双子は早産になる確率が高くなるの?原因と後遺症のリスク

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2017/11/07

双子妊娠している妊婦さんが医師の説明を聞いている様子

双子を妊娠している場合、通常の妊娠に比べて早産の確率が高くなります。赤ちゃんはなるべく臨月までお腹にいてほしいので、心配な状態ですね。

なぜ双子の場合には早産の確率が高くなってしまうのでしょうか。またそれにともなうリスクはあるのでしょうか。解説していきます。

双子妊娠で早産になる確率

多胎妊娠は単胎妊娠よりも早産の確率が高いのです。一説には単胎妊娠と比較して9割近くが早産になると言われています。

医療機関の調査では、双子妊娠の場合早産になるケースは全体の50%とされています。3つ子や4つ子になるとさらに高く、68%が32週よりも早く産まれています。

このように、多胎妊娠の場合には赤ちゃんが早く産まれてしまうリスクが高いのです。そのため、胎児の状態を見ながら計画出産で分娩する方法が取られます。

妊娠週数が早いほどハイリスクになります

単胎妊娠でも、妊娠29週頃に至らなくては安全に出産が出来ないとされています。しかし双子の赤ちゃんは29週以降も体重が増え辛いものです。

一般的に32週以降で出産出来れば、赤ちゃんの身体はしっかり発育しているとされています。しかしそれでも胎児の体重は2000グラム程度です。

22週から28週頃までに早産が進行してしまうと、生まれた赤ちゃんには後遺症や障害が残り少なります。

特に22週頃には赤ちゃんの目が作られます。この大切な時期に早産で生まれてしまうと、視力に重篤な障害が残る可能性があります。

早産になるのは子宮頸管が短くなってしまうから

子宮勁管とは、子宮の外側の入り口である外子宮口、いわゆる膣と、内子宮口を繋いでいる管のことです。

この部分は、出産の時赤ちゃんが通る産道になります。普段は固く閉じていますが、お産が始まると筋肉が柔らかくなり、開きやすくなります。

双子は子宮勁管が短くなりがち

子宮勁管は、お産まで赤ちゃんをお腹に留めておくために、本来充分な長さが必要です。

子宮勁管が短くなると、産道が開いて赤ちゃんが外に出てしまう切迫早産が起こりやすくなります。

双子の場合は、通常よりもお腹が大きくなり、その影響で子宮勁管も引っ張られて短くなってしまいます。これでは赤ちゃんを支えることが出来ません。

子宮勁管が短くなるリスクが高い多胎妊娠では、結果として早産になる確率も高くなってしまうのです。

子宮収縮が早く起こりやすい

赤ちゃんが生まれる準備が整うと、子宮は胎児を外に出すために収縮を始めます。このとき感じる痛みが、陣痛です。

陣痛が始まるとき、母体の黄体ホルモンの量が少なくなっていくことが確認されています。黄体ホルモンが減ることで、子宮は収縮します。

双子の場合、大きくなっていく胎児が互いに圧迫しあって、子宮の下へ下へと下がりやすくなります。

この胎児が下がると言うことが、黄体ホルモンが減少するスイッチになるのです。スイッチが入り、陣痛が起こることで、時期が早くてもお産が始まってしまいます。

双子は2人ぶんの体重があるためどうしてもママのお腹が拡張します。その影響で、早産も起こりやすくなるのです。

▼陣痛についてはコチラも参考にしてみて!

妊娠高血圧症候群だと早産に!

妊娠高血圧症候群は、赤ちゃんの体に血液を送るために、母体の血圧が高くなっている状態です。様々な原因が考えられていますが、仕組みは良くわかっていません。

ただ、双子の場合は母体が胎児のために使うエネルギーも倍になります。その分、血液の量も必要になり胎盤に流れ込む血液が多くなります。

なので、双子のママは単胎妊娠のママよりも妊娠高血圧症候群にかかりやすいのです。

妊娠高血圧症候群には、様々な合併症が挙げられますが、中でも深刻なものが早産です。

原因として、妊娠高血圧症候群になるとお腹が張りやすいということがあります。お腹が張ると子宮が収縮してしまいます。

臨月以外の直にお腹が張ることは望ましくありません。妊娠高血圧症候群にかかると単胎妊娠でも早産になりやすいのです。

▼妊娠高血圧症候群の合併症についてはコチラも参考にしてみて!

多胎妊娠で早産になった場合のリスク

双子の赤ちゃんは、単胎の赤ちゃんに比べてママのお腹の中のスペースが限られていますね。

そのため1人1人の身体がなかなか大きくなれないリスクを負っています。身体が充分に育ち切っていないと、生命のリ危険が伴います。

先ず、肺や循環器が充分に育っていない場合、出生の後で自発呼吸が出来ません。NICUで人工呼吸などの措置を受けなくてはなりません。

早産の場合の合併症や後遺症

妊娠満期で生まれた赤ちゃんに比べて、早産で生まれた赤ちゃんは生後も様々なリスクを負っています。代表例です。

  • 黄疸
  • 動脈管開存
  • 脳室内出血
  • 肺炎
  • 呼吸窮迫症候群
  • 敗血症
  • 未熟児貧血
  • 未熟児網膜症
  • 壊死性腸炎
  • 新生児慢性呼吸疾患

このような合併症を発症するリスクが高くなります。特に深刻なものが循環器系の疾患です。

お腹の中で充分に成長出来ないまま生まれてきてしまうので、このような病気のリスクも考慮しておかなくてはならないのです。

▼新生児黄疸についてはコチラも参考にしてみて!

▼低体重児のリスクについてはコチラも参考にしてみて!

双子の早産を予防するには定期的な健診を!

早産を防ぐためには、その徴候を早くキャッチすることが不可欠です。少しでもお腹に違和感、異常を感じるな、という時は、迷わず病院に行きましょう。

双子の場合はどのようなトラブルが起きるか予測が難しいのです。素人では判断が出来ないこともあるでしょう。

定期的な妊婦健診で異常をチェックしてもらうことも大事です。加えて、普段から体に無理のない生活を心がけて、赤ちゃんを労わるようにしましょう。

特に、お腹の張りが感じられる場合や、その状態が頻繁に起こるようになったら要注意です。赤ちゃんが外に出ようとしているかもしれません。

出来ればおうちの方に付き添ってもらって、早めに病院に行くか、電話を掛けて指示を仰ぐようにしましょう。

▼妊婦健診の内容についてはコチラも参考にしてみて!

通常よりもお腹が大きくなることが、早産の要因です

2人の赤ちゃんが同時に育つ双子妊娠では、早い時期からママのお腹が大きく大きくなってしまいます。

お腹が大きくなることで、子宮勁管が短くなる、陣痛が早くなるなどの早産のリスクが高くなっていきます。

なので双子のママは、お腹に負担をかけないような日常生活を送ることが絶対に必要です。

出来るだけ長く赤ちゃんをお腹に入れておくためにも、無理な運動やアンバランスな食生活を避けましょう。

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