つわりに効くツボはある!ツボ押しでつわり症状緩和を目指そう

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2018/03/09

ツボ押しでつわり症状を軽減させようとしている妊婦さん

体のあらゆる不調を緩和することができると言われているツボ押し。

つわりにも効くツボがあるのを知っていますか?代表的なものは「内関」「裏内庭」「足の三里」と呼ばれる場所です。場所と上手なツボ押しテクニックを習得して、少しでもつわりを緩和させましょう。

ツボ押しグッズの利用も良いですが、なるべく夫や家族の力を借りながら周囲とのコミュニケーションを図っておきましょう。

いざ赤ちゃんが産まれた後も友好的な関係を築きやすく、おすすめですよ。

つわりに効くツボ7つを紹介

つわりと聞けば、嘔吐や吐き気を思う妊婦さんは多いですが、実際はそれだけではありません。「胃もたれ」や「何となくだるい」その他に「めまい」「貧血」「げっぷ」を訴える人も。

妊娠初期から妊娠中期まで続くつわりは、ほとんどの妊婦さんが何かしらの症状で身体の異変を感じる時期なのです。

つわりの仕組みについては、よくわかっていないためこれといった解決法が見当たりません。口コミで先輩ママさんの経験談が広まっているにすぎないのです。

とはいえ、体験談は真実を語っていることが多く医学的根拠がないにしても、「症状が改善された」との声があります。

ツボは東洋医学で、もともとは中国で経験をもとに見つけられたもの。WHOは東洋医学の治療効果を認めています。

【風池(ふうち)】は妊婦の眠気に効果的

妊娠してから眠気がすごいという人がいます。つわりの際は、体調の悪さや食事が満足にとれないことも相まってボーっとしてしまうこともあるのではないでしょうか。

そんな時期に仕事をしなければいけないこともありますね。風池は眠気を吹き飛ばしてくれるツボです。

頭の後ろ、首の上部にある2つのくぼみです。両手を組み合わせて首の上部へ回し、組んでいない親指2本でくぼみを痛気持ちいいと感じるくらい押しましょう。

頭の血行を良くして眠気を緩和する効果が期待できますよ。頭痛や目の疲れからくる吐き気にも効果的です。

【百会(ひゃくえ)】頭痛を治すツボ

つわりは吐き気と嘔吐が一般的ですが、同時に頭痛を訴える人も少なくありません。

嘔吐を繰り返すうちに貧血になるのか、ホルモンバランスの乱れからくるものなのか、原因ははっきりしていませんが、頭痛が激しくなると吐き気がさらに悪化します。重度の肩こりやめまいが生じることも。

頭痛に効果があるツボは「百会」です。比較的有名なツボなので聞いたことがある人もいるでしょう。

百会の場所は頭頂部にあり、眉間から伸ばしたラインと左右の耳から伸ばしたラインが重なる部分にあたります。てっぺんの少しへこんでいるところです。

指圧でも良いのですが、楊枝を10本ほど輪ゴムで止めて、それで押すと気持ちが良いですよ。

【神門(しんもん)】イライラを解消して精神を安定させる

つわりの原因はわかっていないところが多いですが、妊娠によりママの体内のホルモンバランスが崩れるためと考えられています。

ホルモンバランスが崩れると訳もなくイライラしたり、情緒不安定になりがちです。吐き気や嘔吐と戦い続けるつわり期は特に、落ち込んでしまうこともありますね。

神門は「神様が入って来る門」との意味を持っているそうで、人の意識や思想と大きなかかわりを持っているといわれます。

神門の場所は手の平側。手首の小指側の端にある小さなくぼみです。

自律神経を整えてリラックスさせてくれるツボということで、眠れない時や胸苦しさを感じた際にも押すと良いです。アロマを焚いて、お気に入りの匂いに囲まれながらツボ押しを行えば、リラックス効果が倍層します。

