双子の胎動には特徴があるの?感じ方の違いと危険な場合の例
双子の妊娠は、色々な意味で単胎での妊娠とは変わってきます。もちろん胎動の感じ方も異なります。
胎動は赤ちゃんの健康状態のバロメーターです。思いがけないSOSのサインであることもあるので、注意しておくことが必要です。
双子の場合の胎動には、どのような特徴があるのでしょうか。また、どんな状況の場合に赤ちゃんの異常を疑うべきなのでしょうか。
双子の胎動は二人が動くのでハードです!
胎動は妊娠20週から感じられるようになると言われています。赤ちゃんによっては活発な子や大人しい子も居るので、あまり胎動がなくても心配いりません。
双子の場合は、少ないスペースの中に二人の赤ちゃんが同居している状態ですから、ママが感じる胎動もなかなかハードな物のようです。
体験談を探してみました。
- ろっ骨や恥骨の辺りに強いキックやパンチを感じた
- 胎動を感じる度に息が苦しくなって休憩をしていた
- 赤ちゃん達の胎動が強くて臨月まで我慢ができなかった
特に、赤ちゃんが活発に動いている時期には、胃を押されたりして食欲を無くしてしまうママもあるようです。
2人分だから胎動も倍、と言うほど単純なものではありませんが、単胎の赤ちゃんに比べて、胎動がハードに感じられるのが一般的です。
胎動の感じ方に差がある理由!危険な状態の場合もある…
双子と言っても、個性を持った兄弟姉妹です。赤ちゃんがそれぞれ同じように動くわけではありません。
実際双胎児は、ママのお腹の左右に並んで入っている場合や、上下に重なっている場合、それぞれに動き回っているなど様々です。
そのため、胎動の感じ方も二人の間で差がある場合があります。その原因はなんなのでしょうか。
胎盤の位置によって胎動の感じ方が変化する
例えば、お腹の左側には活発な胎動を感じるのに、右側にはあまり感じない、と言う場合があります。
その原因は、胎盤の位置にあります。例えば胎盤がお腹の左側についている場合。左寄りにいるあかちゃんの動きは感知しづくなります。
その壁に遮られて、片方の赤ちゃんの胎動が感じ取り辛くなっている可能性が考えられます。
赤ちゃんの発育に差がある
双子でも、胎盤を共有して妊娠している場合には、体の育ちかたに差がでてくることがあります。
通常は一人の赤ちゃんに1つずつ胎盤があります。でも、MMツインやMDツインと呼ばれる双生児は、1つの胎盤で二人の子が生きています。
これは多胎妊娠の場合の避けられないリスクでもあります。胎動の差に不安が感じられる場合には、早めに医師に相談した方がいいでしょう。
一人が心配停止している可能性も
双子の赤ちゃんは、様々な理由から胎動の感じ方に差が現れることがあります。しかし、片方の子の動きが無い、ほとんど感じられないと言うことも。
その場合、赤ちゃんの一人が心配停止していたり、胎児死亡している可能性があります。
胎児の胎動は、週数が進むと自然に感じられなくなっていきます。それは赤ちゃんが大きくなってお腹の中で動くスペースがなくなっていくからです。
活発な胎動が感じられるはずの週数に、一人の子が動かないことを自覚出来たら、病院でエコー検査を受けなくてはならないでしょう。
本当に残念なことですが、時には一人の子を諦めなくてはならない場合もあります。既に心停止していれば、対処できません。
胎児の突然死は防ぐことが難しいとされています。辛いですが、受け入れなくてはならないこともあるのです。
▼双子妊娠の基礎知識についてはコチラも参考にしてみて!
活発なのは元気の証!不安な場合はすぐに受診を
双子のママは、妊娠中にあまりにも元気な我が子の胎動に終始圧倒され続るのだそうです。
人数が倍な分、感じられる動きも当然倍になるのかもしれませんね。でも赤ちゃんには個性があって、双子と言えど二人とも活発とは限りません。
ただ、お腹の片方、一人分の位置にしか胎動を感じない時は要注意です。一人に異常が起きているかもしれません。
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