遊びながら器用になれるかも!年齢別、子供の手先を動かす遊び
最近「子どもたちの手先が器用な子が減った」という新聞記事を目にしました。その要因の一つとして、テレビやゲームばかり見ていて運動をする機会が減るのと同時に手先を使う機会も減ったとか。
赤ちゃんの頃は誰でも手の力が未発達なのでうまくできないことが多いのですが、小学校入学前になると手先の器用な子と不器用な子との差がはっきりしてきます。
そこで、遊びながらなのに手先が器用になっちゃうかもしれない遊びを、1歳から5歳までの年齢別にご紹介します。
1歳はつかむ・つまむ時期
まずは1歳から。ポイントは「つかむ」と「つまむ」です。
積み木は最強!
定番中の定番の積み木は、立てたり、並べたり、積み上げたりと手も頭もフル稼働させて遊ぶので最適です。
積み木を引き出しから出す又はフタを取る
↓
入れ物から取り出す
↓
遊ぶ
↓
片づける
と、積み木で遊ぶこと自体もいいのですが、出すところから片づけるまでの一連の動作が手先にとっていいことなのです。
そんなにいっぱい量が入っている物でなくてもいいので、1歳のお誕生日のプレゼントに積み木はいかがでしょうか?
つまむことができるように
1歳半ぐらいになると視覚も発達してきて丸や三角、四角などの単純な形の認識ができてくるようになります。
そこでオススメなのが、ボックスタイプのパズル。ボックスの面に形がくり抜かれていてそこに合うピースをはめて中に入れていくパズルです。
また、おもちゃを買わなくても手軽にできるのが新聞紙をビリビリ~と割くことです。くしゃくしゃと丸めるのもOK。
あの音と感触が子供にはおもしろいみたいなので大喜びでやりますよ。
2歳イヤイヤ期でも楽しく
2歳になるとイヤイヤ期に突入して、自分のしたいこととできることとのギャップに戸惑って怒って泣いて大人でも厄介に感じる年頃です。
大人のマネをしたがる
この頃から大人のすることに興味津々です。特にスマホやペンなど大人がよく使うものは「自分も使いたい!」と思うようです。
そこで筆者は使わなくなったガラケーを子どもに渡しました。ボタンをプッシュする動作とか実は指先にいいのではないかと思います。
ボールペンやシャープペンなどはまだ怖いので、代わりに絵具を渡しました。テーブルに新聞紙を敷いて指で直接描くのは楽しいみたいで、結構集中して遊んでいました。
色・形の区別がはっきりする
先ほどボックスタイプのパズルを紹介しましたが、2歳以降になると色と形の識別がかなりはっきりわかってきます。
そこで、少ないピースで平面のパズルなら2歳でもできるようになってくるのでオススメです。
おもちゃ屋さんに売っているパズルももちろんいいのですが、牛乳パックやダンボール、カレンダーなどを大きめに切ってパズルにしても楽しいですよ。
また、粘土遊びも手先を使って且つ子どもが夢中になれる遊びです。油粘土や紙粘土よりも小麦粉粘土のほうがオススメです。100均で簡単に手に入りますし、色の種類も豊富です。
一気に器用になる3歳
私の個人的見解ですが、3歳は一気に手先・指先が器用になる歳だと思います。
おりがみ・はさみを使う
おりがみやはさみを上手に使えるようになるのもこの時期です。はさみを使っているのを見ているとハラハラドキドキしますが、できるだけ見守るようにしましょう。
最初は自由に切らせてあげましょう。慣れてきたら線のとおりに切るなど少しずつレベルアップしていきましょう。
また切るのは紙だけとは限りません。ストローやヒモなどを細かく切ることも手先にいいのです。
おりがみも最初は端と端が合わなかったり、折り方が雑だったりしますが、完璧を求めずに子どものやりたいようにまずはやらせてみましょう。
折ったときに折り目をつけるのが雑だなぁと思ったときは「指でアイロン、ピーってやるといいんだよ。」とさりげなく手助けしていきましょう。
最近では親の世代でもおりがみで何を折ればいいのかわからないという方が結構いらっしゃいますが、そんなときは図書館で本を探してみたり、おりがみをただ切り刻んだりするのもOK!気軽に遊んで下さい。
外遊びも忘れずに
今まで家の中の遊びをメインに紹介してきましたが、外遊びも手先を器用にする大切な要素です。ボール遊びや砂遊び、地面に落書きなど手を使う遊びがたくさんあります。
特に筆者のオススメは砂遊び。100均のものでいいのでスコップで砂をすくったり、型をとったり色々できます。
苦手が見える4歳
3歳ぐらいまでは手先の器用さは横一線という感じですが、この頃から段々と器用な子と不器用な子がはっきりわかってきます。
少しだけ手助けを
4歳になると言葉がある程度通じるのでつい「こうするんだよ」と言葉だけで伝えがちですが、少しだけ手を添えて見本をみせるようにしましょう。
この頃の子供にとって何気に難しいのがセロハンテープを切ること。テープがくっついてぐちゃぐちゃにしちゃうんですよね。
「見てて、こうやるんだよ。」とちょっとコツを教えただけで「できた!」が増えるので、「苦手なのかな?」と感じたものには言葉だけではなく、お手本を見せてあげて下さい。
レベルを下げる
手先が不器用な子にとってできない体験が続くと「できないから最初からやらない」というふうになってしまいます。
そんなときは少しレベルを下げて「できた!」の体験を増やすことで自信がついてきます。
例えば、線のとおりに直線も曲線も切っていくことが園の工作の時間に増えてきます。
丸やジグザグなどの形を切るのが苦手な場合は、まずは直線を書かれてある線のとおりゆっくり切ることを目標にしてみましょう。
4歳は運動や言葉などどの分野でも我が子の苦手が見えてくる年頃です。どの分野にも言えることですが、苦手かもと感じたことは少しレベルを下げてあげましょう。
お手伝いが楽しい5歳
遊ぶことも楽しいけど、お手伝いをすることも楽しいのが5歳頃。お手伝いは遊びとはちょっと違いますが、子供たちにとって楽しければお手伝いも遊びも同じようなもの。
おにぎりを作る、洗濯物を干す・たたむ、お皿を拭くなど自然と手が動きます。
最初は上手くいかないことのほうが多いですが、生活の役にも立つので是非お手伝いをさせてあげて下さい。
5歳ぐらいになると親が手をかけなくても自分の意思で自分のやりたい遊びを見つけるので、親の出番は少なくなります。
遊びの中で手先指先を使って十分に遊ぶと、お箸の持ち方や靴紐やハンカチを結ぶのがうまくいきやすいなど普段の生活に繋がってきます。親子で手先・指先を使った遊びをいっぱいしてみて下さいね。
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