【合谷(ごうこく)】万能のツボ

妊娠中は便秘を避けたいところですが、便秘になりやすいという問題があります。特につわり中には、食事が喉を通らない上に運動も思うように出来ない日が続きます。

便秘の解消に不可欠な“運動”と“食事”の2つがごっそり抜け落ちてしまうのです。便秘に効果的なツボとされるのが「合谷」です。

合谷は人差し指と親指をのばすと出来る谷間の人差し指に近い部分です。指で力を加えるとジーンとして少し痛みを感じる部分です。

ここを刺激することで痛みが脳に伝わり、脳内物質「エンドルフィン」が分泌されます。別名脳内麻酔といわれ、痛みを和らげる効果があります。

寝違えた時の痛みや歯痛、頭痛にも効果があります。

【内関(ないかん)】胃の不快感に効果的

胃に不快感がある時におすと良いのがこのツボ、内関です。手首の中央に位置する内関は、消化不良や吐き気、乗り物酔いなどに効果があるとされています。

吐き気止めのツボとして知られているそうです。つわりの吐き気と直接的なつながりがあるかは不明ですが、嘔吐を繰り返していると胃に負担をかけることとなります。

弱った胃に効果がある内関のツボをおすことで、症状の緩和につながります。

内関の場所は、こぶしを握った時に手首に見える日本の筋に直角になるよう指3本を並べます。

人差し指の下の、中央部分にあたる場所、筋血筋の真ん中のへこんでいるところが内関です。

【裏内庭(うらないてい)】食あたりや食中毒にも効く

裏内庭は足裏にあるツボで、左右の足裏に一つずつ存在しています。

食あたりや食中毒に効果的なツボとして知られているのですが、胃の不調全般に効くので吐き気や嘔吐にも良いそうです。専門医では裏内庭にお灸をすえて、吐き気を緩和する治療が行われています。

裏内庭の場所は、足裏の人差し指の付け根にあたる部分です。

【足の三里(あしのさんり)】冷え体質の改善に役立つ

足の三里も他2つと同じく胃の不調に効くツボですが、それのみならず、足の不調や肩こりめまい、頭痛等にも効く万能のツボ。

かの有名な松尾芭蕉も、足の三里のツボにお灸をしながら旅を続けていたといいます。足の三里には体を温める効果も期待できます。

つわりで苦しむ妊婦さんの場合、食べやすさからついつい冷たいものばかりを食しがち。気づかぬうちに冷え体質になっていたということもありえます。

妊婦に冷えは大敵です。足の三里のツボおしで、身体を吐き気と冷えから守りましょう。

足の三里があるのは膝の下あたり。左右の膝から指4本分下に下がったあたりで、人体の外側に位置しています。

つわりに効くツボの押し方

せっかくツボの場所がわかったなら、ツボのおし方もマスターしたいところです。ツボ押し
のやり方はいたって簡単。一度覚えれば自分だけでなく家族にもやってあげられますよ。

  1. 親指でツボを見つける
  2. ゆっくり、じっくり力を込める
  3. 少し痛くて気持ち良いと感じるくらいで止める
  4. 徐々に力を抜く

ツボ押しのコツは、力をじっくりかけていくことです。やってみるとわかると思いますが、案外力のいる作業です。

例えば、足や足裏のツボは、お腹が膨れてくる妊婦さんがおすには負担が大きいかもしれません。

おす行為が難しいという人には、お灸がおすすめです。「お灸を妊娠中にしてもいいの?」と心配になる人がいるかもしれません。

お灸は妊娠中であっても問題なく行うことができます。ただし、安定期の5か月を迎えるまではお腹のまわりと骨盤まわり、足の内側は避けましょう。

上記の3カ所意外であれば安定期でなくともお灸ができます。安定期を迎えてしまえば、上記の3カ所でも問題なくお灸ができますよ。

お灸をするにせよ、自信の指圧で行うにしろ、無理をせず気長に続ける方が効果的です。

あまりに力を込めすぎて、息を止めてしまう人がいますが、深い深呼吸をしながらツボ押しを行うのが上手なツボのおし方です。

ツボ押しは力のある人にやってもらうのが気持ちいい

ツボ押しは毎日自分で行っても疲れてしまい、気持ちよさも感じなくなります。夫の協力をあおったり、ツボ押しグッズを使ったりすることをおすすめします。

家族のスキンシップを増やしておくことで、産後の育児協力をしてもらいやすく、家族の絆が深まります。

近年では産後クライシスといって、産後の夫婦仲が急速に冷え込む現象が指摘されます。こういったことも日頃の何気ないスキンシップが解決へと導くのではないでしょうか。

つわりは妊娠後期になればほとんどの場合、解消されます。妊婦さんが感じる辛さも期間限定ということです。

とはいえ、本人には長く続く体の不調と戦う不安や苦しさもありますね。

ツボ押しがどれほどつわり解消に役立つかは正直分かりませんが「楽になった。」という声があるのは事実です。あなたのつわりの症状緩和になるといいですね!
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