親と同居して子育てするメリット。助け合い笑顔が生まれる孫育てに!
核家族化が進み、パパ・ママどちらかの両親と同居をしている家庭は減少しています。
子供を多くの目で見守ることができ、ママにも子供にも良い点が!親世代と同居で子育てをするメリットを紹介します。
この記事の目次
産後不調や育児疲れを軽減できる
核家族では、日中ママが一人で育児を行う“ワンオペ育児”となりがちで、ママは家事をすることもトイレに行くこともままならない状態となってしまうケースも多いです。
ママもがんばっているものの、安全面や頻繁な泣き声等常時気になることばかりだと、産後や育児の疲れがどっと溜まっていき「産後うつ」をはじめとしたさまざまな心身の不調になってしまう可能性もあります。
そんな際、旦那さんが仕事の時間にも、祖父母の協力を得てたとえ10分でも子供の抱っこを代わってもらえたり横になることができることができたら…。体はもちろん心も少し休めることができますよね。
「頼りすぎては…」と悩む場合もありますが、「頼れる人がいるかいないか」でママの不安や負担も大きく変わってきますね。
また、産後子供と二人っきりになることで、話し相手がいない孤独感に陥ってしまうママも多いです。
子供の話や他愛もない話のできる祖父母が傍にいると、ママが孤独を感じずに済むというメリットも大きいです。
子供が祖父母の愛も身近に実感することができる
また、子供が生まれて嬉しいのは、パパ・ママはもちろんのこと祖父母も同様です。
しかし、田舎等物理的に距離が離れていてなかなか会えないケースでは、子供が祖父母に人見知りをしたり、祖父母も孫との関わりに悩んで溝ができてしまう場合もあります。
ママも子供も祖父母を「うるさい…」と感じたり、その逆で一時的にギクシャクしてしまう場面も時にはあるかと思います。
しかし、子供を多くの目で見守ることができる環境は、現代日本では、「一人では厳しくてつらいけれど私しかいない…」と嘆くママも多いなかで、非常に恵まれた環境なのです。
共働きや仕事探しの心強い助っ人となってもらえる!
待機児童問題が深刻化し、都市部だけでなく地方でも「共働きでも保育園に入れない」という状況が出てきています。
かなりの郊外施設や安心できるかわからない施設に高額で子供を預けて働くか、仕事を諦めるか…。我が子が待機児童となってしまったママは、このように大きな悩みを持ってしまうのです。
そんな際、祖父母と同居をしていることは、日中子供を安心して任せられる環境となる場合もありますね!
- 保育園の申し込みをせず祖父母に子供を見てもらう
- 保育園入園の順番を待つ待機の間、祖父母を頼る
- 祖父母に頼ることで、毎日でなく週2程一時保育を利用しながらで働ける
もちろん、祖父母の気持ちや体力的なことも含めきちんと話し合いは必要ですが、このようにママが復職や仕事探しをする場合にも、“毎日保育園”という一択の選択肢でなくなるのは、とても心強いです!
祖父母も、かわいい孫と長く一緒に過ごせることに喜びを感じてくれる場合も多いようです。
日々の家庭生活が、自然と子供のしつけや学びにもなる!
ワンオペ育児がメインでも、ママはあの手この手で子供に社会のルールを教えたりきちんとしつけることに尽力されるかと思います。
しかし、同居では、子供はこれらの点において、自然と見て学んだり身につけられることが多いのです。
両親・祖父母それぞれから「こうするんだよ」と教わることももちろんありますが、以下のような光景が自然となっている家庭では、子供にとってそれは「当たり前」となります。
- 毎朝家族が顔を合わせてあいさつをする
- 食事中は皆立ち歩いたり遊ばず、作ってくれた人や食べ物に感謝しながら食べる
- 年上の人を敬う、気遣いや大切にする心を持つ
- 一つのものを大切に使う、既製品に頼るばかりでなくまずは工夫してみる
- いろいろな考え方があり、合致しない場合も話し合いや工夫で解決していく
- 人は一人で何でもできるわけではなく助け合って生きていく、自分も家族の一員
良い意味で、親世代の風習を取り入れ自由すぎる行動がセーブされる同居だからこそ、子供に有効なしつけや学びを与えられるシーンも多いのです!
困った時にお互い頼れる、顔が見えるので安心できる!
何か困ったことが起こった際にも、同居だからこそ頼りやすいし安心できるというメリットもあります。
また、「祖父母が体調が悪い際等にも、子育て中だとなかなか外出できず様子を見に行けない罪悪感・不安」も、同居では心配ありません。
(慢性的な介護等となると互いに負担も増えるため別の手段も考える必要が出てきますが…。)
たとえ近くに住んでいても、「困った時だけ身内を頼る」ということに抵抗のある方は、どちらの世代にも多いです。
離れて暮らす祖父母に子供の看病に来てもらっても、「日中気になって仕方がない」というケースも多いです。
困った時はお互い様。先述の子供の学びにもつながりますが、人が生きていく上で根本として大切であり、誰もが無理をしすぎないために必要不可欠の要素です。
心地良い距離感でメリットを最大限に!
祖父母がいてくれることで助かることが多いのは事実ですが、祖父母は「いつでも一方的に頼れる便利屋」ではありません。
もちろん、時にこちらが我慢するシーンや無理を聞く必要が出てきたり、考え方の違いから同居自体がストレスと感じてしまう場合もあるでしょう。
日頃から祖父母と心地よい距離感を持って付き合いながら、同居のメリットを最大限に活かせるようにしたいですね!
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