり」ページをめくる…ママの声と素敵な物語と美しい絵の余韻が素敵。
  • 終わったら「ゆっくり」閉じる…裏表紙を見せると絵本の世界の余韻に繋がります。
  • ママパパも楽しむ…絵本の楽しさを教えるのにとても良いです。
  • 始まりを教える…読み始めてタイトルを言ったら「はじまりはじまり~」と言う。
読み終わったら、「おしまい」と言って、裏表紙を見せてあげて下さいね。

年齢別に読み聞かせのコツは違ってくる!  

読み聞かせの仕方にも年齢別に向いている絵本がありますよ。どんな絵本を選べば良いか見て行きましょう。

0~2歳は絵本より読み手が主役

  • 説得力があったりインパクトがある絵や、色とりどりで色彩鮮やかな絵本
  • 繰り返しの言葉、擬音語がふんだんに使われている絵本

言い方に変化をつけたり、保育士さんやママやパパが読んでいる途中で「びっくりしたね~、なんだろうね」などと感じたことを言ってあげると尚グッドです。

2歳以降はコミュニケーションとして使おう

  • しかけ絵本や動物たちが沢山出てくる子供たちに発見をさせる絵本
  • 「どうしてこうなったのか分かるかな?」などのやり取りができると◎
2歳児以降はお話がどんどん出来るようになってくるので、質問や発見が多い絵本でコミュニケーションを取りやすい内容が向いています。

4歳くらいから小学生は自分で読ませよう

自分で絵本を開き、空想を楽しんだり、文字を一生懸命読んだりします。そうなると、もうお母さんは余計な抑揚は付けずに淡々と静かに読んであげるといいようです。子供たちの集中力や想像力がアップするそうです。

沢山読んで七夕への空想をもっと広げて楽しもう

絵本の読み聞かせの方法いかがでしたか?お子さんはまだ、集中力が続かなかったり、ママパパの周りをウロチョロウロチョロ・・・、なんてこともあるかと思います。

でもそれでいいんです。お子さんが絵を楽しんだり物語を理解するスピードは様々です。お子さんの興味に合わせて、絵本を選んであげたり、読んであげたりして楽しい親子の時間を過ごしてあげて下さい。

絵本は知ってれば知ってるだけ良いものだと思います。今回ご紹介した絵本が全てではなく、まだまだ存在する絵本も見つけてみて下さい。一冊一冊が知らない世界の扉です。

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